2014年01月30日

【329】歩き遍路38日目〈その3〉[2012年6月19日]

雨に煙る(65)三角寺である。長い階段を上り、参拝する。一組・二組程度の参拝客のみであった。

ここから[13]仙龍寺への遍路道の入口を探す。
確か、本堂の辺りから道が続いているはずで、裏へ回ったりとあちこち探してみるがなかなか発見出来ない。

本堂に向かって左後ろ辺りに行ってみると、古い小さな看板があり、細い道が続いていた。
あらかじめ歩くつもりで探さないと分からないかも知れない。

納経をしてもらうと、これからどこへ向かうのか聞かれ、[13]仙龍寺へ、と応えると、分岐を右へ右へと進むようにアドバイスされた。車道を進む前提で話をしていた。
納経所では、遍路道ではなく車道を勧められると聞いていたので、遍路道を歩きます、とは言えなかった。

納経を終え、少し休んでから、奥にある本堂前を通り、別格13番の仙龍寺へと向かった。

遍路道入口の古い看板には、並足3時間・ゆる足4時間と書いてある。(12)焼山寺への登り口のようだ。

森の中へと入って行く。いよいよ奥深い山の中のお寺へ、と思ったが、一旦、田んぼや家がある開けた場所に出てから、再び山の中に入って行った。  


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2014年01月28日

【328】歩き遍路38日目〈その2〉[2012年6月19日]

松山自動車道のトンネルをくぐると、突き当たりに遍路石と案内板がある。

しばらく高速道路に沿って進むと、へんろ地図では、そのまま直進する道と右に曲がる道とに分かれる。一巡目に続き、今回もここを右折する。

坂道を上り、きれいなトイレがある戸川公園を通過、昔からの集落を抜け、少しずつ高度を上げていくと、雨で霞ながらも、眼下の景色を楽しめた。

右に左にと進む。へんろ地図ではどの辺りを歩いているのかよく分からなくなるが、道しるべ通りに進んでいけば大丈夫である。

人家が途絶え、草むらの中の開けた道となった。小さな川に差し掛かると、眼下の用水で作業している方と目があって、あいさつを交わした。水量の調整をしていたのだろうか。
この雨の降る、寂しい道すがら、人に会えてうれしかった。

いよいよ森の中に入り、歩きの山道となる。
(65)三角寺の標高は500mとなっているが、それ程きつい道という感じはしない。少しずつ、いつの間にか標高を稼いでいる印象である。

森を抜け、薄暗い舗装道路に出た。ここからしばらくは車道を歩き、(65)三角寺に到着した。  


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2014年01月25日

【327】歩き遍路38日目〈その1〉[2012年6月19日]

朝は6時前に起床した。天気予報通り、台風が近付いており、雨模様となっている。

向かいのファミリーマートへ、朝食や昼のおにぎりなどを買い込んできた。
今日は、別格13番の仙龍寺を経由して「民宿岡田」までを予定している。途中、食事の出来る場所は無さそうなので、念のため買っておいた。

店員は、昨日と同じお兄さんだった。昨夜から働き続けているのだろう。
「ひどい天気になりましたね」と話し掛けてきてくれた。世間話などしそうもない店員さんだと思い込んでいたので、意外であり、気分がとても良くなった。

部屋で朝食を摂り、朝6時半に宿を出発した。この頃はまだ小降りだったが、脇の用水には、ものすごい勢いで水が流れていた。

再び遍路道に合流し、サークルKの裏(写真の場所)を通り、広い国道11号線のバイパスを横断する。
普通の住宅街の道を、少しずつ標高を稼ぎながら、雨の中を進んで行った。

この辺り、伊予三島近辺は、遍路石が多く残っている区間ともいえる。三角寺は勿論、奥之院仙龍寺への案内もある。
別格はこれまで周っていなかったのだが、遍路掲示板では、仙龍寺への遍路道がよく話題になっていたので、一度歩いてみることにしたのである。  


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2014年01月22日

【326】歩き遍路37日目〈その9〉[2012年6月18日]

向かいにある、「クック・チャム」という総菜屋さんへ行った。

店員さんはとても愛想の良い方たちで、自分がお遍路さんであると分かったうえで、話し掛けてきてくれた。宿の写真を撮っている姿を見ていたのだろうか。

いくつか買い込むと、1000円近くとなってしまったが、宿で夕食を食べても同じくらいの値段はかかるだろうからしょうがないか。
有難いことに、エビチリを一品、サービスしてくれた。
対角にあるコンビニにも寄って、飲み物も調達した。

テレビを観ながら、のんびり夕食とする。

今日は貸切ということで、ドアを開け放って、部屋で過ごしていたが、遅くになってもう一人、お遍路さんがやって来たようで、部屋の前を通り掛かった。

網戸を開けて外を眺めようとした時に網戸が外れてしまい、何度直しても上手くはまってくれず、大いに格闘することになってしまった。

明日は台風がやって来て、大荒れの天候が予想されている。雨がひどくなりそうだ。


 ビジネス旅館ろんどん荘:素泊まり 4000円 〈208号室 6畳〉
      ※洗濯機1台 無料、乾燥機 無し。浴衣・シーツあり。自販機あり。
        宿泊客:歩き遍路2人?  


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2014年01月20日

【325】歩き遍路37日目〈その8〉[2012年6月18日]

旧伊予三島市内に入り、少し遍路道をそれて進み、本日の宿「ビジネス旅館ろんどん荘」に到着した。わりと賑やかな場所に立地していた。

他の方の遍路紀行を読んでいると、この宿に泊まっている方は結構多く、評判がまちまちなので、どんな宿なのかな、と思って予約をした。清潔感もあり、とくに悪くは無いという印象だった。

宿に入るとすぐに、ユニットバスに湯を張り、お風呂に入れるようにしてくれた。
食事付きと思い込んでいたが、提供していないとの事だった。道路を挟んで向かい側に総菜屋さんとコンビニがあり、そちらの利用を勧められた。


本日のコースタイム
西条国際ホテル7:34→伊予西条駅7:46→icon18→中萩駅前8:04→9:18喜光寺商店街9:37→和食レストラン近松12:49→12:57[12]延命寺13:34→16:57ビジネス旅館ろんどん荘

歩行距離:29.1km
 歩数  :43808歩
最高気温:27.7℃
最低気温:21.3℃[新居浜市]  


Posted by こいったん at 12:05Comments(0)お遍路 第二拝(愛媛)

2014年01月16日

【324】歩き遍路37日目〈その7〉[2012年6月18日]

[12]延命寺を出て、何となく記憶に残っている旧街道を歩き続ける。

1時間近く歩いた頃に、おもしろい看板を発見した。
一巡目の時にも見掛けたような気がする、「イカのおすし」で子供たちを守っていこう、という看板である。
頭文字の組み合わせではなく、中間の文字を組み合わせている。

時間が関係しているのかも知れないが、西条市辺りの旧街道は交通量が多く歩きにくかったが、この辺りは道はあまり広くないものの、のんびりと歩くことが出来た。

寒川の国道と旧街道に挟まれた場所にあるファミリーマートに立ち寄り、軽く腹ごしらえする。

この辺りから、三島の市街地に近付いてきたからだろうか、家が密集しており、急に車が増えてきた。大変歩きにくい。

旧三島市内はまだかと歩き続けていると、大きな道路を渡った所に、新しいヘンロ小屋が完成していた。「第43号 しんきん庵・秋桜」である。

せっかくのヘンロ小屋なので、軽く休憩したが、宿はもうすぐなので、早々に出発した。今日は 「ビジネス旅館ろんどん荘」を予約している。  


Posted by こいったん at 22:10Comments(0)お遍路 第二拝(愛媛)

2014年01月14日

【323】歩き遍路37日目〈その6〉[2012年6月18日]

このお遍路さんは、三島まで歩いてから、「西条国際ホテル」に戻って連泊するとの事だった。リーズナブルなホテルだったので、いい選択かもしれない。

「近松」を出てからは、遍路道へと戻り、すぐに別格12番の「延命寺」に到着した。お寺前の東屋の休憩所が懐かしい。

2009年のGWに、前になり後になり歩いていた人たちと休んだ場所である。今は6月であり、今日出会った歩き遍路さんは、先程の彼のみである。

お寺で参拝していたのは、神戸から来た車の夫婦が一組。静かに参拝する。(54)延命寺に続いて、再びの[12]延命寺である。

このお寺は、「千枚通し霊符」という御符で有名なようで、霊符を水に浮かべて、光明真言と南無大師遍照金剛を7回ずつ唱えてから頂くと、病が治る、というものである。1000円で販売していたので、一つ購入した。
数珠ももちろん購入し、[12]延命寺を後にした。別格の数珠が集まるのは、いつになるだろうか。

旧土居町の中心部を進む。
一巡目の時に泊まった「蔦廼屋」や「松屋旅館」の前を通り、讃岐街道を歩いていく。  


Posted by こいったん at 14:05Comments(0)お遍路 第二拝(愛媛)

2014年01月11日

【322】歩き遍路37日目〈その5〉[2012年6月18日]

「余り店」と書かれた休憩所を後にし、国道11号線を進むが、一向に食事が出来そうな場所が見つからない。

国道は大型車の交通量も多く、埃っぽく、気持ちの良い歩きが出来なかった。

その内、遍路道との合流点に着いてしまった。これだったら、普通に遍路道を歩いて来ればよかった、と後悔だった。

歩きの遍路道は、国道を横断し、JRの線路を渡って進むが、そのまま国道を歩き、食事場所を探すことにした。
へんろ地図にも掲載されている(最新版には掲載なし)「えひめトラックステーション」はどうかと思ったが、通過する。

もう少し進んだ所、サンクスの手前に「近松」という、一昔前風の和風レストランがあり、「本日のサービスメニュー ラーメン300円」とある。

300円のラーメンとは、えらく安い。思い切って入ってみることにした。ラーメンとライス小(100円)を注文した。

最初は貸切だったが、少しずつお客さんが増え、総勢五人ほどになった。

食事を終えた頃に、今朝「西条国際ホテル」のレストランで見掛けた若めのお遍路さんがやって来たのには驚いた。この店に入って来たということは、ずっと国道を歩いてきたのだろう。
普通にホテルから歩いてきたという事だったから、7㎞ほど先の中萩から歩いてきた自分にもう追い付いてきたことになる。  


Posted by こいったん at 09:46Comments(0)お遍路 第二拝(愛媛)

2014年01月07日

【321】歩き遍路37日目〈その4〉[2012年6月18日]

関ノ戸辺りの旧街道らしき道を進む。へんろ地図には、このまま市境を越える道と、松山自動車道沿いの道に入る、赤い点線が書かれている分岐がある。少し辺りを探してみたが、どこが高速沿いへの遍路道なのか今一つ分からなかった。

分岐の所に戻って一休みし、出発。四国中央市(旧土居町)へと入って行った。
国道に合流するが、すぐに道しるべに従って、旧街道へと入って行く。

遍路道は右に折れ、小さな橋を渡るのだが、この先しばらくは、食事をする場所はなかったはずである。時間は11時半過ぎということで、お腹がすいてきたこともあり、そのまま直進して再び国道に出ることにした。

へんろ地図にも掲載されている「旅館五葉松食堂」が右手にあった。大きな看板がある。
1日30㎞ペースで歩く、歩き遍路さんの中で一番多いであろうパターンでは、もう少し先の旧土居町まで足を伸ばすお遍路さんが多いのではないだろうか。

もう少し進むと、「余り店」と書かれた看板のある、お遍路さん休憩所があった。中に入ってみると、壁には落書きがされている。

一般の方が書いたと思われるのだが、お遍路さんに対する中傷的なものばかりだった。不思議と嫌な気分にはならなかった。歩いて遍路をしていると、声を掛けてくれる人たちは親切な方ばかりであるが、お遍路さんを快く思っていない人たちもきっといるに違いない。  
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Posted by こいったん at 19:45Comments(2)お遍路 第二拝(愛媛)

2014年01月05日

【番外】 謹賀新年 2014

新年、あけましておめでとうございます。

年末年始は、のんきに、恒例の北海道旅行に行ってきました。今回は、新潟からフェリーに乗り、自分の車での旅でした。

写真は、分かりづらいのですが、日本最北端の宗谷岬です。雪の北海道を走り回ってきました。

本年もよろしくお願い致します。  


Posted by こいったん at 18:58Comments(0)その他