2019年09月17日

【3巡目-431】 内海、国道経由、津島まで [2017年8月27日]〈その9〉

歩行者用トンネルを抜けると、東屋がたくさんある公園があった。

今日は宿の都合で16時以降に着かなければならないが、まだ午後1時過ぎである。あと、2時間も掛からずに到着してしまいそうである。
ここで時間調整を兼ねて、大休憩をしていくことにした。
こんなことなら、須ノ川海岸でもっとゆっくり海水浴を楽しめば良かった、と勿体無いことをしたと思う。

すぐにビショビショにはなるが、衣類を広げて乾かす。風も吹いて、とても気持ちが良い。椅子もきれいで、居心地が良かった。

行儀が悪いが、上は全部脱いで裸にならせてもらった。
タイミング悪く、犬の散歩をしている夫婦がやって来たが、特に気にする様子も無く、暑いね~と声を掛けてくれた。

1時間を少し超えるくらい休ませてもらい、出発することにした。
国道を下って行き、大門バス停と山本商店が見えてきた。ここの分岐を旧道へと入る。
どこかで、柏坂からの遍路道と合流することになるだろう。  
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2019年09月15日

【3巡目-430】 内海、国道経由、津島まで [2017年8月27日]〈その8〉

へんろ地図にも掲載されている、「西遊漁センター」のある集落を過ぎ、短いトンネルを抜ける。

道路の広くなっている部分に、面白い物がたくさん転がっていた。

写真は、入浴器らくだで十六万八千円となっていた。近くに発明家さんが住んでいるようで、前進ステッキのキセキや、自動米洗い機なども作ったようである。

麓へと降りてくると、嵐集落で、ファンの人だったら喜びそうな地名である。
郵便局や商店もある、大きめの集落である。町外れには、カラオケ喫茶・あらし、というお店があったが、車が止めきれないくらいに繁盛していた。

再び上り道となり、民家が途切れた場所に、へんろ地図にも掲載されている、うどん屋の「もく兵衛」があった。
小さなお店だったが、昼時のためか、外で何組かのお客さんが待っていた。結構、人気店なのだろうか。

それ程きつくはないが、再びの峠越えとなる。
嵐坂隧道にも、歩行者用トンネルが造られていた。

ちょうど、1時間前程に追い抜いていったマラソンしている方が、向かいからやって来た。
この暑い中、頑張っている同志として、挨拶くらいはしたかったのだが、残念ながら目が合わず、声を掛けられなかった。  


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2019年09月13日

【3巡目-429】 須ノ川海岸、津島まで [2017年8月27日]〈その7〉

近くにいたウェットスーツの青年二人組が、魚をモリで突いて仕留め、「獲ったぞー」と大喜びしていた。凄いなあ。まるで原始人のようである。
恐らく、背中には奇麗な絵が描かれているような二人ではあったが、のどかな光景だった。

1時間程、須ノ川海岸で過ごし、出発することにした。なかなか、楽しい時間だった。

再びお遍路さんへと戻り、国道を進む。
先程泳いでいた須ノ川海岸が、あっという間にはるか遠くになってしまった。
今日も暑い日となっているが、風が適度に吹いてくれて助かっている。

鳥越トンネルを抜けると、旧津島町、現在の宇和島市に入ってくる。すぐに海沿いの旧道が続いていたが、そのまま国道を進んでしまった。

交通量の多い国道を歩き、ふれあいひろば、という東屋やトイレがある公園があり、景色も良さそうだったので立ち寄ってみた。

東屋はフンなどで少し汚れており座れなかった。
その横に、トイレと休憩室というものがある。こんな場所に休憩室とは、と思い、ノブをひねってみると鍵は開いていた。

2畳くらいの広さのフローリングで、綺麗になっている。思い出ノートがぶら下がっており、中を観ると、ここはお遍路さんの隠れ野宿スポットのようであり、感謝の言葉が綴られていた。月に数人がお世話になっているようである。定員二人だろうか。  


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2019年09月11日

【3巡目-428】 須ノ川海岸にて [2017年8月27日]〈その6〉

「ゆらり内海」を過ぎると、「須ノ川公園」の駐車場があり、結構賑わっていた。

今日は海水浴をしたいと考えており、へんろ地図で「須ノ川海岸」と書かれている、この辺りで遊ぶことは出来ないか、と考えていた。

もう少し歩くと、海岸沿いに出る。堤防から海を覗くと、海で遊んでいる人たちの姿が見えた。ここで寄り道していこう、と海岸へと降りる。

砂浜の海岸では無く、大きな石がゴロゴロとしている海辺である。歩きにくいが、砂で汚れることはない。少し人々から離れた、座り心地が良さそうな場所を探して、腰を下ろすことにした。

石を集めて金剛杖を立て、濡れた衣類を干す。

石ゴロゴロなので、サンダルは履いたまま、持参した水中眼鏡を身に着け、白衣と上着は脱いで、短パンや下着は汗でビショビショなので海水で濡れようが関係はなく、そのままの状態で海へと入った。

すぐに足がつかなくなる程深くなるので、水辺で浮かんだりもぐったりをして楽しんだ。塩分の関係もあるのか、プールよりも浮きやすくて気持ち良かった。
休憩も入れて、他に来ている人たちの姿を眺めたり、横になって休んだりしながら過ごした。  


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2019年09月09日

【3巡目-427】 内海、国道経由、津島まで [2017年8月27日]〈その5〉

トンネル内は真っ暗だと思ったが、いつの間にか電気が点いていた。センサーが入口にあったのだろう。
12分掛かって、歩行者専用の「内海ふれあいトンネル」を通過する。再び喧騒が戻ってきた。

ここからは下りとなる。
歩道を歩いていると、その一角にお地蔵さんがある。戒名と昭和61年の日付と名前、19才と刻まれていた。交通事故で亡くなられた方だろう。生きていれば52才である。

若者の交通死亡事故が多く、周囲でも実際に聞いたことがあり、スピードを出すのが格好良いような時代だった。

平地までやって来ると、中学校があり、運動部が活動をしている。
その隣辺りに、「ゆらり内海」があった。温泉とレストランがある施設である。

帰りは、車を止めてある宿毛駅から、愛媛県経由で帰る予定であり、この場所を通ることにもなることから、ここでお風呂に入っていくことにしようか、と考える。

実際に明後日、遍路旅の帰りにここの温泉に立ち寄った。500円と安めの値段だった。お風呂も居心地が良くまた行きたい所だが、あまり大きくなかったので、シーズンなどは芋の子を洗うような混雑になりそうな気がした。  


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2019年09月07日

【3巡目-426】 内海、国道経由、津島まで [2017年8月27日]〈その4〉

青い海を眺めながら国道を下ると、旧内海町の柏地区となる。
ここからは、柏坂へんろ道となるが、これまで二回歩いていることもあり、今回は国道をそのまま進むことに決めている。

高速道路の建設が進んでいるようで、その詰所を利用したお遍路さん休憩所があった。が、平日の日中のみの開設で鍵が閉まっている。
そこら辺に座ってとも考えたが、日陰の場所が無い。

隣に、役場の内海支所があり、そこの日陰部分で休ませてもらうことにした。
へんろ地図の、「DE・あい・21」というのは、ここの事だろうか。まだ朝早いので、中には入れそうにない。

斜め向かいには、一巡目の時に泊まり廃業した、「旭屋」さんの建物がそのまま残っていた。
向かいにはバス停もあり、松山行きの特急バスがやって来て停車するが、誰も乗降しなかったようである。

今日は「ホテルサンパール」で2リットルの水を凍らせてもらえたので、常に冷たい水を飲むことが出来る。

休憩を終え、国道を進む。緩やかな上りを進み、歩行者用のトンネルが現れた。
説明書きによると、このトンネルは、内海村の中学校の統廃合によって生徒がトンネルを使うことになり、安全を考えて、平成に入ってから作られたそうである。  


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2019年09月05日

【3巡目-425】 菊川、内海、国道経由、津島まで [2017年8月27日]〈その3〉

道しるべはかなり朽ちてきていたが、まだ判別は出来た。
こちらの道を通るお遍路さんはほとんどいないだろうから、仕方がない。

緑のトンネルを抜け、簡易舗装の道を進むと、木々に覆われた、山越えなどでよく見られる、土の遍路道となった。
こんな所に普通の遍路道が登場してきたか、と面白かった。長さはわずか20m程で、すぐに国道に合流した。

今歩いてきた道の方が、遍路道に相応しそうで、それ程遠回りにもならず、へんろ地図に赤い点線を入れてもよさそうにも思える。

二つ目の峠に向かって、緩やかな上り道が続く。

峠らしき場所を過ぎると、室手海岸の看板があり、海が見えるようになった。

右手にお地蔵さんが並んでいる一角もある。東海図版の地図によると、山の方に遍路道があったことになっているから、ここが入口になるのだろうか。
遍路道の入口や出口には、お地蔵さんがあることが多い。

「民宿ビーチ」の前を通る。宿前はかなり雑然としていたが、営業している様子。中に人影があり、こちらの存在に気付いたようだった。  


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2019年09月03日

【3巡目-424】 御荘、菊川、内海、国道経由、津島まで [2017年8月27日]〈その2〉

「ビジネスホテル春日」がある場所で、再び国道に合流する。
郊外の方までやって来たが、まだ会社などが連なっている。まだ新しそうな「民宿よしもと」を過ぎると、緩やかな上り道となってくる。

一旦、峠を越える。バス停名から、八百坂峠との事である。
峠を越えると、自販機があり休憩出来そうな場所があったのだが、大きなトラックが止まっていて休みにくそうであり、もうひと踏ん張りすることにする。

右方面への分岐があり、四国のみちの標柱もある。遍路札はそのまま国道を直進となっている。
今回は予定通り、東海図版の地図に従って、四国のみちの方を歩いてみることにした。

国道の喧騒から解放され、田舎道となる。なかなか良い感じである。
山裾を進み、田んぼ越しには国道が見えている。

次第に民家が増えてくる。小さな川沿いの道となり、川の向こうには小学校がある。

橋を渡ると、石灯籠が並んでいる場所があり、ここで腰を下ろして一休みさせてもらうことにした。静かで、長閑な時間が流れている。
「菊川石灯篭」と呼ばれるそうだが、よく崩れもせず建っているなあ、という印象である。

ここからは川沿いの砂利道を少し進むと、遍路道への案内があった。  


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2019年09月01日

【3巡目-423】 「ホテルサンパール」から、内海、国道経由、津島まで [2017年8月27日]〈その1〉


朝食は6時半からと、歩き遍路でも食べていこう、という時間設定であった。

久し振りに目玉焼きが食べられて嬉しかった。また、コーヒーが自由に飲めるようになっているのも良かった。

部屋にあった施設案内では、今もあるプールの他に、ボウリング場や、御荘湾を横断するロープウェイ、ミニ動物園や展望タワーなども書かれており、一大レジャーゾーンだったようである。

ホテルの開業は昭和46年となっており、自分が子供の頃の、憧れの遊び場だったのではないだろうか。昭和である。

お遍路さんの「おもてなしステーション」にもなっており、従業員の皆さんも感じが良い方ばかりで、プライベートでも泊まってみたいと思う、なかなか良い宿であった。

支払いをし、午前7時をまわってから出発した。

今日のメインイベントは、菊川付近で遍路道を探索してみることと、内海付近のどこかで海水浴をすること、である。

隣に、「南レクロッジ」という宿のような建物がある。帰宅後調べてみると、「ホテルサンパール」と一体経営のようである。

少し進んで、左への旧道に入る。この通りには、「民宿磯屋」さんがある。素泊まり、という事で、今回はお断りした宿である。もみじマークの軽自動車が止まっていたから、高齢になりながらも頑張っていらっしゃるのだろう。  


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2019年08月30日

【3巡目-422】 「ホテルサンパール」② [2017年8月26日]〈その13〉

夕食の時間になり、一階へと下りる。
レストランが大賑わいで驚いてしまった。どうやら、飲み放題のバイキングをやっており、地元の方たちが集まっているようであった。

食事場所に指定された、離れのような場所にあるお座敷コーナーに向かうと、食べ切れないくらいの料理が並べられており、大喜びする。

冷たい水が飲みたいので、ドーンと大きいポットか何か持ってきて欲しい、とお願いすると、喫茶店にあるような水差しを持ってきてくれた。

釜飯がお茶碗3~4杯分あり、食べ切るのが大変だったが、全てきれいに完食する。お腹パンパンで大満足である。これまで泊まった宿で、一番、量が多かっただろうか。

館内を少し探検してみる。隣接してボウリング場があったが、最近営業を休止したようである。

部屋に戻ってからは、酎ハイを飲みながら、へんろ地図を眺めて計画を考えたり、テレビを観たりして過ごす。

丁度、24時間テレビをやっている日で、お酒が入っていることや年のせいもあってか、すぐにウルウルとなってしまった。

夏休み最後の土曜日で、子供たちの宿泊も多く、廊下を走り回って賑やかであった。


ホテル サンパール:一泊二食 7700円 ※歩き遍路割引
      ※洗濯機2台・乾燥機1台(故障中)、無料。自販機あり。冷蔵庫なし(フロントへ預ける)。
        朝食は6時半から。向かいにコンビニあり。
    宿泊客:一般客多数。  


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2019年08月28日

【3巡目-421】 「ホテルサンパール」① [2017年8月26日]〈その12〉

「ホテルサンパール」にて、チェックインを行う。
部屋に冷蔵庫が無いことを伝えられ、冷やしたい物があれば、フロントにて預かる、との事だった。

先程、冷凍物を買い込んだばかりなので、エッと思ったが、2リットルのペットボトルを凍らせてもらえたので、翌日は常に冷たい水を飲むことが出来て、大助かりだった。

ホテルにも関わらず、従業員の方が部屋まで案内してくれてた。まるでVIPのようである。「ネストウエストガーデン土佐」以来だろうか。
おもてなしをしっかりしてくれる宿らしく、部屋はクーラーを効かせてくれて、涼しくなっていた。

入口を入って正面には、土産物が広々と並べられており、こうした雰囲気は好きである。

その一角に、このホテルを40番と41番の中間だからだろう、40.5番札所として、「おへんろメッセージギャラリー」というコーナーがあった。
著名人からも、遍路に関してメッセージが寄せられている。

一般のホテルかと思っていたが、お遍路さんの宿として力を入れているとは思わなかった。

洗濯は無料、との事で、早速機械を回し、そのまま大浴場へ。溜め湯でお湯の出も良くなかったが、大きなお風呂に入れるだけで満足である。  


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2019年08月26日

【3巡目-420】 40番観自在寺、「ホテルサンパール」へ [2017年8月26日]〈その11〉

(40)観自在寺を出立する。
寺を出てすぐに、右の細道への遍路シールがあったのでそちらへ進み、山代屋旅館の横を通って旧道に出た。

丁度、狭い旧道にバスがやって来た。「平城札所前」という、渋いバス停名で、一人のお遍路さんが下りる姿が見えた。

5分程歩いて、国道へと出た。車通りも多く、賑やかである。5年前にも感じたことだが、この街は地理的には遠く離れた辺境の地ではあるが、活気がある印象である。

スーパーとホームセンターがくっついた、エーマックスという大きな店があったので、立ち寄ることにした。
冷凍の飲料もあったので、明日の分も含めて、2リットルの水や酎ハイ、缶コーヒーなどたくさん買い込む。

遍路姿のままで入店したのだが、結構視線を感じてしまった。せめて、菅笠などは外した方がよかったか。

広い駐車場のある大きな公園の前を通り、本日の宿「ホテルサンパール」に到着した。自分の好きな、一昔前風の建物である。


本日のコースタイム
宿毛駅8:34→10:21県境→13:45岩水バス停→14:05国道56号合流→14:42僧都川べり15:02→15:18(40)観自在寺15:45→16:21ホテルサンパール


歩行距離:26.9km
 歩数  :39078歩
最高気温:34.3℃
最低気温:26.4℃[宿毛市]  


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2019年08月24日

【3巡目-419】 40番観自在寺にて [2017年8月26日]〈その10〉

午後3時18分、(40)観自在寺に到着した。
宿毛駅を出発したのが、午前8時41分だったから、約6時間37分での到着である。

二巡目の時の記事を調べてみると、宿毛市内の喫茶店を出発してから松尾峠経由でお寺まで、6時間8分だった。
思ったほど、時間的には差が無かった。

手水場の水は、手押し式であった。
境内には、願いをこめてお摩り下さい、という三鈷や、願い事を書くと大師堂に納めてくれる、という大師石など、心願成就を目指す物が多かった。
もう一組いた参拝者が、三鈷を一生懸命に触っていたので、自分もやってみる。

その参拝客が出立すると、境内は貸し切りとなってしまった。

納経所は本堂内にある。参拝を終え、納経してもらう。ここでちょっと嫌な出来事が。

納経帳を手で払いのけるように、シュッと返されてしまったのである。手渡ししてくれるものとばかり思い込んでいたので、驚いてしまった。

最初に挨拶をした時に無言だったので、ちょっとおかしいなあ、とは思ったのだが。
納経を終え、あとは宿へと向かうのみである。  


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2019年08月22日

【3巡目-418】 40番観自在寺へ [2017年8月26日]〈その9〉

土手の道に入ってすぐに、大正時代の標石が建っており、平城へ二十二丁、と書かれていた。
昔の橋はここにあったのだろう。

川へと降りる石段に腰掛けて休憩することにした。

川沿いということもあり、風が吹いて心地良い。夏遍路にとって、風はとても重要で、少々気温が高くても風が吹いていればしのぎ易くもなるが、30℃を超えなくても無風であれば、汗が滲み出てくる。

土手沿いの空き地では、小さな子どもを連れた親子が遊んでおり、微笑ましい。
次の遍路でこの街を訪れる頃には、あの子も小学生くらいになっているだろうか。

休憩しながら、明日の宿の予約をする。
二巡目の時には満室で泊まれなかった、「三好旅館」に連絡してみる。

明日は宿を休みにして外出予定、との事で、早い時間の到着でなければ、と泊めて頂けることになった。申し訳ない。
実は、食事が豪華、と聞いていたので、どうしても泊まってみたかったのである。

僧都川に沿って歩き、遍路シールの指示に従って、次の次の橋を渡る。
一直線先に、(40)観自在寺が見えている。

橋を渡り、交差点の信号下に標柱が並んでいるのが印象的である。ここからが門前街となるのだろうか。門前に、以前は無かった喫茶店というか、接待所のような場所が出来ていた。  


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2019年08月20日

【3巡目-417】 40番観自在寺へ [2017年8月26日]〈その8〉

港を過ぎると、国道56号線に向かってゆるやかな上り坂が一直線に続いている。
前を向くと滅入りそうなので、足元だけを見て、今日最後の上りと思い、脚を前に出す。

めでたく国道に出ると、早速、自販機でお茶を買って、喉を潤す。
国道を少し進むと、(40)観自在寺方面への旧道の入口となる。道端の花壇の端っこでちょっとだけ腰を下ろしてから、再び歩き始める。

住宅や小さな商店が並ぶようになる。
宇和島バスの城辺バスターミナルと、へんろ地図にも載っている、「城辺ビジネスホテル」があった。

ホテルの一階には、城辺名店街という昭和な空間があり、シャッターが下りつつ、営業している店も残っているようだった。

しばらくは城辺の市街地を通る。
両側に商店が並んでいるが、遠くのバイパス沿いには、大型店らしき看板がたくさん見えていたから、郊外店に押されて、さぞかし経営は大変だろう。

お遍路さん、休んでいって下さい、と場所を提供してくれているお店もあり、嬉しいものである。

大きな橋の袂に、川沿いの土手を行く、歩きの道がある。本来の遍路道は、旧道をそのまま進む道と思うが、今回はこの川沿いの道を歩くことにした。  
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2019年08月18日

【3巡目-416】 宿毛駅から、海岸廻り、40番観自在寺まで [2017年8月26日]〈その7〉

もうひと踏ん張りして、上り道を進む。休憩したばかりだったので、意外と頑張れた。
眼下には、ゴミ処理場だろうか、緑の森の中にポツンと巨大な施設があり、とても目立っていた。

次の峠らしき場所に到達する。
ここからは急な下りが続くようになる。緩やかな下りがダラダラと続けば嬉しいのだが、そう言う訳にもいかず、脚に力を入れながら山道を降りて行く。

峠から20分程で、ようやく麓の集落が見えてきた。狭い車道に沿って民家が並んでいる。久し振りの自販機があり、アクエリアスを購入した。

ちょうど、町営バスが向こうからやって来た。通り掛かったバス停で時刻表を見てみると、これから町の方へと向かう便がたまたまある。
利用しようか、と少し思ってしまった。

湾に沿った道となり、小舟がたくさん浮いている。この辺り、海は大きく活用されていて、とても賑やかである。
大きな船が泊まっている港が近付いてきた。自動網洗い機のような物もあって、稼働しており面白い。

バス停の丸太のようなベンチに腰掛けて、身体を反らせてリュックの重みを無くし、軽く一休みした。  
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2019年08月16日

【3巡目-415】 宿毛駅から、海岸廻り、40番観自在寺まで [2017年8月26日]〈その6〉

このような辺境の地にも、クロネコさんの宅急便が前方からやって来た。おつかれ様です。

県境から1時間ちょっと歩いて、ようやく眼下に何軒か家が並ぶ集落があった。
小さな校庭らしき場所も見られるので、きっと昔は分校があったのだろう。

ぽつぽつとあった民家も見られなくなり、峠越えとなる。
先日歩いた、三原村への道のように、樹木に覆われて日影が多い道かと思っていたが、全体を通して、真夏の日差しが突き刺す道であった。

上り道を頑張って歩き、ようやく峠らしき場所を通過する。下り道となり、ホッとする。

どこか休憩場所はないかと探し、道路が広くなっている場所の陰の部分で休ませてもらうことにした。

珍しく、三台続けて車が通って行った。子供の姿も見えたから、行楽客だろう。

休憩を終え、出発する。少し進むと、山の上の方に道路が見えている。もしかして、あそこを歩くのだろうか、とゾッとする。
もう上りは終わりかと思っていたが、ダブルトップのようにもう一山越えなければならない、と分かってしまい、げんなりしてしまった。  
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2019年08月14日

【3巡目-414】 宿毛駅から、海岸廻り、40番観自在寺まで [2017年8月26日]〈その5〉

県境付近に水産会社がある。その後は全く人の気配が無い道と想像していたが、民家が1~2軒、忘れた頃に現れる道となる。

道幅は思ったより広く、1.5車線程はあった。少しずつではあるが、拡幅工事もしているようである。ほとんど車は通らないので、海を眺めながら安心して歩く事が出来る。

寂しい道をテクテク歩いていると、犬の散歩をしていた地元の方と出会った。
この道を歩いているお遍路さんは珍しいと言う。
珍しい、という事は、少なからずいるのだろうか。実際にこの道を歩く人を見たことがあるのか、聞いてみればよかった。

工事で片側交互通行区間があり、警備の方に、近くに自販機はないか、尋ねてみる。

たまたま話を聞いていた作業員の方が、車で20分程行ったらあるかなあ、との事だった。歩いたら2~3時間だろうか。
実際に、この場所から3時間弱後だった。

対岸の大月方面になるのだろう、遠くの山には、風力発電の風車が並んでいる。海では何かを養殖しているのか、ブイが浮いていた。

1時間以上歩き続けて、道が広くなっている場所に荷物を広げて休憩した。10分程休んだが、車は一台も通らなかった。  


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2019年08月12日

2019夏 歩き遍路 トピックス(後編)

3日目[8月5日]は、標高900mの(66)雲辺寺を目指すのみですicon16

曼陀峠へは、道が分かる程度に草が覆っている箇所があるも、舗装区間が長いので大丈夫でした11

3リットル位は水分を持参して出発したのですが、途中から足りなくなりそうになり、のどの渇きと闘いながら雲辺寺を目指しました18

真夏の遍路は命懸けだなあ、しっかりせねば、と改めて感じましたicon108
疲れ果てて、お寺では1時間半も過ごしてしまいました。ロープウェイ乗り場からは、瀬戸大橋まで見えて、景色が素晴らしかったです。

この日は、「民宿青空屋」に泊まりましたicon01


4日目[8月6日]の最終日は、台風の影響で雨降りの天候となってしまいましたicon03

お参りの時の雨は面倒ですが、カンカン照りよりは歩きやすいかも。合羽は暑いので、ビショ濡れのまま進みます7

この日は変則ルート、別格16番の萩原寺経由で(67)大興寺へ。

(68)神恵院、(69)観音寺、琴弾八幡宮を参拝後は、銭形砂絵の所で海水浴です64
身体を思いっきり伸ばして、凝り固まった体をほぐしましたicon107

午後5時前に(70)本山寺の参拝を終了、高松から高速バスに乗り、金沢へと帰って来ましたicon18  
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2019年08月10日

2019夏 歩き遍路 トピックス(前編)

8月3日(土)から4日間、真夏の歩き遍路に行って来ましたicon01

熱中症気味になったりといった体調不良は起こらず、予定通り、(70)本山寺まで元気に歩き通すことが出来ました。

が、なぜか両足の小指の裏に、酷い肉刺が出来てしまいまして、歩いていてもチクチクして大変でしたface10

では、今回の遍路旅を、簡単に紹介しますicon102


1日目[8月3日]は、バスを乗り継ぎ、午後になって(63)吉祥寺に到着、遍路衣装に着替えます。
いきなり暑くて、さっそく汗が噴き出してきましたicon10

これまでにほとんど無かった道の間違いを、「武丈公園」の前後で二回もしてしまい、10分ずつ位時間をロスしてしまいました8

油断していたのもありますが、道しるべが薄くなったり減ってきたりしていて、分岐に気付きにくくなっていることもあったのかも知れません。

この日は、中萩駅前バス停まで歩き、バスで市内へと戻り、「西条セントラルホテル」に泊まりました。
素泊まり2800円の安宿ですicon57


2日目[8月4日]は、松山自動車道の側道を通って、(65)三角寺まで歩き、三島の宿までの約40kmの予定、と厳しい一日です8
側道は、どんな道なのでしょうか。

地図を片手に遍路シールを探しながらの行程で、意外と楽しく歩けました。車遍路用のシールが多かったですicon17

ただ、アップダウンがあり、灼熱の時期には厳しく、後半はかなりハードに感じました。
途中、食事場所を求めて国道を歩きましたが、3分の2位は踏破したでしょうか。這いつくばるように三角寺に到着ですicon106

この日は、「スーパーホテル四国中央」に泊まりました。

後編へと続きます。


  
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