2011年09月15日

【51】歩き遍路 8日目〈その2〉[2011年7月2日]


ここからはいよいよ「ふだらく峠」を越える道である。
少々緊張しながら歩みを進める。

道に迷わないように慎重に進むが、分岐にはきれいな看板が、あちこちに新しいへんろの道しるべがあり、迷いようが無い、といった感じである。
この道を積極的に歩いて欲しい、という札を立ててくれた人たちの気持ちが見えてくるようだ。
所々に丁石もあるから、この道が昔ながらのへんろ道だろう。

歩く人が少ないのか、落ち葉で道が埋まりかけている区間もあったが、特に歩きにくいといったこともない。
急な下り道が続くが、舎心ヶ嶽から1時間ほどで、麓の持福院が見えてきた。

持福院の境内を通る、という遍路体験記を読んだ覚えがあるが、寺の中に入れないように柵があるので、その周りを通って、車道に出た。ここで軽く休憩とした。

ぽつぽつと人家が見える、のどかな田舎の道を進むと、バスも走る国道と合流した。  


Posted by こいったん at 19:08Comments(0)お遍路 第二拝(徳島)