2015年02月23日

【457】歩き遍路49日目〈その12〉[2014年2月9日]

別格20番大滝寺を出発してから、ほぼ歩き続けて3時間、ようやく国道193号線に合流した。

へんろ地図では6.7kmの距離ではあるが、実際にはどれくらい歩いたのか、かなり時間が掛かってしまった。

この国道193号線は、昨日歩いた塩江方面へと続いているようで、交通量が多い。昨日は雪のため、車も少なかったのだろう。

すぐに夏子ダムの休憩所となった。田舎の鄙びた場所を想像していたのだが、販売所があり、休憩がてら立ち寄る車も多く、賑わっている場所だった。

屋根付の休憩所があったので、ここでようやく一休みするが、少々風が冷たい。ゆっくりとしたい所だったが、小学生のグループも休憩しており、早々に出発する。

国道193号線は、ゆるやかな上りとなる。歩道の無い道だが、それ程怖さは感じられない。

道路左手に、予期せずして遍路石が置かれていた。「四国第八十八番奥院大滝寺 右 五十丁」と書かれていた。この場所から山の方に入っていく遍路道があるのだろうか。

清水という集落にやって来た。以前、[20]大滝寺に向かうお遍路さんが泊まっていたという「清水温泉センター」の廃墟があった。

バス停の小屋があったので、ここで電話をする。午前中から88番門前の宿に泊まろうと連絡しているのだが、一向に出る様子が無い。前日に電話すべきだったのだが、88番まで行けるか心配だったので、ある程度目処がついてから、と思っていた。

もう一度掛けてみるが誰も出ないので、あきらめることにした。コミュニティバスで志度バスストップに戻って、自分の車で車中泊も考えたが、白鳥温泉に連絡してみると予約が取れた。(88)大窪寺からさらに10km近くあり、かなり遠くなるが、ゆっくり温泉を楽しむことを目標に頑張ることにした。  


Posted by こいったん at 22:03Comments(2)お遍路 第二拝(香川)