2014年12月29日
【445】歩き遍路48日目〈その11〉[2014年2月8日]
夕食は部屋に運びましょうか、とも言われていたが、食堂で頂くことにした。愛想の良いお姉さんが準備してくれる。
他にお客さんはいない。それぞれが希望の場所で食べている、との事だった。
歩いて来たんですね、と話し掛けてくれた。今日の雪道での苦労を少しお話する。この辺り、雪は珍しくはないそうだ。
この宿に泊まるお遍路さんはどれくらいいるのだろうか、聞き逃してしまった。
宿泊料が高いだけあって、料理は立派な会席料理だった。きれいに完食する。
朝食は8時からだったので、おにぎりにしてもらう。明日の朝食・昼食用のおにぎりを5個お願いしておいたが、すでにテーブルの上に用意してくれていた。6個ある。もしかしてサービス?と思ったが、おにぎりは二個で180円という価格設定となっていた。
明日は昼食場所が無いかと思ってお願いしておいたのだが、実際に夏子ダムの販売所までお店は無かったので、頼んでおいて正解だった。
部屋に戻って、テレビを見たりして過ごす。ソチオリンピックの開会式の映像が流れている。冬季オリンピックが始まったようだ。
午後3時半という早い時間にチェックインしたのは初めてである。その後の時間が長く、部屋にいてもすることが無く、退屈だった。
奥の湯温泉:一泊夕食 7875円、おむすび6個540円 〈ひのき・10畳〉
※洗濯機・乾燥機?、シーツ・お茶・冷蔵庫あり、部屋に温泉あり、自販機あり
朝食は8時から
宿泊客:数組、歩き遍路1名
今年のブログ更新はこれが最後です。これまで、ささやかに続けていたお遍路ブログでしたが、今年初めに「掬水へんろ館」の更新ブログに掲載させてもらうようになって以来、訪問者が急増、毎日30~120人もの方々が来てくれるようになりました。たくさんの知らない人たちに見てもらっていることに少々緊張しつつも、無事に続けることが出来てホッと一息ついています。今年一年、ありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。
他にお客さんはいない。それぞれが希望の場所で食べている、との事だった。
歩いて来たんですね、と話し掛けてくれた。今日の雪道での苦労を少しお話する。この辺り、雪は珍しくはないそうだ。
この宿に泊まるお遍路さんはどれくらいいるのだろうか、聞き逃してしまった。
宿泊料が高いだけあって、料理は立派な会席料理だった。きれいに完食する。
朝食は8時からだったので、おにぎりにしてもらう。明日の朝食・昼食用のおにぎりを5個お願いしておいたが、すでにテーブルの上に用意してくれていた。6個ある。もしかしてサービス?と思ったが、おにぎりは二個で180円という価格設定となっていた。
明日は昼食場所が無いかと思ってお願いしておいたのだが、実際に夏子ダムの販売所までお店は無かったので、頼んでおいて正解だった。
部屋に戻って、テレビを見たりして過ごす。ソチオリンピックの開会式の映像が流れている。冬季オリンピックが始まったようだ。
午後3時半という早い時間にチェックインしたのは初めてである。その後の時間が長く、部屋にいてもすることが無く、退屈だった。
奥の湯温泉:一泊夕食 7875円、おむすび6個540円 〈ひのき・10畳〉
※洗濯機・乾燥機?、シーツ・お茶・冷蔵庫あり、部屋に温泉あり、自販機あり
朝食は8時から
宿泊客:数組、歩き遍路1名
今年のブログ更新はこれが最後です。これまで、ささやかに続けていたお遍路ブログでしたが、今年初めに「掬水へんろ館」の更新ブログに掲載させてもらうようになって以来、訪問者が急増、毎日30~120人もの方々が来てくれるようになりました。たくさんの知らない人たちに見てもらっていることに少々緊張しつつも、無事に続けることが出来てホッと一息ついています。今年一年、ありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。
2014年12月25日
【444】歩き遍路48日目〈その10〉[2014年2月8日]
奥の湯温泉の入口には、自分やその他宿泊客の名前が書かれた歓迎札が出されていた。一度でいいからこういう機会があればいいな、と思っていたので、心の中で大喜びする。
チェックインの時間を聞いていなかったのだが、入れてもらえるようだった。日帰り温泉としても営業しているので、くつろいでいる人の姿も見える。
仲居さんがやって来て、わざわざ部屋まで案内してくれた。10畳のきれいな部屋で、温泉付のお風呂まである。歩き遍路が宿泊するには贅沢な宿だった。
部屋に温泉があるにもかかわらず、結局は利用しなかった。大浴場があるので、そちらの方を利用させてもらうことにした。
それ程大きくはない浴場、先客は一人、もう一人後からやって来た。これくらいが丁度良い人数のお風呂である。
宿泊客ではなさそうだったが、こんなに遠くまで風呂に入りにやって来るということは、良い温泉ということだろうか。シャンプー等は設置されていた。
本日のコースタイム
道の駅源平の里むれ7:08→→7:18高速志度バスストップ8:22→→9:03道の駅ながお
道の駅ながお9:14→10:08相草東峠→10:32大窪寺分岐→11:19長谷分岐→12:25お堂12:47→13:19道の駅しおのえ13:39→15:09奥の湯分岐→15:23奥の湯温泉15:29
歩行距離:22.7km
歩数 :34365歩
最高気温:2.2℃
最低気温:-0.4℃[高松・香南]
チェックインの時間を聞いていなかったのだが、入れてもらえるようだった。日帰り温泉としても営業しているので、くつろいでいる人の姿も見える。
仲居さんがやって来て、わざわざ部屋まで案内してくれた。10畳のきれいな部屋で、温泉付のお風呂まである。歩き遍路が宿泊するには贅沢な宿だった。
部屋に温泉があるにもかかわらず、結局は利用しなかった。大浴場があるので、そちらの方を利用させてもらうことにした。
それ程大きくはない浴場、先客は一人、もう一人後からやって来た。これくらいが丁度良い人数のお風呂である。
宿泊客ではなさそうだったが、こんなに遠くまで風呂に入りにやって来るということは、良い温泉ということだろうか。シャンプー等は設置されていた。
本日のコースタイム
道の駅源平の里むれ7:08→→7:18高速志度バスストップ8:22→→9:03道の駅ながお
道の駅ながお9:14→10:08相草東峠→10:32大窪寺分岐→11:19長谷分岐→12:25お堂12:47→13:19道の駅しおのえ13:39→15:09奥の湯分岐→15:23奥の湯温泉15:29
歩行距離:22.7km
歩数 :34365歩
最高気温:2.2℃
最低気温:-0.4℃[高松・香南]
Posted by こいったん at
22:30
│お遍路 第二拝(香川)
2014年12月22日
【443】歩き遍路48日目〈その9〉[2014年2月8日]
時間があるので、出来るだけゆっくりと、汗をかかないように歩いていく。
最近、木の名前を覚えることに凝っていることもあり、道端の樹木を眺めていると、アラカシ(多分)が多く見られた。大きな葉っぱの木も時折見られたが、ビワのようである。
普段あまり目にしない常緑樹が多かった。
[20]大滝寺方面と奥の湯温泉との分岐にやって来た。
大滝山の表示はあるが、やはり大滝寺の文字はどこにも見られない。明日はここまで戻って来て、大滝寺へと向かう。奥の湯温泉へは1.0kmと表示されていた。
急なヘアピンカーブを上る。何軒かの家があるが、すぐに勾配のある山道となる。こんな所で、歩いているおじいさんとすれ違った。
再び、建物が見えるようになってきた。この辺りに「やすらぎ」という宿がへんろ地図に書かれているが、見当たらなかった。
さらに先の方に、奥の湯と書かれた、夜の繁華街にあるようなアーチが見えてきたので驚いた。昭和っぽくていいなあと思うが、きっと風情が台無しと批判する人も多そうな気がする。
午後3時半過ぎに、本日の宿、奥の湯温泉に到達したが、もう少し先の方を探検してみることにした。
少し行った所に、以前のへんろ地図には掲載されていた「民宿久美」があった。営業しているのかどうが分からないが、コンクリート製の大きな建物だった。さらに奥には「藤沢民宿」の看板が見える。
この辺りまで散策し、少し戻って、本日の宿「奥の湯温泉」の暖簾をくぐった。
最近、木の名前を覚えることに凝っていることもあり、道端の樹木を眺めていると、アラカシ(多分)が多く見られた。大きな葉っぱの木も時折見られたが、ビワのようである。
普段あまり目にしない常緑樹が多かった。
[20]大滝寺方面と奥の湯温泉との分岐にやって来た。
大滝山の表示はあるが、やはり大滝寺の文字はどこにも見られない。明日はここまで戻って来て、大滝寺へと向かう。奥の湯温泉へは1.0kmと表示されていた。
急なヘアピンカーブを上る。何軒かの家があるが、すぐに勾配のある山道となる。こんな所で、歩いているおじいさんとすれ違った。
再び、建物が見えるようになってきた。この辺りに「やすらぎ」という宿がへんろ地図に書かれているが、見当たらなかった。
さらに先の方に、奥の湯と書かれた、夜の繁華街にあるようなアーチが見えてきたので驚いた。昭和っぽくていいなあと思うが、きっと風情が台無しと批判する人も多そうな気がする。
午後3時半過ぎに、本日の宿、奥の湯温泉に到達したが、もう少し先の方を探検してみることにした。
少し行った所に、以前のへんろ地図には掲載されていた「民宿久美」があった。営業しているのかどうが分からないが、コンクリート製の大きな建物だった。さらに奥には「藤沢民宿」の看板が見える。
この辺りまで散策し、少し戻って、本日の宿「奥の湯温泉」の暖簾をくぐった。
2014年12月18日
【442】歩き遍路48日目〈その8〉[2014年2月8日]
内場湖に沿って歩き、分岐までやって来た。ある程度建物がある集落で、右へ行くと対岸に見えていた大きなホテルに行けるようだ。
正面には小学校が見えている。帰宅後に調べてみると、この小学校の現在の児童数は、たったの7人となっていた。
標識に従って道なりに進んでいくが、左に入っていけば旧道を歩けたようで、直に合流してきた。
へんろ地図第9版に掲載されている「国民年金保養センターかがわ」の建物が見えてきた。「奥塩江ぽかぽか温泉」に鞍替えしており、ここに泊まることも考えていたのだが、冬季休業となっていた。
右下手に、再び学校風の建物が見えてくる。先の小学校の児童数が7人となると、ここはおそらく廃校ではないだろうか。
この辺りには市営バスが走っているのだが、バスの停留所名の所には、その町の言い伝えなどが書かれている。それらを読みながら歩いていく。
「物言川」のバス停には、「‥若い娘の悲しい言い伝えが残っとるけん、‥そこいらの人に聞いてみたら知っとる‥」となっていた。
上水道設備だったか、除雪をしているおばさんに会い、大きな声で「どこから来た~」と声を掛けてくれる。石川県から、と応える。
雪の事を聞くと、今年三回目の降雪で、今回が一番積もった、との事。雪は珍しくなさそうである。
郵便配達のバイクの方ともあいさつを交わす。この雪の中での配達も大変だろう。
正面には小学校が見えている。帰宅後に調べてみると、この小学校の現在の児童数は、たったの7人となっていた。
標識に従って道なりに進んでいくが、左に入っていけば旧道を歩けたようで、直に合流してきた。
へんろ地図第9版に掲載されている「国民年金保養センターかがわ」の建物が見えてきた。「奥塩江ぽかぽか温泉」に鞍替えしており、ここに泊まることも考えていたのだが、冬季休業となっていた。
右下手に、再び学校風の建物が見えてくる。先の小学校の児童数が7人となると、ここはおそらく廃校ではないだろうか。
この辺りには市営バスが走っているのだが、バスの停留所名の所には、その町の言い伝えなどが書かれている。それらを読みながら歩いていく。
「物言川」のバス停には、「‥若い娘の悲しい言い伝えが残っとるけん、‥そこいらの人に聞いてみたら知っとる‥」となっていた。
上水道設備だったか、除雪をしているおばさんに会い、大きな声で「どこから来た~」と声を掛けてくれる。石川県から、と応える。
雪の事を聞くと、今年三回目の降雪で、今回が一番積もった、との事。雪は珍しくなさそうである。
郵便配達のバイクの方ともあいさつを交わす。この雪の中での配達も大変だろう。
2014年12月14日
【441】歩き遍路48日目〈その7〉[2014年2月8日]
塩江の市街地に近付いてくると所々に歩道が付けられており、ようやく安心して歩けるようになった。
香東川沿いを歩く。対岸にはホテルがある。この辺りは、リゾート地のような印象だ。
「道の駅しおのえ」に到着する。思ったよりも小ぢんまりとした駅だった。ここでも一休みする。
この雪にもかかわらず、土曜日ということもありそれなりに賑わっていた。
車の運転手さんが、こちらを見てニコニコしている。よー歩いとるわ、と思っているのだろう。
道の駅を出て、上の写真の場所で左折、橋を渡り、国道を離れて奥の湯温泉へと向かう。
これまでもこの先も、大滝山↑の案内は度々見掛けたのだが、[20]大滝寺の文字は、不思議なくらい全く見られなかった。本当に大滝寺はあるのか、と思ってしまうくらいだった。なぜだろうか。
次第に上り道となり、人の気配が無くなり、両側の山肌が迫ってきた。除雪車が活躍している。
堰堤が見えてくる。内場ダムである。堰堤下の建物から、勢いよく水が噴出している。水力発電だろうか。
「望郷之碑」があり、八十七戸が立ち退き、昭和28年に完成、となっていた。
ダム湖に沿って歩いていくと、一部1.5車線の狭い道が残っている。このような道でも、時折車が通り過ぎていく。
トボトボ歩いていると、またも、いきなり大きなホテルが登場する。ダム湖の対岸にも同じように見えている。まるでバブルの遺構のようだが、どのホテルも営業している様子なのはすごい。
除雪していたホテルの従業員さんと、あいさつを交わした。あまり人に会っていなかったので、久し振りのあいさつだった。
香東川沿いを歩く。対岸にはホテルがある。この辺りは、リゾート地のような印象だ。
「道の駅しおのえ」に到着する。思ったよりも小ぢんまりとした駅だった。ここでも一休みする。
この雪にもかかわらず、土曜日ということもありそれなりに賑わっていた。
車の運転手さんが、こちらを見てニコニコしている。よー歩いとるわ、と思っているのだろう。
道の駅を出て、上の写真の場所で左折、橋を渡り、国道を離れて奥の湯温泉へと向かう。
これまでもこの先も、大滝山↑の案内は度々見掛けたのだが、[20]大滝寺の文字は、不思議なくらい全く見られなかった。本当に大滝寺はあるのか、と思ってしまうくらいだった。なぜだろうか。
次第に上り道となり、人の気配が無くなり、両側の山肌が迫ってきた。除雪車が活躍している。
堰堤が見えてくる。内場ダムである。堰堤下の建物から、勢いよく水が噴出している。水力発電だろうか。
「望郷之碑」があり、八十七戸が立ち退き、昭和28年に完成、となっていた。
ダム湖に沿って歩いていくと、一部1.5車線の狭い道が残っている。このような道でも、時折車が通り過ぎていく。
トボトボ歩いていると、またも、いきなり大きなホテルが登場する。ダム湖の対岸にも同じように見えている。まるでバブルの遺構のようだが、どのホテルも営業している様子なのはすごい。
除雪していたホテルの従業員さんと、あいさつを交わした。あまり人に会っていなかったので、久し振りのあいさつだった。
2014年12月10日
【440】歩き遍路48日目〈その6〉[2014年2月8日]
雪で道幅の狭くなった危険な国道193号線を歩き続け、ようやく濡れずに休憩できそうなお堂があったので、一休みすることにした。
「道の駅ながお」を出発してから、すでに3時間が経っていた。3時間も歩き続けるとは、自分としては考えられない。
休む場所が無かったこともあるが、時間までに宿に到着しなければ、という焦りや、出発していきなりの雪の山道で、身体にエンジンが掛かって調子が良くなったのもあるだろう。
冬場の歩きは、体力の消耗も少ないのかも知れない。
かなり頑張ったので、宿への到着も早くなりそうだ。午後5時頃に行きます、と伝えたのだが、時刻は13時前、あと8kmくらいしかない。ここからはゆっくり進むことにした。
20分ほど休んで、お堂を出発する。程なくして、さぬき温泉への分岐があった。
ここに泊まる事も考えられたのだが、事前にインターネットで調べてみると、宿泊料など、お遍路さんが泊まるような宿では無さそうだった。
歩き遍路と申告すれば安く泊まれるようだが、どうなのだろうか。さらに、今日は土曜日である。
今回は、出来るだけ[20]大滝寺に近い宿を選んだ。
もう少し進むと、場違いな印象がある、大きなマンションのような建物が見えてきて驚いた。あれが樺川荘本館だろう。ここも事前に調べたのだが、宿泊はしばらくお休みとなっていた。
この辺りは道後温泉と同じで、宿泊場所はあるが、調べてみると1万円以上かかる宿が多く、どこに泊まっていいのか困ってしまうエリアだった。
「道の駅ながお」を出発してから、すでに3時間が経っていた。3時間も歩き続けるとは、自分としては考えられない。
休む場所が無かったこともあるが、時間までに宿に到着しなければ、という焦りや、出発していきなりの雪の山道で、身体にエンジンが掛かって調子が良くなったのもあるだろう。
冬場の歩きは、体力の消耗も少ないのかも知れない。
かなり頑張ったので、宿への到着も早くなりそうだ。午後5時頃に行きます、と伝えたのだが、時刻は13時前、あと8kmくらいしかない。ここからはゆっくり進むことにした。
20分ほど休んで、お堂を出発する。程なくして、さぬき温泉への分岐があった。
ここに泊まる事も考えられたのだが、事前にインターネットで調べてみると、宿泊料など、お遍路さんが泊まるような宿では無さそうだった。
歩き遍路と申告すれば安く泊まれるようだが、どうなのだろうか。さらに、今日は土曜日である。
今回は、出来るだけ[20]大滝寺に近い宿を選んだ。
もう少し進むと、場違いな印象がある、大きなマンションのような建物が見えてきて驚いた。あれが樺川荘本館だろう。ここも事前に調べたのだが、宿泊はしばらくお休みとなっていた。
この辺りは道後温泉と同じで、宿泊場所はあるが、調べてみると1万円以上かかる宿が多く、どこに泊まっていいのか困ってしまうエリアだった。
2014年12月06日
【439】歩き遍路48日目〈その5〉[2014年2月8日]
へんろ地図で長谷というバス停のある地点までやって来た。ここが県境で、徳島県美馬市となっている。
長谷の集落は、行政区としては三木町に属しており、町営バスも来ているようだった。その少し手前の道を、久しぶりの遍路シールに従って、右に入っていくと国道193号線である。
この国道、高松市につながる幹線道のようで、大型車の通行が多い上に歩道が無い。
今日は雪のため道幅が狭くなっているが、車もそれ程多くないので、先ほどまでと同じように、向こうへ渡ったり戻ったりと道路を横断して、車をやり過ごした。
時折、旧道らしき道もあったので、そちらに入ってみる方が良さそうだったのだが、いつの間にか入り口を見逃していることが多かった。
へんろ地図にも記載のある「うどん山の家」があったが、しばらくお休みします、と張り紙があった。
一ヶ所、短い距離だったが旧道に入る。
橋を渡って国道に出るが、欄干には「香東川」と書かれている。聞いた事がある名前だ。(83)一宮寺に向かう途中の、沈下橋のある川ではないだろうか。
後で調べてみると、やはりあの香東川だった。この、まだ小さな流れの川が一宮寺の方まで続いているのかと思うと、感動である。
この場所には、「キノコノ家」という新しい食事処があったのだが、冬季休業だった。もう少し先、「うどん阿讃亭」は営業している様子だったが、店に立ち寄るのも何となく面倒くさくなってきたので、昼食は非常食で済ませることにした。
長谷の集落は、行政区としては三木町に属しており、町営バスも来ているようだった。その少し手前の道を、久しぶりの遍路シールに従って、右に入っていくと国道193号線である。
この国道、高松市につながる幹線道のようで、大型車の通行が多い上に歩道が無い。
今日は雪のため道幅が狭くなっているが、車もそれ程多くないので、先ほどまでと同じように、向こうへ渡ったり戻ったりと道路を横断して、車をやり過ごした。
時折、旧道らしき道もあったので、そちらに入ってみる方が良さそうだったのだが、いつの間にか入り口を見逃していることが多かった。
へんろ地図にも記載のある「うどん山の家」があったが、しばらくお休みします、と張り紙があった。
一ヶ所、短い距離だったが旧道に入る。
橋を渡って国道に出るが、欄干には「香東川」と書かれている。聞いた事がある名前だ。(83)一宮寺に向かう途中の、沈下橋のある川ではないだろうか。
後で調べてみると、やはりあの香東川だった。この、まだ小さな流れの川が一宮寺の方まで続いているのかと思うと、感動である。
この場所には、「キノコノ家」という新しい食事処があったのだが、冬季休業だった。もう少し先、「うどん阿讃亭」は営業している様子だったが、店に立ち寄るのも何となく面倒くさくなってきたので、昼食は非常食で済ませることにした。
2014年12月03日
【438】歩き遍路48日目〈その4〉[2014年2月8日]
県道3号線に合流する。この辺りが車道の峠らしく、額峠というようである。
道路はコンクリートがうっすらと見えており、今まで苦労して歩いていたのが嘘のように歩きやすい。山道を歩いて身体にもエンジンが掛かったようで、快調に進んで行く。
道は雪で狭くなっているので、前後から車の気配を感じたら、対向車線に渡ってやり過ごす、を繰り返した。
少々危険ではあるが、轍以外には雪が積もっていたので、車を運転している人にとっては、歩行者を除けるのは一苦労だろうし、こちらも邪魔をしているようで気が引けるので、この方法で進んでいった。幸い、この天候では交通量も少なかった。
(88)大窪寺への遍路道との分岐点にやって来た。そのまま道なりに歩いていく。
少し進むと、車道の分岐がある。車はこちらからのようだ。
分岐には小学校があるのだが、どぶろぐ~と大きな看板が出ている。地域おこしとはいえ、まさか小学校でどぶろぐを販売するわけはないから、おそらく廃校になってしまったのではないだろうか。
「馬草」「力石」と印象的な地名が出てくる。「力石」には、弁慶が持ち上げたと伝えられている石塊があった。
折からの積雪で、タイヤ交換をしている家があった。この辺りに住んでいる人は、スタッドレスタイヤを持っているのだろうか。
もう少し先の「中山」という集落は、へんろ地図にもバスの時刻表が掲載されているので、あーここが中山か、という感じだった。
道路はコンクリートがうっすらと見えており、今まで苦労して歩いていたのが嘘のように歩きやすい。山道を歩いて身体にもエンジンが掛かったようで、快調に進んで行く。
道は雪で狭くなっているので、前後から車の気配を感じたら、対向車線に渡ってやり過ごす、を繰り返した。
少々危険ではあるが、轍以外には雪が積もっていたので、車を運転している人にとっては、歩行者を除けるのは一苦労だろうし、こちらも邪魔をしているようで気が引けるので、この方法で進んでいった。幸い、この天候では交通量も少なかった。
(88)大窪寺への遍路道との分岐点にやって来た。そのまま道なりに歩いていく。
少し進むと、車道の分岐がある。車はこちらからのようだ。
分岐には小学校があるのだが、どぶろぐ~と大きな看板が出ている。地域おこしとはいえ、まさか小学校でどぶろぐを販売するわけはないから、おそらく廃校になってしまったのではないだろうか。
「馬草」「力石」と印象的な地名が出てくる。「力石」には、弁慶が持ち上げたと伝えられている石塊があった。
折からの積雪で、タイヤ交換をしている家があった。この辺りに住んでいる人は、スタッドレスタイヤを持っているのだろうか。
もう少し先の「中山」という集落は、へんろ地図にもバスの時刻表が掲載されているので、あーここが中山か、という感じだった。