2011年08月21日

【44】歩き遍路 7日目〈その2〉[2011年5月1日]

(20)鶴林寺には自動販売機が見当たらないので、事前に飲み物の準備が必要である。
二周目ともなると、前回の経験が生き、あらかじめ備えをするので、困ってしまう場面がかなり減ってくる。何も知らずに歩いていた頃の方が、困難には遭えど、印象に残る旅になっていた、と思う。

ゆっくり休める場所を探したが、大師堂そばにしかベンチが見当たらなかったので、そこで休憩とした。何人かの歩きの方の姿も見えるが、すぐに出発していかれる。何となく取り残された感じがして、自分も出発した。

ここからの道の記憶が残っていないが、30分ほどで、歩きの道から車道に一旦合流し、再び歩きの道となるが、ここからの道は、初めての遍路の時にとても苦労したので、よく覚えている。(20)鶴林寺から下り道が続き、さらにコンクリートの階段が続き、と膝を痛めた身には、本当に堪えた。懐かしく思い出す。
今は下り道が続くと、足の指が靴先に当たるのが気になる程度である。

ようやく麓の道に合流、すぐに休憩所があり、何人かの歩きの方が休んでいた。どうやら、「ふれあいの里さかもと」に泊まった人たちのようだった。

近くに自動販売機がないか探すが見つからない。ちょうど出発していく若いお遍路さんがいたので、図々しくも、この先自販機がないか見てもらい、あれば〇、なければ×と合図を送ってもらうようにお願いした。しばらくで道がカーブしており、先が見えなかったからである。しかし、残念ながら×の合図を送ってくれた。
缶コーヒーはあきらめ、ずっと持って歩いている2.0ℓのペットボトルのお茶を飲む。「金子や」で作ってもらったおにぎりも昼にはまだ早かったが、少し食べた。  


Posted by こいったん at 19:54Comments(0)お遍路 第二拝(徳島)