2018年02月26日

【3巡目-243】 高知市内から、31番竹林寺、32番禅師峰寺まで 〈その5〉[2017年2月20日]

(31)竹林寺から麓へと降りて来る。
へんろ地図では、下田川をすぐに渡ることになっているが、東海図版の地図に従って、川を渡らずに進む。

進行方向の山裾に、5年前には無かった立派な道路が出来ており、車が行き交っている。安芸方面へと続く、無料の高速道路のようである。どんどんと便利になっていくものである。

車通りが多いにも関わらず歩道が無いので、堤防で歩けそうな場所があれば利用する。川を渡った方が、のんびりと歩けるだろう。

遍路橋を渡ると、通常は山裾の方に向かうのが一般の遍路道だが、地図に従って、そのまま下田川沿いを進む。

途中に立派なお地蔵さんがあり、地元の方がお経を唱えて、熱心に参拝していた。

写真の場所で右折するが、地図ではもうちょっと進んで集落の中を少しだけ歩くように書かれている。道を探してみたのだが見付からなかった。

帰宅後、ヤフーやグーグルの地図で調べてみると、道はちゃんとあったようである。
携帯電話は、インターネットに繋ぐと通信料が掛かるプランなので、ネットで道を調べながら歩く、といった事が出来ない。こういう時は不便である。  


Posted by こいったん at 23:30Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年02月23日

【3巡目-242】 高知市内から、31番竹林寺、32番禅師峰寺まで 〈その4〉[2017年2月20日]

(31)竹林寺にて、少し離れた場所にある納経所に向かうと、昨日お会いした長野県松本市の方がちょうどやって来た。

昨日は土佐一宮駅からJRを利用し、高知市内のビジネスホテルに泊まり、今朝は「サンピアセリーズ」の前を通ってきたよ、と話されたので、昨夜の豪華なコース料理の話をする。

今日は桂浜を観光して、(33)雪蹊寺を参拝、ホテルに連泊し、明日には松本へと帰るそうである。

お先に、と出発するが、参拝も歩きも早いので、早々に追い付かれてしまうだろう。

(31)竹林寺から(32)禅師峰寺に向けては、東海図版の地図に書かれている赤い点線に従って歩いていくつもりである。

へんろ地図では、石戸池の西側を通ることになっているが、東側の十市小学校の辺りから上るのが昔からの遍路道のようである。
今回の遍路旅で一番楽しみにしている道である。

竹林寺からは、林の中の急な歩きの道を下る。ゴツゴツした場所も多く歩きにくい。
小学校の脇を通ると、下りは終了である。  


Posted by こいったん at 23:20Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年02月20日

【3巡目-241】 高知市内から、31番竹林寺、32番禅師峰寺まで 〈その3〉[2017年2月20日]

牧野植物園の脇を通り、鉄製の階段を上がると、(31)竹林寺の山門前の車道に出て来た。

少し進むと商店の向かいに石段があり、ここを上ると、竹林寺到着となる。
「サンピアセリーズ」からちょうど1時間だった。

5年前には本堂の改修を行っており、シートで全面覆われていたが、すっかり完成したようである。
話はしなかったが、境内で歩き遍路さんを一人見掛けた。

お接待でお茶を振る舞っているようで声を掛けてくれたのだが、参拝が済んでから、と返事をする。

お参り後に境内を散策、奥の方まで行けそうだったので行ってみると、お寺の裏側に出て来た。

車道も歩きの道もある。こちらから来ることも出来るのだろうか。
東海図版の地図には、青柳橋からのもう一つの上り道も書かれているので、その道に繋がっているのかも知れない。
今回はそちらの道を選べば良かったかなあ、と今になって思う。次回はぜひ探検してみたい。

境内に戻って、先程声を掛けてもらったのでお茶を頂こうかと思ったら不在となっており、そのまま出発した。  


Posted by こいったん at 23:52Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年02月17日

【3巡目-240】 高知市内から、31番竹林寺、32番禅師峰寺まで 〈その2〉[2017年2月20日]

家と家の間の細い路地を抜けると、(31)竹林寺の上り口となる。

上り口と言っても、小さな入口で、石段を上がって行く。
山道となるが、しばらくは果樹やお墓があり、開けた雰囲気で、眼下の景色を見渡すことが出来る。昨夜泊まった、「サンピア セリーズ」も遠くに見えていた。

森の中の山道となる。少々息が切れるが、長くは続かない。

程なくして、牧野富太郎さんの植物園の中へと入った。牧野富太郎と言えば、小学校の教科書に出てきていたので、名前は知っていた。地理が好きだったので、高知県の佐川町出身、という事はよく覚えている。

まだ開園前ということで一般客はおらず、時折通り掛かる職員さんとあいさつをしながら進む。
山道で息が切れたこともあり、軽く休憩も挟む。

樹木の名前が書かれたプレートが付けられている割合が高く、木や花の名前を覚えることに凝っていることもあり、大変勉強になる。
もう少しゆっくりと過ごしたい場所ではあったが、遍路中なので諦める。

植物園の入口付近までやって来た。
その少し手前にトイレがあり、お遍路道こちら、の看板が置かれていた。
閉園時間中には門の横から出入りする、と聞いていたが、それのようである。意外と分かりにくい場所だったが、みなさん、気付かれて通行しているのだろうか。  


Posted by こいったん at 23:59Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年02月14日

【3巡目-239】 高知市内から、31番竹林寺、32番禅師峰寺まで 〈その1〉[2017年2月20日]

朝は6時50分に起床、7時ちょいから昨日と同じレストランで朝食、8時前にはホテルを出発した。

今日は半日歩いて、(32)禅師峰寺か(33)雪蹊寺辺りまで行く予定である。

ホテル前の道路は、朝のラッシュ時間のためか、激しく車が行き交っている。
程なくして遍路道は斜め方面へと向かうのだが、今回はそのまま大通りを直進する。次回の区切り打ちのための駐車場を沿道で探してみるためである。

路面電車の走っている通りを抜け、国道32号線との交差点を左折する。高校生の自転車が次々とやって来る。
目ぼしい駐車場は見付けられないまま、「得得うどん」が見えてきた。ここで、大通りから離れ、静かな遍路道に合流しなければならない。

児童見守りのお母さんとあいさつを交わす。橋を渡ると、静かな住宅地と農地が広がっている。

そんな場所に、駐車場のフラッグが。
1日150円とある。小さな空き地を駐車場にしたようであり、このような駐車場があるとは思いもしなかった。
ここなら、路面電車などを使って各地に移動出来るから、使えるかも知れない。

帰宅してから調べてみると、高知市内にはこのような「デイパーク」と呼ばれる駐車場が発達しているようで、少し中心部から離れた場所のあちこちに、日単位で車を止められる場所があることが分かった。
これで、次回の区切り打ちは安心して回ることが出来そうである。  


Posted by こいったん at 23:27Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年02月12日

【番外】 ウチのおじいちゃん

こんばんは。今冬は、福井で1m以上積もるという大雪、金沢でも一時、80㎝を越える積雪となりました。街中が雪で覆われ、56豪雪に匹敵するような印象。

道はボッコボコで大変な状況です。

そんな時に元気なのが、「ウチのおじいちゃん」・・・と言っても、人間では無く、愛車の事です。

1994年10月生まれの23才、人間だったらとっくに100才を越えているでしょうか。
2004年に、神奈川県から中古車として金沢にやって来ました。
勝手に、「じいちゃん」とあだ名を付けています。

北海道に連れて行かれたり(写真は、左手にオホーツク海が広がっています)、お遍路に行く、といって、高知県の宿毛まで走らされたりと、こき使われている毎日ですが、雪には大変強くて、この豪雪でもスタックするようなことは無く、元気に走ってくれています。

昨日、ご近所で、雪にはまって動けなくなっている車が立て続けに発生。

そんな時は「じいちゃん」の出番です。けん引ロープを使って、無事に助けることが出来ました。

どこの誰か分かっていることもあり、「助かりました」とその後、写真のようにビールや菓子などお礼の品々が。

逆に、助けてもらう立場だったら、きっと大感謝で同じ事をするだろうし、みなさんのお役に立てていることが分かり、とても嬉しいです。

治療費(修理費)はたくさん掛かるし、税金はとても高い「じいちゃん」。
また、歩き遍路で四国へと走らされるかも知れませんが、これからも頑張って欲しいです。


次回からは、昨年の冬遍路最終日、「サンピアセリーズ」から、(32)禅師峰寺まで歩いた記事となります。  
タグ :歩き遍路


Posted by こいったん at 20:37Comments(0)その他

2018年02月09日

【3巡目-238】 夜須から、28番大日寺、30番善楽寺、高知市内まで 〈その14〉[2017年2月19日]


夕方6時を回ってから、レストランへと向かった。
背広を着た給仕が行き交う、高級そうなレストランだった。ジャージ姿で入ってしまったが、嫌な顔一つされず、安心した。

案内された席の前まで行くと、椅子を引いて座らせてくれる。料理は一品ずつ出てきて、その都度説明までしてくれた。こうしたレストランで食事をするのは初めてである。

この夕食、「四季味覚会席」という、4000円のコースだったようで、そのために宿泊料金が高かった訳である。素泊まりだったら、遍路割引5200円で泊まれるようなので、十分良いホテルである。

量より質だったので、お腹がすいてしまいそうだったが、ご飯のお替りが自由だったので、三杯食べて助かりました。
遍路らしくない贅沢ではありましたが、良い経験となりました。

20時過ぎには寝入ってしまったが、早々に目が覚めてしまい、また寝て、の繰り返しです。
部屋からは、高知市内の夜景が広がっており、深夜でもホテル前の道路工事の警備の方たちが頑張っている姿が見え、頭が下がりました。


サンピア セリーズ:一泊二食 10400円[遍路割引]  〈511号室〉
      ※洗濯機200円・乾燥機30分100円は男女別に1台ずつか?。自販機あり。朝食は7時か
        ら。無料パソコンあり。
    宿泊客:一般客多数。  


Posted by こいったん at 23:49Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年02月06日

【3巡目-237】 夜須から、28番大日寺、30番善楽寺、高知市内まで 〈その13〉[2017年2月19日]


大浴場には、地元の方らしきじいさんがのんびりと浸かっていたが、次第にお客さんが増えてくる。

湯船でいつものようにストレッチをしていると、一人の入浴客が、マラソンに出たのですか、と話し掛けてきてくれた。今日は、「高知龍馬マラソン」が行われた日である。

歩き遍路をしていることを伝えると、凄いですね、と感心していた。この方も車で少し周ったことがあるそうで、焼山寺辺りの道の狭さのことを話していた。

そして今日、マラソンに出場したそうだが、自宅の鍵を忘れたそうで家に入れず、家族が帰ってくるまでの時間つぶしに温泉に来た、との事であった。近所に住んでいるそうである。
自分も先日、「金沢マラソン」に挑戦したばかりなので、マラソンには興味津々である。

何でも、4年前から走り始め、今では二日に一回走り、タイムは3時間ちょっと、だそうである。
こんなにも短期間で走れるようになるのだろうか。

話しているうちに、自分と同じ、誕生日は二ヶ月違いの47才ということが分かった。

マラソンではいつも被り物をしているそうで、今回はヒヨコの格好をして走ったとの事だったので、帰宅してからYouTubeで探してみると、すぐに姿を発見することが出来た。

同年代の方と交流する機会があったことは、良い思い出になった。他の入浴客の中にも、マラソン帰りに立ち寄った方がいた様子だった。  


Posted by こいったん at 23:55Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年02月03日

【3巡目-236】 夜須から、28番大日寺、30番善楽寺、高知市内まで 〈その12〉[2017年2月19日]


田園の中の、幹線道路の中央部には橋桁が並んでおり、高速道路のような新たな道路を造る工事をしている。「高知南国道路」となっていた。

大きな橋を渡り始めると、前方にホテルが見えてきた。今日の宿、「サンピア・セリーズ」である。

一度、こういう立派なホテルに泊まってみたいと思っていたことから、今回予約してみた。
人工芝のテニスコートが5面あり、プレーする人たちで大層な賑わいである。

午後4時半前の到着となった。
ホテルの入口へは、車道から少し距離がある。中に入ると、礼服を着用した、酔っぱらった人たちで賑やかである。結婚式があったそうだ。お遍路中、結婚式に遭遇するとは、縁起が良い。

フロントの方が謝りながら、ホテル内の説明をしてくれた。

一旦部屋に入ってから、少しホテルを探検してみた。洗濯機は離れのスポーツセンター?棟にあるそうで、行ってみる。男子更衣室の一角に、洗濯機・乾燥機が一台ずつ設置されていた。

その後は、楽しみにしていた大浴場へ。日帰り入浴も受け付けているようで、こじんまりとはしているが、落ち着いた雰囲気で、良い感じの浴室だった。


本日のコースタイム
香南市サイクリングターミナル 海のやどしおや宿7:01→9:48(28)大日寺10:22→11:25松本大師堂11:46→12:42(29)国分寺13:06→コットンタイム13:33→15:02(30)善楽寺15:32→土佐神社15:44→16:19サンピア セリーズ


歩行距離:29.3km
 歩数  :46714歩
最高気温:12.2℃
最低気温:2.9℃[高知市]  


Posted by こいったん at 23:57Comments(0)お遍路 第三拝(高知)