2021年05月19日

【3巡目-638】 64番前神寺、武丈公園、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その6〉

武丈公園を過ぎ、気が付けば西条市の中心部に近付いてきているような雰囲気となり、道を間違えたことに気が付いた。
地図を確認すると、ずっと手前で曲がらなければならなかった。

これまでの遍路旅で、道を間違えたことはほとんど無かった。
それが今日のように二回も続けて間違えてしまったのは、油断していたのもあるが、道しるべが風化しつつあることが影響しているのかも知れない。

止んでいた雨が再び降りだしてきたが、黙々と歩き続ける。道を修正して、無事に遍路道に戻ることが出来た。

山裾に沿って進むと、一旦民家が途切れ、道は砂利道となった。
前方が樹木で塞がっており、行き止まりか、と思ったらちゃんと草に覆われかかった農道が続いていた。

小道を抜け、廃屋がある一角を過ぎ、集落の道を歩き、道前病院の敷地内に入るような道となる。病院を抜けると、再び田舎道が続くようになった。

左折、右折する場所があり、私製の遍路札が案内してくれるが、ちょっと注意が必要か。

田舎道と言っても民家は結構見られるので、集落に入ったり出たりと進み、見覚えのあるT字路に差し掛かった。  


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2021年05月16日

【3巡目-637】 64番前神寺、武丈公園、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その5〉

道しるべに従って、旧道から武丈公園方面への道へと入る。
もう10年も前に歩いたきりで、道の記憶はほとんど残っていなかった。田園風景の中を黙々と進む。

自販機が見つかり、アクエリアスを購入する。四国のみちの立杭があるので指示に従うが、どうもここで道の選択を間違えてしまったようである。

武丈公園からは山裾に沿った道を進むはずなのだが、どんどん違う方向に進んでいっている感じがする。遍路シールも見当たらなくなって、これはおかしい、と気付いた。
方向を変えて進み川沿いに出ると、遠くに橋が見えている。多分、あの橋を渡らなければならないのだろう。

歩行者専用で、通称:メロディー橋と呼ばれる、「伊曽の橋」だった。ようやく遍路道に合流である。

欄干を叩きながら歩くと音楽が鳴る橋で、確かにこんな橋があったなあ、と思い出した。
叩くためのバチが空っぽになってしまっていて、金剛杖で鳴らす訳にもいかず、曲を奏でることは出来なかった。

川では、水遊びしている人たちが大勢いた。余裕があれば自分も、という所だったが、ちょっと時間に追われていたので難しかった。

橋を渡ってから右折し武丈公園に差し掛かった頃、止んでいた雨が再び降ってきてしまった。
その為だろうか、公園からしばらくで右折しなければならなかったのだが、道しるべを見落としたのだろう、道を間違えてしまった。  


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2021年05月13日

【3巡目-636】 石鎚神社、64番前神寺、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その4〉

境内からの眺めをしばし楽しむ。一面に田んぼが広がっており、素晴らしい。

石段を下り、石鎚神社を後にする。
5分程で、(64)前神寺に到着した。

入口に由緒書きがあり、元々の前神寺は石鎚神社の場所にあったが、神仏分離政策により現在の場所に移った、という事である。
という事は、先程の石鎚神社の場所が昔の札所だったのだろうか。

どんなお寺だったかなあ、と思い出せなかったが、境内に入ると記憶が甦ってきた。一円玉を挟める滝がある。
土曜日ということもあってか、数組の家族連れが参拝していた。

前神寺からは、納経所の横に遍路道が続いていたはずだが、今回は歩いて来た参道を戻る。

旧道との交点には遍路石があり、三角寺へは、「石鎚山駅ヨリ三島駅行便利」と刻まれていた。
駅への案内の遍路石と言えば、(11)藤井寺手前で西オエ駅があったか。

お寺を出て湯之谷温泉の辺りから、夕立となってしまった。雨の予報は出ていなかったのだが。
すぐに止むだろうと思ったら、降ったり止んだり、結構激しく降ることもあった。

ここから先、遍路道は二つに分かれる。二巡目の時に歩いた、国道に並行する旧道が、本来の遍路道のような気がするが、今回は、一巡目の時に歩いた、武丈公園の方の道を進んでみることにした。  


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2021年05月10日

【3巡目-635】 石鎚神社 [2019年8月3日]〈その3〉

旧道を進み、石鎚神社の入口までやって来た。
これまでは、神社までちょっと距離がありそうなので通過していたが、今回は立ち寄ってみることにしている。

由緒書きがあり、ここが石鎚神社の本社で、中腹の成就社・土小屋遥拝殿、山頂の頂上社の4社の総称が「石鎚神社」、という事である。

これまでインターネットで調べてはいたのだが、簡潔に書かれていることで、ようやく頭に入ってきた。

参拝客らしき車が、2台ほど追い越していった。
しばらく進むと、山門があるが、参拝のための杖が用意されていた。そんなに山の方へと上がらなければならないのか、とビビッてしまう。

山門をくぐって参道の隅っこに、大事なものだけ持って、他の荷物は置いていくことにした。

石段を上がって行く。

途中、水が湧いている場所があり、のどを潤す。てっぺんまで上がると、眼下の田園風景の眺めが素晴らしかった。
前を歩いていた、子供二人を連れた家族連れも到着しており、楽しそうにお参りしていた。

石段は、一般の方にはきついかも知れないが、(10)切幡寺よりは短かったと思うので、歩き遍路だったら大丈夫だろう。

お寺だったら、線香・ろうそく・般若心経を唱えて・・・と時間が掛かるが、神社は「二礼二拍手一礼」でご朱印が頂けるから楽である、と言ったら叱られるだろうか。
  


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2021年05月07日

【3巡目-634】 63番吉祥寺から、石鎚神社、64番前神寺、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その2〉


「こがね製麺所」にて腹ごしらえをし、本格的に今回の遍路旅の歩きを始めた。

(63)吉祥寺へと戻って国道を横断し、旧道へと入る。
すぐに、3月の遍路の時、(60)横峰寺からモエ坂を通って麓へと降りてきた時に歩いた道を横断する。懐かしい。

歩き始めが結構、つまらなく感じることがよくある。喜んでお遍路に来たはずなのに、なのだが、その内だんだんと調子が出てきて楽しくなってくる。
今回もそんな始まりになった。

「野々市」という場所を通るが、この辺り、「小松」「氷見」と石川・富山県にある「市」の名前が続いている。単なる偶然だろうか。

北陸と四国は、京都・大阪の都からの距離が同じくらいで、方言にも似たような所があって、何か関連があるのかなあという気がしている。

旧道を歩いていると、変わった唐揚げ屋さんがあった。
農家の倉庫のような建物で営業をしている。食事したばかりだったのであっさり通過してしまったが、立ち寄ってみればよかった。よっぽど味が良いのだろうか。

この道を歩くのは3度目となる。あまり記憶に残っていないのだが、たまに、ここで他のお遍路さんと話をしたなあ、などと覚えのある場所が出てきたりする。  


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2021年05月04日

【3巡目-633】 63番吉祥寺から、石鎚神社、64番前神寺、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その1〉


(63)吉祥寺にて、遍路衣装を身に着ける。
チラホラと参拝客の姿もあり、ちょっと安心する。

日陰でベンチのある場所が無いかなあ、と探すが見付からず、照り付ける太陽の元での作業となり、早速、汗が噴き出してきた。

時刻は午後1時半前、今日は石鎚神社にも立ち寄って中萩駅の辺りまで、約14kmの歩行予定である。午後6時過ぎには到着出来るだろうか。

本堂、大師堂にてお参りをし、納経してもらい、まずは腹ごしらえである。早朝、少々口にしただけである。

事前に、(63)吉祥寺周辺で食事出来そうな場所を調べておいた。
少し小松方面に戻った所にうどん屋さんがあるようなので、ここで遅い昼食とすることにしている。

お寺から3分程歩くと、大きなスーパーの一角に「こがね製麺所」があり、無事に営業していた。早速、中へと入る。

セルフ方式がよく分からず戸惑うも、注文するメニューまで何となく決めておいたので、しどろもどろにならずに済んだ。
店内は、昔の食堂風のテーブルや椅子がずらりと並んでおり、少し汚れた歩き遍路が入っても違和感が無い感じで、落ち着いて食事が出来た。  


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2021年05月01日

【3巡目-632】 第31回 区切り打ち 出発[2019年8月2・3日]

31回目の区切り遍路です。
今回も公共交通機関を利用しての四国入りです。

金沢市のお隣、白山市にある松任海浜公園バス停に車を置かせてもらい出発です。

四国まで直通する夜行バスに乗る選択肢もあったのですが、今回歩き始める愛媛県西条市へ向かうには、高速バスを大阪で乗り継いだ方が安くつき、四国行きは出発時間もちょっと早いので、利用は諦めました。

ちなみに、帰りは安いチケットが手に入ったので、このバスを利用します。

大阪から今治行きのバスに乗り換えるのですが、乗車場所の「ハービス大阪」がどこにあるのか分かりません。時間が押していたらパニックになっている所でした。

案内がなかなか見付からず、駅付近をさまよって、ようやく到着しました。

地上部を歩いていると、上がったり下りたりばかりで、地下を進んだ方が楽なのでしょうか。田舎者には都会は大変です。

高速バスに5時間半乗り、伊予西条駅で下車、すぐにやって来た松山行きの特急バスに乗り換え、氷見バス停で下車。前回区切った、(63)吉祥寺はすぐ側です。


本日のコースタイム
金沢→icon17→松任海浜公園バス停23:21→icon18→3日5:00大阪駅7:30→icon18→12:58伊予西条駅→icon18→13:15氷見バス停→13:16(63)吉祥寺  


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2021年04月28日

2021 東京ウルトラマラソン [2021年4月25日]

4月25日(日)に行われた、「東京ウルトラマラソン」に参加してきました。

1年半ぶりの大会出場となります。

25日から緊急事態宣言が出されることになり、また中止か、と落ち込んでいたのですが、屋外での小規模イベントということで、開催されました。

「東京ウルトラマラソン」と名前だけ聞くと大規模な大会のイメージですが、参加者は400人程度、多摩川の河川敷を往復する、小さな大会でした。


前日に新幹線に乗り、滅多に行くことが無い東京へ。

上野駅で下車し、歩いて東京見物。
アメ横・不忍池・秋葉原・皇居・有楽町まで散策、JRで蒲田にある宿へと向かいました。

高層ビル群と、人の賑わいと刺激は、本当に凄くて、感動の連続でした。人が集中するのも分かります。


100・80・60・50kmのコースがあり、出発時間も違う事から、会場は閑散としています。

100kmコースに参加したかったのですが、制限時間が13時間と厳しすぎるので、今回は60kmコースを選びました。



60kmを歩かずに走り続ける目標でしたが、1年半も走っていなかったせいか、それとも昨日、東京見物で歩き過ぎたためでしょうか、息は続かないし脚は重く、20数kmで走るのを断念、後はほとんど歩いてしまうことに。

タイムは9時間15分と、制限時間の8時間を大幅にオーバーしてしまいました。
まだまだですicon106

レース後には、銭湯に送迎してくれるという、小規模大会らしい、素晴らしいサービスがありました。

東京の下町風の銭湯で、これもまた良い思い出となりました。

汗を流した所で、東京駅で食事をし、「かがやき」に乗って金沢へと帰って来ました。

充実した二日間だったのですが、一方で、新型コロナに感染していないか、と不安な日々を過ごしています。  


Posted by こいったん at 02:22Comments(0)フルマラソン

2021年04月24日

へんろ地図 [第12版:2019年10月発行]を購入しました (後編)

前編の続きです。

特に気になったのは、(39)延光寺へのアクセスで、右側にさらにもう一本遍路道が増えていました。

本当にこんな道があるのでしょうか?




(46)浄瑠璃寺周辺や(50)繁多寺から(51)石手寺にかけてなど、他にもさりげなく遍路道が追加されていました。

「長珍屋」さんの裏側に、赤い点線が追加されています。
どんな道なのでしょうか。

こうなると、ますます遍路意欲が湧いてきてしまいます11



浅海から菊間にかけての山側にも、かなり遠回りになりそうですが、新たに遍路道が指定されています。

ここに到達するのは何年後になるか分かりませんが、ぜひ歩いてみようと思います。





これまで歩いてきた道の中では、「阿千田越」や西条市内とか引田市街なんかも、赤い線が引いてあって良さそうな気がします。

担当の方がこのブログを見ているとは思いませんが、ご検討をお願いします(笑)

四巡目は、英語版のへんろ地図と東海図版の地図を参考にしながら、この通常のへんろ地図を手にして歩いて行きたいと思います。


次回からは、「2019年夏 歩き遍路」の記事となります。  


Posted by こいったん at 00:05Comments(0)歩き遍路 トピックス

2021年04月21日

へんろ地図 [第12版:2019年10月発行]を購入しました (前編)

春遍路の記事が終わりましたので、閑話休題。

2019年の10月に、へんろ地図の第12版が発売されていたのですが、どうせ前の地図とそんなに変わっていないだろう(失礼)、と購入していませんでした。

先日の冬遍路で、(10)切幡寺の門前の商店にへんろ地図が売られているのを発見。

四巡目は英語版のへんろ地図を主に活用するつもりでしたが、紙質の関係で書き込みがしにくく、起こった出来事などが思い出せなくなって、ブログの更新も出来なくなりそうなので8、新しくへんろ地図を買うことにしました。


中を開いてみると、大幅に遍路道が追加されていて、なかなか面白いことになっていました。

「あずり越」や「かも道・いわや道」など、やや有名どころはもちろん追加されており、さらに、じっくり見ないと分からないような道も遍路道に指定されていました。

例えば、写真にある、(17)井戸寺から徳島市内に向かう道の、「チューオー」というスーパーの上に赤い点線が追加で引かれているのなどは、なかなか気付きにくいのではないでしょうか。

先日の冬遍路の時、この辺りを通過しましたので、早速歩いてみました。
確かに、こちらが昔からの道のようでした。

後編へと続きます。
  


Posted by こいったん at 00:04Comments(0)歩き遍路 トピックス

2021年04月18日

【3巡目-631】 第30回 区切り打ち 帰宅[2019年3月19・20日]

「武丈の湯」にて時間を過ごさせてもらう。
帰りは、小道を通って西条駅の南北通路を利用すると、10分程で駅へと戻って来れた。

夜行バスに乗り、大阪駅へ。
JRで京都駅に移動し、駅から歩いて行ける距離にある、「東寺」を参拝することにした。

四国88ヶ所を周る前か後だったか、東寺をお参りする、と聞いたことがあるからだが、なぜなのかは調べてもよく分からなかった。

どこをお参りしたらいいのか分からず、寺内をウロウロとする。朝7時過ぎに参拝したのだが、納経は8時半から、との事だった。

お腹がすきまくっていたこともあり食事場所を探したのだが見付からず、再び京都駅まで戻り、朝食を摂って、再び東寺へ、と行ったり来たりとなって、とても疲れてしまった。

東寺にしろ、高野山にしろ、どうも苦手で、もう行きたくないなあ、という気持ちになってしまう。

京都駅から高速バスに乗り、4日間の遍路旅を終え、金沢へと帰って来た。


本日のコースタイム
伊予西条駅23:00→icon18→大阪駅(ハービス大阪)20日5:54→19→6:28京都駅→東寺→京都駅9:20→icon18→13:22松任海浜公園→icon17→14:58金沢
[第30回区切り打ち 完]

  


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2021年04月15日

【3巡目-630】 63番吉祥寺、伊予西条駅へ [2019年3月19日]〈その22〉

(63)吉祥寺を参拝後、すぐ側の氷見バス停から伊予西条駅へ。
1時間に2~3本はバスがあるから便利である。
降車時には、お気を付けて、と声を掛けてくれた。随分と親切な運転手さんである。

ここから夜行バスに乗って、大阪駅経由で帰宅予定である。

駅から15分程歩いて、へんろ地図にも掲載されている、「武丈の湯」へと向かった。汗臭いまま、夜行バスに乗るわけにはいかない。

入浴料は500円だが、石けん等の購入が必要。荷物は、快く預かってくれた。従業員さんは何かと丁寧で、道後温泉とは大違いだった。

時間はたっぷりあるので、ゆっくりとお風呂に浸かる。2時間も入っていた。

入浴後には、先程食事をしたばかりなのに、再び食事処へ。定食類が500円と安かった。

その後は、メモ書きなどをしながら、バスの発車時間まで、計3時間も過ごさせてもらった。大変お世話になりました。




本日のコースタイム
ビジネス旅館小松6:30→6:46(61)香園寺7:17→7:46香園寺奥之院白滝8:27→10:49(60)横峰寺12:03→12:12星ガ森→13:24虎杖→13:35河口→14:31番外極楽寺14:43→15:33黒瀬峠→16:34(62)宝寿寺16:59→17:12桃園17:48→18:00(63)吉祥寺18:22→18:23氷見バス停→icon18→18:39伊予西条駅→19:18武丈の湯22:25→伊予西条駅


歩行距離:34.6km+α
 歩数  :53566歩
最高気温:10.9℃
最低気温:6.0℃
降水量:28.0mm[西条市]  


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2021年04月12日

【3巡目-629】 62番宝寿寺、63番吉祥寺へ [2019年3月19日]〈その21〉

お腹がすいており、どこかで夕食を、と考えていた所で、国道沿いに「桃園」という、中華料理屋があった。

チェーン店では無く、個人経営のようだったが、大きな店構えである。
ここに入ろうかどうしようか、一旦通過したのだが、戻ってこの店で食事をすることにした。

ラーメン、チンジャオロース、生ビールを注文する。

メニューを見ていると、昼だったらお得なランチが多数あり、安く食事が出来るようであった。
時間が早かったこともあり、貸切の店内でゆっくりと休ませてもらい、出発する。

たまたま外に出ていた店の方が、お気をつけて、だったか、声を掛けてくれた。

個人の店だと、お遍路姿だったら嫌な顔をされるのではないか、といつも心配になってしまう。実際には、そんな事は無いのだが。

国道をそのまま進んでから、お寺の裏側を周るような小道へと入り、遍路石に従って右折、午後6時になってようやく、(63)吉祥寺に到着した。

納経にはもちろん間に合わなかったが、誰もいない本堂・大師堂にて般若心経を唱えてお参りをした。  


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2021年04月08日

【3巡目-628】 62番宝寿寺 [2019年3月19日]〈その20〉

(62)宝寿寺に到着する。
急いで歩いてきたので、まずは息を整えるために、荷物を整理しながら休憩とする。

境内では、噂の住職さんだろうか、60才くらいの作務衣を着た男性が参拝客をお迎えしており、駐車代を集めたりしていた。

荷物整理や休憩でもたもたしていると、こちらにやって来て、先に納経されますか、という事で、納経帳を預かってくれる。
納経代と御姿それぞれ300円ずつ掛かる、という事だった。
仙遊寺の住職さんから、宝寿寺の住職さんは純粋で良い人、と話を聞いていたが、その通りだなあ、という印象だった。

勝手な見解になるのだが、単に、普通の人の感覚と少しズレた部分があって、誤解されてしまいやすい方なのではないだろうか。
一連の騒動にも、何か本人なりの理由があるのだろう、と思った。

もう一人、歩き遍路さんがやって来た。今日は、「ビジネス旅館小松」に宿泊するそうで、良い宿だった、とお伝えする。

本堂の秘仏のご本尊がご開帳、となっていた。写真も撮影可能だった。

午後5時過ぎに、(62)宝寿寺を出立した。本日は、納経間に合わないが、(63)吉祥寺を参拝して、今回の遍路旅終了としたい。  


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2021年04月05日

【3巡目-627】 62番宝寿寺へ [2019年3月19日]〈その19〉

その台湾からのお遍路さんにどこで泊まるのか尋ねてみる。

言葉が分からない、とジェスチャーするも、スマートフォンを取り出してへんろ地図を表示し、「温泉旅館京屋支店」に泊まることが分かった。それなら安心である。

へんろ地図を写真に撮って持っていたのか、それとも、スマホ版へんろ地図があったりするのだろうか。

(60)横峰寺へは、歩きの遍路道を通るのが常識だと思っていたが、先日会った群馬の方をはじめ、舗装の林道を選ぶ人もいるとは、新しい発見である。

そのまま道なりに進み、国道に出て左折し、小松方面へと戻る。

程なくして、(63)吉祥寺の前を通り過ぎた。先に、(62)宝寿寺方面へと戻らなければならない。

宝寿寺の納経開始が7時からだったら、吉祥寺を参拝して、(64)前神寺まで行けたのだが。

宝寿寺問題にはあまり関心が無いと言いつつ、一番影響を受けてしまっているから皮肉なものである。

15分程歩いて、午後4時半過ぎに(62)宝寿寺に到着した。納経には間に合わないと思っていたが、急いだ甲斐があった。


  
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2021年04月02日

【3巡目-626】 モエ坂、62番宝寿寺へ [2019年3月19日]〈その18〉

黒瀬峠から小松方面に向かうと、道が狭くなり、これまで民家など見当たらなかった所に、いきなり昭和な長屋や民家が並んでいた。

色が統一されているような感じな上、道路を跨ぐように大きな鳥居が建っていた。一体、ここは何なのだろうか。
これも、石鎚神社の何かなのだろう。

その後は再び山の中の下り道となり、改良された道路で道幅も広くなる。(62)宝寿寺の納経に間に合わせようと必死に歩く。

松山自動車道が見えるようになってきた。思ったよりも早く、下界へと降りてきているようである。

高架下をくぐると、期せずして「へんろ道保存協力会」の立杭があった。

(64)前神寺への道を案内していた。
車遍路用の案内もあるが、運転しながら見付けられるだろうか。

麓へと下りて来ると、一直線に道が続いている。
道路反対側の前方からお遍路さんが歩いてきて驚いてしまった。

この時間からどこへ向かうのか、まさか(60)横峰寺?と心配になり、声を掛けてみることにした。
台湾から来たお遍路さんだった。  


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2021年03月30日

【3巡目-625】 モエ坂、62番宝寿寺へ [2019年3月19日]〈その17〉

番外霊場の極楽寺を過ぎてからは、時折、車が走り去るようになってきた。

また、ダム建設による代替路なのだろう、歩いていても退屈な道となってしまった。
右手には、黒瀬ダムの貯水池が見えており、ダム湖に沿ってのグネグネ道である。

この区間での出来事と言えば、ポツンとあった建物からだろうか、ワンちゃんが二匹飛び出してきて、思いっきりじゃれ付かれたことくらいだろうか。
人懐っこく、歩いている人間など珍しいのか、大喜びしていた。

左手の高台に、「京屋旅館支店」の建物が見えてきた。
群馬の方は、何度電話しても出てくれず泊まれなかった、と話していたが、車も止まっており、営業している様な感じである。

車で(60)横峰寺に向かう場合は、ここからバスに乗り換えるのだろうか。
時間があればどんな所なのか、立ち寄ってみたかったのだが、(62)宝寿寺へと先を急ぐ。

程なくして、小松方面への分岐となり、左折する。
バス停名が黒瀬峠となっており、少し山越えがあるのかと身構えていたら、分岐から下る一方で助かった。  


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2021年03月27日

【3巡目-624】 モエ坂、番外極楽寺、62番宝寿寺へ [2019年3月19日]〈その16〉

集落の外れまで来ると、県道に石鎚山のロープウェイ乗り場へと向かう路線バスが走り去っていった。小学生が一人乗っているだけのようだった。

赤い鉄橋のような橋を渡り、県道へと戻って来た。
(62)宝寿寺での納経は無理そうだが、往生際が悪く、頑張れば間に合うかも、と急ぎ足で先へと進む。

へんろ地図にも掲載されている、番外霊場の極楽寺があった。せっかくなので立ち寄らせてもらう。

滝行のための更衣室があり、小さな滝があった。「難を転ずる南天ロード」という小道があったので上がってみるが、ずっと先まで続いていそうで、時間も押していることから麓へと戻る。

納経所があったので、中を覗いてみると、若いお坊さん二人の姿が見えて、驚いてしまった。

失礼ながら、無人の荒れた小さなお寺、と勝手に想像していた。

車道へと戻り少し進むと、極楽寺の案内板があった。
本堂はずっと山の方にあったようで、ウロウロとしていた場所は別院だった事が分かった。
随分と規模が大きいお寺のようである。

(62)宝寿寺での午後5時までの到着を諦めていなかったので、本堂へのお参りはパスして、先へ進むことにする。  


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2021年03月24日

【3巡目-623】 モエ坂、河口、62番宝寿寺へ [2019年3月19日]〈その15〉

全く車が通らないので、歩いていても楽しいものである。つり橋があったりして面白い。

期せずして、細野というバス停が現れる。
周囲に集落は見られず、山へと向かう石段だけがある。車が入れない集落なのだろうか。

その少し先に細野集落への車道分岐があったのだが、「細野 王子」と書かれた汚れたプレートや朽ちた看板があった。
細野王子社なるものがあるようである。一体何だろうかと、不思議な気持ちになった。

帰宅してから調べてみると、麓の石鎚神社本社から、石鎚山の頂上社までに36の王子社があるそうである。「王子社」というのがよく分からない。

石鎚神社のHPによると、神仏混淆(しんぶつこんこう)時代のなごりで、子供の姿で現れた神様が祀られている、との事だった。

河口集落から3~40分歩いた所で、ようやく次の集落が見えてきた。ここは人が住んでいるのだろうか。

集落の入口付近の県道に、ずっと探していた、車用の距離表示の看板があった。
小松まで15kmとなっている。

ただ今の時刻は午後2時16分、2時間半で15kmだと、時速6kmで歩かなければならない。
(62)宝寿寺の納経には間に合わなさそうである。

県道を一旦離れ、集落内へと入るが、やはり人の気配がしない。ここもゴーストタウンか、と思ったが、人の住んでいる家が見られるようになり、郵便局まで登場してきた。
へんろ地図では、「千野々」というバス停のある集落だった。  


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2021年03月21日

【3巡目-622】 モエ坂、虎杖、河口 [2019年3月19日]〈その14〉

「モエ坂」を下った虎杖から、河口集落に向かって、静かな車道を進む。

10分程歩いた所で、民家が見えてきた。狭い車道に沿って住宅が並んでいるが、人の気配がしない。
もう営業していなさそうな旅館も何軒かあり、止まっている車も無く、廃墟となった集落のように思われた。

帰宅してからこの辺りを歩いた方の記事を探してみると、犬が吠えている、との記述があったが、その犬の姿もなかった。
旧石鎚村の人口が、2人かそれ以下になっているようだから、無人の集落になってしまっているのかも知れない。

無人らしき集落を抜けると、別の車道と合流し、バス停を発見した。

時刻を見ると、1日5本だけだが、15時台と17時台に西条方面行きのバスがあった。
これで、万が一、麓に辿り着くまでに真っ暗になりそうだったとしても、バスに乗れば大丈夫である。安心した。

車道を進むが、全く車がいない。通り過ぎていったのは、市の巡回らしき車だけである。
反対方向に進めばロープウェイがあるはずで、もう少し人の気配があってもよさそうなものだが、どうなっているのだろうか。  


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