2013年02月27日

【212】歩き遍路26日目〈その3〉[2012年4月15日]

柏坂へんろ道を進む。ほどなく、川崎のOさんに追い付いた。
これで会うのは最後になるかも知れないから、と仮のお別れの言葉を頂いた。

これまで、ずっと一緒だったOさんたちは旧津島町の宿に泊まるが、自分はさらに15㎞先の宇和島市内の宿に宿泊予定である。明後日には帰宅予定だったから、今日でお別れとなるだろう。
結局は、峠を越えてからもう一度会うことが出来、これが最後の出会いとなった。

Oさんを追い越し、先発しているだろう人たちを追いかけた。遍路の楽しみの一つに、山道でのごぼう抜きもある。夫婦1組、女性1人が前を歩いており、お先に、と登り続けた。一度、車道に合流するが再び歩きの道となる。

上り坂が終わり、道はゆるやかとなった。左下へと下って行く清水大師への分岐があるが、下るという事はまた上らなければならないのか、と思うと、ついついパスしてしまった。

ここで脇道から、清水大師に立ち寄ったという、同宿した関西の夫婦が現れた。水が湧いている場所、というわけではなかった、との事。
その先に、水準点460.1mの看板があった。この辺りが頂上だろうか。

ご夫婦は自分の後を歩いているが、かなり速い歩きのペースである。追い立てられるように歩いていると、パッと視界が開け、つわな奥展望台に到着した。

今日は天気も良く、眼下の海をきれいに見渡すことが出来た。ベンチ代わりの丸太や切り株があるので、ここで弁当を食べてゆっくりしていくことにした。  


Posted by こいったん at 19:43Comments(2)お遍路 第二拝(愛媛)