2014年04月30日

【369】歩き遍路41日目〈その13〉[2012年6月22日]

夕方6時近くにようやく、「門先屋旅館」に到着した。
中に入ると、小柄でかわいらしい女将さんが出てこられ、部屋まで案内してくれた。
部屋の窓を開けると、(72)曼荼羅寺の屋根の鬼瓦が目の前にあった。

話好きな方のようで、丁寧に何かと教えてくれた。どんな宿かあまり調べずに予約したのだが、親切な宿のようで良かった。今日はもう一人、若いお遍路さんが泊まっているそうである。

先にお風呂へ。もう一人の若いお遍路さんも入浴していた。今日、初めて見掛ける歩き遍路さんである。宮城県の気仙沼市から来られたとの事だ。東日本大震災の被害にも少々遭っている様子。
昨日は雲辺寺麓の「民宿青空屋」、一昨日は「ビジネス旅館ろんどん荘」に泊まったそうである。
お風呂は洗い場が4つあり、わりと広めだった。浴槽にはジェット水流がついていた。


本日のコースタイム
多度津駅6:25→icon18→6:45観音寺駅6:47→7:08(68)神恵院(69)観音寺7:42→7:53銭形展望台7:58→9:11(70)本山寺10:01→12:39うどん喝屋12:58→13:22(71)弥谷寺14:02→15:26[18]海岸寺16:25→17:48門先屋旅館


歩行距離:26.1km
 歩数  :48516歩
最高気温:27.7℃
最低気温:18.7℃[多度津町]  


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2014年04月28日

【368】歩き遍路41日目〈その12〉[2012年6月22日]

「ヘンロ小屋第29号多度津・おかのやま」を出発し、遍路地図の赤い線の通りに歩いていく。

この道沿いにやたらと目に付いたのが、このポスターだった。もう貼りすぎ、というくらいにあちこちに貼ってあった。まいだ晴彦さん、お元気でしょうか。きっとこの辺りに熱心な支持者さんがいらっしゃるに違いない。

田んぼでは、6月というのに田植えをしている姿も見られる。のどかなのだが、仕事をしている人たちを尻目に、修行とはいえ、遊んでいるのは申し訳なくもある。

大きな道路に出る。国道11号線ということだから、幹線国道である。サンクスがあったので、宿に持っていくお茶や缶コーヒーを購入した。
少し国道を進んでから、道路を横断しなければならない。

歩道橋があったのだが、片側一車線なのでサッと道路を渡れないかなあと様子を窺ってみるが、交通量が多くなかなか車が途切れない。そこに一台の車が停車してくれ、無事に渡ることができた。ありがとう、でした。

宿のすぐ近く、吉原という集落に来ると、遍路地図には掲載されていないが、古い道しるべが残されており、こちらが旧来の遍路道かという道があった。
ウロウロと探索していると、地元の方から話し掛けてきてくれた。
やはり、距離は短いがへんろ地図には載っていない遍路道があるようだった。

「門先屋旅館」の看板が見えてきた。山の中腹に建物が見える。おそらく捨身ヶ嶽禅定の建物だろう。  


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2014年04月26日

【367】歩き遍路41日目〈その11〉[2012年6月22日]

大師堂の中に入らせてもらい参拝する。先程の納経所の方は捌けた方で、色々と教えてくれたりと親切だった。
ここでは、[18]海岸寺の納経、そして弘法大師生誕の地といわれる、海岸寺奥之院としての納経もして頂いた。

この海岸寺奥之院で弘法大師が生まれたようであるが、(75)善通寺とその件で争いとなり、今では善通寺で弘法大師の出生地、ということになっている。

[18]海岸寺を出発したのは、16時をかなり過ぎていた。(74)甲山寺での参拝には間に合わないので明後日とし、今日の宿泊先である、(72)曼荼羅寺門前の「門先屋旅館」へと向かった。

県道を離れ、小さな橋を渡る。こんな場所で名古屋ナンバーのワゴンとすれ違った。車遍路の方だろうか。

田んぼの中の、所々に住宅がある道を歩いていく。
弘法大師の母公、玉依御前のお屋敷があった場所とされる佛母院に到着した。

隣に保育所があり、母親たちが突然現れたお遍路さんに目もくれず、話に夢中になっている。普段、時折目にする、現実の日常の光景である。

ここを出てから少々遍路道が分からなくなり道を外れてしまったようだが、すぐに遍路道へと合流する。
この道を歩くお遍路さんは年間何人くらいなのかなあと思いつつ歩を進めていると、進行方向左手の上方に「ヘンロ小屋第29号多度津・おかのやま」があった。写真右の建物である。

別格へのあまりお遍路さんが通らないこの場所にヘンロ小屋とは意外である。立ち寄るお遍路さんはどれくらいいるのだろうか。せっかくなので、寄らせてもらった。
柱には、何枚かの納札が貼られていた。  


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2014年04月24日

【366】歩き遍路41日目〈その10〉[2012年6月22日]

このお寺は、海岸寺の奥之院となっていた。奥之院なので、申し訳ないのだが境内をさっと通過して、[18]海岸寺へと向かった。

山門の両脇には、他のお寺と違ってお相撲さんの像がある、変わった門だった。力士門か相撲門か。
案内板には、貧寺のため、後世に残る像を造る資力が無かった、と正直に書かれていた。
境内には人の気配がなく、小ぢんまりとしていた。

そこに、衝撃的な、こんな張り紙が‥‥本堂はこちらにあるが、大師堂は先程通り過ぎた奥之院にあるとの事だった。距離は140mとなっているが、戻るのを躊躇するくらいの距離はあったように思う。納経はどちらでも出来るようである。

[18]海岸寺にはユースホステル(宿坊?)が併設されているようで、それらしき宿泊棟がある。本堂で参拝を終え、自販機があったので、缶コーヒーを買い休憩とした。

さて大師堂はどうしようか、先程通ったので遠慮しようかとも思ったが、やはり真面目に参拝しなければ、と大師堂のある奥之院へと戻ることにした。

こちらの方は広々とした境内となっている。
大師堂の右には木造の渋い納経所がある。納経書きのお坊さん?が、中に入ってお参りしてもいいよ、と言ってくれたのだが、急いでいるから、と最初はお断りした。

(71)弥谷寺からの山道で川の中を歩いてきたので、靴の中はビショビショで靴下が濡れているから、というのもあった。
これから、通常の参拝順を変えて(74)甲山寺に向かう予定だったが、急がないと納経時間に間に合いそうに無かったからである。しかしせっかくの機会なので、甲山寺への参拝は後日にし、中でお参りさせてもらうことにした。  


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2014年04月22日

【365】歩き遍路41日目〈その9〉[2012年6月22日]

ゆるやかな上り道が続いていたが、直に急な下り道となった。いつの間にか峠を越えていたようだ。

その内、川の中が遍路道となった。間違えて歩いているのかとも思ったが、川の脇の木に遍路札がしっかりとぶら下がっているし、他に道は見当たらない。

これまでの雨で遍路道に水が溢れているわけではなく、元々川の中を歩く設定のようだった。通常は枯れ川なのだろう。
仕方ないので、川の中をズブズブと歩いて道を下った。こういった体験も面白い。

長い九十九折の下り道が続く。予想以上に時間を要してしまった。
砂防ダムのある明るい場所にやっと出てきたが、草ボーボーである。草丈1mくらいあるだろうか。

虚空蔵寺を過ぎ、麓の集落に下りてきた。
集落の案内板があり、「白方越え旧へんろ道清掃御協力依頼」という張り紙があった。この道にも定期的に遍路道の整備に携わってくれている人たちがいらっしゃるようで、とてもうれしい気持ちになった。

この地域には「七ヵ所まいり」という風習があるようで、この道もルートに入っているようである。

古い石碑が結構残されている道を進んで行く。
JR予讃線の線路が見えてくる。工事をしており、警備員さんの指示に従うが、へんろ道が分からなくなってきた。
程なく、どこかの大きなお寺の境内に到着した。  


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2014年04月20日

【364】歩き遍路41日目〈その8〉[2012年6月22日]

大師堂のある建物からさらに進み、石段を上ると、右に天霧城跡へ誘導する道しるべがあった。

ここが別格海岸寺への遍路道なのか探っていると、その道しるべの横に指差しの石碑があり、左が當寺本堂道、右が海岸寺道となっている。もう少し先に、「白方へ(へんろ道)」と書かれた標識もあった。

この場所が、[18]海岸寺への遍路道で間違いないようである。納経所からは石段を上った、離れた場所になるので、海岸寺に向かう場合には、先に納経を済ませてしまう方法も考えられる。

この辺りから本堂へは道がいくつかあるが、上の方に向かえば到達する。讃岐平野や近くの低い山、高速道路などの眺めが素晴らしく、頑張って石段を登って来ただけに、心地良い解放感に浸る。

本堂での参拝を終え、大師堂と納経所のある建物に向かった。靴を脱いで参拝する。

納経を終えると、再び石段を上り、先ほどの[18]海岸寺への遍路道の分岐へと戻った。ここから、天霧城跡方面へと進んでいく。
また同じ場所に戻ってくるから、と 分岐近くのベンチにリュックを置いておいたのだが、無事にそのまま置かれていた。

リュックをかついで出発する。ここからは初めて歩く道となるので、少々楽しみである。石仏が所々に見られることから、昔から歩かれている道と分かる。  


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2014年04月18日

【363】歩き遍路41日目〈その7〉[2012年6月22日]

(71)弥谷寺への森の中の上り道となる。
霊感のある方には感じるものがあると聞いたことがあるが、本当にこの辺りに霊はいらっしゃるのだろうか。古来から霊山として信仰されていたそうである。

他に摩崖仏でも有名である。摩崖仏とは、岩に直接彫られた石仏、との事だ。

ウォーカーズにも登場した「俳句茶屋」の前を通り過ぎる。前回はここに立ち寄ってうどんを食べた。出演者の俳句があったはずである。

弥谷寺は石段が続くお寺なのだが、もう石段には慣れっこになってしまった。

見覚えのある赤い手すりの石段を上りきると、大師堂や納経所がある建物である。靴を脱いで参拝する形式であるが、本堂はさらに上に行った所にある。

今回は、このお寺から通常の遍路道を外れて、別格の[18]海岸寺へと向かうので、その遍路道を探しつつ本堂へと向かった。
本堂へは、それなりの距離と石段もある。

また、賽の河原という場所があるとの事で、そこにも行ってみたいと思っていたのだが、他の参拝客に聞いてみるも、どこにその河原があるのか分からなかった。
後で調べた所、仁王門からの参道のことをそう呼んでいるようで、知らぬ間に歩いて通過していたようである。河原となっているので、てっきり、川のほとりの場所かと思っていた。  


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2014年04月16日

【362】歩き遍路41日目〈その6〉[2012年6月22日]

うどん屋さんは「喝屋」というようである。
シンプルな外観、店内は少々懐かしい感じの昔の食堂風。おやじさんが黙々と働いていた。

何人かのお客さんが、カウンターでうどんを食べていた。荷物があるのでテーブル席に着きたい所なのだが、こちらも一人なのでカウンターに座り、うどんを注文する。250円と大変安い。

他のお客さんが次々と帰っていき、自分一人になった。汗をかきながらうどんを食べていると、おやじさんが話し掛けてきてくれた。あまり話をしない方かなあと思っていたので、少々驚いた。この時期の歩き遍路の苦労などをお話する。
出発時には、飴玉のお接待まで頂いた。

「喝屋」を出ると、道は少しずつ上りとなる。途中の「八丁目大師堂」には足湯がある。この日は湯が張られていたかは覚えていないが、これから頑張って石段を上がらなければならないので、ここは通過する。

もう少し進み、山の中腹にある「ふれあいパークみの」に到着した。へんろ地図にも掲載されている。こういった温泉宿に泊まってみたいのだが、行程が合わなかった。
ここには、公衆トイレや眼下の景色を眺めながら休憩出来る場所がある。先ほど食堂でゆっくり過ごしたので、休まずに(71)弥谷寺へと向かった。  


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2014年04月14日

【361】歩き遍路41日目〈その5〉[2012年6月22日]

旧高瀬町内に入る。ちょうどお腹もすいてきた。大きなスーパーの裏を通りかかったので、国道に面した表に出て、食事が出来るテナントなどないかと見に行ってみるが、無さそうである。諦めて、先へと進む。

遍路道に戻って間もなく、遍路宿の「ほ志川旅館」があった。ピエロが置かれており、お客さんを出迎えていた。ヤル気のある宿なのだろう。

すぐに、高松信用金庫があったので、旅の資金を下ろした。信用金庫同士なので、手数料は無料である。

市街地を抜けると、家や田畑が広がるが、程よく人の気配がするような、田舎の道となる。道は細いが交通量は少ないので歩きやすかった。

この辺りには遍路石がしっかり残されており、指差しで案内してくれている。

時間は正午を回った。まだ今日の宿を予約していなかった。(72)曼荼羅寺門前の「門先屋旅館」に連絡し、無事に予約を取ることが出来た。

(71)弥谷寺のあるだろう山が徐々に近付いてきた。片側一車線の道路を横断するが、左手向こうにうどん屋さんがあった。車も何台か止まっていたので入りやすそうである。この店を今日の昼食場所としよう。  


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2014年04月12日

【360】歩き遍路41日目〈その4〉[2012年6月22日]

(70)本山寺を出て、集落内を歩いていると、二人のご婦人から話し掛けられた。
長々と質問が続き、引き延ばそうとしている風に感じられる。なぜ遍路をしているのか、といった事がメインだったのだが、その内何かの勧誘になりそうな雰囲気がしたので、こちらから話を切ってしまった。

交通量の多い国道11号線に出るが、東海図版の「四国遍路地図」では、さぬき豊中ICの手前から右側に旧道らしき道に赤い点線が書かれている。こちらの道を進むことにした。
ガードレールには、おなじみの遍路シールがあった。遍路道に指定されていない区間でこのシールを発見すると、嬉しくなる。

すぐに、ICの取り付け道路の下をくぐる小さなトンネルが現れたのだが、ここ最近の雨で、完全に水没してしまっていた。仕方なく、一旦国道に戻ってICを過ぎてから、旧道に入った。

香川県らしく、ため池がたくさん見られる。トラクターの方が、片手で拝む仕草をして通っていった。道行く方が拝んでくれたのは二回目だろうか。
車はあまり通らないので、のんびりと歩くことが出来る。

一旦国道に出るが、再びへんろ地図にも載っている左に入る、赤い点線の旧道へと進んでいく。

旧高瀬町の市街地へと入っていく。三年前のGWの一巡目の時には、この街まで歩いて区切り打ちを終えたので、よく記憶に残っている。  


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2014年04月10日

【359】歩き遍路41日目〈その3〉[2012年6月22日]

しばらくは車道脇の歩道を歩く。小さな橋を渡ると、車が通らない、細い舗装路となった。

遠くにJRの線路があり、走っている電車が見える。また、(70)本山寺の五重塔も遠くから見えているが、少しずつはっきりと見えてくるので、お寺に近付いて来ていることが実感出来る。

今日に限らないのだが今回の遍路旅では、午前中はもう帰りたいような嫌々歩き、午後になったら落ち着くような気持ちになっていた。仕事をしながら短い休みをやり繰りして歩くのとは違って、飽きてくるのもあるのだろうか。贅沢なものである。

鉄橋の下をくぐり、土手を歩き続ける。住宅が見られるようになり、老人ホームだろうか、生活している人たちの姿も見られた。

川から離れ、古い家並みの中を通る。へんろ道保存協力会の道しるべが、かなり朽ちてきている。
(70)本山寺の手前で、ちょっとだけ遍路道の探索をうろうろとしてから、お寺に到着した。

一巡目の時には、街中の小さなお寺を想像していたので、広い境内に少々驚かされた。五重塔も立派である。
整然とした境内のはずなのだが、今回は工事用の資材が置いてあったりと、少々雑然としていたのは残念だった。

三年前のGWには「民宿岡田」から出発し、17時少し前にこのお寺で納経を終え、ゆっくりと休憩したベンチが懐かしい。同宿の中年夫婦が、時間ギリギリに息を切らせてやって来たのを思い出す。少々頑張れば、(70)本山寺までは歩ける距離である。  


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2014年04月08日

【358】歩き遍路41日目〈その2〉[2012年6月22日]

今回の遍路旅での目的の一つに、ウォーカーズのロケ地にもなった、銭形を見ることがある。絶対に拾えないお金である。
前回は、ここに銭形があるとは気付かずに通過してしまい、悔しい思いをしたものである。

(69)観音寺本堂の奥辺りに、銭形への古い看板があったので、その通りに進んだ。途中の案内は不備だったが、何となく歩いていくと銭形展望台に到着した。

案内板によると、この銭形を見た人は、健康で長生きできて、金に不自由しなくなるといわれています、と書かれていた、、、う~ん。

銭形展望台からは、そのまま道なりに進み、琴弾八幡宮を通り、長い石段を下る。これを上ってくるのは、さぞ大変な事だろう。下りで良かった。
東海図版の四国遍路地図には、この琴弾八幡宮を通って68番・69番に向かうのが本来の道のように書かれている。

琴弾八幡宮が昔の札所だったとは何となく聞いていたが、詳しく調べてみると、(68)の神恵院は元々この場所にあったようで、明治の神仏分離令によって、(67)観音寺の境内にお寺の部分が移転したようである。

そんな歴史も知っていれば、また違った見方で歩けたかも知れないが、あまり考えずに通過してしまった。

財田川のほとりに出た。ここから(70)本山寺までは、川の両側に遍路道が続いている。
一巡目の時には、南側の方の道を歩いた。川の土手を歩く、のどかな道だった。今回は、北側を通ってみることにした。
東海図版の地図でも、こちら側が赤い点線となっている。

田んぼのような池から、勢いよく水が噴出している。鯉の養殖でもしているのだろうか。  


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2014年04月06日

【357】歩き遍路41日目〈その1〉[2012年6月22日]

高松自動車道の高瀬PAで車中泊し、翌日は、善通寺ICで降り、昨日の多度津駅のパークアンドライド駐車場へ。
ここから観音寺駅へ普通列車で戻り、朝7時前には到着し歩き始めた。

車中泊をしたのだが、結局は食事・洗濯・温泉・交通費などで、宿に泊まるのと同じくらいの費用が掛かってしまった。
本日は、弥谷寺から別格の海岸寺を参拝し、曼荼羅寺辺りまで行ければ、と考えている。

駅からは市街地を通り、若松屋別館など、よく聞く名前の旅館の前を通り、20分で(68)神恵院・(69)観音寺に到着した。一ヶ所に二つの札所があるお寺である。

歴史的に見てみると、神恵院が同居させてもらっている形となるのだろうか。
(68)神恵院の本堂へは、上の写真のように、コンクリートのトンネルになっており、(61)香園寺を思い出す。

どこがどちらのお寺の本堂で大師堂か分かりづらいが、看板が出ているので、それを見て順番に参拝していった。
二回目の巡拝ではあるが、配置は全く覚えていなかった。

写真は、ウォーカーズに出てきたはずの石段である。テレビではここを上っていたのだが、この上は本堂や大師堂ではないので、ここを登る人は少ないと思われる。

(69)観音寺の本堂辺りには、大きな木があったり、茶店があったりで、雰囲気が良かった。  


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2014年04月04日

【356】歩き遍路40日目〈その7〉[2012年6月21日]

観音寺駅からの普通列車には時間があったので、少々贅沢ではあるが、特急列車を利用する。
15分ほどで多度津駅に到着した。

駅裏のパーキングライド駐車場(1日200円)に向かうと、何の変化もなく無事に車があった。何日も置きっぱなしにしていると、やはり不安になる。

まずは洗濯のため、コインランドリーを探す。郊外の方に車を走らせるとすぐに見つかった。宿での洗濯に比べ、随分とお金が掛かってしまった。

(77)道隆寺からの遍路道沿いにある、「ジョイフル多度津店」で夕食とした。
歩くには差し支えない程度ではあるが、少々頭が痛くなってきた。微熱が出ているのだろう、ここ数日続いている。歩き遍路中はいつも、至って元気なのだが、こういったことは珍しい。

「ビッグ多度津店」という、郊外型の大きなスーパーで買出しをしてから温泉へ。

この辺りの土地勘は無いので、どこにお風呂があるのか分からない。少々遠くにはなるが、東海図版の四国遍路地図に掲載されている「たかせ天然温泉」の湯に浸かってきた。

その後は、安全に寝れる場所を、という事で、ちょっとだけ高速道路に乗り、高瀬PAで車中泊をした。

普通の歩き遍路では考えられないような時間を過ごす事となった。


本日のコースタイム
民宿岡田6:42→8:34(66)雲辺寺9:29→11:05雲辺寺ロープウェイ山麓駅11:44→12:24[16]萩原寺12:59→14:31(67)大興寺15:06→16:46観音寺駅17:10→icon18→17:24多度津駅

歩行距離:26.8km
 歩数  :48142歩
最高気温:19.0℃
最低気温:16.2℃
一日の降水量:118.5mm[池田(三好市)]  


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2014年04月02日

【355】歩き遍路40日目〈その6〉[2012年6月21日]

午後3時過ぎに、(67)大興寺を出発した。(68)神恵院までは8.7㎞とのことで、納経時間に間に合わせるのは厳しそうである。

雨の中を歩いて行く。この辺りの遍路道は複雑になっており、道しるべに注意しながら進んでいく。池のほとりや家と家の間の細い道、田んぼの中の道と変化に富んでいる。

ふと前方に、歩いているお遍路さんの姿があった。大興寺では誰も見掛けていなかったが誰だろう。
今、近くを歩いているお遍路さんと言えば、「民宿岡田」で一緒だった松山のYさんか、雲辺寺で一緒だったお兄さんのどちらかか。
もう少しで追い付きそうだったが、変な所で左の方へ曲がっていってしまった。かんぽの宿にでも泊まるのだろうか。声を掛けたかったのだが、残念だった。

高松自動車道をくぐり、県道6号線をまっすぐ歩いていると、地元のおじさんが、台風は温帯低気圧に変わったよ、と教えてくれた。

観音寺市内が近づいてきた頃、逆打ちのお兄さんとすれ違った。今日二人目の歩き遍路さんである。

(67)大興寺への道を聞かれたのだが、先に書いたように変化に富んだ道であり、右に左に歩いてきたので、申し訳無かったが説明出来なかった。野宿スポットも聞かれたが、これもまた宿泊まりの身には分からなかった。

観音寺市街に入って行く。(68)(69)への参拝は明日にし、午後5時前、観音寺駅に到着した。  


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