2017年10月30日
第3回 金沢マラソン 2017 ~最後尾から出発です~
昨日(10月29日)行われた、「金沢マラソン」に、2.45倍の抽選倍率を突破し、参加してきました。
昨年は、制限時間7時間の所、6時間57分27秒という、ギリギリのタイム。
今回も、練習無しの一発勝負でトライです。
昨年は、途中のトイレで15分近くも待たされたため、大幅に時間ロス、今回は出発直前にトイレへ行くことに。
ランナー整列に間に合わないので、最後尾からの出発となりました。
最後尾の方が、出発まで座って待つことが出来ましたし、コスプレランナーもいたりして、とても良かったですよ。
ちなみに、マラソンでのタイムは、号砲が鳴った時間からの計測になりますので、最後尾からスタート地点まで16分掛かりましたが、この時間もタイムに入ってしまいます。
これも前回の教訓で、疲れたら歩くことにしました。
昨年よりは、身体の痛みは和らいだようです。
当日同じく行われる予定だった、横浜マラソンが悪天候のため中止、金沢も雨が降り続けるあいにくの天候となりましたが、必死に走り(歩き)ました。
結果は、「6時間26分52秒」で完走となりました。
最後の方で、頑張れば前回より30分時間短縮出来そう、という事で、かなり無理して走ったり早歩きしました。
無事に目標タイムをクリア。
感動でしょうか、ゴール後には、歩き遍路でも流したことが無い、美しい涙が溢れてきました(笑)
面白かったのは、沿道の方から、「お父さんがんばって~」と、複数の声を掛けられてしまいました。顔や走りが、じじくさかったのでしょうか。
終了後には飲食ブースで、ビールを飲んで一人で乾杯、能登豚も食べたりしながら、終了時間までのんびりと過ごしました。
昨年は、制限時間7時間の所、6時間57分27秒という、ギリギリのタイム。
今回も、練習無しの一発勝負でトライです。
昨年は、途中のトイレで15分近くも待たされたため、大幅に時間ロス、今回は出発直前にトイレへ行くことに。
ランナー整列に間に合わないので、最後尾からの出発となりました。
最後尾の方が、出発まで座って待つことが出来ましたし、コスプレランナーもいたりして、とても良かったですよ。
ちなみに、マラソンでのタイムは、号砲が鳴った時間からの計測になりますので、最後尾からスタート地点まで16分掛かりましたが、この時間もタイムに入ってしまいます。
これも前回の教訓で、疲れたら歩くことにしました。
昨年よりは、身体の痛みは和らいだようです。
当日同じく行われる予定だった、横浜マラソンが悪天候のため中止、金沢も雨が降り続けるあいにくの天候となりましたが、必死に走り(歩き)ました。
結果は、「6時間26分52秒」で完走となりました。
最後の方で、頑張れば前回より30分時間短縮出来そう、という事で、かなり無理して走ったり早歩きしました。
無事に目標タイムをクリア。
感動でしょうか、ゴール後には、歩き遍路でも流したことが無い、美しい涙が溢れてきました(笑)
面白かったのは、沿道の方から、「お父さんがんばって~」と、複数の声を掛けられてしまいました。顔や走りが、じじくさかったのでしょうか。
終了後には飲食ブースで、ビールを飲んで一人で乾杯、能登豚も食べたりしながら、終了時間までのんびりと過ごしました。
タグ :金沢マラソン2017金沢マラソン
2017年10月28日
【3巡目-209】 奈半利から、27番神峯寺まで 〈その4〉[2016年11月21日]
しばらく国道を進んでから、旧道へと入る。
見覚えのある、石のオブジェのようなものがある場所に出る。ここから、通常の遍路道と合流した。
住宅街を抜け、田んぼの中の車同士がすれ違えない道となる。この辺りには、大きなビニールハウスがたくさん見られた。
古い集落内を抜けると、鉄道の高架下に出てくる。神社の鳥居がぽつんとあったり、何か説明版もあったり、とここもよく印象に残っている場所である。
ここから、いよいよ(27)神峯寺への上りとなる。
以前はお寺への参拝客の車も通っていただろうが、今は静かなものである。きっと、新しく出来た農道を走っているのだろう。帰りはそちらの道を歩く予定である。
新しい標示板があり、お寺までの距離と歩いた場合の時間が書いてある。この場所から3.2km・徒歩60分となっている。実際に山門まで59分だったから、ピッタリである。
結構頑張ってのタイムで、この手の標識にしては厳しい時間設定となっていた。
上り道が続くが、車道ということもあり、まだ楽である。谷向こうに、新しい農道らしき道が見え、一人のお遍路さんが歩いている姿が遠目に見えた。
見覚えのある、石のオブジェのようなものがある場所に出る。ここから、通常の遍路道と合流した。
住宅街を抜け、田んぼの中の車同士がすれ違えない道となる。この辺りには、大きなビニールハウスがたくさん見られた。
古い集落内を抜けると、鉄道の高架下に出てくる。神社の鳥居がぽつんとあったり、何か説明版もあったり、とここもよく印象に残っている場所である。
ここから、いよいよ(27)神峯寺への上りとなる。
以前はお寺への参拝客の車も通っていただろうが、今は静かなものである。きっと、新しく出来た農道を走っているのだろう。帰りはそちらの道を歩く予定である。
新しい標示板があり、お寺までの距離と歩いた場合の時間が書いてある。この場所から3.2km・徒歩60分となっている。実際に山門まで59分だったから、ピッタリである。
結構頑張ってのタイムで、この手の標識にしては厳しい時間設定となっていた。
上り道が続くが、車道ということもあり、まだ楽である。谷向こうに、新しい農道らしき道が見え、一人のお遍路さんが歩いている姿が遠目に見えた。
2017年10月25日
【3巡目-208】 奈半利から、27番神峯寺まで 〈その3〉[2016年11月21日]
田野町の市街地を歩き、通常の遍路道に合流する。
後は、一直線に旧道を進むのみである。昔からの商店と住宅が切れ目無く続いている。
「たばこのデパート」とある。デパートと聞くと、疑惑のデパートを思い出してしまう。
やや住宅が疎らになってくると、もう田野町は終了で、いつの間にか安田町となっていた。
程なくして、国道と交わることになる。ここからは、まだ歩いたことが無い国道を進んでみることにした。
交差点には、歩き遍路向けだろうか、この先の休憩やトイレスポットが書かれた、真新しい看板が設置されていた。
安田町の市街地辺りに来ると、「輝るポート安田」という、産直をしているような施設があった。その一角にトイレがあったので利用させてもらった。
駐車場は広くなくこぢんまりとした施設ではあったが、店内に入ってみると、結構お客さんが来ている。近所の人が歩いて来ているのだろうか。
弁当やパンなど、昼食になりそうなものがたくさん売られており、好都合である。いくつか買い込んで出発した。
後は、一直線に旧道を進むのみである。昔からの商店と住宅が切れ目無く続いている。
「たばこのデパート」とある。デパートと聞くと、疑惑のデパートを思い出してしまう。
やや住宅が疎らになってくると、もう田野町は終了で、いつの間にか安田町となっていた。
程なくして、国道と交わることになる。ここからは、まだ歩いたことが無い国道を進んでみることにした。
交差点には、歩き遍路向けだろうか、この先の休憩やトイレスポットが書かれた、真新しい看板が設置されていた。
安田町の市街地辺りに来ると、「輝るポート安田」という、産直をしているような施設があった。その一角にトイレがあったので利用させてもらった。
駐車場は広くなくこぢんまりとした施設ではあったが、店内に入ってみると、結構お客さんが来ている。近所の人が歩いて来ているのだろうか。
弁当やパンなど、昼食になりそうなものがたくさん売られており、好都合である。いくつか買い込んで出発した。
2017年10月23日
第14回 氷見キトキトウオーキング(富山県) [2017年10月21日・22日]
10月21日(土)・22日(日)に、富山県氷見市で行われた、 第14回「氷見キトキトウオーキング」 に参加してきました。
「キトキト」というのは、富山弁で「新鮮」という意味で、「キトキトの魚」みたいな使い方をするようです。
1日目は30km、2日目は22kmと、長距離の歩きが出来そうなので、参加を決めました。
こういった行事は、6月に参加した、「加賀百万石ツーデーウオーク」以来です。
この時は老若男女、いろんな人たちが参加していた印象ですが、今回はウオーキングスタイルでばっちり決めた、70才くらいの方が圧倒的に多くて、ラフな格好の自分は浮いてました
30kmコースには、100人弱くらいの方が参加していました。
天気が良ければ、富山湾からの立山連峰の素晴らしい眺めが期待出来るのですが、この日は残念ながらどんよりとした曇り空です。
参加者は歩きが速い方ばかりで、到着したのは、ビリから8番目位でした。
35~40km位あった方が、歩いたーという達成感があるのですが。
翌日の富山新聞には大々的に報道されていて、自分の姿が、写真の奥の方、豆粒のように写っていました。
48年間生きてきて初めて、新聞に顔が載りました
2日目、会場に到着すると、雨のため中止、という案内がありました。雨天中止とは聞いてません。
わざわざ金沢から時間を掛けて来たのに、このまま帰る訳にはいきません
同じようにガッカリしていたおじさんと知り合い、歩くはずだったコースを一緒に行ってみることに。
道しるべは設置されていたので、迷わずに歩けました。
氷見市は、新鮮な魚の他に、マンガの藤子不二雄Ⓐさんの出身地で、写真のように忍者ハットリくんのイラストや置物があちこちにありました。
暴風雨でずぶ濡れになりながらも22kmを歩き切り、苦労を共にしたおっちゃんとお別れしました
「キトキト」というのは、富山弁で「新鮮」という意味で、「キトキトの魚」みたいな使い方をするようです。
1日目は30km、2日目は22kmと、長距離の歩きが出来そうなので、参加を決めました。
こういった行事は、6月に参加した、「加賀百万石ツーデーウオーク」以来です。
この時は老若男女、いろんな人たちが参加していた印象ですが、今回はウオーキングスタイルでばっちり決めた、70才くらいの方が圧倒的に多くて、ラフな格好の自分は浮いてました
30kmコースには、100人弱くらいの方が参加していました。
天気が良ければ、富山湾からの立山連峰の素晴らしい眺めが期待出来るのですが、この日は残念ながらどんよりとした曇り空です。
参加者は歩きが速い方ばかりで、到着したのは、ビリから8番目位でした。
35~40km位あった方が、歩いたーという達成感があるのですが。
翌日の富山新聞には大々的に報道されていて、自分の姿が、写真の奥の方、豆粒のように写っていました。
48年間生きてきて初めて、新聞に顔が載りました
2日目、会場に到着すると、雨のため中止、という案内がありました。雨天中止とは聞いてません。
わざわざ金沢から時間を掛けて来たのに、このまま帰る訳にはいきません
同じようにガッカリしていたおじさんと知り合い、歩くはずだったコースを一緒に行ってみることに。
道しるべは設置されていたので、迷わずに歩けました。
氷見市は、新鮮な魚の他に、マンガの藤子不二雄Ⓐさんの出身地で、写真のように忍者ハットリくんのイラストや置物があちこちにありました。
暴風雨でずぶ濡れになりながらも22kmを歩き切り、苦労を共にしたおっちゃんとお別れしました
2017年10月21日
【3巡目-207】 奈半利から、27番神峯寺まで 〈その2〉[2016年11月21日]
「ホテルなはり」を出発する。
ちょうど通勤のラッシュ時間だろうか、国道には車が頻繁に行き交っていた。
あまり見掛けなくなった新聞の自販機があったので、写真を撮る。
郊外型の大型店も姿を見せるようになり、少し都会へと入って来た印象である。
まずは、少し遍路道を外れて、奈半利駅へと向かった。駅の駐車場がどんなものか、今後のために確認するためである。数十台止めることが出来そうで、利用率も低かった。この駅に車を止めて歩けそうである。
奈半利川を渡り、田野町に入った。
ちょうど、道路の反対側に、錫杖を持った逆打ちのお遍路さんが歩いていた。
何と、11月下旬にも関わらず半ズボンで歩いている。確かに、半ズボンがちょうど良いような気候ではあった。
橋を渡ってからは国道をそのまま進まず、左方向の市街地の方へと入った。
オリジナルの遍路札が掛けられていたので、その指示に従う。右に左に曲がり、とへんろ地図とは違うルートに誘導される。きっと、古くからの道なのだろう。
ちょうど通勤のラッシュ時間だろうか、国道には車が頻繁に行き交っていた。
あまり見掛けなくなった新聞の自販機があったので、写真を撮る。
郊外型の大型店も姿を見せるようになり、少し都会へと入って来た印象である。
まずは、少し遍路道を外れて、奈半利駅へと向かった。駅の駐車場がどんなものか、今後のために確認するためである。数十台止めることが出来そうで、利用率も低かった。この駅に車を止めて歩けそうである。
奈半利川を渡り、田野町に入った。
ちょうど、道路の反対側に、錫杖を持った逆打ちのお遍路さんが歩いていた。
何と、11月下旬にも関わらず半ズボンで歩いている。確かに、半ズボンがちょうど良いような気候ではあった。
橋を渡ってからは国道をそのまま進まず、左方向の市街地の方へと入った。
オリジナルの遍路札が掛けられていたので、その指示に従う。右に左に曲がり、とへんろ地図とは違うルートに誘導される。きっと、古くからの道なのだろう。
2017年10月18日
【3巡目-206】 奈半利から、27番神峯寺まで 〈その1〉[2016年11月21日]
昨夜は22時過ぎに就寝、夜中に3時間程眠れなくなったものの、朝7時まで寝ていた。
朝食は午前7時から可能で、少し遅れてレストランへと向かう。
1000円のきちんとした朝食と、360円の簡単なバイキングが選べるようになっており、安い方にした。
おにぎりやパン、飲料の種類も豊富で、なかなか良かった。ついつい欲張って、あれもこれもと食べて飲んでしまう。
レストランには、少し年上くらいの男性二人組がおり、黄色いへんろ地図を持参していた。歩きでは無さそうだったから、車遍路だろう。
車の方でもへんろ地図を持っていることもあるのだろうか。お遍路さんの宿泊者も、結構いるようである。
昨日は遅くまで歩いて頑張ったので、今日は朝の8時近くになってようやく出発する。
本日は、(27)神峯寺を打ち、麓のバス停から帰宅する予定で、半日の歩きとなる。
残念ながら、小雨の物寂しい日となってしまったが、昨日、一昨日と天候に恵まれたので、半日くらいなら雨に打たれることがあっても仕方がない。
朝食は午前7時から可能で、少し遅れてレストランへと向かう。
1000円のきちんとした朝食と、360円の簡単なバイキングが選べるようになっており、安い方にした。
おにぎりやパン、飲料の種類も豊富で、なかなか良かった。ついつい欲張って、あれもこれもと食べて飲んでしまう。
レストランには、少し年上くらいの男性二人組がおり、黄色いへんろ地図を持参していた。歩きでは無さそうだったから、車遍路だろう。
車の方でもへんろ地図を持っていることもあるのだろうか。お遍路さんの宿泊者も、結構いるようである。
昨日は遅くまで歩いて頑張ったので、今日は朝の8時近くになってようやく出発する。
本日は、(27)神峯寺を打ち、麓のバス停から帰宅する予定で、半日の歩きとなる。
残念ながら、小雨の物寂しい日となってしまったが、昨日、一昨日と天候に恵まれたので、半日くらいなら雨に打たれることがあっても仕方がない。
2017年10月15日
【3巡目-205】 24番最御崎寺、室戸岬、26番金剛頂寺、奈半利まで 〈その14〉[2016年11月20日]
「ホテルなはり」に到着、チェックインをする。
部屋にはレストランのメニュー表があり、これだけたくさんの種類を作れるのか、と思うくらい品揃えが豊富であった。
まずは、お風呂へと向かう。ホテルに泊まる場合には、大浴場があるのと無いのとでは大違いである。
洗い場が5つほどのこじんまりとしたお風呂ではあったが、露天風呂が付いており、ゆっくりと浸からせてもらった。グループもやって来て、賑やかだった。
入浴後にレストランへ。指示された場所に座り、まずは生ビール(510円)で乾杯し、焼肉定食(1630円)を注文した。
ビールを飲んでいると、隣に座っていたおじさんが話し掛けてきてくれた。
歩いて周っているんやろ、と歩き遍路と分かったようである。なぜだろうか、不思議である。
この方は、福岡の北九州市から来られたそうで、車で逆打ちをしている、との事だった。70才を過ぎているようなことを言っていたが、若く見える。
向こうも酔っていたのか、色々な話をしてくれ、楽しい時間となった。
あまりお大師さんを信じていないようなことを言いつつ、何巡もされているようで、自分と似ている所もあった。
ホテルなはり:素泊まり 6100円
※洗濯機200円・乾燥機30分100円・洗剤30円。自販機あり。朝食は7時から。
冷蔵庫あり。
宿泊客:歩き遍路1人?、車遍路数組、その他一般客。
2017年10月13日
【3巡目-204】 24番最御崎寺、室戸岬、26番金剛頂寺、奈半利まで 〈その13〉[2016年11月20日]
休憩を終え、再び暗闇の中、国道を歩き続ける。
変わったことと言えば、追い越していったランニングしている方と、大分時間が経ってからすれ違ったことだろう。どこまで走って来たのだろうか。
後は、早く宿に到着したい、とひたすら前進である。
周りの眺めなどは、暗くて全然分からなかった。
「ホテルなはり」の看板がいくつか設置されており、あと何キロの表示があるので、目標となった。
国道から100mほど入った所にホテルが見えている。
予定より若干早く、19時前には宿に到着出来た。今日は頑張って、40kmも歩いた。
同時に入館した家族連れがおり、レストランへと入って行った。一般のお客さんも利用するとは、味が良いのかも知れない。
本日のコースタイム
民宿椎名6:32→9:32(24)最御崎寺・室戸岬灯台10:05→室戸岬10:23→浜田商店(昼食)11:45→12:00(24)津照寺12:26→13:29(25)金剛頂寺14:09→18:47ホテルなはり
歩行距離:39.2km
歩数 :61493歩
最高気温:21.7℃
最低気温:18.7℃[室戸岬]
2017年10月11日
【3巡目-203】 24番最御崎寺、室戸岬、26番金剛頂寺、奈半利まで 〈その12〉[2016年11月20日]
国道55号線を黙々と歩き、羽根の町までやって来た。
一巡目の時にトイレを借りた、個人スーパーはまだあるかなあ、と探しながら歩いていたのだが、結局見つからなかった。きっと、廃業してしまったのだろう。二巡目の時は、まだ営業していたのだが。
時刻は午後5時過ぎとなり、随分と薄暗くなってきた。一年でも日没がかなり短い時期でもあるので仕方ない。こういった頃に歩くのは初めてである。
暗くなってきたので、中山峠を通る道は外し、国道をそのまま進むことにした。
目標地点は、以前にも一休みしたことがある、海に面したトイレ付き休憩所である。
野宿の方がいたら休めないなあ、と少し心配したが、誰もいなかった。
午後5時を周ったばかりであったが、ここで休んでいるうちに真っ暗になってしまった。春から夏にかけてなら、まだまだ昼間のようだというのに、不思議なものである。
国道沿いには歩道が切れ目無く続いていたので、暗闇の中歩いていても大丈夫だった。
加領郷という集落に自販機が並んでいたので、再び休憩。缶コーヒーを買い、バス停に腰掛けて一休みした。
2017年10月09日
【3巡目-202】 24番最御崎寺、室戸岬、26番金剛頂寺、奈半利まで 〈その11〉[2016年11月20日]
吉良川の国道沿いには、町並み散策のための駐車場や商店などが並んでいた。
その一角に、へんろ地図には掲載されていない、「角屋」という宿があった。昨日、同宿のご夫婦がこの宿に泊まったことがあるそうで、初めて聞く名だった。素泊まりのみだそうである。
町外れまで来ると、旧道との合流地点にトイレ付きの休憩所があり、一人のお遍路さんが一休みしていた。
逆打ちをしているそうで、(26)金剛頂寺の宿坊を予定していたが行事のために休業との事で、「蔵空間茶館」に宿を取ったそうで、こちらも私用のため、夕食はカレーライスになる、と言われたそうである。
金剛頂寺の納経所がパニック状態になっていたのだが、行事で人手が取られていたためかも知れない。
もし、「蔵空間茶館」に予約をしていたら、この方と同宿していただろうか。
先を急ぐので、早々に出発する。時刻は16時過ぎ、宿までは10㎞ちょっとある。空が明るい内に距離を稼いで、少しでも早く着けるように頑張りたい。
国道は、民家や事業所が時折現れる程度で、低木や草むらが続く、単調な道のりである。
2017年10月07日
【3巡目-201】 24番最御崎寺、室戸岬、26番金剛頂寺、奈半利まで 〈その10〉[2016年11月20日]
(26)金剛頂寺の宿坊の前を通り、静かな車道を進む。
「不動岩」の分岐らしき場所までやって来たが、なぜか看板が引っこ抜かれている。何か問題でもあったのか、と心配になった。
もう少し下った場所にへんろ札があったので、へんろ地図とは違う別ルートを現在は勧めているようである。
不動岩には一度立ち寄りたいと考えていたのだが、今回も時間的に無理そうである。
古家や石垣の脇を通るなど、短いが変化があり、楽しい、歩きの道となる。
途中、不動岩への新しいと思われる分岐があった。地図とはおそらく違う場所である。
そこから、一気に標高を落とすように下りとなる。慎重に歩き、国道55号線の旧道へと降りて来た。
すぐに国道へ出て、「道の駅キラメッセ室戸」に立ち寄ってみた。
ライダーなど、観光客で賑わっている。中をサラッと見てから、休まずに出発した。
ここから高知市内まで、単調な道中が続く。
道の駅からは国道を歩く。低木などに視界を遮られ、やはり退屈である。
黙々と歩き、古い町並みで知られる吉良川までやって来た。ここはこれまで二度、旧道を歩いているので、今回は国道を進んでみることにした。
2017年10月05日
【3巡目-200】 24番最御崎寺、室戸岬、26番金剛頂寺、奈半利まで 〈その9〉[2016年11月20日]
下を見ながら歩く作戦が功を奏してか、勾配がまだゆるやかだったこともあるが、少々の息切れだけで(26)金剛頂寺に到着した。
へんろ地図を観ていて気が付いたのだが、金剛頂寺と最御崎寺は同じ、標高165mとなっている。ただの偶然だろうか。
ピラミッドかも知れないし、UFOが削り取って同じ高さにしていたりして。
参拝後、宿の予約をする。
二巡目に泊まった「蔵空間茶館」か、約17kmも先の「ホテルなはり」にするか、朝から悩んでいたが、頑張って奈半利まで行くことにした。
現在の時刻は14時過ぎであるから、自分の歩くペースでは、19時過ぎの到着となるだろう。
予約の連絡をしてみると、無事に部屋が空いていた。素泊まり6100円との事だった。
無料パンフレットにはもっと安い値段が書かれていたと思うが、泊まらせてもらうことにした。
これからの歩行に備えて、ゆっくりと休憩する。
もう一人歩き遍路らしき方がいたのだが、この方も随分とゆっくりしている。この辺りの宿に泊まるのだろうか。
40分程滞在し、(26)金剛頂寺を出立した。
2017年10月03日
【3巡目-199】 24番最御崎寺、室戸岬、26番金剛頂寺、奈半利まで 〈その8〉[2016年11月20日]
(25)津照寺を出立し、国道55号線に出て来た。
この辺りは、室戸市の中心部になるようで、道路沿いには商店が連なっている。
街外れまでやって来ると、「旅籠屋」という新しそうな宿泊所が出来ていた。
一泊軽朝食付きで、平日は5000円だが、休前日は8000円、大型連休時は11000円と、値段の変動が凄いことになっている。
旧道を選択出来たが、今回は国道をそのまま進み、(26)金剛頂寺の麓までやって来た。
「民宿うらしま」の辺りから国道を離れ、田舎道となる。
民宿の一角には、自販機のある、新しそうな休憩所があった。トイレマークもあったので、設置されているのだろうか。
それ程疲れていなかったので通過する。
しばらくは車遍路と同じ道を進むが、分岐を真っすぐ進み、車一台が通れるだけの道となる。ここからはいよいよ上りとなる。
次第に森の中へと入っていき、歩きの土道となった。
(24)最御崎寺の上りでバテてしまったので、今回は前を見ず、足元を見て上ることにした。
周りの景色を見ながら歩くのが理想なのだが、なぜか息が切れてしまう。足元だけを見ながら一歩一歩進むと、まだ息が続くのである。
2017年10月01日
【3巡目-198】 24番最御崎寺、室戸岬、26番金剛頂寺、奈半利まで 〈その7〉[2016年11月20日]
(25)津照寺は街中にあるお寺ということもあってか、寺前には車やバイクがたくさん止められており、人の姿も見られ、賑やかな印象である。日曜日だからだろうか。
赤い山門の向こうに、天まで、とはいかないが、結構な高さまで石段が続いている。
門前には土産の店があるが、どのお寺でも買い物をしている参拝客の姿を見ることは無く、経営的に大丈夫なのかなあ、と心配になる。
平地の一部分がポッカリと小山になっており、その部分がお寺になっている。
遍路道での山道の大変さに比べれば、お寺の長い石段は大したことはないように思え、ヒョイヒョイと上り、参拝した。
(25)津照寺を出立する。
お寺からすぐ先の橋が通行止のため、お遍路さんは迂回するように貼り紙が出ていた。
もしかしたら歩きだったら行けるかなあ、と思い橋の側まで行ってみるが、やはり無理だった。工事に2年くらいも掛かるようである。
途中、太田旅館があったはずだが、建物が無くなっている。少し海寄りの別の場所に旅館の看板が見えていた。ほんの少し、移転したのだろうか。
お寺に戻って迂回路を歩くが、よく分からなかった。適当に、お寺の小山の裏辺りの集落内を進み、小さな橋を渡る。
へんろ地図を確認すると、吉松旅館の辺りに出て来たらしく、道は正解だったようである。どんな旅館か外観だけでも見ておこうと思ったが、見付けられなかった。