2014年05月19日

【376】歩き遍路42日目〈その6〉[2012年6月23日]

【376】歩き遍路42日目〈その6〉[2012年6月23日]近くの自販機で缶コーヒーを買い、靴下を脱いでゆっくりと休憩してから出発した。へんろ地図の赤い線通りに歩いていく。
国道から一般道に入ると、田園風景が広がる中を、いくつかの集落を抜けながらの道となる。

稀に見かける遍路シールには励まされる。今日歩いているルートには、韓国語の遍路シールが多かった。
何時間も歩いているが、出会う人も少なく、あいさつを交わすことも少なかった。

前方に小高い丘が見え上って行くと、弘法大師が修築したとされる満濃池である。日本最大のため池との事だ。今日は土曜日だからだろうか、堤には車がたくさん止まっていた。

【376】歩き遍路42日目〈その6〉[2012年6月23日]そのすぐ側に、[17]神野寺の入口があった。予想よりも小ぢんまりとしたお寺だった。
他に訪れる人もなく、境内ではお寺の子供だろうか、ボール遊びをしていた。

本堂でお参りし、さて大師堂は、と探すが、どこにあるのか分からなかった。
大きな大師像があったので、ここで般若心経を唱えて参拝した。後で、納経の時に聞いてみると、大師堂は無いようなことを話していたように思う。

[17]神野寺を出て、満濃池が望める場所で一休みした。掃除をしていたおじさんが話し掛けてくれた。本日言葉を交わした、数少ない一人である。



同じカテゴリー(お遍路 第二拝(香川))の記事画像
【484】第18回 区切り打ち 帰宅[2014年2月11日]
【483】歩き遍路51日目〈その7〉[2014年2月11日]
【482】歩き遍路51日目〈その6〉[2014年2月11日]
【481】歩き遍路51日目〈その5〉[2014年2月11日]
【480】歩き遍路51日目〈その4〉[2014年2月11日]
【479】歩き遍路51日目〈その3〉[2014年2月11日]
同じカテゴリー(お遍路 第二拝(香川))の記事
 【484】第18回 区切り打ち 帰宅[2014年2月11日] (2015-06-19 20:35)
 【483】歩き遍路51日目〈その7〉[2014年2月11日] (2015-06-14 18:14)
 【482】歩き遍路51日目〈その6〉[2014年2月11日] (2015-06-09 20:12)
 【481】歩き遍路51日目〈その5〉[2014年2月11日] (2015-06-04 15:32)
 【480】歩き遍路51日目〈その4〉[2014年2月11日] (2015-05-30 21:44)
 【479】歩き遍路51日目〈その3〉[2014年2月11日] (2015-05-25 15:38)

この記事へのコメント
こいったんさんは、「なんでお遍路に?」の類の周囲の人たちの質問に困ることはありませんか?
私の取って置きの答えは、「大人の家出」。質問者の困惑した顔がおかしくって。まぁうまいこと煙にまくわけです。(時に羨望の表情に出会うと、一端の遍路談義などのたまったりしてますが・・・)

ちょうど満濃池のほとり、茶房「かりん亭」で休憩させていただいた時、多分オーナの奥さんと思しき方から、「お遍路さん、疲れ取りに召し上がれ」と、隠れメニューの「かりん茶」を接待していただきました。その方の笑顔が我が老母の若かりし面影と重なり、不覚にも「家出少年A」を意識するはめに。お遍路の道中、幾たびかそんなハプニング出会うと、「家出」もまんざらうそっぽくないな、とか思ったりもします。
ちなみに、「大人の家出」に拍手喝采で大受けした相手は、私の単なる同居人(女房殿)ですが・・・。
Posted by 越前おろしそば at 2014年05月19日 20:38
こんばんは。
そう、その質問は本当に困ってしまいます。明確なものがあればお答えするのですが。その時々で、のらりくらりとかわしています。
「大人の家出」とはカッコいいセリフですね。でも、恥ずかしくて言えないです‥‥
この人は家の方で上手くいっていないのか、とさりげなく探りをいれてしまいそうです。どう返答すべきか、確かに困惑します。

堤の方には行かなかったので、「かりん亭」というお店には気付きませんでした。調べてみると、神野神社という社も側にあるようで。
幼き頃にタイムスリップしたような、ちょっと不思議体験も良いなあと思います。
Posted by こいったんこいったん at 2014年05月19日 22:10
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。