2014年01月30日

【329】歩き遍路38日目〈その3〉[2012年6月19日]

雨に煙る(65)三角寺である。長い階段を上り、参拝する。一組・二組程度の参拝客のみであった。

ここから[13]仙龍寺への遍路道の入口を探す。
確か、本堂の辺りから道が続いているはずで、裏へ回ったりとあちこち探してみるがなかなか発見出来ない。

本堂に向かって左後ろ辺りに行ってみると、古い小さな看板があり、細い道が続いていた。
あらかじめ歩くつもりで探さないと分からないかも知れない。

納経をしてもらうと、これからどこへ向かうのか聞かれ、[13]仙龍寺へ、と応えると、分岐を右へ右へと進むようにアドバイスされた。車道を進む前提で話をしていた。
納経所では、遍路道ではなく車道を勧められると聞いていたので、遍路道を歩きます、とは言えなかった。

納経を終え、少し休んでから、奥にある本堂前を通り、別格13番の仙龍寺へと向かった。

遍路道入口の古い看板には、並足3時間・ゆる足4時間と書いてある。(12)焼山寺への登り口のようだ。

森の中へと入って行く。いよいよ奥深い山の中のお寺へ、と思ったが、一旦、田んぼや家がある開けた場所に出てから、再び山の中に入って行った。  


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2014年01月28日

【328】歩き遍路38日目〈その2〉[2012年6月19日]

松山自動車道のトンネルをくぐると、突き当たりに遍路石と案内板がある。

しばらく高速道路に沿って進むと、へんろ地図では、そのまま直進する道と右に曲がる道とに分かれる。一巡目に続き、今回もここを右折する。

坂道を上り、きれいなトイレがある戸川公園を通過、昔からの集落を抜け、少しずつ高度を上げていくと、雨で霞ながらも、眼下の景色を楽しめた。

右に左にと進む。へんろ地図ではどの辺りを歩いているのかよく分からなくなるが、道しるべ通りに進んでいけば大丈夫である。

人家が途絶え、草むらの中の開けた道となった。小さな川に差し掛かると、眼下の用水で作業している方と目があって、あいさつを交わした。水量の調整をしていたのだろうか。
この雨の降る、寂しい道すがら、人に会えてうれしかった。

いよいよ森の中に入り、歩きの山道となる。
(65)三角寺の標高は500mとなっているが、それ程きつい道という感じはしない。少しずつ、いつの間にか標高を稼いでいる印象である。

森を抜け、薄暗い舗装道路に出た。ここからしばらくは車道を歩き、(65)三角寺に到着した。  


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2014年01月25日

【327】歩き遍路38日目〈その1〉[2012年6月19日]

朝は6時前に起床した。天気予報通り、台風が近付いており、雨模様となっている。

向かいのファミリーマートへ、朝食や昼のおにぎりなどを買い込んできた。
今日は、別格13番の仙龍寺を経由して「民宿岡田」までを予定している。途中、食事の出来る場所は無さそうなので、念のため買っておいた。

店員は、昨日と同じお兄さんだった。昨夜から働き続けているのだろう。
「ひどい天気になりましたね」と話し掛けてきてくれた。世間話などしそうもない店員さんだと思い込んでいたので、意外であり、気分がとても良くなった。

部屋で朝食を摂り、朝6時半に宿を出発した。この頃はまだ小降りだったが、脇の用水には、ものすごい勢いで水が流れていた。

再び遍路道に合流し、サークルKの裏(写真の場所)を通り、広い国道11号線のバイパスを横断する。
普通の住宅街の道を、少しずつ標高を稼ぎながら、雨の中を進んで行った。

この辺り、伊予三島近辺は、遍路石が多く残っている区間ともいえる。三角寺は勿論、奥之院仙龍寺への案内もある。
別格はこれまで周っていなかったのだが、遍路掲示板では、仙龍寺への遍路道がよく話題になっていたので、一度歩いてみることにしたのである。  


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2014年01月22日

【326】歩き遍路37日目〈その9〉[2012年6月18日]

向かいにある、「クック・チャム」という総菜屋さんへ行った。

店員さんはとても愛想の良い方たちで、自分がお遍路さんであると分かったうえで、話し掛けてきてくれた。宿の写真を撮っている姿を見ていたのだろうか。

いくつか買い込むと、1000円近くとなってしまったが、宿で夕食を食べても同じくらいの値段はかかるだろうからしょうがないか。
有難いことに、エビチリを一品、サービスしてくれた。
対角にあるコンビニにも寄って、飲み物も調達した。

テレビを観ながら、のんびり夕食とする。

今日は貸切ということで、ドアを開け放って、部屋で過ごしていたが、遅くになってもう一人、お遍路さんがやって来たようで、部屋の前を通り掛かった。

網戸を開けて外を眺めようとした時に網戸が外れてしまい、何度直しても上手くはまってくれず、大いに格闘することになってしまった。

明日は台風がやって来て、大荒れの天候が予想されている。雨がひどくなりそうだ。


 ビジネス旅館ろんどん荘:素泊まり 4000円 〈208号室 6畳〉
      ※洗濯機1台 無料、乾燥機 無し。浴衣・シーツあり。自販機あり。
        宿泊客:歩き遍路2人?  


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2014年01月20日

【325】歩き遍路37日目〈その8〉[2012年6月18日]

旧伊予三島市内に入り、少し遍路道をそれて進み、本日の宿「ビジネス旅館ろんどん荘」に到着した。わりと賑やかな場所に立地していた。

他の方の遍路紀行を読んでいると、この宿に泊まっている方は結構多く、評判がまちまちなので、どんな宿なのかな、と思って予約をした。清潔感もあり、とくに悪くは無いという印象だった。

宿に入るとすぐに、ユニットバスに湯を張り、お風呂に入れるようにしてくれた。
食事付きと思い込んでいたが、提供していないとの事だった。道路を挟んで向かい側に総菜屋さんとコンビニがあり、そちらの利用を勧められた。


本日のコースタイム
西条国際ホテル7:34→伊予西条駅7:46→icon18→中萩駅前8:04→9:18喜光寺商店街9:37→和食レストラン近松12:49→12:57[12]延命寺13:34→16:57ビジネス旅館ろんどん荘

歩行距離:29.1km
 歩数  :43808歩
最高気温:27.7℃
最低気温:21.3℃[新居浜市]  


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2014年01月16日

【324】歩き遍路37日目〈その7〉[2012年6月18日]

[12]延命寺を出て、何となく記憶に残っている旧街道を歩き続ける。

1時間近く歩いた頃に、おもしろい看板を発見した。
一巡目の時にも見掛けたような気がする、「イカのおすし」で子供たちを守っていこう、という看板である。
頭文字の組み合わせではなく、中間の文字を組み合わせている。

時間が関係しているのかも知れないが、西条市辺りの旧街道は交通量が多く歩きにくかったが、この辺りは道はあまり広くないものの、のんびりと歩くことが出来た。

寒川の国道と旧街道に挟まれた場所にあるファミリーマートに立ち寄り、軽く腹ごしらえする。

この辺りから、三島の市街地に近付いてきたからだろうか、家が密集しており、急に車が増えてきた。大変歩きにくい。

旧三島市内はまだかと歩き続けていると、大きな道路を渡った所に、新しいヘンロ小屋が完成していた。「第43号 しんきん庵・秋桜」である。

せっかくのヘンロ小屋なので、軽く休憩したが、宿はもうすぐなので、早々に出発した。今日は 「ビジネス旅館ろんどん荘」を予約している。  


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2014年01月14日

【323】歩き遍路37日目〈その6〉[2012年6月18日]

このお遍路さんは、三島まで歩いてから、「西条国際ホテル」に戻って連泊するとの事だった。リーズナブルなホテルだったので、いい選択かもしれない。

「近松」を出てからは、遍路道へと戻り、すぐに別格12番の「延命寺」に到着した。お寺前の東屋の休憩所が懐かしい。

2009年のGWに、前になり後になり歩いていた人たちと休んだ場所である。今は6月であり、今日出会った歩き遍路さんは、先程の彼のみである。

お寺で参拝していたのは、神戸から来た車の夫婦が一組。静かに参拝する。(54)延命寺に続いて、再びの[12]延命寺である。

このお寺は、「千枚通し霊符」という御符で有名なようで、霊符を水に浮かべて、光明真言と南無大師遍照金剛を7回ずつ唱えてから頂くと、病が治る、というものである。1000円で販売していたので、一つ購入した。
数珠ももちろん購入し、[12]延命寺を後にした。別格の数珠が集まるのは、いつになるだろうか。

旧土居町の中心部を進む。
一巡目の時に泊まった「蔦廼屋」や「松屋旅館」の前を通り、讃岐街道を歩いていく。  


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2014年01月11日

【322】歩き遍路37日目〈その5〉[2012年6月18日]

「余り店」と書かれた休憩所を後にし、国道11号線を進むが、一向に食事が出来そうな場所が見つからない。

国道は大型車の交通量も多く、埃っぽく、気持ちの良い歩きが出来なかった。

その内、遍路道との合流点に着いてしまった。これだったら、普通に遍路道を歩いて来ればよかった、と後悔だった。

歩きの遍路道は、国道を横断し、JRの線路を渡って進むが、そのまま国道を歩き、食事場所を探すことにした。
へんろ地図にも掲載されている(最新版には掲載なし)「えひめトラックステーション」はどうかと思ったが、通過する。

もう少し進んだ所、サンクスの手前に「近松」という、一昔前風の和風レストランがあり、「本日のサービスメニュー ラーメン300円」とある。

300円のラーメンとは、えらく安い。思い切って入ってみることにした。ラーメンとライス小(100円)を注文した。

最初は貸切だったが、少しずつお客さんが増え、総勢五人ほどになった。

食事を終えた頃に、今朝「西条国際ホテル」のレストランで見掛けた若めのお遍路さんがやって来たのには驚いた。この店に入って来たということは、ずっと国道を歩いてきたのだろう。
普通にホテルから歩いてきたという事だったから、7㎞ほど先の中萩から歩いてきた自分にもう追い付いてきたことになる。  


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2014年01月07日

【321】歩き遍路37日目〈その4〉[2012年6月18日]

関ノ戸辺りの旧街道らしき道を進む。へんろ地図には、このまま市境を越える道と、松山自動車道沿いの道に入る、赤い点線が書かれている分岐がある。少し辺りを探してみたが、どこが高速沿いへの遍路道なのか今一つ分からなかった。

分岐の所に戻って一休みし、出発。四国中央市(旧土居町)へと入って行った。
国道に合流するが、すぐに道しるべに従って、旧街道へと入って行く。

遍路道は右に折れ、小さな橋を渡るのだが、この先しばらくは、食事をする場所はなかったはずである。時間は11時半過ぎということで、お腹がすいてきたこともあり、そのまま直進して再び国道に出ることにした。

へんろ地図にも掲載されている「旅館五葉松食堂」が右手にあった。大きな看板がある。
1日30㎞ペースで歩く、歩き遍路さんの中で一番多いであろうパターンでは、もう少し先の旧土居町まで足を伸ばすお遍路さんが多いのではないだろうか。

もう少し進むと、「余り店」と書かれた看板のある、お遍路さん休憩所があった。中に入ってみると、壁には落書きがされている。

一般の方が書いたと思われるのだが、お遍路さんに対する中傷的なものばかりだった。不思議と嫌な気分にはならなかった。歩いて遍路をしていると、声を掛けてくれる人たちは親切な方ばかりであるが、お遍路さんを快く思っていない人たちもきっといるに違いない。  
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2013年12月25日

【320】歩き遍路37日目〈その3〉[2012年6月18日]

旧街道を歩き続けると、市街地に入って来た訳ではないにも関わらず、突然、アーケード街が現れる。

へんろ地図には書かれていないが、「喜光地商店街」と呼ばれ、昭和が残る商店街である。
調べてみると、昔の旧街道と別子銅山への道が交差する地点として、繁栄していたそうだ。

この商店街の一角に、トイレ付の広場があったので、ここで一休みとした。

へんろ地図では、この商店街の少し手前からは、松山自動車道に沿って歩く、別の遍路道があるが、こちらを歩いたことがある人はいるのだろうか。あまり聞いた事がない。三巡目には、このルートを歩いてみることも検討したい。

引き続き、旧街道(讃岐街道)を進む。今日は伊予三島までずっと、この讃岐街道を歩き続けることになる。

国領川という、広い川を渡るが、川の水は地中を流れているのか、途中で消えている。この辺りにはこのような、石がごろごろして水が流れていない川が目立っていた。

「スーパーM2」の所で、国道11号線に合流し、しばらくは現代の街道を進む。一巡目の時に休憩した「デイリーヤマザキ」を左に見ながらさらに進む。
へんろ地図ではそのまま国道を進むことになっているが、関ノ戸という集落の手前、進行方向右手に国道に平行して旧街道らしき道があったので、そちらに入ってみることにした。  


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2013年12月21日

【319】歩き遍路37日目〈その2〉[2012年6月18日]

中萩駅前のバス停を出発、国道と並行する「旧街道」と標識がある道を、延々と歩き続けることになる。

この道、朝のラッシュということもあるのか、狭い道に結構車が走り、大変歩きにくかった。これでは、歩道があるであろう国道を進むほうが、のんびりと歩けるかも知れない。

この辺りに、4月の遍路旅で何度も一緒になった愛媛のSさんが住まわれているはずである。遍路道沿いに自宅があると話していた。
持鈴を鳴らしながら、通り沿いの家の表札の見える家は出来るだけ確認しながら歩いていったのだが、結局の所、Sさん宅と思われる家は見つからなかった。

道沿いに「荻生庵」という、休憩所が現れた。お遍路さんの無料宿泊所にもなっているようだ。前回歩いた時には、存在に気付かなかった。

中に入ってみると、遍路ノートがあり、パラパラとめくってみた。最近の書き込みに、変わったものがある。
どなたかと一緒にずっと同行していたが、独り立ちして歩き始めた、といった内容である。日数もずいぶんと掛かっている。
一体どういうことだろうか、と軽く疑問に思ったのだが、この書き主とは、約一週間後に出会い、何度も顔を合わせ、偶然にもほぼ同時に結願することになるから、不思議な出会いとなった。

この辺りには、平屋だが立派な構えの農家風の家が目立つ。他ではあまり見かけない感じの家である。  


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2013年12月17日

【318】歩き遍路37日目〈その1〉[2012年6月18日]

朝6時25分に起床する。普段はぐっすり寝ている時間なので、とても眠たい‥。

朝食は6時45分からだった。7時からだったら諦めて食べずに出発、となる所だが、この時間からだったらギリギリ食べて行こうか、となる。
朝食をしっかり食べるのと食べないのでは、午後からのパワーに大きく影響してくる。

レストランでは、何組かの人たちが食事をしている。向かいのテーブルにもお遍路さんらしき若い人が食事をしていた。彼とはこの後何度か顔を合わせることになる。

いざ出発、と荷物を抱えてロビーに行くと、昨日のたかり?のおじさんが入って来て、ロビーで新聞を読み始めた。声を掛けずに、そのまま出発した。
この後、本当に福島の原発へ働きに行ったのだろうか、それとも、今もお遍路さんからお金を無心しているのだろうか。

西条駅に行き、バスを待つ。西条は水の町ということで、駅前や駅のホームにも水が湧き出している一角があった。石鎚山からの伏流水があふれているのだろう。
四国と言えば、水不足が深刻、というイメージがあるが、場所によるのかもしれない。

同じ頃に石鎚山方面行きのバスがあり、一人のお遍路さんが乗車していったようだ。ちょうどその頃、腹の調子が悪くなり、駅のトイレに駆け込んだ。朝はいつも腹の調子が今一つである。

午前7時46分発のバスにギリギリ間に合う。8時過ぎ、昨日の夕方乗車した中萩駅前で下車、今日はここから歩き始める。伊予三島まで、約30㎞である。

出発が少々遅くなったが、この距離で札所は別格の延命寺だけだから、それ程遅くならずに到着出来るだろう。  


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2013年12月13日

【317】歩き遍路36日目〈その7〉[2012年6月17日]

本日の宿、「西条国際ホテル」に到着した。国際ホテル、と名のつく宿に泊まるのは生まれて初めてなので、少々楽しみである。

ホテルに入ると、ロビー、廊下とスポーツ刈りのお兄さんたちの姿がやたらと目立ち、こちらにジロリと視線を投げてくる。
一体何の人たちかと思ったが、すぐに中国の方かな、とピンときた。

夕食のため、レストランに入る。一般客はチラホラ、先程の青年たちで賑わっていた。回鍋肉定食(800円)を注文する。手頃な値段で夕食を済ませることが出来て良かった。

レストランの方に聞いた話では、青年たちは中国からの造船関係の研修生で、1か月ほど滞在するとの事だった。ホテルに長期間滞在して研修とはリッチである。
こういった研修生のためだろうか、洗濯機や乾燥機の台数が多く、無料で使えるようになっていたのは有難かった。


本日のコースタイム
伊予小松駅12:09→12:11(62)宝寿寺12:18→12:50(63)吉祥寺13:14→13:53(64)前神寺14:38→17:15中萩駅前17:20→icon18→西条駅前→17:46西条国際ホテル


 西条国際ホテル:1泊朝食付 3920円(ネット予約) 515号室
      ※備品は一般のビジネスホテルと同じ。コインランドリーは2か所あり、洗濯機計8台、
         乾燥機計6台が無料。洗剤のみ購入する。
        夕食はレストランにて。朝食は6時45分から。 


歩行距離:14.7km
 歩数  :26872歩
最高気温:25.8℃
最低気温:20.9℃[西条市]  


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2013年12月09日

【316】歩き遍路36日目〈その6〉[2012年6月17日]

西条市から新居浜市に入る。中萩という集落にやって来た。今日の歩きはこれで終了。

ここからJRで西条市内に戻る方法もあるのだが、国道沿いのバス停からちょうどバスが来る時間だったので、ここから西条市内に帰ることにした。

道路に沿って空き地が目立つ。拡張工事に入っているのではないか。数年後に訪れたら、きっと景色が一変しているだろう。

交通量の多い国道に、西条駅行きの空っぽのバスがやって来た。途中から一人のお客さんを乗せて、西条駅前に到着した。

ここから宿に向かって歩いていると、自転車に乗ったおじさんがやって来て、話しかけてきた。

ずっと地元に住んでいるが、今日初めて前神寺など四国遍路のお寺を巡って来た、という話から始まったのだが、お金が無くて、3日ほど何も食べていない、直に福島の原発へ働きに行く、との事だった。お金が無かったら、家賃や光熱費などはどうしているのだろうか、と変に思ったが、満更ウソとも思えない。

話は続き、1000円もらえないか、とお願いされてしまい、素直に渡してしまった。

数日後に出会ったお遍路さんも、同じように話を聞き、この方に1000円渡したそうであるが、後から考えるとあの話はおかしい、あれは騙された、と怒っていた。真相はどうなのだろうか。今も、西条市内でお遍路さんからお金を集っているかも知れない。
車で四国に来ていたので、帰りに確かめることも出来るのだが。  


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2013年12月05日

【315】歩き遍路36日目〈その5〉[2012年6月17日]

遍路石に導かれて西条市内の狭い道を歩くと、再び賑やかな国道11号線に合流した。
道は向かい側に続いているようであり、国道を渡って進むと、再び遍路石があった。たくさんの遍路石が残されている。
すぐに国道に再合流し、そのまま進むことになる。

交通量の多い国道だが、歩道があるので歩きやすい。以前のへんろ地図に掲載されていた西条グランドホテルがあったが、廃墟のようになっていた。

先程のママチャリのお遍路さんをこの道でもお見掛けした。どこかお店にでも立ち寄っていたのだろう。ママチャリだったら、歩きと同じような感覚で旅が出来るかも知れない。

コマツ教習所の辺りから、右手の狭い道に入って行く。教習所には日曜日にも関わらず作業服姿の人たちの姿がある。免許取得だろうか。
程なく、(64)前神寺から、一番多くのお遍路さんが歩くであろう、遍路道と合流した。

古い石橋を渡ると、左手に個人が設営してくれたのだろう、「漆陸庵」という休憩所があったのだが、閉鎖されて入れないようになっていた。前回の遍路では、ここで休憩したはずである。

もう少し進んだ飯岡の集落内に自販機があったので、地べたに座って休憩とした。

休憩を終え、再び歩き出す。時刻は午後4時半過ぎである。
国道に合流し、いよ西条ICの入口を通り過ぎると、左手に再び旧道が続いているので、そちらの道に入る。

トラクターが狭い道を通り過ぎる。四国では、6月に田植えをしている姿をよく見かけた。北陸ではGW頃のはずだが、地域によって田植え時期というのは違うのだろうか。  


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2013年12月01日

【314】歩き遍路36日目〈その4〉[2012年6月17日]

東海図版の四国遍路地図によると、このまま旧道らしき道を進んでいく道が遍路道となっている。
国道11号線に出ると、道路反対側に細い道が続いている。ここを進むようである。

集落の中の道を進む。ここを歩くお遍路さんは、年に何人くらいいるのだろうか。

所々に「神戸プラタナス育成会」と書かれた看板がある。一体、兵庫県の神戸市とこの集落に何のつながりがあるのだろうか、と思ったが、この辺りの集落名が神戸であり、単に、神戸小学校の親の会の名称のようだった。

道は大きな川にぶつかった。昔はここを渡ったようだが、今は橋が無いので、迂回するために上流の国道の橋に戻った。そこに、(64)前神寺で見かけた、ママチャリのお遍路さんが橋を渡って行く姿が見えた。ママチャリで旅をするのもまた、楽しいかも知れない。

大きな加茂川橋を渡り、再び先程の遍路道の続きと思われる場所に戻る。西条市内に近付いてきており、住宅が密集し商店も見られるようになってきた。

古い石造の遍路石もいくつか見られることから、この道が昔の遍路道であるのは間違いないようだ。なぜ、へんろ地図に赤い線が引かれていないのだろうか。

このまま西条市内の宿に入ることも出来るが、時間はまだ午後3時台、明日の歩行は約36㎞と少々距離があるので、もう少し先に進んで、JRかバスで宿に戻ることにした。事前に調べた所、両者ともそれなりの本数があるはずである。  


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2013年11月28日

【313】歩き遍路36日目〈その3〉[2012年6月17日]

本堂に向かって進む。(64)前神寺の境内は広く、森の中を歩く感じである。石段を上る。右手には滝が流れており、お供えのお金が埋め込まれていた。

本堂のある一角に到着するが、以前とは雰囲気が一変していた。参道の両脇には芝生が植えられており、新しい回廊が出来ていた。ほぼ貸切状態で参拝させてもらった。
ここではママチャリのお遍路さんを見掛けた。

納経を終え、来た道を少し戻って先に進むと思っていたが、前回は見逃した遍路札を発見、三角寺まで45㎞と書いてある。こっちからも行けるようである。静かな道を通り、先程の旧道に出た。へんろ地図の赤い線はこの道のようだった。

この辺りは少々小高い場所であり、眼下の眺めがきれいである。田んぼが広がっている。

へんろ地図にも掲載されている「湯之谷温泉」も道路下にあった。こういう温泉に泊まるのも良かったのだが、ここに泊まると翌日の宿選びが難しくなるので、もう少し先まで進まなければならない。

今日の宿は、西条市内にある「西条国際ホテル」である。国際ホテル、となっているが、楽天トラベルでの宿代は朝食代込みで3920円となっていたので、自宅からインターネットで予約しておいた。

ここからの遍路道は、へんろ地図では、国道に出る手前で右に入る赤い点線の道か、国道を進む道の二つがある。
今回持参した、もう一つのへんろ地図、東海図版の四国遍路地図では、別ルートが書かれている。この地図は、より昔のルートを示しているので、今回はこちらの地図に掲載されている道を歩いてみることにした。  


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2013年11月25日

【312】歩き遍路36日目〈その2〉[2012年6月17日]

国道に戻るとすぐに、(63)吉祥寺に到着した。国道沿いにあるお寺である。というよりは、寺の敷地だった場所に道路が開通したのではないだろうか。

境内には「成就石」なる穴の開いた石があり、本堂から目をつぶって歩き、金剛杖を突いて穴に通れば願いがかなうそうである。
やってみたのだが、本堂からは距離があり、目をつぶって歩くのは難しく、全然ダメだった。少し近くからやってみたのだが、これも難しかった。

貧苦を取り除き、富貴財宝を授かるという「くぐり吉祥天女」もある。これはくぐらねばならない。

(63)吉祥寺を出発する。国道と並行した、旧道らしき道を進む。3年前にも歩いた道なので、ここで休憩したなあ、などと思い出しながら歩く。

(64)前神寺の手前には、石鎚神社があり、広い参道が続いている。名前からして、由緒ある神社のような気がするが、かなり歩かなければならないようなので、今回も通過することにした。

程なくして、(64)前神寺の入口に到着した。総門と広い駐車スペースがある。門をくぐり、ゆるい坂道を上ると、納経所などがある場所にたどり着いた。

3年前のGWには同宿した歩き遍路さんらと前後して歩いたものだが、今は一人っきりである。(69)観音寺まで一緒だった、東京のタクシー運転手さんと納札を交換したのはここだったろうか。少々負けず嫌い風だったのが、懐かしく思い出される。今もお元気でお過ごしだろうか。  


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2013年11月22日

【311】歩き遍路36日目〈その1〉[2012年6月17日]

伊予小松駅から歩いてすぐの(62)宝寿寺に、昼の12時11分に到着した。

まずは、大師堂で、打ち始めの報告と御加護の祈願をして行に入る、と「四国遍路ひとり歩き同行二人(解説編)」にも掲載されている。

大師堂にて般若心経他唱えて、今回の遍路旅を始めた。
境内にはもう一人、歩き風の方も参拝していた。

この(62)宝寿寺は昼休みの1時間は納経を行わない札所である。ちょうど今、その時間帯である。
前回、納経をしているので助かったが、納経所前のベンチには、納経を待っているのだろう、先程のお遍路さんが大きなリュックと共に昼寝をしていた。今回、初めて出会った歩き遍路さんである。

(62)宝寿寺を出発、国道11号線を進む。程なく、二か月前に立ち寄ったローソンに到着した。少し懐かしい。おにぎりを購入する。
建物横には、店内でも見かけたお遍路さんが地べたに座って食事をしていた。逆打ちとの事である。少し話をして、明るくお別れをする。幸先よく出発した。

(63)吉祥寺の前に、番外霊場の「芝之井」へと向かう。国道を右折し、小学校の脇を通る。少し道を間違えたようだ。
目星をつけた辺りに見当たらなかったので、ちょうど通りかかった地元の方に聞くと、もう少し先にあるとの事。

住宅街にひっそりと、水が湧いている「芝之井(芝井の泉)」があった。
弘法大師が杖を突いたら水が湧いた、と伝わる名水である。この言い伝えは本当によく聞く。昔の人にとっては、水はそれ程大事だったのだろう。  


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2013年11月19日

【310】第17回 区切り打ち 出発[2012年6月16日]

今回が、通算17回目の区切り打ちとなります(第二拝では7回目)。

2012年4月に20日間に渡って歩きましたが、7月からの再就職が決まったので(結局、3か月でその職場も辞めてしまいましたが)その前に、という事で、歩きに行ってきました。

早々に帰宅予定でしたが、別格も訪ねながら12日間歩いて、無事に結願となりました。

今回も車で出発。高速道路をひた走り、その日は岡山県内のSAで車中泊。
翌6月17日に瀬戸大橋を渡り、これまでに何度も利用している、多度津駅裏のパークアンドライド駐車場に到着です。一日200円で、駐車場も広いことから満車になることも無さそうで、当てにできます。

多度津駅から普通列車を乗り継ぎます。
伊予三島付近では、工場からの煙がモクモクと凄かったです。順調に歩けば、明日にはこの街に到達する予定です。

伊予西条駅で別の列車に乗り継ぎ、昼過ぎに伊予小松駅に到着しました。

駅の待合室で遍路衣装を身に着け、この駅から、今回の遍路旅が始まりました。  


Posted by こいったん at 20:00Comments(0)お遍路 第二拝(愛媛)