2015年05月02日

【474】歩き遍路50日目〈その8〉[2014年2月10日]

旧引田町の市街地の外れまでやって来た。
水谷屋旅館という、営業しているのかは分からないが、レトロで印象的な建物があった。

少し先に、またも遍路石があるが、半分以上、地面に埋まっている。はっきりと文字が見え、大坂越、そして一本松と刻まれている。三本松は與田寺の辺りだったが、一本松とはどこになるのだろうか。

引田の街を抜け、引き続き旧道を選びながら歩いて行く。へんろ地図に「東海寺」と掲載されているので、立ち寄ったつもりが違う寺名が書かれている。近くにあるのだろうが、通過することにした。

国道を歩いていると、工事中で片側交互通行。人の歩くスペースは無く、自分が通過している時、車は両方向ともストップしていることに気が付いた。あわてて通り過ぎる。

国道から100mほど入った所に駅舎が見えたので、休憩がてら立ち寄ってみることにした。讃岐相生駅である。楠だろうか、大きな樹が目立っている。
四国のみちがここを通っているようで、讃岐相生の説明版があった。

和三盆の製造が盛ん、そして、あの東京ブギウギの笠置シヅ子の出身地ということだった。もちろん、現役の歌手時代は知らないが、家族そろって歌合戦の審査員だったことで記憶に残っている。

ベンチに荷物を下ろして、一休みする。ホームに出てみると、田んぼが広がっており、犬の散歩をしているおじさんの姿が見えた。のどかなひと時である。  


Posted by こいったん at 21:35Comments(0)お遍路 第二拝(香川)