2012年01月06日

【96】歩き遍路 13日目〈その7〉[2011年8月15日]

「浜吉屋」に入ると、おばあさんが出迎えてくれ、部屋は一階でも二階でも良い、と自分で選ぶように言われ、迷ってしまう。とりあえず一階にしておいた。

一部屋おいて隣に、大阪のMさんが既に到着して、くつろいでいた。
部屋にお邪魔して話を聞くと、中山峠で脚の痛みが決定的となり、峠を下った所でタクシーを呼んで、ここまで来た、との事だった。また、明日は家族が徳島へ来ることになったので、朝早くに鉄道で帰るそうである。9月に連休があるので、リベンジしたい、とも話していた。今晩でMさんともお別れとなりそうである。

入浴して、食事場所に行く。玄関には、先程のキャリーバックが置いてある。夕食の席にはいなかったが、あのおばさんもこの宿に泊まっているようだ。
食事は、Mさんと関西(奈良だったか?)から来た車遍路の夫婦の4名とだった。
最初はずっとMさんと話をしていたが、途中からご夫婦も話に加わり、楽しい時間を過ごすことが出来た。
ご夫婦は、家族全員分の納札を納めているので、すごい枚数になると話していた。車遍路のみなさんは、一日に周る寺の数も多くなるから、その分納札もたくさん書かなければならないことになる。これはこれで大変そうだ。
親が自分たちのためにお遍路をしてくれたので、自分たちも子供のために周っている、との事だった。その子供も今は関心がないらしいが、きっといつかは四国を周るようになるのだろう。

部屋に戻る。この宿には6年前にも泊まったのだが、お茶やシーツが無かったり、窓の桟には埃が溜まっていたりと、居心地が今一つかなぁ。値段が安ければそれでもいいのだが‥

今日が最後の宿泊となり、明日はいよいよ帰らなければならない。長かった気もするが、もっと続けたい。


 浜吉屋:一泊二食 6500円 ※洗濯機100円、乾燥機200円(1~2台あり)。部屋にお茶無し。宿外に自販機有。浴衣あり・シーツ、蚊取り線香無し
 宿泊客:歩き遍路2名・公共交通機関併用1名・家族連れ1組  


Posted by こいったん at 23:09Comments(0)お遍路 第二拝(高知)