2019年11月15日

【3巡目-459】 道引大師、43番明石寺まで [2017年8月29日]〈その9〉

休憩所を出てからは、橋を渡って県道を進むのが一般的だが、東海図版の地図には、橋の手前で左折して、道引大師の前で県道に出るルートに赤い点線がある。
今回は、こちらの道を歩いてみることにした。

川に沿って、のどかな農道が続いていた。こちらを選んだほうが、気持ち良く歩けるだろう。遍路シールも貼ってあった。

橋を渡り県道へ。すぐに道引大師があった。木造の小さな小屋の中に、お大師さんがいるようである。

木の扉を開けてみると、燭台がたくさんあり、遍路ノートも置いてあった。中を見てみると、ここに泊めさせてもらった、という記述がある。

まさか、この小さな小屋に泊まれるはずはなく、どこかに野宿出来る場所があるのだろうか。
見渡した範囲では、どこにあるのか分からなかった。

道しるべに従って、旧道へと入る。
タモを持った小さな子が、一人で歩いている。セミでも捕まえに行くのだろうか。
40数年前の自分の姿のようである。

旧道から再び県道へ。合流地点には東屋があるが、先程休んだばかりなので通過する。  


Posted by こいったん at 23:55Comments(2)お遍路 第三拝(愛媛)