2024年03月29日

【篠山道-46】 番外札所 満願寺 [2022年2月28日‐その7]

比較的民家がまとまった集落を通り抜けると、いよいよ、番外札所の満願寺に到着となった。

前回訪ねたのが2017年8月だから、4年半ぶり、という事になる。
懐かしさは感じず、ついこの間のことのように感じるのは、年を取ったからだろうか。

参拝して境内をウロウロしていると、車道から、散歩中らしき老夫婦がこちらを見ており、会釈する。この方が満願寺の住職さんだった。

納経して頂けるそうで、お願いした。納経料をお渡しすると、このお金は「中道」のへんろ道復元事業に寄付させてもらいます、との事だった。

前回、「三好旅館」に泊まった時に、満願寺の住職さんは良い方、と仰っていたが、その通りのようだった。

また、「宇和島南郊遍路MAP」なるものを渡してくれた。

これから歩く野井坂方面の見所や地図、消えた遍路道も載っている、かなり詳細なものであった。
これを活用させてもらうことにする。

  


Posted by こいったん at 00:06Comments(0)篠山道

2024年03月27日

「みまきガーデン」について

こんばんは。

現在、「みまきガーデン」に泊まった記事を書いておりますが、フェイスブックを見た所、何と、休業してしまった様子。

https://www.facebook.com/mimakigarden/?locale=ja_JP

Googleマップで調べてみると、「閉業」となっていました。何となく、もう終了な印象7

篠山神社をグルっと周るコース上での唯一の宿ですから、無くなってしまうと大変困ります。

この辺りは市営バスが運行されており、祓川温泉発の最終が午後5時過ぎなので、それに乗れば津島町内で宿泊は可能で、一応、この遍路道を辿ることは可能なのですが。。。平日のみの運行です。

「一時休園」という事で、復活を期待したい所ですが、どうなるのでしょうか。

また、あの美味しい料理が食べられなくなるとは・・・ランチバイキングに行きたかったです。

他に、もう一度どうしても泊まりたい宿とかもありますので、廃業してしまわないか、と不安になってしまいます。  


Posted by こいったん at 02:22Comments(0)篠山道

2024年03月24日

【篠山道-45】 みまきガーデンから、満願寺へ⑤ [2022年2月28日‐その6]

旧道に入り、上芋地谷橋を渡る。

この辺りは「上芋地谷」という集落名のようである。
何とかわいい地名なのだろう。住所が上芋地谷だったらカッコいいなあ。







一旦、県道に出て、再び旧道へと入る、バス停がある場所に、遍路石らしきものが、一段高い場所にあった。
見学しに向かう。

何とか村、と文字は残っているのだが、自分の知識では遍路に関係するものなのかどうかも分からなかった。

お地蔵さんの彫り物があったから、多分遍路石なのだろう。


トンネルはパスして、山裾の、旧道らしき静かな道を進む。

番外札所「満願寺」まで、あと一息である。



  


Posted by こいったん at 00:05Comments(0)篠山道

2024年03月21日

【篠山道-44】 みまきガーデンから、満願寺へ④ [2022年2月28日‐その5]

地元のSさんと、写真を撮り合ってお別れする。

車道の上方にあるという、廃道になった遍路道を、歩かないまでも少し見に行くことにした。

擁壁を上がると、短いが急な斜面となり、荷物を持った身にはかなりきつかったが、登りきると、確かに道の痕跡が見付かった。石垣で守られた道がある。

周囲を小一時間探索して、元の車道へと戻ったのだが、丁石とか、何か遍路道の痕跡などあったりしたのだろうか。
こうやって記事を書いていると、改めて探索したくなってきた。

横吹渓谷を抜けると、再び民家がみられるようになった。

広場で老人が一人、パークゴルフの練習をしている。何とものどかな光景である。

県道を離れ、英語版のへんろ地図に従って、旧道を辿る。





菜の花畑を眺めたり、訪れた春の田舎の歩き旅を楽しんだ。





  


Posted by こいったん at 00:04Comments(0)篠山道

2024年03月18日

【篠山道-43】 みまきガーデンから、満願寺へ③ [2022年2月28日‐その4]

遍路道の整備に関わってくれている、地元のSさんと話をする。

篠山神社からの古い遍路道が、作業用の林道によってズタズタになっていることを報告する。

あの道を整備するのはかなり難しいと思うが、迷わないよう、道が分かるようにはしたい、との事であった。

また、今歩いている道の山手に古い遍路道があり、何年か前にそこも踏破したことがあるそうである。
東海図版の四国遍路地図で、廃道のオレンジの点線が引いてある道である。

工事で道が分断されて、一直線には進めなくなっているが、道は続いている。

たまたま今いる場所から擁壁に沿って山に上る道があり、ちょっと藪漕ぎすれば、古い遍路道に辿り着ける、との事であった。

他にも、祓川温泉手前の、篠山神社二の鳥居からの消えた遍路道も歩いたことがあるそうである。

今になって思えば、白衣を着るなど、もう少しお遍路さんスタイルで歩いていれば、篠山神社を巡る歩き遍路は珍しいだろうから、もっと出会いがあったかも知れない。惜しいことをした。  


Posted by こいったん at 00:03Comments(0)篠山道

2024年03月15日

【篠山道-42】 みまきガーデンから、満願寺へ② [2022年2月28日‐その3]

集落を抜け、少しずつ山の方へと向かって行く。
この辺りは愛媛県の宇和島市になるのだが、川の水は高知県の宿毛市へと流れているから、ちょっと変な感覚である。

源池公園というものがあり、ここが松田川の源流となる分水嶺らしい。

ここを過ぎると、民家が途絶えて横吹渓谷となり、川の水は反対方向へと流れるようになっていた。

そんな静かな峠道を歩いていると、お遍路さ~んと、一台の車が止まった。

この時は遍路装束は身に着けておらず、大きなリュックに、篠山を上る時に頂いた竹の杖だけを持って歩いていたのだが、お遍路さんと分かったようである。

中道のへんろ道復元事業にも関わっている、地元のSさんという方だった。
色々な情報を教えてくれた。

篠山神社を周ってきた話をすると、どの道を歩いて来た?との事で、尾根をしばらく歩いて急斜面を下りてきた、と伝える。

どうやら、山の中に道しるべとなっていた三種類のリボンの内、赤いリボンを付けてくれたのがSさんのようであった。  


Posted by こいったん at 00:02Comments(0)篠山道

2024年03月12日

【篠山道-41】 みまきガーデンから、満願寺へ① [2022年2月28日‐その2]

「みまきガーデン」を出発、県道に出る。通勤の車なども無さそうで、静かな道だった。

本日の予定は、満願寺から野井坂を通って宇和島まで、を予定している。

集落へと続く細道があり、旧道だろうと入ってみた。

JAの小さなスーパーがあった。くみあいマーケットの名称が懐かしい。
まだ午前8時半過ぎだというのにもう営業していたので、ちょっと立ち寄って飲み物を調達する。昼食になりそうなものはあったかどうか、確認し忘れた。
満願寺の手前に小さな商店はあったが、やはり宿でおむすびを作ってもらって良かったか。

民家が続いているが、かつてはこの辺りに、篠山神社の鳥居があった、と後で地元の方から聞いた。裏参道の一の鳥居とかだろうか。

鳥居があったのは確かだろうが、篠山神社のものだろうか、検索してみるも、よく分からなかった。

写真の場所は、福田百貨店である。
田舎の百貨店と言えば、食料衣料なんでも売っているお店のイメージだが、ここは調べてみると、移住者の方が、自然食品などを売っているこだわりの店で、週四日の営業だった。  


Posted by こいったん at 00:01Comments(0)篠山道

2024年03月09日

【篠山道-40】 みまきガーデン③ [2022年2月28日‐その1]

HPによると、朝食は7時半からになっていたのでその時間にお願いしたのだが、こちらに合わせてくれるようだった。
多分、もう少し早くても大丈夫そうだった。

洗濯出来ることになっていたが、この時は故障中との事で出来なかった。

本日の予定は、満願寺から野井坂を越え、宇和島まで歩いてから、松山市内で宿泊、翌日帰宅予定である。

朝食は、昨夜とは違うおばちゃんが出勤してきて作ってくれた。食後にはコーヒーまで出してもらった。

今日のルートで食事が出来る場所は無さそうだったから、前日におむすびを用意してもらえるか頼んでみた所、大丈夫だったので4個お願いし、受け取った。お接待で、みかんも頂いた。

途中に、JAの小さなスーパーがあって立ち寄ったのだが、食料はどうだったか、見忘れてしまった。
満願寺近辺にも、小さな商店がいくつかあった。

午前8時20分過ぎと遅い時間に、おばちゃんに見送ってもらい、「みまきガーデン」を出発した。

なかなか良い、お宿だった。  


Posted by こいったん at 00:02Comments(0)篠山道

2024年03月06日

【篠山道-39】 みまきガーデン② [2022年2月27日‐その27]

食堂は、元保育所の教室を利用した狭い部屋だったが、土日には一般の方向けのランチバイキングをやっているそうである。

おじさんが一人で行くのは恥ずかしいのだが、こんなに美味しい料理が食べ放題なら、ぜひ利用したいのだが、次にこの辺りへ行けるのは何年後になるのだろうか。

食堂には、数枚の納札が貼ってあった。
少ないながらも、篠山道を歩くお遍路さんがいるようである。

この日の記事は(その27)までとなった。1日の記事の量としては、おそらく過去最高だろう。
遍路史上に残る、中身の濃い一日でした。


みまきガーデン:一泊二食、缶ビール3本、翌日のおむすび4個で 計7000円
 (内訳不明 6000円+600円+400円か?)  〈あかぐみ〉
    ※洗濯機なし。自販機なし。茶あり。浴衣等なし。朝食の時間は合わせてくれる様子。
    宿泊客:歩き遍路1名


  


Posted by こいったん at 00:03Comments(0)篠山道

2024年03月03日

【篠山道-38】 みまきガーデン① [2022年2月27日‐その26]

宿の入口には冷蔵ケースがあり、缶ビールが置いてあった。
ちょっと、自分の飲み物を冷やすのに利用させてもらった。

部屋には、ベットが二つに、こたつが置いてある畳の空間があり、窓からは小学校が見える、のどかな部屋だった。

お風呂は、本来なら祓川温泉を利用することになっているのだが、新型コロナの影響により休館中、で宿の内風呂に入った。

宿の予約はメールで行ったのだが、その時対応してくれたSさんが顔を出してくれた。
御槇地区の地域おこし協力隊の一員、という事で、腰の低い良い方で、缶ビールが足りなければ買ってきますよ、との事だった。

宿の食事は、地元のおばちゃん達が交代で作ってくれているようである。

手作り感満載で、大変美味しかった。

ご飯と素麵入りの御汁は4~5杯程、お替りさせてもらった。おかずもお替りを、と言いたかったのだが言えなかった。

一般的に、おかずのお替りってあり得るのでしょうか?  


Posted by こいったん at 00:04Comments(0)篠山道