2018年08月30日

英語版へんろ地図 「Shikoku Japan 88 Route Guide」

かねてから見てみたいなあ、と思っていた、英語版のへんろ地図を購入しましたface02

当たり前なのですが、英語ばかりで見にくいものの、地名や宿名には日本語も入っています。

通常の遍路道に加えて、古道など、知らなかった道にも赤い点線が印されており、四国のみちも青い点線となっているなど、情報満載8

これでまた、歩いてみたい道が増えてきました。
現在は主に東海図版の四国遍路地図をメインにして歩いていますので、四巡目には、この地図を参考にしながら歩いてみようか、と思っています11

同じ「へんろ道保存協力会」発行にも関わらず、英語版の方が詳細なのは不思議です。

4年半前に歩いた、別格20番大滝寺の奥の湯温泉ルートが、こちらの地図では消えていて残念ですicon107
まだまだ探せば、色々と発見がありそうです。


地図を見ていると、「何か分かりにくいなあ、何でやろ?」 と思っていたのですが、数日眺めていてようやく理由が分かりましたface08

こちらの地図は、どちらの方向に進めば良いのか、分かりづらいのです7

通常のへんろ地図では、基本的に右から左方向に進んで行けばよいのですが、英語版の地図では、全て北が上となっているため、高知県では主に右から左へ進みますが、愛媛県や香川県では左から右へ、徳島県は右へ行ったり左へ行ったりです。

通常のへんろ地図は、上手いこと作られていたんだなあ、と改めて感心した次第ですface02  


Posted by こいったん at 23:59Comments(0)歩き遍路 トピックス

2018年08月27日

【3巡目-296】 別格5番大善寺、道の駅「かわうその里すさき」、土佐久礼駅まで 〈その15〉[2017年5月1日]


[5]大善寺を出立する。
来た道を少し戻って、脇道へと入ると、土佐新荘駅がある。
一日くらいなら、車を止めて置けそうなスペースがあった。

駅前の田舎道を進み、高速道路の高架下をくぐると、道の駅「かわうその里すさき」の中に直接入って来た。ここの道の駅は、いつ来ても賑わっている印象である。

GWで宿の確保が大変だろうから、今日は高知市内へ車を取りに戻り、ここで車中泊しようか、と考えている。道路向こうにも駐車場があるのだが、長時間駐車禁止、閉鎖されている。連休中に何日も滞在する人でもいるのだろうか。

土佐久礼駅まで行こうと思うので、ここでの休憩はパスすることにして、先へと進む。

国道の反対側に、二人組と一人のお遍路さんが歩いている。旧国道は通らずに、トンネルをくぐって来たのだろう。
信号待ちをしてこちらの方へと渡って来た。

一人で歩いていたのは、さっきの大阪からのお遍路さんだった。須崎駅に寄り、帰りの高速バスのチケットを購入する、という話を聞いていたのだが、無事に買えたそうである。

お兄さんと少し話をしながら進む。前を歩いている二人組のお遍路さんは久礼まで行くそうで、大変だ、と話していたが、きっと遍路道は選ばずに国道をひたすら進むだろうから、大丈夫だろう。
男女ペアなので、ご夫婦だろうか、まだ若そうである。タイツを履いているので、マラソンでもするのかも知れない。  


Posted by こいったん at 23:58Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年08月24日

【3巡目-295】 別格5番大善寺、焼坂峠、土佐久礼駅まで 〈その14〉[2017年5月1日]


この、別府からのお遍路さんと、玉垣越しに話をする。
今日は、須崎市内の「市川旅館」に泊まるそうで、明日、(37)岩本寺近辺の宿4軒程に電話してみたが、全ていっぱいだったそうである。
取り敢えず、寝袋は持ってきているので、最悪の場合は野宿も考えているとの事だった。

明日は連休後半の初日となり、宿をとるのはかなり難しそうである。
こちらは、今日は車中泊、明日も車中泊になりそうである。

先程の大阪のお兄さんが今日か昨日だったかに、「まるか旅館」に連絡して、予約が取れた話を伝える。

別府の方が出発して行き、少し年上らしきご夫婦がやって来た。
ウロウロ、と迷っているようなので、本堂は上にあることを伝える。

奥さんの方が、向かいの「柳屋旅館」の写真を撮ろうとしている。昔からの遍路宿といった、風情のある建物である。
何でも、この宿に泊まろうと思ったのだが、営業を止めた、との返事があって残念だ、と話していた。驚いてしまった。廃業ということになるのだろうか。

テレビのロケにも使われたのに、と話をすると、ウォーカーズでね、と返ってきた。この方もウォーカーズを知っているとは、うれしかった。10年以上前からのお遍路さんということになる。  


Posted by こいったん at 23:57Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年08月21日

【3巡目-294】 別格5番大善寺、焼坂峠、土佐久礼駅まで 〈その13〉[2017年5月1日]

別格の大善寺へと向かう。
ウォーカーズのロケ地となった、「柳屋旅館」がある。その先の軒下に、お遍路さんがいきなり立っていたので、驚いてしまった。
こんな所で何をしているのだろう、と不思議に思いながら、挨拶をして通過する。

大善寺駐車場の看板がある。お寺を通り過ぎてしまっていたようだ。ちょっと戻ると、先程のお遍路さんがいた場所が、大善寺の門前だった。
何も無い場所に立っていたのではなく、お寺の前にいらっしゃっただけである。

この方とは翌日にも会い、話をすることになる、大分県の別府から来られた歩き遍路さんである。本堂はそこから上へ、と教えてくれる。

[5]大善寺には、一巡目の時にも参拝したので、12年ぶりということになる。
街中の小山に寺を造った印象で、モノレールのあるお寺でもある。

石段を上り、山頂の狭い本堂でお参りをする。その内、歩きでは無いと思うが、若い男性がやって来た。若い女性の参拝客も現れ、別格にしては賑わっていた。

大師堂は下の、道路に面した場所にある。
先程、門前に立っていたお遍路さんが市内の方から戻って来た。逆方向に進んでしまったのかと思ったら、宿が須崎市内で間違えた訳ではなく、「杖を忘れてしまった、よく忘れるんで」との事だった。  


Posted by こいったん at 23:56Comments(2)お遍路 第三拝(高知)

2018年08月18日

【3巡目-293】 須崎、別格5番大善寺、焼坂峠、土佐久礼駅まで 〈その12〉[2017年5月1日]

新しく出来た国道と交差する。国道を進むことが出来るのかも知れないが、そのまま旧道を歩く。

前方に歩道の無いトンネルが見えてくる。
ここを歩くのか、と思うかも知れないが、目の前まで来ると、隣に歩行者用トンネルがあることが分かる。安心して進むことが出来る。

トンネルを抜けると、左手には大きなスーパー、そして右手にはジョイフル高知須崎店があり、ここで昼食を兼ねて大休憩することにした。
時刻は、午後1時半過ぎである。
昼のピークは過ぎており、広い席をでゆっくりと過ごせた。

チーズハンバーグ・サイコロステーキセットを注文する。
はっきり数えていた訳ではないが、水は大きいコップに6杯、スープも6杯にアイスコーヒー、とたっぷり飲み貯めをする。

元々、水分摂取量が半端ないこともあるのだが、知らない内に、身体中の水分が抜けていたようである。これが真夏だったらどうなるのだろうか、恐ろしい。

腹ごしらえをし、別格5番の大善寺へと向かう。
古くからの道が並んでおり、お大師通り、との表示があった。大善寺があることに由来があるのだろうか。そうだとしたら、かなり影響力のあるお寺、ということになる。  


Posted by こいったん at 23:55Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年08月15日

【3巡目-292】 須崎、別格5番大善寺、焼坂峠、土佐久礼駅まで 〈その11〉[2017年5月1日]

源蔵橋を渡り、川沿いの道へ。あまり人が通らないのか、やや汚れた感じはするが、特に支障は無い。

一般の遍路道に合流する。
もう一つ目標があって、普通に歩いていると、大間駅の横を通る道に誘導されるようになっているが、今回こそは、へんろ地図の赤い線の通りに歩きたい、と思っている。

写真の分岐地点を指示に反して右に入らず、そのまま橋を渡ってみると、右の方へと曲がるように指示がある。こちらの道にも遍路シールなどはしっかりあった。
高速道路と国道の高架になるのだろうか、下をくぐり反対側を少し歩く。すぐにまた、高架下をくぐり、向こう側へと戻り、行ったり来たりとなる。

左手に大間水門がある踏切を渡ると、弘法大師ゆかりの地となっている観音寺のある通りとなった。

交差点手前を左折し、通常の遍路道に出てきた。
確かに、大間駅の横を通る道の方が、単純で分かりやすい。
しかしこれで、へんろ地図の赤い線の未踏破区間を一つ制覇である。あと他に歩いていない線の部分はあっただろうか。

須崎市内の、おそらく旧国道を進む。市役所や警察署などがある。
別格5番の大善寺を参拝する予定だが、その前にお腹はペコペコである。先に、次の目的地、ファミリーレストランのジョイフルを目指す。  


Posted by こいったん at 23:54Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年08月13日

【3巡目-291】 須崎、焼坂峠、土佐久礼駅まで 〈その10〉[2017年5月1日]

須崎のヘンロ小屋を出発する。
単調な道を、遍路地図には載っていない旧道を選んだりしながら進む。

住友大阪セメントの無機質な建物が見えてくる。夜になると、どのような景観になるのだろうか。きっと、未来少年コナンに出てくるような姿になるのだろう。

大きな工場は格好良く、見ているとワクワクする。
ちょうどライダーも工場をバックに写真を撮っていた。

次の目標は、市街に入る手前にある「源蔵橋」を渡ることである。

一巡目の時、この橋を渡る遍路道を歩いていたのだが、違う場所に出てしまった。もう一度、橋を目指して歩くものの、道が分からない。
結局は、住友大阪セメントの正門前を通る、一番利用されているだろう道を歩くことになってしまった。

今回こそは必ず源蔵橋を渡ろうと、出発前にグーグルマップで綿密に調査しておいた。
右手に自動車屋が見えたら左に入って、市営住宅の横を通り、と予習通りに進むと、念願の源蔵橋に辿り着いた。

何の変哲もない橋なのだが、お目に掛かれてうれしい。
一巡目の時には、市営住宅があるのでこんな道を進むのかなあ、と分からなくなったに違いない。  


Posted by こいったん at 23:53Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年08月11日

第10回「中国山脈横断100キロウォーク」(その後)

2ヶ月前の、平成30年6月9日・10日に参加した、「第10回 中国山脈横断100キロウォーク」です。
http://masaushi3975.kitemi.net/e103618.html

先日、大会結果リーフレットと写真が送られてきました。
こういった冊子が送られてくるとは思ってもみなかったので、とても嬉しかったです。

表紙を開くと、大会参加者の顔写真一覧が掲載されていました。
歩いている途中で知り合った、懐かしい顔も見られます。



大会ルートの紹介と、道中での写真、そして、全参加者の詳細な大会結果と一言コメントが載っていました。

こういった冊子があると、一生の思い出になります。

申込時にコメント欄があったのですが、空白にして出しました。何か書いておけば良かった。。。

また参加したいのは山々なのですが、会場入りまで莫大な時間が掛かっており、帰りなどは、睡眠時間も含めて30時間費やしてますので、簡単には行けない場所でもあります。


地域別参加者数によると、地元の島根県が146人、広島県が110人となっており、福岡・山口・岡山と続いています。
25都道府県からの参加でした。

何と、石川県からは2名となっていました。
もう一人、参加者がいたとは・・・

年齢別では、40歳代が一番多くて100人弱、30・50・20・60歳代が60~80人位で、10・70歳代は10人位となっていました。

大会を主催してくれた「Mランド益田校」には、感謝したいと思います。
  


Posted by こいったん at 15:18Comments(0)ウオーキング大会

2018年08月08日

【3巡目-290】 「ヘンロ小屋第17号須崎」、須崎、焼坂峠、土佐久礼駅まで 〈その9〉[2017年5月1日]


大きな青いリュックのお遍路さんは、昨日は同じ「国民宿舎土佐」に泊まっていたそうで、それも夕食の時に隣のテーブルに座っていたそうである。全く気が付かなかった。

もう一人のお遍路さんも同じ宿に泊まっており、言われてみれば、食事の時や出発の時にロビーで見掛けた事に気が付いた。

遍路衣装の時とくつろぎの恰好では、同じ人でもなかなか見分けがつかない。

もう一人のお遍路さんの方から、宿をいつ出発したのか、と聞かれる。食事を終えてすぐに出た、ロビーで雑誌を見てましたね、と応える。お二人とも巡航船に乗ったそうで、時間があったので、宿でのんびりしていたようである。埋立発の船は10時5分出航だったろうか。

大阪のお兄さんが先に出発して行った。
こちらも、トイレをお借りして出発する。トイレは、ヘンロ小屋に隣接する家の方が提供してくれているのではないだろうか。野宿も出来るようである。

新しくやって来た二人のお遍路さんは、横浪のスーパーで買ってきたのだろうか、お弁当を食べ始めていた。こちらもお腹がすいていたのだが、須崎市内まで我慢である。

また会えるかなあと思っていたので、どこから来たのか、とか、今日はどこまで、など聞かなかったのだが、その後お会いすることはなく、残念な思いである。  


Posted by こいったん at 23:52Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年08月05日

【3巡目-289】 「ヘンロ小屋第17号須崎」、須崎、焼坂峠、土佐久礼駅まで 〈その8〉[2017年5月1日]


鳥坂トンネル内は、持ってきていたマスクを着けて通過、道は下りとなる。

歩道が無い区間もあるので気を付けながら進むと、目標にしていた「ヘンロ小屋第17号須崎」が見えてきた。
お一人、休憩しているお遍路さんが、トイレへと向かっている。隣に荷物を下ろし、休憩させてもらうことにした。

お遍路さんが戻って来た。昨日会いましたね、と声を掛けてくれる。こちらも、宇佐大橋ですれ違ったお遍路さんだった、とすぐに気が付いた。

まだ30代だろうか。大阪から来られ、夜行バスで高知に入り、前回は自分と同じ、(32)禅師峰寺で区切った、との事だった。

何と、同じ日の後免町行きのバスを利用しており、自分が9時10分発のバスで、一本前の7時10分発に乗っていたそうである。

一昨日は、同じく「ビジネスイン土佐」に泊まり、スナックに入り、夜中の12時まで飲んでいた、などの楽しい話を聞かせてくれた。

昨日は、「なずな」に泊まり、今日は「民宿あわ」、明日は(37)岩本寺まで歩き、帰りの窪川からの夜行バスが満席で、「まるか旅館」に泊まってから、翌日に須崎からの便で帰る、と話してくれた。
日程が自分と似ており、親近感が湧いてくる。

青年と話をしていると、昨日、(35)清滝寺への道ですれ違った、大きな青いリュックのお遍路さんがやって来た。その後すぐ、もう一人お遍路さんが到着し、狭いヘンロ小屋が賑やかになってきた。  


Posted by こいったん at 23:51Comments(0)お遍路 第三拝(高知)

2018年08月02日

【3巡目-288】 横浪スカイライン、須崎、焼坂峠、土佐久礼駅まで 〈その7〉[2017年5月1日]

丘を越えて、再び平野部となった。
やや急ぎ足で進んでいると、一台の車が止まり、運転手の方がこちらへとやって来た。
どこから来た、といった話から始まり、根掘り葉掘りと質問が。
これは、宗教の勧誘かなあ、と嫌な予感がしてくる。

最初は立ち止まって話をしていたが、その内、一緒に歩きながらの会話となる。今度は自分の話となり、若い頃には、営業でトップの成績をあげたこともあるそうである。

仏教の中では法華経が一番素晴らしい、という事で、ぜひ調べてみて欲しい、といった話を熱心に語っていた。

高知市内に住んでいるそうで、窪川の道の駅やゆういんぐ四万十の辺りまで食事をしに行くという事だった。
一方的に30分近くも話をされてしまったのだが、いい顔しとる、と何度も言ってくれたので、まあ良しとしよう。握手をしてお別れをし、車の方へと戻って行った。

宿を出てから4時間ちょっとでようやく、県道23号と合流する。14km程なので、時速3.5kmと、個人的にはまずまずのペースである。

少しずつ上り坂となるが、須崎のヘンロ小屋まで頑張ろう、とかなり速足で進み、鳥坂トンネルまでやって来た。
歩道が無く、路肩も狭い。交通量もそこそこあるので、危険なトンネルであった。  


Posted by こいったん at 23:50Comments(0)お遍路 第三拝(高知)