2014年12月10日

【440】歩き遍路48日目〈その6〉[2014年2月8日]

雪で道幅の狭くなった危険な国道193号線を歩き続け、ようやく濡れずに休憩できそうなお堂があったので、一休みすることにした。

「道の駅ながお」を出発してから、すでに3時間が経っていた。3時間も歩き続けるとは、自分としては考えられない。

休む場所が無かったこともあるが、時間までに宿に到着しなければ、という焦りや、出発していきなりの雪の山道で、身体にエンジンが掛かって調子が良くなったのもあるだろう。
冬場の歩きは、体力の消耗も少ないのかも知れない。

かなり頑張ったので、宿への到着も早くなりそうだ。午後5時頃に行きます、と伝えたのだが、時刻は13時前、あと8kmくらいしかない。ここからはゆっくり進むことにした。

20分ほど休んで、お堂を出発する。程なくして、さぬき温泉への分岐があった。

ここに泊まる事も考えられたのだが、事前にインターネットで調べてみると、宿泊料など、お遍路さんが泊まるような宿では無さそうだった。

歩き遍路と申告すれば安く泊まれるようだが、どうなのだろうか。さらに、今日は土曜日である。
今回は、出来るだけ[20]大滝寺に近い宿を選んだ。

もう少し進むと、場違いな印象がある、大きなマンションのような建物が見えてきて驚いた。あれが樺川荘本館だろう。ここも事前に調べたのだが、宿泊はしばらくお休みとなっていた。

この辺りは道後温泉と同じで、宿泊場所はあるが、調べてみると1万円以上かかる宿が多く、どこに泊まっていいのか困ってしまうエリアだった。  


Posted by こいったん at 20:06Comments(2)お遍路 第二拝(香川)