2012年10月15日

【164】歩き遍路21日目〈その2〉[2012年4月10日]

県道に合流して、ややアップダウンのある道を進むと、四万十大橋方面と下田の渡し方面への分岐点にたどり着いた。

今回の旅の目的の一つに、復活した「下田の渡し」を利用したい、というのがある。
へんろ標識があり、運行できない場合もあるので、ここで連絡をお願いします、とあった。先程連絡したばかりだから大丈夫だろう。

左折して、ここからは初めて歩く道となった。休憩場所を探しながら歩いていたが、田野浦の集落の郵便局のある辺りで腰かける場所があったので、近くの自販機でコーヒーを買い、一休みとした。
ここは海に面しており、漁業の集落のようである。

近所の87才というおじいさんが通りかかり、少しお話をした。何でも、20年前に白血病に罹ったが、中村の病院に通い、完治した、との事だった。

田野浦の集落を出発。一旦、道は海岸沿いに出る。狭い道に、一日数本のバスがたまたまやって来た。
交通量が若干ある道に合流するが、単調な道が続く。
歩いていると、道端にコンクリートブロック製のトイレがあった。男性用は、仕切りのない、コンクリートの壁に向かって行う、昔のトイレである。
予期せぬ場所にあったが、地元の畑作業をしている人たちが利用するのだろうか。この辺りで一休みすることにした。

休憩していると、七子峠の手前で出会った栃木の方、そして岩本寺近くで見かけた方が一緒にやって来て、足早に通り過ぎていった。お二人も「下田の渡し」を予約したそうである。  


Posted by こいったん at 22:02Comments(0)お遍路 第二拝(高知)