2012年08月12日

【150】歩き遍路19日目〈その5〉[2012年4月8日]

昨年のお盆は、室戸岬に向かって歩いていたことを懐かしく思い出しています。毎日、晴れて暑い日が続きました。
7月から新しい職場で働いていますが、盆も正月もなく、休みは曜日に関係なくランダムにやって来ますので、基本的に連休というものは無く、遠出は出来ません。4月と6月に散々歩いたというのに、また四国に行きたくてならない今日この頃です。


しばらく東京のご夫妻と歩いた。突然、道端にドアがなく、三方だけ囲んである男性用トイレがあった。ここでトイレをしていくとの事で、別れて先に進んだ。

のどかな農道を歩いていると、前方の道が柵で塞がれていた。一瞬ドキッとしたが、「イノシシよけのさくです。開けて通って下さい」と書いてあった。「鯖大師」への遍路道でも鹿よけの柵があったなあ。

国道に出て歩いていると、道路沿いの神社の石段の所に、先程の宇佐大橋ですれ違った方が休んでいた。さっきの空き地といい、変わった所で休憩をしている。
宇佐大橋ですれ違った時の事を思い出した、との事だ。やはりそうだったようだ。

国道から少し離れ、トイレを兼ねて、影野駅で一休みすることにした。駅前の広場の石の上に座り、くつ下を脱いだ。

休憩を終え出発しようとすると、東京のご夫婦が国道ではない所からいきなりやって来た。山登りをするので、2万5千分の1の地図を持っており、それを見ながらやって来たそうである。ここで昼食とするそうだ。
お先に、と出発する。このご夫婦とは、これが最後の出会いとなった。

一旦、国道に出て、再び短い距離だが遍路道に入る。この区間は、一周目の時に歩いて、気に入った道の一つである。  


Posted by こいったん at 23:31Comments(0)お遍路 第二拝(高知)