2014年02月04日
【331】歩き遍路38日目〈その5〉[2012年6月19日]
雨の峠で少し休んでから、下りの道を進む。上りの時と同様、次々と現れる丁石を励みに前へと歩いていった。歩きやすい道が続いている。
ずっと森の中を歩いてきたが、鉄塔があり、日の当たる明るい場所に出てきた。
脚が覆われるくらい草が生い茂っている。何となく道の跡が分かるくらいだ。ここにも草刈お接待の鎌があったのだが、これを刈り取るには相当の時間が掛かりそうである。この悪天候では草を刈る意欲が湧かず、申し訳ないがそのまま進んだ。
当たり前の事なのかもしれないが、日がよく当たる場所に草がボーボーに生えてしまうということに、初めて気が付いた。
すぐに歩きの道へと戻る。
森の中に、広い神社のような場所が突然、あらわれた。ここが[13]仙龍寺の奥の院だろうか。
随分と荒れた感じがするが、変わった石段があったり、「箸蔵寺」や「雲辺寺」の文字が入ったへんろ石もあるなど、古い歴史が感じられる、不思議な場所である。
この場所から、雲辺寺方面への道が続いているのだろうか。
「仙龍寺」と書かれた石柱もあるが、まさかここが[13]仙龍寺ではないだろう。
この辺りは、もう一度天気の良い時に訪問して、じっくりと歩いてみたい場所である。
Posted by こいったん at 20:15│Comments(0)
│お遍路 第二拝(愛媛)