2011年02月28日
【5】 歩き遍路 1日目〈その4〉 [2011年2月11日]
山門を出て(5)地蔵寺に向かっていると、福山のAさんに会った。会釈をしてすれ違う。
(3)金泉寺から来ると、この道は通らないはずなのになぁ、と思ったが、後で聞いた話では、大日寺への山裾の道は雪が積もっているかもしれないから車道を通るように勧められたそうだ。
高速道路をくぐり、脇道に入る。ボーっとしていたのか、道を間違えてそのまま進んでしまう。「一回目の遍路の時、こんな道、通ったかな?」と考えていると、親切にも「この道はへんろ道ではありません。〇m手前を曲がって下さい」的な新しい遍路標識が立っており、助かりました。
(5)地蔵寺に着くと、大きな銀杏の木があった。
二年前の夏、(1)霊山寺へのお礼参りの時、ここでゆっくり休憩したことを思い出す。
今日はあいにくベンチが濡れていたので、大師堂の軒下にあったベンチで休憩。程なく福山のAさんもやって来た。
お寺では、出来るだけゆっくりと休憩時間を取るようにしている。せっかく四国へ歩きに来たのだから、遍路が出来る喜びをじっくりと味わいながら過ごしたいと思う。
(3)金泉寺から来ると、この道は通らないはずなのになぁ、と思ったが、後で聞いた話では、大日寺への山裾の道は雪が積もっているかもしれないから車道を通るように勧められたそうだ。
高速道路をくぐり、脇道に入る。ボーっとしていたのか、道を間違えてそのまま進んでしまう。「一回目の遍路の時、こんな道、通ったかな?」と考えていると、親切にも「この道はへんろ道ではありません。〇m手前を曲がって下さい」的な新しい遍路標識が立っており、助かりました。
(5)地蔵寺に着くと、大きな銀杏の木があった。
二年前の夏、(1)霊山寺へのお礼参りの時、ここでゆっくり休憩したことを思い出す。
今日はあいにくベンチが濡れていたので、大師堂の軒下にあったベンチで休憩。程なく福山のAさんもやって来た。
お寺では、出来るだけゆっくりと休憩時間を取るようにしている。せっかく四国へ歩きに来たのだから、遍路が出来る喜びをじっくりと味わいながら過ごしたいと思う。
2011年02月26日
【4】 歩き遍路 1日目〈その3〉 [2011年2月11日]
(4)大日寺への道は山裾を通ることになる。何となく記憶に残っている道ではあるが、こんな所通ったっけ?前に通ったはずの場所を通っていない‥と思いを巡らせる。6年前は、何かの工事をしていて巡回路を歩いた気もする。
確か、この(4)大日寺へ向かう途中、意外な場所にうどん屋さんが突然現れた。
丁度その横を通り過ぎた時、そこのおかみさんらしき方が二階の窓から、「熱いお茶でも飲んでいきませんか~」と、声を掛けてくれた。にも拘らず、なぜか「ありがとうございます。大丈夫です。」とあっさり断ってしまった。
どうして、お接待を快く受けなかったのだろうか、と今も後悔が残る。まだ気持ちがお遍路モードになっていなかったのかもしれない。
今日の宿で会うことになる茨城のOさんは、このうどん屋さんで食事をしたそうで、とても美味しかったとの事だった。
周囲はうっすらと雪が積もっていたが、歩く部分は幸いにも雪が溶けていた。途中、田んぼのあぜ道を通る所もあり、これがへんろ道?と思うような場所もあった。
(4)大日寺に到着。どのお寺も、天候のためだろうか、閑散としている。一人貸切となったり、数組の個人客がいるだけである。高速道路の通行止も影響しているのだろうか。
確か、この(4)大日寺へ向かう途中、意外な場所にうどん屋さんが突然現れた。
丁度その横を通り過ぎた時、そこのおかみさんらしき方が二階の窓から、「熱いお茶でも飲んでいきませんか~」と、声を掛けてくれた。にも拘らず、なぜか「ありがとうございます。大丈夫です。」とあっさり断ってしまった。
どうして、お接待を快く受けなかったのだろうか、と今も後悔が残る。まだ気持ちがお遍路モードになっていなかったのかもしれない。
今日の宿で会うことになる茨城のOさんは、このうどん屋さんで食事をしたそうで、とても美味しかったとの事だった。
周囲はうっすらと雪が積もっていたが、歩く部分は幸いにも雪が溶けていた。途中、田んぼのあぜ道を通る所もあり、これがへんろ道?と思うような場所もあった。
(4)大日寺に到着。どのお寺も、天候のためだろうか、閑散としている。一人貸切となったり、数組の個人客がいるだけである。高速道路の通行止も影響しているのだろうか。
2011年02月25日
【3】 歩き遍路 1日目〈その2〉 [2011年2月11日]
(1)霊山寺を出発し、程なくして(2)極楽寺に到着。お参りを終え、納経所に向かうと、大きなリュックを担いだ歩き遍路さんの後ろ姿を発見!
今回、初めて見かけた歩きの方である。この時は、野宿をする若者かなぁ、と勘違いしていた。
(3)金泉寺へは、へんろ道の表示に従うと、あぜ道を通りお寺の横から入る形となるが、以前歩いたことがあるので、今回は普通に車道を通り、山門から一礼して入る。
納経を終え、コーヒーを飲み、煙草を吸いながら休憩していると、先程の歩きの方がやって来た。
広島県の福山市からやって来たAさんと分かった。50代くらいの方かな、と思ったが後で60代前半と知った。とてもお若く見える。
自分と同じく、4日間の区切り打ちで、今日の宿泊先も、同じ安楽寺の宿坊との事だ。
この福山のAさんとは、最終日まで何度も顔を合わせることになる。
今回、初めて見かけた歩きの方である。この時は、野宿をする若者かなぁ、と勘違いしていた。
(3)金泉寺へは、へんろ道の表示に従うと、あぜ道を通りお寺の横から入る形となるが、以前歩いたことがあるので、今回は普通に車道を通り、山門から一礼して入る。
納経を終え、コーヒーを飲み、煙草を吸いながら休憩していると、先程の歩きの方がやって来た。
広島県の福山市からやって来たAさんと分かった。50代くらいの方かな、と思ったが後で60代前半と知った。とてもお若く見える。
自分と同じく、4日間の区切り打ちで、今日の宿泊先も、同じ安楽寺の宿坊との事だ。
この福山のAさんとは、最終日まで何度も顔を合わせることになる。
2011年02月24日
【2】 歩き遍路 1日目〈その1〉 [2011年2月11日]
今回のお遍路は、3連休+1日休みをもらい、4日間の区切り打ちである。
霊山寺に車を止めさせて頂き、身支度を整える。菅笠・頭陀袋・輪袈裟は一巡目で使ったものを使用、笈摺・納経帳・地図は事前に通販で買っておいたので、金剛杖だけをお隣の「門前一番街」にて購入した。
いつもは賑わっている一番礼所も、時折雪がちらつく寒い日だったためか、連休初日とはいえ閑散としていた。
一年半ぶりということで、ロウソクを灯したり、線香に火を点けたり、納札を納めたりといった一連の動作が何となくもたついて、スムーズにいかなかったが、般若心経を唱え、一通りのお参りを終えた。
霊山寺の売店には、名前、住所と歩き始めた日・戻ってきた日を記入するノートがあり、記帳した。同じ日に書かれていたのは、茨城県から来た64歳の男性だけだった。
この方とは、安楽寺の宿坊でお会いし、その後、何度か同行させて頂き、今回の旅で一番お世話になる方である。
霊山寺に車を止めさせて頂き、身支度を整える。菅笠・頭陀袋・輪袈裟は一巡目で使ったものを使用、笈摺・納経帳・地図は事前に通販で買っておいたので、金剛杖だけをお隣の「門前一番街」にて購入した。
いつもは賑わっている一番礼所も、時折雪がちらつく寒い日だったためか、連休初日とはいえ閑散としていた。
一年半ぶりということで、ロウソクを灯したり、線香に火を点けたり、納札を納めたりといった一連の動作が何となくもたついて、スムーズにいかなかったが、般若心経を唱え、一通りのお参りを終えた。
霊山寺の売店には、名前、住所と歩き始めた日・戻ってきた日を記入するノートがあり、記帳した。同じ日に書かれていたのは、茨城県から来た64歳の男性だけだった。
この方とは、安楽寺の宿坊でお会いし、その後、何度か同行させて頂き、今回の旅で一番お世話になる方である。
2011年02月23日
【1】 四国八十八ヶ所巡拝 出発 [2011年2月10日~]
夕方仕事を終え、温泉で一風呂浴びスッキリしてから、2月10日夜の8時過ぎ、北陸自動車道徳光PA(ETC専用)から高速に乗り、四国へと向かった。
深夜0時47分、神戸淡路鳴門自動車道に入った淡路SAに到着。眠気が襲ってきたので、ここで仮眠とする。
ここ数日、地元では雪による渋滞を避けるため早くに起きて出勤、職場では雪すかし(←雪かきのことです)に追われ、身体が疲れていたこともあってか、すっかり寝入ってしまい、出発は11日の朝8時頃となってしまった。
ラジオのニュースでは、雪のため、鳴門ICから先は通行止とのことだったが、一番霊山寺の最寄ICが鳴門なので、助かりました。
鳴門ICで降り、9時20分に一番霊山寺に到着。今回は、別格の20寺も合わせた108か寺を廻る予定だったが、この時間から出発したのでは明日、十一番藤井寺にはたどり着けそうもない‥‥と、早々に別格巡りを断念することにした。それ以上に、初めて巡った頃(6年前)にたどった道をもう一度歩き、どれだけ脚力が着いたのか確かめたい、という思いが強くなったからだ。
本日のコースタイム
石川県徳光PA20:00→0:47兵庫県淡路SA7:50→鳴門IC→9:20(1)霊山寺
走行距離431km(車)