2023年06月02日

【4巡目-41】 樋山地、柳水庵へ [2021年2月21日‐その7]

(12)焼山寺への遍路道へと戻って、十数分歩いた所で、再び看板が。
「樋山地 石鎚山 お鎖」となっている。お鎖からここに出て来る道があったのだろうか。

さらに数分進むと、再び「樋山地 石鎚山 お鎖」の看板があり、歩き易そうな道が続いていた。もう、何がなんやら分からなくなってしまった。

樋山地からお鎖経由で道が複数ある、という事なのだろうか。

先程の、野宿らしき青年が前を歩いているが、こちらは写真を撮ったりしている間に姿が見えなくなった。

(12)焼山寺までは、しっかりとした道しるべがあって道に迷う事はないと思うのだが、看板が折れてしまっている箇所があった。

少しずつ劣化が進んでいるようだが、修繕してくれる団体とかはあるのだろうか。

午前10時20分過ぎ、第二の休憩場所の目途となる、「柳水庵」に到着した。

一巡目の時は、大勢のお遍路さんとここの石段で一休みしたことを思い出す。

下にある休憩所が出来てからは、そちらに直行するようになってしまった。  


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2023年05月30日

【4巡目-40】 樋山地、石鎚神社、12番焼山寺へ [2021年2月21日‐その6]

「石鎚神社」を後にする。
来た道を戻ると、荷物は無事に置いてあった。

樋山地の廃村を過ぎ、「長戸庵」方面へと先程歩いた道を上がって行き、来る時にあった、(12)焼山寺へのショートカットらしき分岐まで戻って来た。

ここからはまた、新たな道へと入る。少し荒れた感じもあったが、特に問題なく進み、5分程上った所で、焼山寺への通常の遍路道が見えてきた。

そこでタイミングよく、野宿らしき大きなリュックの若者が通り過ぎて行ったのには驚いた。

この日、(12)焼山寺を目指しているのは、自分と、宿で一緒だった広島のお兄さんだけかと思っていたら、もう一人歩いていたようである。

ただ、こちらに目をくれることもなく、そのまま通り過ぎて行ってしまった。
普通だったら、突然脇道から人が現れたら驚くと思うのだが。

長戸庵から1時間20分で、再び遍路道に合流したことから、「樋山地」探索で使った時間は1時間程という事になるだろうか。
なかなか楽しかった。  


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2023年05月27日

【4巡目-39】 樋山地、石鎚神社 [2021年2月21日‐その5]

先程の分岐へと戻り、「石鎚神社・お鎖」方面への山道へと入る。

少し進むと、折れた竹が道を塞いでいた。通過できるが、大きなリュックが邪魔である。
また同じ道を戻って来るから、ここに置いていくことにした。まさかこの場所でリュックが盗られることはないだろう。

再び分岐があり、左方向「お鎖」となっている。神社は?となるも、そちらに進んで道を上がると、石鎚神社があった。

鳥居の横にはお鎖の説明板があり、中世から江戸時代にかけての行場がこの先にあったそうである。行ってみたかったのだが、あまり寄り道し過ぎると宿への到着が遅くなってしまう。

お鎖から、(12)焼山寺への遍路道に合流出来るのなら行ってみたのだが、調べてもよく分からなかった。

石鎚神社へと参拝する。
すっかり歪んでしまった石段を上がってみるが、狛犬などが残っている廃神社、といった印象だった。誰も管理する方はいないのだろう。

その割に、標識は新しくしっかりしたものがあって、迷わず行けるようになっている。  


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2023年05月21日

【4巡目-38】 樋山地 [2021年2月21日‐その4]

遍路シールがあった場所が分岐になっており、今来た道をそのまま進めば「敷地」という場所に至る様である。

調べてみると、(11)藤井寺の少し手前の遍路道にもなっている集落が「敷地」となっていた。

写真は、その敷地方面から上がってきた時の案内板である。

これから石鎚神社へと向かう予定だが、少し直進して廃村を探検してみた。
潰れた家や小屋、廃車などもある。

道幅も広くなってきて、歩きの道から車も通れそうな道になってきた。

渋い廃屋もある。この辺りが「樋山地」になるのだろう。どういった歴史のある場所なのだろうか。

林を抜けて明るい場所に出て来ると、一軒だけ、人の手が入っているような家があった。監視カメラが作動している、と看板があった。

ポツンと一軒家に出てきそうな家である。週末だけ過ごして、普段は麓に住んで、と言った感じだろうか。
廃村の探検を終え、先程の分岐へと戻った。  


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2023年05月18日

【4巡目-37】 長戸庵、樋山地へ [2021年2月21日‐その3]

「長戸庵」で軽く一休みし、遍路道を外れて、樋山地へと向かった。

立杭には、「石鎚神社・お鎖」の文字も見られる。
石鎚神社には立ち寄るつもりだが、お鎖まで行くと、焼山寺への遍路道に合流出来るのか、来た道を戻らなければならないのか、が事前に調べても今一つ分からなかった。

あまり時間をロスしても不味いので、今回は石鎚神社まで訪ねることを考えている。


歩きやすい道が続くものの、「長戸庵」まで頑張って山道を上ったのだが、ドンドン下って標高を下げていくのが悲しかった。

10分程下った所で、写真の看板があった。
帰りは、この分岐から(12)焼山寺方向へ向かえば良いようである。

さらに15分程下ると、石垣や小屋のある、廃村らしき場所に辿り着いた。


何と、遍路シールまで石垣に貼ってあり、「長戸庵」方面へと誘導していた。

(12)焼山寺への別ルートがある、と言うことだろうか。  


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2023年05月15日

【4巡目-36】 11番藤井寺から、長戸庵、樋山地へ [2021年2月21日‐その2]

(12)焼山寺に向かって、山を上り始める。
これで4回目となるが、道のりは何となく覚えているも、結構忘れている箇所も多く、新鮮でもある。

10年前は薄っすらと雪が積もった中を進んだが、今回はちょこっと雪が残っている所が探せばある、といった感じだった。

(11)藤井寺から20分弱で、麓の場所が綺麗に眺められる場所となった。今日は天候も良く、朝焼けが美しい。

鴨島の市街や、吉野川の対岸は、昨日、一昨日歩いた場所だろうか。

最初の休憩場所の目途となる「長戸庵」へは、大体1時間くらいと考えていたが、1時間6分で到着した。

土管の水には、氷が張っていた。

ここからがメインイベントである。
長戸庵から柳水庵までの間のどこかに、「樋山地」への分岐の看板があったはずである。
今回は、そこを歩いてみようと考えている。

と思ったら、長戸庵を出てすぐの所に、樋山地への案内があった。  


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2023年05月12日

【4巡目-35】 「旅館吉野」から、11番藤井寺、樋山地、12番焼山寺、鍋岩まで [2021年2月21日‐その1]


←食べている途中の写真

朝食は6時からだった。

(11)藤井寺から直接(12)焼山寺には向かわず、前回歩いた時にあった、「樋山地」という看板が気になっていて、ここを訪問してから、焼山寺に向かうつもりである。

数時間の寄り道にはなってしまうが、今の脚力だったら、夕方までには宿に辿り着けるだろう。

本日の宿は、鍋岩にある「もりあんloft」に予約してある。

広島のTさんとはもう会えないだろうから、お別れをする。

一期一会は寂しい。ただ、「YAMAP」で繋がっているから、この先の遍路旅の状況は分かるはずである。

早朝6時43分に「旅館吉野」を出立した。

昨日歩いた道を戻り、(11)藤井寺からは6時58分に、(12)焼山寺へと向かい歩き始めた。

今回は、どれくらいの時間で上がれるだろうか。これまでは大体、5時間弱だったろうか。  


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2023年05月09日

【4巡目-34】 旅館吉野③ [2021年2月20日‐その18]

←旅館吉野の二階廊下

広島のTさんは、一番付近で泊まった宿に車を止めさせてもらって歩き始め、昨日は(6)安楽寺の宿坊に泊まったそうである。

ネットでは予約できなかったが、電話をしていれば泊まれたようである。残念。

明日は、植村旅館。明後日は(17)井戸寺まで歩いて、タクシーで一番近くの車に戻って帰宅する、との事だった。

来月も歩き遍路をするそうで、ヤマップによると(23)薬王寺まで完歩していたが、その後更新が止まってしまっている。
元気にされているだろうか。

部屋に戻って、こちらは今日購入した、昔からのへんろ地図を眺めてみる。

新しい遍路道がたくさん掲載されていて、面白いことになっていた。
歩いてみたい道が、またまた出てきた。

部屋内はまだ新しく、洗面台まであった。





旅館吉野:一泊二食 6700円 ビール500円 翌日のおむすび三個で450円 〈205号室 4.5畳〉
      ※洗濯機2台 100円・乾燥機2台 200円。朝食は6時から可。浴衣、茶あり。
        宿泊客:歩き遍路2名  


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2023年05月06日

【4巡目-33】 旅館吉野② [2021年2月20日‐その17]

同宿していたのは、広島県から来られたTさんで、45才の陽気なお兄さんだった。

広島県は緊急事態宣言が出されていなかったから、セーフである。

若い頃、柔道で膝を痛めたそうで、今回も脛が痛くなり、宿で段ボールを貰って、荷物を送り返していた。

初めての歩き遍路だが、へんろ地図は持っていない、との事だった。

へんろ地図を持たず、「YAMAP(ヤマップ)」という、スマホのアプリを使っている、との事だった。

ヤマップとは、登山をする人が、現在地が分かったり、登山の記録を作れるそうであるが、マラソンやウォーキングでも使えるようになっていた。

このヤマップで歩き遍路をした方のルートを取り込んで、その通りの道を歩いているそうである。
凄い、科学の進歩である。

早速、自分もヤマップに登録してみた。

今も、マラソン、ウォーキング大会などで起動させて、活用させてもらっている。
公開もしているので、興味のある方は検索してみて下さい。  


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2023年05月03日

【4巡目-32】 旅館吉野① [2021年2月20日‐その16]

午後5時半近くになって、ようやく「旅館吉野」に到着した。三度目の宿泊となるだろうか。

新型コロナによる緊急事態宣言が出されていたこともあり、東京・名古屋・大阪・福岡圏の方たちが動けない状態だったから、歩き遍路がほとんどいないと思われた。

そんな時でも、宿を開いていてくれて、有難かった。

宿内には大きな冷蔵庫が置いてあり、ビールや酎ハイなどが自由に購入出来るようになっていた。

こういった、心遣いをしてくれる宿は嬉しい。
というか、他にこのようなシステムのある宿は記憶に無い。

先に入浴を済ませ、少し遅れて食堂へと入る。

宿は多分貸切だろうなあ、と思っていたら、食事をしている方が一人いた。テレビを見ながら、楽しそうにしている。

挨拶をして、こちらも夕食にする。
別テーブルだったこともあり、しばらくは黙々と食べていたが、話し掛けられて会話が始まった。  


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2023年04月30日

【4巡目-31】 11番藤井寺 [2021年2月20日‐その15]

午後4時53分、(11)藤井寺に到着した。ギリギリ間に合った。
この時間だから多分、先に納経してもらったのだろう。

「今こそ四国遍路」によると、写真の「弁天水」は、「(12)焼山寺付近の谷川の水を引いたものだ」となっている。

あり得ないと思うが、本当だろうか? 言い伝えられている、とかだったらまだ分かるのだが。

新型コロナの影響で、手水場の水が止められている札所が多かったのだが、ここ藤井寺では清流がコンコンと湧いていたのは嬉しかった。

参拝を終え、薄暗くなりつつある中、本日の宿「旅館吉野」へと向かった。

お接待をしてくれているという「へんろの里」前を通るが、この時間では人の姿は無かった。








本日のコースタイム
民宿森本屋6:54→8:05(6)安楽寺8:38→8:54(7)十楽寺9:24→10:19(8)熊谷寺11:05→11:34(9)法輪寺11:52→12:53(10)切幡寺13:23→13:58うどん亭八幡14:37→16:53(11)藤井寺17:12→17:24旅館吉野


歩行距離:26.9km
 歩数  :44015歩
最高気温:16.6℃
最低気温:0.6℃[徳島市]  


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2023年04月27日

【4巡目-30】 11番藤井寺へ [2021年2月20日‐その14]

吉野川の潜水橋から(11)藤井寺まで、食料飲料その他を調達出来る店はなかったはずである。

という事で、交通量の多い県道に出た所で、遍路道を外れて県道を進み、へんろ地図にも載っているコンビニに立ち寄った。

今になってみれば、本日の宿「旅館吉野」の販売用の冷蔵庫内に、ビール・酎ハイなどのアルコールや、記憶が曖昧だが、ちょっとしたお菓子なんかも置いてあったような気がする。
わざわざ立ち寄らなくてもよかった。

買い出しをし、遍路道へと戻る。

しばらくは一直線だが、脇道へと入り、右へ左へと道しるべに従って進む。一度、道を間違えたこともあったなあ。

(11)藤井寺へは、裏から周るような印象である。

少し勾配が出てきた所で、見覚えのない、立派な休憩所も出来ていた。
野宿が出来るようなら歩き遍路が集まりそうだが、どうなのだろうか。

ちょっとした丘を越え、廃屋だろうか、立派な家の軒先を通り抜ける。ここが面白い所であり、程なくして(11)藤井寺に到着となる。  


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2023年04月24日

【4巡目-29】 吉野川潜水橋から、11番藤井寺へ [2021年2月20日‐その13]

潜水橋にある車の待避所のコンクリートに座って、一休みしたりする。

と言うのも、「ウォーカーズ」で江口洋介が足を痛めて座っていた、というのを真似してみる。

潜水橋だから欄干など無く、ちょっとバランスを崩すと川に転落してしまいそうで、かなり怖い。

それにしても、頻繁に車が行き交って、ゆっくり出来ない。
交通量が増えたのか、偶々なのか。前はこんな事は無かった。

橋を渡り終えると、右方向へ進む。
一般的には右だが、ここ何回かは左方向の、おそらく昔からの遍路道を選んでいた。
こちらへ進むのは、一巡目の2005年以来である。

立派な遍路石があり、裏側をみてみると、昭和十一年の日付が印されていた。
その頃には、こちらの道が遍路道に遷り変わっていたのだろうか。

一度歩いたことがあり、大きく風景は変わっていないのだろうが、ほとんど覚えていなかった。  


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2023年04月21日

【4巡目-28】 吉野川潜水橋 [2021年2月20日‐その12]

朝方、あれだけ寒かったのだが、この時間になると、暑いくらいとなっていた。

潜水橋を眺められる草の上で、一休みした。とても気持ちが良い。

まずは、一本目の潜水橋を渡る。

渡った所は吉野川の広大な中州であり、新しく案内板が設置されていた。
「善入寺島」と言って、日本最大の川中島、という事である。
南北約1.2kmもあるというから、日本ではありえないような凄い場所である。

中州を歩いていると、これまで無かったトイレの案内があった。

農作業の小屋に簡易トイレがあり、そこを利用しても良いよ、という感じだった。
ただ、100m以上は寄り道しなければならなさそうで、緊急用になるだろうか。

吹きっさらしで風の強い場所でもあるが、今日は穏やかな日となった。

三巡目の時は、古い遍路道を探して寄り道したものだが、今回は普通に道なりに歩き、二つ目の潜水橋の所までやって来た。
同じ欄干の無い橋だが、徳島では「潜水橋」と言い、高知では「沈下橋」と呼ぶらしいです。  


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2023年04月18日

【4巡目-27】 「うどん亭八幡」から、11番藤井寺へ [2021年2月20日‐その11]

「うどん亭八幡」では奮発して、「牛陶板うどん付き御膳(1310円+税)」と、「生ビール(480円+税)」を注文した。
やはり、たんまりと食べなければ元気が出ない。

静かな店内でゆっくり過ごす事が出来た。午後2時半を過ぎて、うどん亭八幡を出る。

早々に、集落内にも関わらず、牛舎があって、ウシさんたちの姿があった。
こんな場所があったかなあ、と思いながら通り過ぎる。これまで三回も歩いたはずなのだが、覚えているようで覚えていないものである。

この辺りは、ちょっと左に右に、と進むので、少し迷いやすいから、標識を注意深く探さなければならないだろう。

これまた覚えのない、プレハブのお遍路さん休憩所まであった。

集落内の道を歩き、突き当たりに、吉野川の堤防がある。
いよいよ、歩き遍路、最大の見せ場とでも言おうか、潜水橋の登場である。

四巡目にして初めてになるだろうか、天候に恵まれてポカポカ陽気の中の橋渡りとなった。
いつも、風が強くて寒いイメージである。  


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2023年04月12日

【4巡目-26】 10番切幡寺から、「うどん亭八幡」へ [2021年2月20日‐その10]

(10)切幡寺門前にてへんろ地図を購入し、(11)藤井寺を目指す。

「ヘンロ小屋第45号 空海庵・切幡」がある。

この辺りを歩いている時は、もうちょっと先のうどんの「八幡」を昼食場所として目指しているから、休憩しない場所になってしまう。
ここで野宿出来るなら、(12)焼山寺を目指せるだろう。



交通量の多い県道との交差点手前に、お接待の地図が置いてある電話ボックスがある。
ここは、初めてお遍路をした2005年から健在だと思う。

お接待の継続はなかなか難しい中、ここは今だきちんと管理されているようで、冊子が置かれていた。

遍路道をちょっとだけ外れて県道を進み、「うどん亭八幡」に到着した。
5番から歩き始めたためか、到着は午後2時過ぎと、ちょっと遅くなってしまった。

確か前回は、満員で入ることが出来なかったのだが、今回は時間が遅いせいか、はたまた新型コロナによる影響だろうか、土曜日の昼下がりにも関わらず、お客さんは他に二組しかいなかった。  


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2023年04月09日

【4巡目-25】 10番切幡寺 [2021年2月20日‐その9]

(10)切幡寺の手前までやって来た。

ここから333段の石段が続くことから、衣服を脱いで体温調整する。大分、暑くなってきた。

今回は、一段一段数えながら上がってみた。本当に、333段だった。
一巡目の時には苦労した石段も、脚力がついて、楽に上がれるようになっている。

下界に比べひんやりとした境内に到着し、鐘を撞く。山の上での鐘楼はまた、平地とは違って気持ちが良い。梅がきれいに花を咲かせていた。

高い所にある境内では、ゆっくり過ごしたくなる。30分程滞在して、石段を下った。

来る時、門前の通りにある遍路用品店に、当時最新版(12版)のへんろ地図が目立つように置かれているのに気が付いていた。

四巡目では、「主に英語版のへんろ地図」を参考にしながら歩くつもりだったのだが、紙質の関係で鉛筆での書き込みがしにくく、当時の事を思い出せなくなってしまう。

という事で、ちょっと値段は張るのだが、一冊、購入することにした。

中を開いて、驚いてしまった。新しい遍路道が数多く掲載されていることに気が付いた。前回の物とほとんど中味は変わっていないだろうと思い込んでいたのだが、眺めていてなかなか楽しいものになっていた。  


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2023年04月06日

【4巡目-24】 9番法輪寺から、10番切幡寺へ [2021年2月20日‐その8]

「へんろ道」の手作り看板も、随分と減ってきたような印象がある。

発見したので、記念に撮っておく。そう言えば、徳島の最初の辺りではまだ残っているが、他の地域ではあまり見掛けない印象である。

(10)切幡寺に向かって歩を進める。

朝方、あれだけ寒かったのに、昼過ぎとなって逆に暑くなってきた。予想最高気温は、2月にも関わらず18℃である。
腕まくりをして歩く位となった。

狭い車道を進むのが通常の遍路道だが、写真の場所に、地図には載っていない右上の方に続く道があり、短い距離だがこの道を歩くことも出来る。

のんびり歩きたい時は、こちらの方が良いだろう。前回歩いたことから、今回はそのまま車道を進む。

(10)切幡寺の門前までやって来た。

入口向かいにあって、17年前に地下足袋を買って、お茶をご馳走になった遍路用品店は健在で安心したが、狭い参道にあるうどん屋さんは廃業してしまったようだった。坂本屋や錦青の遍路宿も、既に無くなってしまった。

先端?の遍路用品店二店は変わらずあり、門前に三店体制は健在、という事になるだろうか。  


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2023年04月03日

【4巡目-23】 9番法輪寺 [2021年2月20日‐その7]

(9)法輪寺に到着する。

門前にある店でたらいうどんを食べたこともあるのだが、既に営業していなさそうな雰囲気だったが、どうなのだろうか。

このお寺の名物?と言えば、納経所に隣接した、広い屋根付きの休憩所だろう。

天候が悪くても、濡れずに休ませてもらえそうな、歩き遍路に優しい空間である。もっとこんな場所が増えたらいいのだが。

「今こそ四国遍路」によると、健康祈願の草鞋がたくさん奉納されている、となっている。
確かに、草鞋と何か木の実のようなものが、どっしり置かれていた。

「足腰のお守りとして持ち帰る人も多い」と書かれているが、こういったものは勝手に持って帰っても大丈夫なのだろうか。

(9)法輪寺を出立する。

田園地帯を抜けて集落の中へと入る。
道の突き当りにあったはずのお遍路さんお接待所は、ただの空き家になってしまっていた。  


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2023年03月31日

【4巡目-22】 8番熊谷寺から、9番法輪寺へ [2021年2月20日-その6]

納経所では、「歩き遍路」と認識されなかったようで、駐車料金を請求されてしまった。
いつもみたいに、少し小汚い遍路スタイルじゃなかったからだろう。

(8)熊谷寺を出立する。

来る時にはくぐらなかった、仁王門を通り、高速道路の高架下を抜けると、(9)法輪寺に向かって、田んぼが広がるようになる。

1番から歩き始めて、広々とした田園地帯を歩くのは、ここからだろうか。

道を拡げるのか、新しい道が出来るのか、広く道路工事をしていた。
もう完成して、景色は変わっているかも知れない。

吹きっさらしの田んぼの中を歩く。風のある日は大変だろうが、この日は大丈夫だった。

(9)法輪寺に到着する。確か、(6)安楽寺でも見掛けた托鉢の方がお経を唱えていた。

托鉢禁止、と厳しい札所もあるが、お経を唱えながら立ちっぱなしとは凄いなあ、と思ってしまう。
ただ、人の姿が無くなるとお経は止めてしまっていた。誰もいなくても、ずっと唱えている訳ではないのか。  


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