2021年05月31日
【3巡目-641】 「西条セントラルホテル」 [2019年8月3日]〈その9〉
午後7時過ぎに、「西条セントラルホテル」に到着した。
名前はデラックスであるが、素泊まり2800円の安宿である。看板の字体がレトロで懐かしい感じがする。
フロントの方に、食事出来そうな場所を尋ねてみるが、残念ながらホテル周辺には居酒屋くらいしか無いようである。仕方なく、今晩はコンビニで食料を調達することにする。
洗濯機が故障している、という事で、近くのコインランドリーを教えてもらう。歩いてすぐの場所にあった。
高校球児の集団で賑わっている。600円の洗濯機しか空いて無く、乾燥機代を含めて、800円掛かってしまった。
せっかく安い宿に泊まったのだが、結局の所、結構な出費となってしまった。値段の割には良いホテルだったのだが。
歩き遍路にとって、宿に洗濯機が無いとこうなってしまうのか。
洗濯の間に食料を調達、ホテルとコインランドリーを何度も往復して、ようやく洗濯を終え、午後10時過ぎに就寝する。
本日のコースタイム
13:16(63)吉祥寺13:40→13:44こがね製麺所14:09→14:49石鎚神社15:20→15:26(64)前神寺15:56→18:33中萩駅前バス停18:40→→18:56西条駅前→19:01西条セントラルホテル
歩行距離:14.1km+α
歩数 :32786歩
最高気温:34.0℃
最低気温:26.3℃[西条市]
西条セントラルホテル:素泊まり 2800円(事前にネットで予約)
※洗濯機1台、だが故障中。乾燥機、無し。自販機あり。浴衣無し。
名前はデラックスであるが、素泊まり2800円の安宿である。看板の字体がレトロで懐かしい感じがする。
フロントの方に、食事出来そうな場所を尋ねてみるが、残念ながらホテル周辺には居酒屋くらいしか無いようである。仕方なく、今晩はコンビニで食料を調達することにする。
洗濯機が故障している、という事で、近くのコインランドリーを教えてもらう。歩いてすぐの場所にあった。
高校球児の集団で賑わっている。600円の洗濯機しか空いて無く、乾燥機代を含めて、800円掛かってしまった。
せっかく安い宿に泊まったのだが、結局の所、結構な出費となってしまった。値段の割には良いホテルだったのだが。
歩き遍路にとって、宿に洗濯機が無いとこうなってしまうのか。
洗濯の間に食料を調達、ホテルとコインランドリーを何度も往復して、ようやく洗濯を終え、午後10時過ぎに就寝する。
本日のコースタイム
13:16(63)吉祥寺13:40→13:44こがね製麺所14:09→14:49石鎚神社15:20→15:26(64)前神寺15:56→18:33中萩駅前バス停18:40→→18:56西条駅前→19:01西条セントラルホテル
歩行距離:14.1km+α
歩数 :32786歩
最高気温:34.0℃
最低気温:26.3℃[西条市]
西条セントラルホテル:素泊まり 2800円(事前にネットで予約)
※洗濯機1台、だが故障中。乾燥機、無し。自販機あり。浴衣無し。
タグ :歩き遍路西条セントラルホテル
2021年05月28日
【3巡目-640】 中萩駅前へ [2019年8月3日]〈その8〉
本当は、もう少し先まで、真っ暗になっても進んでおきたかったのだが、明日は日曜日。始発のバスが午前8時台とあっては遅すぎて利用出来なかった。翌朝はJRで中萩駅へと戻ることにしている。
少し急いで歩いたお陰か、予定より若干早く、中萩駅前バス停に到着した。18時40分のバスに間に合ったのだが、あまりの変わり様に驚いてしまった。
左が現在、右が9年前の同じ場所の写真である。二巡目の時も、このバス停を利用した。当時、拡幅工事をし始めていたのだが、道幅が4倍くらいになっていて、同じ場所とは思えなかった。
1時間に1本あるバスだが、車内は貸切だった。いずれは大幅減便とかになるのだろうか。
終点の西条駅前で下車し、近くの「西条セントラルホテル」へと向かった。
夕食の場所を探しながら歩いてみるが、適当な場所は見付からなかった。
宿は裏通りに入った分かりにくい場所にあったが、事前に調べて置いたお陰で、すんなりと到着出来た。
少し急いで歩いたお陰か、予定より若干早く、中萩駅前バス停に到着した。18時40分のバスに間に合ったのだが、あまりの変わり様に驚いてしまった。
左が現在、右が9年前の同じ場所の写真である。二巡目の時も、このバス停を利用した。当時、拡幅工事をし始めていたのだが、道幅が4倍くらいになっていて、同じ場所とは思えなかった。
1時間に1本あるバスだが、車内は貸切だった。いずれは大幅減便とかになるのだろうか。
終点の西条駅前で下車し、近くの「西条セントラルホテル」へと向かった。
夕食の場所を探しながら歩いてみるが、適当な場所は見付からなかった。
宿は裏通りに入った分かりにくい場所にあったが、事前に調べて置いたお陰で、すんなりと到着出来た。
2021年05月25日
【3巡目-639】 64番前神寺、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その7〉
二巡目の時に歩いた、西条市内を通る道との合流点となった。
古い石の橋を渡るとすぐにお遍路さん休憩所があったような気がしたが、更地になっていた。
過去の記事を調べてみると、やはりこの場所には「漆陸庵」というお休み処があったようである。
旧街道を進む。こんぴらさんへの古い道標や、小さな史跡があったりと昔からの道だったんだなあ、という雰囲気がある。
交通量の多い国道11号線へと戻ってきた。国道に出てからも、短い旧道っぽい道があったりして、そちらを歩くようにした。
所々に、「まじめなよういちです」と書かれたポスターが貼ってあって面白い。
確か、同じ白石という名前の候補者が二人立候補していて、一人は自民党で有利なはずなのだが、女性問題でお騒がせしていたと思う。で、もう一方の白石さんが、真面目な洋一さんである。
どちらが当選したのだろうか。調べてみると、真面目な洋一さんの方が勝ったようである。
今日は、国道沿いにある「中萩駅前」バス停まで歩いて、バスで西条市内へと戻ることにしている。
この後、18時40分と19時21分のバスがある。早く宿に入りたいので、18時の便に乗ろう、とちょっと急ぎ足で進む。
古い石の橋を渡るとすぐにお遍路さん休憩所があったような気がしたが、更地になっていた。
過去の記事を調べてみると、やはりこの場所には「漆陸庵」というお休み処があったようである。
旧街道を進む。こんぴらさんへの古い道標や、小さな史跡があったりと昔からの道だったんだなあ、という雰囲気がある。
交通量の多い国道11号線へと戻ってきた。国道に出てからも、短い旧道っぽい道があったりして、そちらを歩くようにした。
所々に、「まじめなよういちです」と書かれたポスターが貼ってあって面白い。
確か、同じ白石という名前の候補者が二人立候補していて、一人は自民党で有利なはずなのだが、女性問題でお騒がせしていたと思う。で、もう一方の白石さんが、真面目な洋一さんである。
どちらが当選したのだろうか。調べてみると、真面目な洋一さんの方が勝ったようである。
今日は、国道沿いにある「中萩駅前」バス停まで歩いて、バスで西条市内へと戻ることにしている。
この後、18時40分と19時21分のバスがある。早く宿に入りたいので、18時の便に乗ろう、とちょっと急ぎ足で進む。
2021年05月22日
第1回「戦国の十字路 北近江と伊吹山一周 ウルトラウォーキング(105km)」
5月14日(土)から15日(日)にかけて行われた、
「第1回 戦国の十字路北近江と伊吹山一周 ウルトラウォーキング(105km)」
に参加してきました。
滋賀県の北部、長浜市の高月駅を出発、山を越えて岐阜県へ。関ヶ原を通り、高月駅へと、伊吹山の周りをぐるりと一周する、ウルトラウォーキング大会です。
制限時間は26時間です。
昨秋の「中山道・木曽路ウルトラフリーウォーキング」以来の大会となります。
中山道~は超ハードでしたが、今回はそれ程でもないだろう、と高を括っていたら、睡魔と雨で大変な事になりました。
エントリーしたのは117人でしたが、実際に歩いたのは、100人を切っていたようで、かなり少人数でした。
きっと、新型コロナの影響でキャンセルしたのでしょう。
それでも、結構前後に人の姿がありましたから、孤独な感じはしませんでした。
完歩者数は、男性が71%で52人、女性が75%で15人、との事でした。
激しい雨の中、皆さん、頑張ったようです。
スタートからずっと最下位で、後ろに係の方を従えての歩きとなってしまいました。
それでも、缶チューハイを飲みながら、ルンルンで歩いていきます。
時速5キロペースで休みなく歩いても、ビリとなってしまいます。
2時間半後にようやく、少し遅れだした前方の方を追い抜いて、ブービー賞となりました。この方は、確か84才で、最高齢の出場者、という話でした。
深夜1時過ぎから、予報通り雨となってしまい、それもかなり激しく降られました。
この頃になると睡魔が襲ってきました。しかしながら雨で、体を休める場所がありません。
少し横になるだけで眠気が覚めるのですが、それが出来ないとなると大変でした。
フッと意識が遠くなるのを堪えながらの歩きとなりました。楽しくありません。77kmの最後のエイドでリタイヤしておけば良かったなあ、と後悔しました。
「道の駅」でようやく場所を見つけ、雨に降り掛かられながらも5分間程眠る事が出来て、なんとか持ちこたえた感じです。
その後は幸いにも雨も止み、25時間4分で無事にゴールしました。
ビリから6番目です。
この会社の大会の完歩証はいつも立派なのが嬉しいですね。額に入れて飾っても良さそうです。
帰りは、近くの「北近江リゾート」のお風呂に入ってきました。
歩きは辛かったですが、頑張って歩いた後のお風呂は最高です
「第1回 戦国の十字路北近江と伊吹山一周 ウルトラウォーキング(105km)」
に参加してきました。
滋賀県の北部、長浜市の高月駅を出発、山を越えて岐阜県へ。関ヶ原を通り、高月駅へと、伊吹山の周りをぐるりと一周する、ウルトラウォーキング大会です。
制限時間は26時間です。
昨秋の「中山道・木曽路ウルトラフリーウォーキング」以来の大会となります。
中山道~は超ハードでしたが、今回はそれ程でもないだろう、と高を括っていたら、睡魔と雨で大変な事になりました。
エントリーしたのは117人でしたが、実際に歩いたのは、100人を切っていたようで、かなり少人数でした。
きっと、新型コロナの影響でキャンセルしたのでしょう。
それでも、結構前後に人の姿がありましたから、孤独な感じはしませんでした。
完歩者数は、男性が71%で52人、女性が75%で15人、との事でした。
激しい雨の中、皆さん、頑張ったようです。
スタートからずっと最下位で、後ろに係の方を従えての歩きとなってしまいました。
それでも、缶チューハイを飲みながら、ルンルンで歩いていきます。
時速5キロペースで休みなく歩いても、ビリとなってしまいます。
2時間半後にようやく、少し遅れだした前方の方を追い抜いて、ブービー賞となりました。この方は、確か84才で、最高齢の出場者、という話でした。
深夜1時過ぎから、予報通り雨となってしまい、それもかなり激しく降られました。
この頃になると睡魔が襲ってきました。しかしながら雨で、体を休める場所がありません。
少し横になるだけで眠気が覚めるのですが、それが出来ないとなると大変でした。
フッと意識が遠くなるのを堪えながらの歩きとなりました。楽しくありません。77kmの最後のエイドでリタイヤしておけば良かったなあ、と後悔しました。
「道の駅」でようやく場所を見つけ、雨に降り掛かられながらも5分間程眠る事が出来て、なんとか持ちこたえた感じです。
その後は幸いにも雨も止み、25時間4分で無事にゴールしました。
ビリから6番目です。
この会社の大会の完歩証はいつも立派なのが嬉しいですね。額に入れて飾っても良さそうです。
帰りは、近くの「北近江リゾート」のお風呂に入ってきました。
歩きは辛かったですが、頑張って歩いた後のお風呂は最高です
2021年05月19日
【3巡目-638】 64番前神寺、武丈公園、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その6〉
武丈公園を過ぎ、気が付けば西条市の中心部に近付いてきているような雰囲気となり、道を間違えたことに気が付いた。
地図を確認すると、ずっと手前で曲がらなければならなかった。
これまでの遍路旅で、道を間違えたことはほとんど無かった。
それが今日のように二回も続けて間違えてしまったのは、油断していたのもあるが、道しるべが風化しつつあることが影響しているのかも知れない。
止んでいた雨が再び降りだしてきたが、黙々と歩き続ける。道を修正して、無事に遍路道に戻ることが出来た。
山裾に沿って進むと、一旦民家が途切れ、道は砂利道となった。
前方が樹木で塞がっており、行き止まりか、と思ったらちゃんと草に覆われかかった農道が続いていた。
小道を抜け、廃屋がある一角を過ぎ、集落の道を歩き、道前病院の敷地内に入るような道となる。病院を抜けると、再び田舎道が続くようになった。
左折、右折する場所があり、私製の遍路札が案内してくれるが、ちょっと注意が必要か。
田舎道と言っても民家は結構見られるので、集落に入ったり出たりと進み、見覚えのあるT字路に差し掛かった。
地図を確認すると、ずっと手前で曲がらなければならなかった。
これまでの遍路旅で、道を間違えたことはほとんど無かった。
それが今日のように二回も続けて間違えてしまったのは、油断していたのもあるが、道しるべが風化しつつあることが影響しているのかも知れない。
止んでいた雨が再び降りだしてきたが、黙々と歩き続ける。道を修正して、無事に遍路道に戻ることが出来た。
山裾に沿って進むと、一旦民家が途切れ、道は砂利道となった。
前方が樹木で塞がっており、行き止まりか、と思ったらちゃんと草に覆われかかった農道が続いていた。
小道を抜け、廃屋がある一角を過ぎ、集落の道を歩き、道前病院の敷地内に入るような道となる。病院を抜けると、再び田舎道が続くようになった。
左折、右折する場所があり、私製の遍路札が案内してくれるが、ちょっと注意が必要か。
田舎道と言っても民家は結構見られるので、集落に入ったり出たりと進み、見覚えのあるT字路に差し掛かった。
2021年05月16日
【3巡目-637】 64番前神寺、武丈公園、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その5〉
道しるべに従って、旧道から武丈公園方面への道へと入る。
もう10年も前に歩いたきりで、道の記憶はほとんど残っていなかった。田園風景の中を黙々と進む。
自販機が見つかり、アクエリアスを購入する。四国のみちの立杭があるので指示に従うが、どうもここで道の選択を間違えてしまったようである。
武丈公園からは山裾に沿った道を進むはずなのだが、どんどん違う方向に進んでいっている感じがする。遍路シールも見当たらなくなって、これはおかしい、と気付いた。
方向を変えて進み川沿いに出ると、遠くに橋が見えている。多分、あの橋を渡らなければならないのだろう。
歩行者専用で、通称:メロディー橋と呼ばれる、「伊曽の橋」だった。ようやく遍路道に合流である。
欄干を叩きながら歩くと音楽が鳴る橋で、確かにこんな橋があったなあ、と思い出した。
叩くためのバチが空っぽになってしまっていて、金剛杖で鳴らす訳にもいかず、曲を奏でることは出来なかった。
川では、水遊びしている人たちが大勢いた。余裕があれば自分も、という所だったが、ちょっと時間に追われていたので難しかった。
橋を渡ってから右折し武丈公園に差し掛かった頃、止んでいた雨が再び降ってきてしまった。
その為だろうか、公園からしばらくで右折しなければならなかったのだが、道しるべを見落としたのだろう、道を間違えてしまった。
もう10年も前に歩いたきりで、道の記憶はほとんど残っていなかった。田園風景の中を黙々と進む。
自販機が見つかり、アクエリアスを購入する。四国のみちの立杭があるので指示に従うが、どうもここで道の選択を間違えてしまったようである。
武丈公園からは山裾に沿った道を進むはずなのだが、どんどん違う方向に進んでいっている感じがする。遍路シールも見当たらなくなって、これはおかしい、と気付いた。
方向を変えて進み川沿いに出ると、遠くに橋が見えている。多分、あの橋を渡らなければならないのだろう。
歩行者専用で、通称:メロディー橋と呼ばれる、「伊曽の橋」だった。ようやく遍路道に合流である。
欄干を叩きながら歩くと音楽が鳴る橋で、確かにこんな橋があったなあ、と思い出した。
叩くためのバチが空っぽになってしまっていて、金剛杖で鳴らす訳にもいかず、曲を奏でることは出来なかった。
川では、水遊びしている人たちが大勢いた。余裕があれば自分も、という所だったが、ちょっと時間に追われていたので難しかった。
橋を渡ってから右折し武丈公園に差し掛かった頃、止んでいた雨が再び降ってきてしまった。
その為だろうか、公園からしばらくで右折しなければならなかったのだが、道しるべを見落としたのだろう、道を間違えてしまった。
2021年05月13日
【3巡目-636】 石鎚神社、64番前神寺、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その4〉
境内からの眺めをしばし楽しむ。一面に田んぼが広がっており、素晴らしい。
石段を下り、石鎚神社を後にする。
5分程で、(64)前神寺に到着した。
入口に由緒書きがあり、元々の前神寺は石鎚神社の場所にあったが、神仏分離政策により現在の場所に移った、という事である。
という事は、先程の石鎚神社の場所が昔の札所だったのだろうか。
どんなお寺だったかなあ、と思い出せなかったが、境内に入ると記憶が甦ってきた。一円玉を挟める滝がある。
土曜日ということもあってか、数組の家族連れが参拝していた。
前神寺からは、納経所の横に遍路道が続いていたはずだが、今回は歩いて来た参道を戻る。
旧道との交点には遍路石があり、三角寺へは、「石鎚山駅ヨリ三島駅行便利」と刻まれていた。
駅への案内の遍路石と言えば、(11)藤井寺手前で西オエ駅があったか。
お寺を出て湯之谷温泉の辺りから、夕立となってしまった。雨の予報は出ていなかったのだが。
すぐに止むだろうと思ったら、降ったり止んだり、結構激しく降ることもあった。
ここから先、遍路道は二つに分かれる。二巡目の時に歩いた、国道に並行する旧道が、本来の遍路道のような気がするが、今回は、一巡目の時に歩いた、武丈公園の方の道を進んでみることにした。
石段を下り、石鎚神社を後にする。
5分程で、(64)前神寺に到着した。
入口に由緒書きがあり、元々の前神寺は石鎚神社の場所にあったが、神仏分離政策により現在の場所に移った、という事である。
という事は、先程の石鎚神社の場所が昔の札所だったのだろうか。
どんなお寺だったかなあ、と思い出せなかったが、境内に入ると記憶が甦ってきた。一円玉を挟める滝がある。
土曜日ということもあってか、数組の家族連れが参拝していた。
前神寺からは、納経所の横に遍路道が続いていたはずだが、今回は歩いて来た参道を戻る。
旧道との交点には遍路石があり、三角寺へは、「石鎚山駅ヨリ三島駅行便利」と刻まれていた。
駅への案内の遍路石と言えば、(11)藤井寺手前で西オエ駅があったか。
お寺を出て湯之谷温泉の辺りから、夕立となってしまった。雨の予報は出ていなかったのだが。
すぐに止むだろうと思ったら、降ったり止んだり、結構激しく降ることもあった。
ここから先、遍路道は二つに分かれる。二巡目の時に歩いた、国道に並行する旧道が、本来の遍路道のような気がするが、今回は、一巡目の時に歩いた、武丈公園の方の道を進んでみることにした。
2021年05月10日
【3巡目-635】 石鎚神社 [2019年8月3日]〈その3〉
旧道を進み、石鎚神社の入口までやって来た。
これまでは、神社までちょっと距離がありそうなので通過していたが、今回は立ち寄ってみることにしている。
由緒書きがあり、ここが石鎚神社の本社で、中腹の成就社・土小屋遥拝殿、山頂の頂上社の4社の総称が「石鎚神社」、という事である。
これまでインターネットで調べてはいたのだが、簡潔に書かれていることで、ようやく頭に入ってきた。
参拝客らしき車が、2台ほど追い越していった。
しばらく進むと、山門があるが、参拝のための杖が用意されていた。そんなに山の方へと上がらなければならないのか、とビビッてしまう。
山門をくぐって参道の隅っこに、大事なものだけ持って、他の荷物は置いていくことにした。
石段を上がって行く。
途中、水が湧いている場所があり、のどを潤す。てっぺんまで上がると、眼下の田園風景の眺めが素晴らしかった。
前を歩いていた、子供二人を連れた家族連れも到着しており、楽しそうにお参りしていた。
石段は、一般の方にはきついかも知れないが、(10)切幡寺よりは短かったと思うので、歩き遍路だったら大丈夫だろう。
お寺だったら、線香・ろうそく・般若心経を唱えて・・・と時間が掛かるが、神社は「二礼二拍手一礼」でご朱印が頂けるから楽である、と言ったら叱られるだろうか。
これまでは、神社までちょっと距離がありそうなので通過していたが、今回は立ち寄ってみることにしている。
由緒書きがあり、ここが石鎚神社の本社で、中腹の成就社・土小屋遥拝殿、山頂の頂上社の4社の総称が「石鎚神社」、という事である。
これまでインターネットで調べてはいたのだが、簡潔に書かれていることで、ようやく頭に入ってきた。
参拝客らしき車が、2台ほど追い越していった。
しばらく進むと、山門があるが、参拝のための杖が用意されていた。そんなに山の方へと上がらなければならないのか、とビビッてしまう。
山門をくぐって参道の隅っこに、大事なものだけ持って、他の荷物は置いていくことにした。
石段を上がって行く。
途中、水が湧いている場所があり、のどを潤す。てっぺんまで上がると、眼下の田園風景の眺めが素晴らしかった。
前を歩いていた、子供二人を連れた家族連れも到着しており、楽しそうにお参りしていた。
石段は、一般の方にはきついかも知れないが、(10)切幡寺よりは短かったと思うので、歩き遍路だったら大丈夫だろう。
お寺だったら、線香・ろうそく・般若心経を唱えて・・・と時間が掛かるが、神社は「二礼二拍手一礼」でご朱印が頂けるから楽である、と言ったら叱られるだろうか。
2021年05月07日
【3巡目-634】 63番吉祥寺から、石鎚神社、64番前神寺、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その2〉
「こがね製麺所」にて腹ごしらえをし、本格的に今回の遍路旅の歩きを始めた。
(63)吉祥寺へと戻って国道を横断し、旧道へと入る。
すぐに、3月の遍路の時、(60)横峰寺からモエ坂を通って麓へと降りてきた時に歩いた道を横断する。懐かしい。
歩き始めが結構、つまらなく感じることがよくある。喜んでお遍路に来たはずなのに、なのだが、その内だんだんと調子が出てきて楽しくなってくる。
今回もそんな始まりになった。
「野々市」という場所を通るが、この辺り、「小松」「氷見」と石川・富山県にある「市」の名前が続いている。単なる偶然だろうか。
北陸と四国は、京都・大阪の都からの距離が同じくらいで、方言にも似たような所があって、何か関連があるのかなあという気がしている。
旧道を歩いていると、変わった唐揚げ屋さんがあった。
農家の倉庫のような建物で営業をしている。食事したばかりだったのであっさり通過してしまったが、立ち寄ってみればよかった。よっぽど味が良いのだろうか。
この道を歩くのは3度目となる。あまり記憶に残っていないのだが、たまに、ここで他のお遍路さんと話をしたなあ、などと覚えのある場所が出てきたりする。
2021年05月04日
【3巡目-633】 63番吉祥寺から、石鎚神社、64番前神寺、中萩駅前まで [2019年8月3日]〈その1〉
(63)吉祥寺にて、遍路衣装を身に着ける。
チラホラと参拝客の姿もあり、ちょっと安心する。
日陰でベンチのある場所が無いかなあ、と探すが見付からず、照り付ける太陽の元での作業となり、早速、汗が噴き出してきた。
時刻は午後1時半前、今日は石鎚神社にも立ち寄って中萩駅の辺りまで、約14kmの歩行予定である。午後6時過ぎには到着出来るだろうか。
本堂、大師堂にてお参りをし、納経してもらい、まずは腹ごしらえである。早朝、少々口にしただけである。
事前に、(63)吉祥寺周辺で食事出来そうな場所を調べておいた。
少し小松方面に戻った所にうどん屋さんがあるようなので、ここで遅い昼食とすることにしている。
お寺から3分程歩くと、大きなスーパーの一角に「こがね製麺所」があり、無事に営業していた。早速、中へと入る。
セルフ方式がよく分からず戸惑うも、注文するメニューまで何となく決めておいたので、しどろもどろにならずに済んだ。
店内は、昔の食堂風のテーブルや椅子がずらりと並んでおり、少し汚れた歩き遍路が入っても違和感が無い感じで、落ち着いて食事が出来た。
2021年05月01日
【3巡目-632】 第31回 区切り打ち 出発[2019年8月2・3日]
31回目の区切り遍路です。
今回も公共交通機関を利用しての四国入りです。
金沢市のお隣、白山市にある松任海浜公園バス停に車を置かせてもらい出発です。
四国まで直通する夜行バスに乗る選択肢もあったのですが、今回歩き始める愛媛県西条市へ向かうには、高速バスを大阪で乗り継いだ方が安くつき、四国行きは出発時間もちょっと早いので、利用は諦めました。
ちなみに、帰りは安いチケットが手に入ったので、このバスを利用します。
大阪から今治行きのバスに乗り換えるのですが、乗車場所の「ハービス大阪」がどこにあるのか分かりません。時間が押していたらパニックになっている所でした。
案内がなかなか見付からず、駅付近をさまよって、ようやく到着しました。
地上部を歩いていると、上がったり下りたりばかりで、地下を進んだ方が楽なのでしょうか。田舎者には都会は大変です。
高速バスに5時間半乗り、伊予西条駅で下車、すぐにやって来た松山行きの特急バスに乗り換え、氷見バス停で下車。前回区切った、(63)吉祥寺はすぐ側です。
本日のコースタイム
金沢→→松任海浜公園バス停23:21→→3日5:00大阪駅7:30→→12:58伊予西条駅→→13:15氷見バス停→13:16(63)吉祥寺
今回も公共交通機関を利用しての四国入りです。
金沢市のお隣、白山市にある松任海浜公園バス停に車を置かせてもらい出発です。
四国まで直通する夜行バスに乗る選択肢もあったのですが、今回歩き始める愛媛県西条市へ向かうには、高速バスを大阪で乗り継いだ方が安くつき、四国行きは出発時間もちょっと早いので、利用は諦めました。
ちなみに、帰りは安いチケットが手に入ったので、このバスを利用します。
大阪から今治行きのバスに乗り換えるのですが、乗車場所の「ハービス大阪」がどこにあるのか分かりません。時間が押していたらパニックになっている所でした。
案内がなかなか見付からず、駅付近をさまよって、ようやく到着しました。
地上部を歩いていると、上がったり下りたりばかりで、地下を進んだ方が楽なのでしょうか。田舎者には都会は大変です。
高速バスに5時間半乗り、伊予西条駅で下車、すぐにやって来た松山行きの特急バスに乗り換え、氷見バス停で下車。前回区切った、(63)吉祥寺はすぐ側です。
本日のコースタイム
金沢→→松任海浜公園バス停23:21→→3日5:00大阪駅7:30→→12:58伊予西条駅→→13:15氷見バス停→13:16(63)吉祥寺