2022年01月29日

【3巡目-713】 79番高照院 [2020年7月24日]〈その12〉

「ヘンロ小屋第46号坂出江尻」を出ると、早々に脇道へと入る。

八十場のところてんの店がある。
改装されたのか、前と雰囲気が変わったような気がする。お客さんの姿も多く見られた。
ガッツリ食べたい派なので、ところてんとは無縁である。

白峰宮の境内を通り抜けると、(79)高照院に到着となった。

神社の中を通って、というお寺へのアクセスも変わっているし、山門も無いことからあまり札所っぽくない所があって、初めての方は戸惑うのではないだろうか。

荷物が置けそうなベンチが無く、歩き遍路にとってはちょっと不便な印象のお寺である。

時間が押していることもあり、大師堂で般若心経を唱えた以外は、ほぼお参りを省略。わずか数分で出立することになってしまった。こんな手抜きをしたのは、初めてのことである。

(79)高照院を出るとすぐに、左方向(81)白峯寺、の遍路石がある。
白峯寺へは、へんろ地図のルートと、東海図版のルートの大まかに二つがある。東海図版の方が、左方向に進む、本来の遍路道なのだろう。

どちらも歩いてみたい所だが、今回は道に迷う心配が無さそうなへんろ地図のルートを進むことにした。お寺を出て、そのまま直進する。  


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2022年01月26日

【3巡目-712】 坂出、79番高照院へ [2020年7月24日]〈その11〉

中心市街地の外れの方に、高松信用金庫があった。ATMでお金の補給をする。

先程、宝くじを買えなかったのは、財布の中身が心許なかったからである。

郊外の方まで来ると、ヘンロ小屋が出来ていた。
「第46号坂出江尻」という事で、自分の持っている地図では「ピポット坂出」となっているから、名前が変わったようである。

ここの場所だったか、ガス会社が足湯を提供してくれていて利用させてもらったことがある。

ダイレックスというディスカウントストアが新しく出来ており、駐車場の一部がヘンロ小屋になっている形である。
店では食料も扱っているようで、ここに荷物を置かせてもらい、中に入ってみることにした。

総菜類も扱っており、焼きそば・焼きおにぎりを買い、ヘンロ小屋にて遅い昼食とした。
ようやく食事にありつけた。坂出はこれまでもそうだったが、食事に困る場所である。

この先の行程の確認作業をする。今宵のお宿は(81)白峯寺近くの「ニューサンピア坂出」だが、本日中に白峯寺を打っておかないと、今後の日程が厳しくなりそうである。
この先、急ぎ足で進んでいくことになってしまった。  


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2022年01月23日

【3巡目-711】 坂出、79番高照院へ [2020年7月24日]〈その10〉

へんろ地図に赤い線が引いてない旧道の方を歩いていると、うどん屋さんがあった。

お腹が空いてペコペコである。寄ってみようかと思ったが、お客さんの姿はあったものの、まだ午後1時を過ぎたばかりなのに営業終了となっていた。
民家のガレージを食事場所にしたような、面白い造りだった。

この先、食事が出来そうな場所は無いと記憶していたが、やはり無かった。

古くからの商店が並ぶ通りを進み、坂出市内へと入って行った。
二巡目の時には坂出市内を探検して、昭和な建物が多く、とても楽しかったのを思い出す。

アーケード街に突入するが、とても現役とは思えないような洋品店が営業していた。下の方に置いてある商品は、埃をかぶっている。やはり面白い。

イオンの裏口らしき場所を通り掛かる。
遍路姿で昼食を買い出しするのはためらわれて、入るのは止めた。フードコートで食事をする勇気も無い。

宝くじ売り場があり、一つ買ってみれば良かったのだが、買いそびれてしまった。遍路中だったから、ご利益があったかも知れない。

お腹をすかせたまま、坂出市内を通過することになってしまった。  
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2022年01月20日

【3巡目-710】 78番郷照寺、79番高照院へ [2020年7月24日]〈その9〉

(78)郷照寺に到着する。
門前の石柱の所に、多度津でお接待で頂けるお地蔵さんが、いくつか並んで置かれていた。

寺のHPでは、「厄除うたづ大師 郷照寺」と枕詞がついている。そう言えば、(77)道隆寺を出た時の遍路石には、「うたづ道場」となっていた。

雨で荷物が濡れないよう、お堂の下に荷物を置かせてもらう。
大師堂では、厄除け祈願だろうか、何か行われていたが、お坊さんがフェイスシールドを付けていたのが今時であった。
小さな観音様が並ぶ、万体観音堂などを見学し、お寺を後にする。

細い道路に昔からの商店が並ぶ通りを進んで行くと、この人のポスターが貼ってあった。香川出身である。
今はノリに乗っている、とまではいかないが、調子が良い感じだろうか。

普段、テレビに出るような人たちとの関わりは全くないから、ポスターだけでも面白い。この先、たくさん玉木さんが登場してきた。

郊外の方まで来ると、へんろ地図ではヘンロ小屋第42号があることになっている。ちょっと休んでいこうかと当てにしていたが、見付からなかった。

地図をよく見てみると、大通りに赤い線が引いてあるが、実際に歩いていると、旧道らしき道の方に誘導される。
大通り沿いにヘンロ小屋があるのだろうか。  


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2022年01月17日

【3巡目-709】 宇多津、78番郷照寺へ [2020年7月24日]〈その8〉

雨の中を進み、丸亀市から宇多津町となる。

またまたトイレに行きたくなってきた所で、「うぶしなおせったいトイレ」なる、まだ出来て間もないようなトイレを発見した。早速、利用させてもらう。

うぶしな(宇夫階)、とは地名のようで、公民館のような建物に併設されていた。
ちょうど、大きな道路が真上を通過している所の下にあたる場所である。

そこから程なくして、(78)郷照寺への細い道へと入る。そんな車も通れない小道に、子供たちを連れた家族連れが前を歩いていた。

どこへ行くのかなあ、と思ったら、変わった所に暖簾が掛かっている。

へんろ地図には掲載されていないうどん屋があり、裏口からも入れるような形となっていた。
時刻は正午過ぎ、店内を覗くと、お客さんで席は埋まっていた。

郷照寺の門前街のような街中を進み、(78)郷照寺に到着となった。

お寺への道路は狭いのだが、香川県内では、こんぴらさん・善通寺に次いで、初詣客、第3位のお寺だったはずである。どこに車を止めて参拝客が来るのか、不思議である。  


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2022年01月14日

【3巡目-708】 丸亀、78番郷照寺へ [2020年7月24日]〈その7〉

大通りに出るとすぐに、狭い敷地を利用した、ヘンロ小屋第18号「丸亀城乾」がある。
残念ながら、ゴミが放置されたままになっていた。量的に、恐らくお遍路さんではなく、地元の方の所業だろう。

この頃には、雨が降り出してきていたが休まずに通過する。
トイレに行きたくて困っていた所、案内板によると、丸亀城の側にトイレがある様子。元々、お城を少し見ていこうかなあ、と思っていたから、遍路道を外れてみる。
たまたま、市営駐車場の一角に便器が見えていたので、利用させてもらって助かった。

城の敷地は広いようで、近くの道路からでは天守閣はまだまだ小さく見える。

再び遍路道へと戻り、土器川の大きな橋を渡る。
ランニング中の方が、ずぶ濡れになりながら歩いていた。

橋を渡ってから、大通の旧道があり、そちらを進むことにした。
通常のへんろ地図には赤い線は無いが、英語版のへんろ地図では、こちらが遍路道に指定されている。

ようやく雨が止み、トボトボ歩いていると地元ナンバーの車が止まり、予期せずお接待が。まだ若そうな方だったが、ペットボトル入りのコーヒーを渡してくれた。ありがとうございます。

確か、車には88と書いたステッカーが貼ってあったから、多分お遍路する方なのだろう。咄嗟のことで、納札を渡しそびれてしまった。  


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2022年01月11日

【3巡目-707】 77番道隆寺、78番郷照寺へ [2020年7月24日]〈その6〉

(77)道隆寺を出立する。山門を出てすぐ左方向へ進む。

こんな、何でもない住宅街にも標石があり、金蔵寺・丸亀・うたつ道場などの文字がはっきりと残っていた。
「うたつ道場」とは何か、と帰宅してから調べてみると、宇多津町の(78)郷照寺のことのようだった。

道幅はそれ程広くは無いが、そこそこ交通量のある県道21号へと出て来る。

通り沿いにある、二巡目の時に利用した230円のラーメン屋さんはまだ営業しているのだろうか。
ご主人は、リウマチの痛みで眠れないこともある、と話していたが、元気にしているだろうか、と気になっていた。
ついこの間のことのような気がするが、もう8年も経ってしまっている。

はっきりとした場所は覚えていなかったが、この道路沿いを歩いていれば気付くはず、と注意深く歩いていくも、いつの間にか、丸亀市の看板が見えてきてしまった。通り過ぎてしまったようである。

見落とすことはないだろうから、もう営業は止めてしまったのだろう。
写真は、8年前のものです。

県道を一直線に進めば良いのだが、時折、並行している旧道も利用する。

丸亀市内に入ってからは、車は新道に移り、しばらくは旧市街のような道となる。突き当りで曲がって大通りに出ると、道路は広くなり、都会に出てきたような印象となった。  


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2022年01月08日

【3巡目-706】 77番道隆寺 [2020年7月24日]〈その5〉

(77)道隆寺が近付いてきた。

頭陀袋から持鈴を出し、チャリンチャリンと音を鳴らして存在アピールをする。

どこから見ていたのか、8年前はお母さんだったが、今回はお父さんが出て来てくれた。
息子が作ったお地蔵さん、ということで手渡してくれた。前回よりは、背が低くなっている。今はこの形のものを作っているそうである。

帰宅後早速、車のメーターの所に、前回頂いたものと合わせて置かせてもらった。ありがとうございます。

午前9時44分、(77)道隆寺に到着した。

門前には、遍路用品店が店を構えている。
なかなか利用する機会がないのだが、末永く続いて欲しいものである。
他に、門前に店があるお寺でパッと思いつくのは、切幡寺くらいだろうか。昔はきっともっとたくさんあったに違いない。

こちらは(76)金倉寺に比べると小ぢんまりとしているが、屋根付きの休憩所があったりして、歩き遍路にとっては足を休めて、ゆっくりと過ごせるお寺である。

30分程滞在して、お寺を後にした。  


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2022年01月05日

【3巡目-705】 76番金倉寺、77番道隆寺へ [2020年7月24日]〈その4〉

うどん屋さんの横に遍路道が続いている。
ここを通るのも3回目のはずなのだが記憶にあまり残っておらず、遍路シールを読み間違えてビニールハウスの間を入ってしまい、変な所で行き止まりになってしまい、Uターンする。

田んぼの中を抜けると、お馴染みの鬱蒼とした森の中にある神社の脇を通り抜ける。「葛原正八幡神社」というようである。

今回は、ちょっと立ち寄ってみることにした。
入口は茅の輪くぐりとなっていた。お遍路さんに、水洗トイレをご自由に利用して下さい、との新しい看板もあった。

神社を出てからは、古い集落を抜けると、田んぼの中に住宅や学校がある、都市近郊のような風景が広がるようになる。

そんな道端にも、遍路石が結構な割合で残されていた。
一直線に歩いて行き、いよいよ右折すると(77)道隆寺の門前となる地点までやって来た。

ここで、今回の遍路旅のメインイベントの一つが待ち構えている、

この辺りに住まれている方が、歩き遍路に手作りのかわいいお地蔵さんをお接待してくれており、8年前に貰ったお地蔵さんは車のメーターの所に置かせてもらっている。もう一つ頂ければなあ、と気合が入っているのである。  


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2022年01月02日

【番外】謹賀新年 2022

新年、あけましておめでとうございます。

本年も、「あぜ道コロコロ歩き旅」をよろしくお願い致します。

今年は、雪の正月となりました。クリスマスにも雪が積もっていましたから、これ程冬らしい年は珍しいです。

金沢で暮らしていると、地球温暖化を本当に実感してしまいます。すっかり雪が降らなくなってしまいました。

歩き遍路の方ですが、昨年2月に四巡目を開始し、徳島市郊外の地蔵橋駅まで進んでいます。

続きを歩く前に、ちょっと気になっている道があります。

写真は、篠山神社付近です。
通常の遍路地図では、一本松から往復するルートしか書かれていませんが、東海図版の「四国遍路地図」には、津島の満願寺までぐるりと回るようにピンクの点線が入っています。ここを歩いてみたいなあ、と以前から思ってました。

どうやら、遍路石も残されているようで、ピンポイントで行ってみようか、などと考えている所です。
ただ、あまりにも遠過ぎて、簡単に行ける場所ではありません。  


Posted by こいったん at 22:22Comments(0)その他