2024年03月18日

【篠山道-43】 みまきガーデンから、満願寺へ③ [2022年2月28日‐その4]

遍路道の整備に関わってくれている、地元のSさんと話をする。

篠山神社からの古い遍路道が、作業用の林道によってズタズタになっていることを報告する。

あの道を整備するのはかなり難しいと思うが、迷わないよう、道が分かるようにはしたい、との事であった。

また、今歩いている道の山手に古い遍路道があり、何年か前にそこも踏破したことがあるそうである。
東海図版の四国遍路地図で、廃道のオレンジの点線が引いてある道である。

工事で道が分断されて、一直線には進めなくなっているが、道は続いている。

たまたま今いる場所から擁壁に沿って山に上る道があり、ちょっと藪漕ぎすれば、古い遍路道に辿り着ける、との事であった。

他にも、祓川温泉手前の、篠山神社二の鳥居からの消えた遍路道も歩いたことがあるそうである。

今になって思えば、白衣を着るなど、もう少しお遍路さんスタイルで歩いていれば、篠山神社を巡る歩き遍路は珍しいだろうから、もっと出会いがあったかも知れない。惜しいことをした。  


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2024年03月15日

【篠山道-42】 みまきガーデンから、満願寺へ② [2022年2月28日‐その3]

集落を抜け、少しずつ山の方へと向かって行く。
この辺りは愛媛県の宇和島市になるのだが、川の水は高知県の宿毛市へと流れているから、ちょっと変な感覚である。

源池公園というものがあり、ここが松田川の源流となる分水嶺らしい。

ここを過ぎると、民家が途絶えて横吹渓谷となり、川の水は反対方向へと流れるようになっていた。

そんな静かな峠道を歩いていると、お遍路さ~んと、一台の車が止まった。

この時は遍路装束は身に着けておらず、大きなリュックに、篠山を上る時に頂いた竹の杖だけを持って歩いていたのだが、お遍路さんと分かったようである。

中道のへんろ道復元事業にも関わっている、地元のSさんという方だった。
色々な情報を教えてくれた。

篠山神社を周ってきた話をすると、どの道を歩いて来た?との事で、尾根をしばらく歩いて急斜面を下りてきた、と伝える。

どうやら、山の中に道しるべとなっていた三種類のリボンの内、赤いリボンを付けてくれたのがSさんのようであった。  


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2024年03月12日

【篠山道-41】 みまきガーデンから、満願寺へ① [2022年2月28日‐その2]

「みまきガーデン」を出発、県道に出る。通勤の車なども無さそうで、静かな道だった。

本日の予定は、満願寺から野井坂を通って宇和島まで、を予定している。

集落へと続く細道があり、旧道だろうと入ってみた。

JAの小さなスーパーがあった。くみあいマーケットの名称が懐かしい。
まだ午前8時半過ぎだというのにもう営業していたので、ちょっと立ち寄って飲み物を調達する。昼食になりそうなものはあったかどうか、確認し忘れた。
満願寺の手前に小さな商店はあったが、やはり宿でおむすびを作ってもらって良かったか。

民家が続いているが、かつてはこの辺りに、篠山神社の鳥居があった、と後で地元の方から聞いた。裏参道の一の鳥居とかだろうか。

鳥居があったのは確かだろうが、篠山神社のものだろうか、検索してみるも、よく分からなかった。

写真の場所は、福田百貨店である。
田舎の百貨店と言えば、食料衣料なんでも売っているお店のイメージだが、ここは調べてみると、移住者の方が、自然食品などを売っているこだわりの店で、週四日の営業だった。  


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2024年03月09日

【篠山道-40】 みまきガーデン③ [2022年2月28日‐その1]

HPによると、朝食は7時半からになっていたのでその時間にお願いしたのだが、こちらに合わせてくれるようだった。
多分、もう少し早くても大丈夫そうだった。

洗濯出来ることになっていたが、この時は故障中との事で出来なかった。

本日の予定は、満願寺から野井坂を越え、宇和島まで歩いてから、松山市内で宿泊、翌日帰宅予定である。

朝食は、昨夜とは違うおばちゃんが出勤してきて作ってくれた。食後にはコーヒーまで出してもらった。

今日のルートで食事が出来る場所は無さそうだったから、前日におむすびを用意してもらえるか頼んでみた所、大丈夫だったので4個お願いし、受け取った。お接待で、みかんも頂いた。

途中に、JAの小さなスーパーがあって立ち寄ったのだが、食料はどうだったか、見忘れてしまった。
満願寺近辺にも、小さな商店がいくつかあった。

午前8時20分過ぎと遅い時間に、おばちゃんに見送ってもらい、「みまきガーデン」を出発した。

なかなか良い、お宿だった。  


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2024年03月06日

【篠山道-39】 みまきガーデン② [2022年2月27日‐その27]

食堂は、元保育所の教室を利用した狭い部屋だったが、土日には一般の方向けのランチバイキングをやっているそうである。

おじさんが一人で行くのは恥ずかしいのだが、こんなに美味しい料理が食べ放題なら、ぜひ利用したいのだが、次にこの辺りへ行けるのは何年後になるのだろうか。

食堂には、数枚の納札が貼ってあった。
少ないながらも、篠山道を歩くお遍路さんがいるようである。

この日の記事は(その27)までとなった。1日の記事の量としては、おそらく過去最高だろう。
遍路史上に残る、中身の濃い一日でした。


みまきガーデン:一泊二食、缶ビール3本、翌日のおむすび4個で 計7000円
 (内訳不明 6000円+600円+400円か?)  〈あかぐみ〉
    ※洗濯機なし。自販機なし。茶あり。浴衣等なし。朝食の時間は合わせてくれる様子。
    宿泊客:歩き遍路1名


  


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2024年03月03日

【篠山道-38】 みまきガーデン① [2022年2月27日‐その26]

宿の入口には冷蔵ケースがあり、缶ビールが置いてあった。
ちょっと、自分の飲み物を冷やすのに利用させてもらった。

部屋には、ベットが二つに、こたつが置いてある畳の空間があり、窓からは小学校が見える、のどかな部屋だった。

お風呂は、本来なら祓川温泉を利用することになっているのだが、新型コロナの影響により休館中、で宿の内風呂に入った。

宿の予約はメールで行ったのだが、その時対応してくれたSさんが顔を出してくれた。
御槇地区の地域おこし協力隊の一員、という事で、腰の低い良い方で、缶ビールが足りなければ買ってきますよ、との事だった。

宿の食事は、地元のおばちゃん達が交代で作ってくれているようである。

手作り感満載で、大変美味しかった。

ご飯と素麵入りの御汁は4~5杯程、お替りさせてもらった。おかずもお替りを、と言いたかったのだが言えなかった。

一般的に、おかずのお替りってあり得るのでしょうか?  


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2024年02月29日

【篠山道-37】 少林寺から、みまきガーデンへ [2022年2月27日‐その25]

東海図版の「四国遍路地図」によると、少林寺から山を越える遍路道があるが、廃道を示す、オレンジの点線となっている。

確認してみると、確かに歩きの道らしきものが続いていた。

藪漕ぎすれば行けそうではあったが、この日は篠山神社からの遍路道で充分冒険してきたので、もうお腹一杯だった。

探索はせず、素直に英語版の地図通り、山越えの舗装路を進む。
車一台が通れるような、細道だった。

麓に下りてくると、小学校があった。
きっと廃校だろうなあ、と思ったら、児童は10人位だが現役だそうだ。

移住者は子沢山、という話だったから、そのお陰で小学校も存続しているのだろう。







そこからすぐの場所にある、元保育所の建物を利用した、本日の宿「みまきガーデン」には、午後5時過ぎに到着した。







本日のコースタイム
ホテルセレクト愛媛愛南町6:11→6:44増田(中組)→7:54歓喜光寺8:05→8:31篠山神社二の鳥居8:51→11:22篠山神社11:56→15:26祓川温泉→15:47岩陰大師→16:20日切大師16:36→16:44少林寺→17:08みまきガーデン


歩行距離:24.9km[YAMAP計測]
 歩数  :44462歩
最高気温:15.9℃
最低気温:1.5℃[愛南町御荘]  


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2024年02月26日

【篠山道-36】 少林寺 [2022年2月27日‐その24]

少林寺にて手を合わせる。

少林寺と言えば、少林寺拳法しか思い浮かばなかったのだが、実物?の少林寺を参拝出来たのは面白い経験となった。

それにしても、境内からの景色が、日暮れ時という事も相まって、のどかで素晴らしかった。

写真では伝えきれないのが残念である。



少し離れた場所で家を建てていたのだが、赤ん坊を連れたお母さんが工事を見守っていた。

こんな田舎に、と言っては失礼だが、若い夫婦がいるのだなあ、と思った。
後で宿の方に聞いた所、他所から移住して来た方、という事である。

この辺りは御槇(みまき)地区と言うのだが、どうやら移住者を受け入れることに成功しているようであった。  


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2024年02月23日

【篠山道-35】 日切大師から、少林寺へ [2022年2月27日‐その23]

日切大師を参拝させてもらう。

てっきりお大師さんが鎮座しているのかと思ったら、お地蔵さん形の、のっぺらぼうな石が置かれているだけで驚いてしまった。

石がご神体として祭られている、との事であった。

せっかく来てくれたから、とお供え物のお菓子や飲み物などをたくさん頂いた。有難かった。


日切大師の車道の入口には、日切地蔵さん、という看板があった。地元ではそう呼ばれているようである。

次は、少林寺へと向かう。

近くまで来たのだが、案内などが無い。道路脇に遍路石っぽいものがある。
ここを入れば良いのだな、と小道に入り石段を上ると、お寺があった。



ただ、ここにも寺名が分かるものが無かった。
お堂に「篠山奥の院」の文字が辛うじて残っていたから、ここが少林寺で間違いないだろう。



  


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2024年02月20日

【篠山道-34】 岩陰大師から、日切大師へ [2022年2月27日‐その22]

森の中に人知れずあった、篠山神社の二の鳥居からの遍路道が、この遍路石がある場所に合流していたようである。

かつて掛かっていたという橋は無くなってしまい、今では通れなくなったそうである。

ちなみに、この川は松田川、という事だから、あの宿毛市内を流れている大河になるのだろう。




橋が有ったろう場所の袂には、明治時代のお地蔵さんがあった。
なかなか楽しい道行である。


次は、「日切大師」へと向かう。
遍路道を外れ、田んぼの中を進み、小さな橋を渡っている所で、一台の車とすれ違った。





ここもはっきりとした看板が無かったのだが、日切大師で間違いないだろう。

「古岩禅師の由来」という名での説明板があった。

お地蔵さんがたくさん並んだ、整備された場所で、まだ新しいトイレもあった。
そうこうしていると、先程、橋で行違った地元の方が、気になったそうでわざわざ戻って来てくれた。ここを管理してくれている方だろうか。

お堂の鍵を開けて、中を見せてくれた。  


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2024年02月17日

【篠山道-33】 岩陰大師 [2022年2月27日‐その21]

祓川温泉に到着した時点で、まだ午後3時半前だった。

本日の宿、「みまきガーデン」には午後6時過ぎの到着、と伝えてあり、まだまだ時間がたっぷりある。

「岩陰大師」「日切大師」「少林寺」を訪ねながら、英語版へんろ地図の赤い点線に沿って、ゆっくりと周ることにする。

静かな道から比較的大きな集落の中へ入って行くと、大岩の造形物が目に入った。
看板は無かったのだが、すぐに岩陰大師と分かった。

岩が重なって、桃のようになっている。
これはなかなか凄い。自然に出来たものらしい。もっと有名になっても良さそうな場所である。

この辺りは民家が並ぶ集落となっていたのだが、県道を外れて、再びのどかな道へと進む。


てくてく歩いていると、期せずして、立派な遍路石があった。
「右 さゝ山道」の文字が読み取れた。


  


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2024年02月14日

【篠山道-32】 祓川温泉 [2022年2月27日‐その20]

車一台通れそうな幅のある、しっかりとした道が続いており、道なりに進んで行く。

右方向へ続いており、いつしかピンクのリボンが見当たらなくなってしまった。

本来の遍路道は左方向にあったそうで、途中の川に掛かっていた橋が無くなったため、通行不能になっているようである。

ただ、途中までは行ける、と翌日出会った遍路道を整備してくれている方が話していた。リボンもきっと、旧遍路道を案内していたのだろう。

道なりに歩いて行くと、右側に建物群が見えてきた。

ここが祓川温泉である。
温泉と向かいに食堂、そしてバス停があり、民家などは無く、後は原野が広がっている、といった感じだった。

この時は、新型コロナの影響により、温泉も食堂も営業停止中で、人の気配は全く無かった。

本日の宿、「みまきガーデン」に泊まれば、お風呂はここの温泉に入ることになっているのだが、残念であった。  


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2024年02月11日

【篠山道-31】 篠山神社から、祓川温泉へ⑨(二の鳥居) [2022年2月27日‐その19]

森の中の、何となく道っぽい所を進むと、立派な鳥居が建っていた。

訪れる人など誰もいないような、忘れられた場所である。何と神秘的なのだろうか。

いずれ、SNSで評判になって訪れる人が急増、とかなってしまいそうな気もする。それもちょっと嫌だなあ。歩き遍路だけが知っている、秘密の場所が良い。

鳥居をくぐると、何となく道筋が続いている。
ここから先に行けるのか分からないが、行けるところまで行ってみることにした。

その内、道が分からなくなったが、またもピンクのリボンがぶら下がっており追いかけると、道筋が見付かった。

道に黒いホースが埋まっており、これは秡川温泉のお湯が流れているのか、と触れてみるも、暖かくはなかった。

後で宿の方にその話をしてみると、祓川温泉は冷泉を沸かしているそうである。多分、温泉の管だったのだろう。






  


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2024年02月08日

【篠山道-30】 篠山神社から、祓川温泉へ⑧ [2022年2月27日‐その18]

対岸の上の方には、木造の建物群が見えている。

そこを目指せば良いのだろうが、ここからの道も、あるような無いような、どこからでも行けそうで、遍路道に拘りたかったのだが、どこなのかよく分からなかった。

迷子になるような心配は無いので、適当に選びながら進むことになる。

「飯場」という言葉がピッタリの場所であった。
人の気配は無かったが、今も使われているようで、立派な作業小屋であった。

小屋への取り付け道路を上がると、静かな車道に出て来た。

ここから、もうひと冒険である。
この辺りの山の中に、篠山神社の二の鳥居がある、との事である。ぜひ尋ねてみたい、と思っていた。






入口もはっきりしないので、入れそうな場所から突入することにしてみた。

何年も前に木を伐りだすような作業をしていたのだろう、樹木は疎らで、何となく作業道の跡が残っており、藪漕ぎするような箇所は無かった。


  


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2024年02月05日

【篠山道-29】 篠山神社から、祓川温泉へ⑦(金前橋) [2022年2月27日‐その17]

大きめの石がゴロゴロと転がっている道となった。
道筋を探しながら進んで行くと、清流と何やら大きな祠が見えてきた。

これはもしや、無事に下界に降りられたのだろうか。

目標としていた石の橋、「金前橋」がある。
遭難することもなく到着出来て、本当にホッとした。

つるつるとした感じの石橋である。

祠の中は、木造のお大師さんだろうか。

そして、スプライトの瓶が置いてあった。これは、30年以上前のものになると思われるが、ずっと倒れずに置かれているのだろうか、と気になった。

周囲には他にも、「金前橋」と刻まれた石碑や石仏などがあった。

祓川温泉のお湯はこの辺りから引っ張っている、とあったような気もするが、よく分からなかった。
一休みしてから出発する。





  


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2024年02月02日

【篠山道-28】 篠山神社から、祓川温泉へ⑥ [2022年2月27日‐その16]

何とか生き残っている遍路石に愛おしさを感じながら、林道脇の枝の山を乗り越えながら、斜面を下って行く。

歩きに支障はないのだが、くるぶしにちょっとした痛みが出た。

寝起きなどに、ちょっとした違和感を感じることが1年位も続いて、ようやく完治した。
過酷な道程だったことを物語っている。

へんろ地図に掲載されて、多くの人に歩いて欲しい道なのだが、迷った、遭難した、など何も知らない方からたくさんの苦情がくることは間違いなさそうで、公になることは無理だろう、残念である。

いくつ林道を横断して、枝の山を越えたろうか、視界が開けて、向かいの山が見える箇所があった。

目を凝らすと、道路のガードレールまで見える。
これで遭難は免れたようだ、安心した。

後は、「金前橋」と言う、川に掛かっている石の橋の所に降りて来れれば、無事に下界に到着となる。








  


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2024年01月30日

【篠山道-27】 篠山神社から、祓川温泉へ⑤ [2022年2月27日‐その15]

急な下りの道が続く。
道がはっきりと分からないので、道筋、そしてピンクのリボンを探しながら進んで行く。

それにしても、遍路石がたくさんある。

中には、ひっくり返って放置されているものまであった。勝手に動かすのも憚れて、そのままにしておいた。

そんな古くからの遍路道が、林業用の作業道でズタズタにされており、きっといくつかの遍路石もどこかに行ってしまっているだろう、悲しいことだった。

そして、林道脇には、枝が積まれて、遍路道を分断していた。

写真のような枝の山も遍路道であり、恐る恐る渡る場面もいくつかあった。
それも急斜面である。

なぜ枝を放置していくのかなあ、と思っていたが、最初にこの道を歩いたことをブログで掲載した時に、林道の法面保護のためである、とコメントを頂いた。

そういう事か、と納得したが、遍路道の部分だけでも何とか歩き易くなると良いのだが。






  


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2024年01月27日

【篠山道-26】 篠山神社から、祓川温泉へ④ [2022年2月27日‐その14]

山の中腹に水盤(手水鉢)があった。

進んでいる道が合っていることの目印にしていた場所で、第二関門突破、という所である。

なぜこんな場所にこんな物が、と言った感じである。

何か文字が刻まれているが、読み取れない。こんな場所で、手や口をゆすいだりしたのだろうか。
周囲には微かに水が湧いているようで、氷が張っていた。

その少し先にも、大きな岩の上に、人工物と思われる、真四角の石が置かれていた。

ここも、何か謂れがある場所なのだろうか。

ここまで森の中をあるいていたのだが、この辺りから、いよいよ遍路道ズタズタ区間が始まった。

視界が開けてきたのだが、まだ新しい林道が造られており、枝が散らばっているようになった。








  


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2024年01月25日

【続】 令和6年能登半島地震

こんばんは。

石川県は、余震も少しずつ減ってきて、落ち着きを取り戻しつつあります。

災害ゴミを受け入れてくれる、との事で、ようやく破損した本棚を捨てに行って来ました。

金沢市内は通常通りの生活なのですが、同じ県内の奧能登では避難所生活を送っている方が多数いることが信じられません。


全国ニュースになっていないのが不思議なのですが、我が家のお墓がある、金沢市の山手にある市営墓地が崩落してしまっていました。

土砂の中に、墓石が散乱しています。

あと10m崩れていたら、我が家も巻き込まれる所でした。
77基のお墓が崩落してしまったそうです。
墓石はともかく、お骨はどうなってしまうのでしょうか、かなりの衝撃でした。家屋の倒壊は直せますが、遺骨は、もう誰のものなのか分からないでしょう。

この先、雪や雨、余震で我が家のお墓も流されてしまうのではないか、と不安です。
金沢市から、復旧工事をするとの事で、一時的に墓石を移転する、との連絡がありました。


こちらは、金沢市のお隣の内灘町で、液状化現象で街が歪んでしまいました。

この場所、亡き母の里がある場所で、馴染みのある場所なので驚きました。

こんな状態になっているのを知ったのが、地震から一週間後でした。

輪島とか珠洲の情報ばかりで、せめて県内ニュースでもう少し早く報道してくれていればなあ、と思いました。


奧能登の子どもは、高校を卒業すると、ほとんどが金沢市に出て来ます。

珠洲市出身の方が、「珠洲には良い人しかおらんよ~」と言っていたので、「本当かいや」などと話していたのですが、本当に珠洲出身の人たちは、穏やかで良い人ばかりでした。

産業も無く、交通不便な土地で、皆助け合って生きてきたのでしょうか。

早く、平穏な生活が送れるようになれば良いなあと思います。  


Posted by こいったん at 02:22Comments(0)その他

2024年01月22日

【篠山道-25】 篠山神社から、祓川温泉へ③ [2022年2月27日‐その13]

開けた山の尾根道を進んで行くが、どこかで左折しなければならない。

「右 本社」の立派な遍路石がある所から30分程歩いた所で、分かりやすい道しるべがあった。

「四国遍路掲示板」にこの道しるべを取り付けてくれた方の投稿があったので、それを探しながら歩いていた。

その少し先にもう一つあり、ここから下界へと下ることになる。左折地点を発見出来て、とりあえず一安心である。

ここからが、作業用林道が遍路道をズタズタにしており、危険な道、という事になっている。

山の尾根を下り始めてからは、道が分かりづらくなり、迷うこともあった。

そんな時に、「赤っぽいもの、新しいピンク色、色の煤けたピンク色」の三種類のリボンが枝にぶら下がっており、それが遍路道を案内してくれていることに、ようやく気が付いた。

山の尾根道を歩いている時から見掛けていたのだが、何か、作業用のものだろう、と頭に入っていなかった。

ちなみに、赤っぽいリボンを取り付けてくれた方に、翌日出会う事になる。
数年前に遍路道を探索していた時に付けてくれたそうである。

山の中腹にあるという、水盤がある場所に到着出来た。



  


Posted by こいったん at 00:01Comments(0)篠山道