2014年08月31日
【412】歩き遍路45日目〈その11〉[2012年6月26日]
次の(86)志度寺へは、山門には戻らずに向かう。車道をひたすら麓まで下って行く。
車道が続いているということは、ケーブルカーを使わずに上ってくる人も出てきそうな気がするが、大丈夫なのだろうか。
この日も、頂上の車止めの所には車が止まっていた。
少し下った所には、有料駐車場も兼ねたお店があったが、ここも営業している様子は無く、一昔前の賑わっていた頃を思い出させるものであった。
番外霊場の六万寺への分岐があり、渋くて古い遍路石があった。過去にはこのお寺を訪れる人も多かったのだろうか。時間があれば立ち寄りたいと思っていたのだが、時間が押しているので諦めて、先に進んだ。
へんろ地図では、二ツ池親水公園の所を右に行くようになっているが、歩いていると左の方の道へと誘導されるので、そのまま指示通りに進む。
東海図版の四国遍路地図でも、こちらが遍路道となっている。
住宅の中を抜けると、国道11号線に出て来た。すぐに道の駅が左手にある。
国道の旧道らしき道に入るが、一巡目の時にも歩いているので、今回は国道の方を歩くことにした。再び、並行して走っている国道へと戻った。
人間用のおもちゃの様な、かわいい踏切があった。
車道が続いているということは、ケーブルカーを使わずに上ってくる人も出てきそうな気がするが、大丈夫なのだろうか。
この日も、頂上の車止めの所には車が止まっていた。
少し下った所には、有料駐車場も兼ねたお店があったが、ここも営業している様子は無く、一昔前の賑わっていた頃を思い出させるものであった。
番外霊場の六万寺への分岐があり、渋くて古い遍路石があった。過去にはこのお寺を訪れる人も多かったのだろうか。時間があれば立ち寄りたいと思っていたのだが、時間が押しているので諦めて、先に進んだ。
へんろ地図では、二ツ池親水公園の所を右に行くようになっているが、歩いていると左の方の道へと誘導されるので、そのまま指示通りに進む。
東海図版の四国遍路地図でも、こちらが遍路道となっている。
住宅の中を抜けると、国道11号線に出て来た。すぐに道の駅が左手にある。
国道の旧道らしき道に入るが、一巡目の時にも歩いているので、今回は国道の方を歩くことにした。再び、並行して走っている国道へと戻った。
人間用のおもちゃの様な、かわいい踏切があった。
2014年08月28日
【411】歩き遍路45日目〈その10〉[2012年6月26日]
坂道を上りきると、高松市内を望む景色の良い場所に、真新しいお迎え大師の像が出来ていた。
少し進み、両側にやや古い建物がある。右側が、一巡目の時に泊まった、遍路宿の「岡田屋旅館」さんである。とても親切なご夫妻だった。その後何年かは、年賀状も頂いていた。
左側の伏石屋旅館は、営業している様子が無かった。
山門をくぐると(85)八栗寺である。
梅雨時の平日の午後4時過ぎだからか、境内は自分一人っきりだった。
この八栗寺も正月にはたくさんの参拝客で賑わうようで、先日の香川県初詣客ランキングでは第四位となっているhttp://masaushi3975.kitemi.net/e74847.html。
本堂の背後には、ゴツゴツとした岩肌の山が見える。五剣山と呼ばれ、現在は峰の一つが崩れ、四剣山半となっているそうだ。
境内は細長く広い印象のお寺である。
参拝後には、一組二組とお参りの人たちがやって来ていた。
ケーブルカーの駅の辺りには、岡田屋や伏石屋さんの出店があったが、今日は人の気配が無かった。
駅舎の方には行かなかったので、次回はどんな様子なのか見に行ってみたい。
少し進み、両側にやや古い建物がある。右側が、一巡目の時に泊まった、遍路宿の「岡田屋旅館」さんである。とても親切なご夫妻だった。その後何年かは、年賀状も頂いていた。
左側の伏石屋旅館は、営業している様子が無かった。
山門をくぐると(85)八栗寺である。
梅雨時の平日の午後4時過ぎだからか、境内は自分一人っきりだった。
この八栗寺も正月にはたくさんの参拝客で賑わうようで、先日の香川県初詣客ランキングでは第四位となっているhttp://masaushi3975.kitemi.net/e74847.html。
本堂の背後には、ゴツゴツとした岩肌の山が見える。五剣山と呼ばれ、現在は峰の一つが崩れ、四剣山半となっているそうだ。
境内は細長く広い印象のお寺である。
参拝後には、一組二組とお参りの人たちがやって来ていた。
ケーブルカーの駅の辺りには、岡田屋や伏石屋さんの出店があったが、今日は人の気配が無かった。
駅舎の方には行かなかったので、次回はどんな様子なのか見に行ってみたい。
2014年08月25日
【410】歩き遍路45日目〈その9〉[2012年6月26日]
遍路道を歩いていると突然、うどん屋さんの敷地内に入ってきた。「うどん本陣山田家」といい、やや高級そうな雰囲気である。
時間が合えば立ち寄るのだが、今回も中途半端な時間に通りかかることになった。
写真の道から片側一車線の道路となり、ウォーカーズのロケ地にもなった「讃岐屋高柳館」の前を通る。この宿にも泊まってみたいのだが、タイミングが会わなかった。
今日は、(86)志度寺近くの「栄荘」を予約してある。
八栗ケーブルの駅に到着した。駅舎に広い駐車場、差し向かいに高柳食堂という鄙びた食堂もある。
駅舎前にベンチがあったので、一休みさせてもらうことにした。
愛想の良い同じ年頃の駅員さんが、生き生きと働いている様子が見られた。
空のケーブルカーが出発、一礼して見送っていた。
左の鳥居の下をくぐり、(85)八栗寺へと道を上って行く。この歩き遍路しか通らない道沿いに、よもぎ餅屋さんが店を出しているのが印象深い。
一巡目の時に休ませてもらったお接待所もある。
薄暗い舗装路をゆっくりと上って行く。並行してケーブルカーも走る急な道だが、(84)屋島寺への道ほどきつさは感じられない。
時間が合えば立ち寄るのだが、今回も中途半端な時間に通りかかることになった。
写真の道から片側一車線の道路となり、ウォーカーズのロケ地にもなった「讃岐屋高柳館」の前を通る。この宿にも泊まってみたいのだが、タイミングが会わなかった。
今日は、(86)志度寺近くの「栄荘」を予約してある。
八栗ケーブルの駅に到着した。駅舎に広い駐車場、差し向かいに高柳食堂という鄙びた食堂もある。
駅舎前にベンチがあったので、一休みさせてもらうことにした。
愛想の良い同じ年頃の駅員さんが、生き生きと働いている様子が見られた。
空のケーブルカーが出発、一礼して見送っていた。
左の鳥居の下をくぐり、(85)八栗寺へと道を上って行く。この歩き遍路しか通らない道沿いに、よもぎ餅屋さんが店を出しているのが印象深い。
一巡目の時に休ませてもらったお接待所もある。
薄暗い舗装路をゆっくりと上って行く。並行してケーブルカーも走る急な道だが、(84)屋島寺への道ほどきつさは感じられない。
2014年08月22日
【409】歩き遍路45日目〈その8〉[2012年6月26日]
(84)屋島寺から、眼下の眺めが良い廃ホテルの前を過ぎると、急な歩きの下り道となる。
これまで色々な悪路を歩いてきているので、これくらいなら、ではあるが、一呼吸おいて下らなければならない場所もある。
舗装道路を横切る。屋島ドライブウェイだ。屋島寺へはケーブルカーがあるのだが、現在休止中との事。車で頂上へ向かうのが一般的なのだろうか。
林を抜けると、少しずつ建物が見られるようになってきた。里に下りてきた。
町中の道を歩いていると、自分と同じくらいの年の女性が、道分かりますか、と話し掛けてくれた。が、少し宗教が入っている感じだった。
小さな橋を渡ると、洲崎寺がある。真念の墓があるそうなので、立ち寄ってみた。整備された、小奇麗なお寺だった。
案内板には、真念は江戸時代初期の僧で、遍路案内記や遍路道の整備に努め、遍路の父と仰がれている、と書かれている。誰もいない静かな境内で、手を合わせた。
洲崎寺を出て、少しだけへんろ地図と違う道を歩く。小さな工場の脇を通り抜け、小学校をぐるりと迂回、少しずつ上りとなっている道を進んでいく。
向こうの山の上に、先程通ってきた、屋島寺の廃ホテルが見えた。あんな所から山を下り歩いてきたのか、と感慨に耽る。
これまで色々な悪路を歩いてきているので、これくらいなら、ではあるが、一呼吸おいて下らなければならない場所もある。
舗装道路を横切る。屋島ドライブウェイだ。屋島寺へはケーブルカーがあるのだが、現在休止中との事。車で頂上へ向かうのが一般的なのだろうか。
林を抜けると、少しずつ建物が見られるようになってきた。里に下りてきた。
町中の道を歩いていると、自分と同じくらいの年の女性が、道分かりますか、と話し掛けてくれた。が、少し宗教が入っている感じだった。
小さな橋を渡ると、洲崎寺がある。真念の墓があるそうなので、立ち寄ってみた。整備された、小奇麗なお寺だった。
案内板には、真念は江戸時代初期の僧で、遍路案内記や遍路道の整備に努め、遍路の父と仰がれている、と書かれている。誰もいない静かな境内で、手を合わせた。
洲崎寺を出て、少しだけへんろ地図と違う道を歩く。小さな工場の脇を通り抜け、小学校をぐるりと迂回、少しずつ上りとなっている道を進んでいく。
向こうの山の上に、先程通ってきた、屋島寺の廃ホテルが見えた。あんな所から山を下り歩いてきたのか、と感慨に耽る。
2014年08月19日
【408】歩き遍路45日目〈その7〉[2012年6月26日]
(84)屋島寺での参拝を終えた頃に、広島のおねえさんもやって来た。
昨日は、(83)一宮寺の数km先にある善根宿に泊まったそうだが、一宮寺の納経に間に合わなかったので、今朝再び数km歩いて一宮寺へと戻ってから歩き始めたそうで、かなりの距離をロスした、との事だった。
これから参拝するようなので、自分とは少し差がついてしまうだろう。この先、急な下り道が続くことをお伝えして別れた。
屋島寺の境内を出て、しばらく頂上付近を散策した。
ドラマ「ウォーカーズ」で、三億円当たれ~と石を投げていた(かわらけなげ)場所を探すためである。前回来た時も探したのだが見つからなかったので、今回はもう少し広い範囲を歩いて探してみた。
談古嶺という景色の良い場所に行ってみたのだが、石を投げた場所の建物や、的になる岩が見つからなかった。
ここで、ランニングをしている一回りくらい年上の方が話し掛けてくれたのだが、お遍路について、全然知らない感じの方だった。四国にもこういった人がいるのか、と不思議だった。丸亀から来たと話していたが、県外出身なのだろうか。
今回も結局、石を投げた場所を発見出来ず、あきらめて先に進むことにした。
後で調べてみると、屋島寺の山門を左に行くと、それらしき場所、他にも土産物屋から水族館、ホテルなどもあるようである。山門横から、そんな賑やかな場所へ行けたとは。案内があったかなあ。もう一度、行って確認してみたい。
昨日は、(83)一宮寺の数km先にある善根宿に泊まったそうだが、一宮寺の納経に間に合わなかったので、今朝再び数km歩いて一宮寺へと戻ってから歩き始めたそうで、かなりの距離をロスした、との事だった。
これから参拝するようなので、自分とは少し差がついてしまうだろう。この先、急な下り道が続くことをお伝えして別れた。
屋島寺の境内を出て、しばらく頂上付近を散策した。
ドラマ「ウォーカーズ」で、三億円当たれ~と石を投げていた(かわらけなげ)場所を探すためである。前回来た時も探したのだが見つからなかったので、今回はもう少し広い範囲を歩いて探してみた。
談古嶺という景色の良い場所に行ってみたのだが、石を投げた場所の建物や、的になる岩が見つからなかった。
ここで、ランニングをしている一回りくらい年上の方が話し掛けてくれたのだが、お遍路について、全然知らない感じの方だった。四国にもこういった人がいるのか、と不思議だった。丸亀から来たと話していたが、県外出身なのだろうか。
今回も結局、石を投げた場所を発見出来ず、あきらめて先に進むことにした。
後で調べてみると、屋島寺の山門を左に行くと、それらしき場所、他にも土産物屋から水族館、ホテルなどもあるようである。山門横から、そんな賑やかな場所へ行けたとは。案内があったかなあ。もう一度、行って確認してみたい。
2014年08月16日
【407】歩き遍路45日目〈その6〉[2012年6月26日]
一巡目を歩いて個人的には、
①宿毛からの松尾峠
②屋島寺への道
③女体山、がきつい道ベスト3である。これは、真夏に歩いたことや意外性からそう感じたのであろう。
二巡目で4月に歩いた松尾峠は、それ程でもなかったような気がする。
(12)焼山寺などは、最初からきついと覚悟して一日掛かりで上るので、また別である。
目の前に県道マークがあり、引っくり返ってしまいそうな急勾配の道がそびえている。
急な山道を一歩一歩、進んで行く。きれいな石畳の九十九折りの道が上へ上へと続いている。やっぱりこの(84)屋島寺への道は、かなりきつい。
数人の人たちとすれ違う。この近辺の人たちが、健康のために歩いているのだろう。
道を登りきった所には、上った回数を記録するものと、回数の番付表があった。
捨身ヶ嶽にも同じような表があったが、こちらはかなりの人たちがチャレンジしているようだ。
午後1時を回って、(84)屋島寺に到着した。境内はツアー客だろうか、そこそこの賑わいであった。かわいいタヌキの大きな像がいくつかあるのが特徴的だ。
参拝後、納経する。前回の納経の時は親切な方で、お接待でお菓子を頂いた。その方がいらっしゃるかなあと思ったが、今回は姿が見えなかった。
①宿毛からの松尾峠
②屋島寺への道
③女体山、がきつい道ベスト3である。これは、真夏に歩いたことや意外性からそう感じたのであろう。
二巡目で4月に歩いた松尾峠は、それ程でもなかったような気がする。
(12)焼山寺などは、最初からきついと覚悟して一日掛かりで上るので、また別である。
目の前に県道マークがあり、引っくり返ってしまいそうな急勾配の道がそびえている。
急な山道を一歩一歩、進んで行く。きれいな石畳の九十九折りの道が上へ上へと続いている。やっぱりこの(84)屋島寺への道は、かなりきつい。
数人の人たちとすれ違う。この近辺の人たちが、健康のために歩いているのだろう。
道を登りきった所には、上った回数を記録するものと、回数の番付表があった。
捨身ヶ嶽にも同じような表があったが、こちらはかなりの人たちがチャレンジしているようだ。
午後1時を回って、(84)屋島寺に到着した。境内はツアー客だろうか、そこそこの賑わいであった。かわいいタヌキの大きな像がいくつかあるのが特徴的だ。
参拝後、納経する。前回の納経の時は親切な方で、お接待でお菓子を頂いた。その方がいらっしゃるかなあと思ったが、今回は姿が見えなかった。
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2014年08月14日
【406】歩き遍路45日目〈その5〉[2012年6月26日]
(83)一宮寺からのジグザグ遍路道を歩いていると、再び線路が。琴平電鉄の長尾線である。
民家の軒下を通るような形で、人一人だけ歩ける踏切を渡り、大通りへと出て来た。ローソンがあったので、アイスのソフトクリームを買う。
再び住宅街の中に入っていく。半分以上地面に埋まった遍路石だが、手のマークがしっかりと道を案内してくれている。
JRの下をくぐり、大きな道に出た。ここからしばらくは都会の道である。国道11号線を横断すると、前回とルートを変え、直進せずに一旦右に曲がって再び左に行く道を歩き、(84)屋島寺の麓へとやって来た。
地元の自転車に乗ったおじさんに話掛けられたので、道を聞きながら、しばらく一緒に歩いた。昭和12年生まれとの事だった。
これから屋島寺への道がきつくて心配なことを話すと、大したことない、と話していた。
この辺りには、青い遍路シールがあった。四国の道と書かれていた。
一巡目の時にも休憩した。池のほとりの東屋で一休みする。
ここから、(84)屋島寺へは、かなり急な、舗装された山道である。前回は真夏に歩いたので、かなりきつかった。今回はまだ30℃以上にはなっていないので大丈夫だろうが、自分の中では難所の一つになっている。
民家の軒下を通るような形で、人一人だけ歩ける踏切を渡り、大通りへと出て来た。ローソンがあったので、アイスのソフトクリームを買う。
再び住宅街の中に入っていく。半分以上地面に埋まった遍路石だが、手のマークがしっかりと道を案内してくれている。
JRの下をくぐり、大きな道に出た。ここからしばらくは都会の道である。国道11号線を横断すると、前回とルートを変え、直進せずに一旦右に曲がって再び左に行く道を歩き、(84)屋島寺の麓へとやって来た。
地元の自転車に乗ったおじさんに話掛けられたので、道を聞きながら、しばらく一緒に歩いた。昭和12年生まれとの事だった。
これから屋島寺への道がきつくて心配なことを話すと、大したことない、と話していた。
この辺りには、青い遍路シールがあった。四国の道と書かれていた。
一巡目の時にも休憩した。池のほとりの東屋で一休みする。
ここから、(84)屋島寺へは、かなり急な、舗装された山道である。前回は真夏に歩いたので、かなりきつかった。今回はまだ30℃以上にはなっていないので大丈夫だろうが、自分の中では難所の一つになっている。
2014年08月11日
【405】歩き遍路45日目〈その4〉[2012年6月26日]
高松市内のジグザグ遍路道を、右に左へと進む。
太田という辺りで、またも遍路道を外れたようだ。
来た道を戻り、地図を確認していると、通りがかりのおじいさんが、買ったばかりであろう、高そうなプリンをお接待してくれた。ありがとうございます。
そこから少し進むと、住宅街の中に踏切が。琴平電鉄琴平線のようだ。
ちょうど電車が来たので写真を撮っていると、踏切脇の「たんぽぽ」というお好み焼き屋さんのご主人が、写真を撮っている姿が見えたと言って、外に出て来てくれた。お茶欲しいか、と聞かれ、素直にお願いすると、店の中から、小さな冷えたペットボトルのお茶を二本、持って来てくれた。
またまたのお接待である。本当にうれしい。
ご主人の話によると、このお店、テレビ番組の「ナニコレ珍百景」に出たことがあるとの事だった。何が珍しくて出演したのかは忘れてしまった‥
もう少し時間が進んでいたら、このお店でお昼を食べていきたかったが、まだ午前10時である。
伏石町の辺りでも遍路道が分からなくなったが、公園にきれいなトイレを発見、お借りした。
大きな池のほとりを歩く。今日は天気が良いので気持ち良い。
木太町の辺りも少々道が変わっていたが、道を探索しつつも楽しみながら歩いて行く。所々に古い遍路石が残っていた。
太田という辺りで、またも遍路道を外れたようだ。
来た道を戻り、地図を確認していると、通りがかりのおじいさんが、買ったばかりであろう、高そうなプリンをお接待してくれた。ありがとうございます。
そこから少し進むと、住宅街の中に踏切が。琴平電鉄琴平線のようだ。
ちょうど電車が来たので写真を撮っていると、踏切脇の「たんぽぽ」というお好み焼き屋さんのご主人が、写真を撮っている姿が見えたと言って、外に出て来てくれた。お茶欲しいか、と聞かれ、素直にお願いすると、店の中から、小さな冷えたペットボトルのお茶を二本、持って来てくれた。
またまたのお接待である。本当にうれしい。
ご主人の話によると、このお店、テレビ番組の「ナニコレ珍百景」に出たことがあるとの事だった。何が珍しくて出演したのかは忘れてしまった‥
もう少し時間が進んでいたら、このお店でお昼を食べていきたかったが、まだ午前10時である。
伏石町の辺りでも遍路道が分からなくなったが、公園にきれいなトイレを発見、お借りした。
大きな池のほとりを歩く。今日は天気が良いので気持ち良い。
木太町の辺りも少々道が変わっていたが、道を探索しつつも楽しみながら歩いて行く。所々に古い遍路石が残っていた。
タグ :歩き遍路
2014年08月08日
【404】歩き遍路45日目〈その3〉[2012年6月26日]
(83)一宮寺には団体客がおり、賑やかであった。
普通は、納経が待たされるかも、などとあまり良いイメージは無いかも知れないが、どのお寺も静かだったので、賑やかなのは却って喜ばしい。
手水場で手を濯ぐ。水が出たままになっているお寺は、久しぶりのような気がする。衛生的にもうれしい。
先達さんだろうか、石の祠の所で団体客に説明をしている。この祠に頭を入れ、日頃の行いが悪いと扉が閉まって頭が抜けなくなる、というものである。団体客が去った後、ためしてみると、頭は無事に抜けた。
一人で歩いて回るのも良いが、先達さんに話を聞きながら、団体で回るのもまた、楽しいに違いない。
(83)一宮寺を出発する。今回は、高松市内をジグザグと縦断するルートをとる。初めて歩くコースなので楽しみである。
例の如く、初ルートなので、遍路地図の赤い線を探索しながら、忠実に歩いていく。
先にも書いたが、最新版(第10版)のへんろ地図には、このルートは掲載されていない。
調べてみると、初めて買った2004年発行の第6版にも載っていなかった。一時だけ掲載された遍路道ということになるのだろうか。
お寺を出発して早々に、道がほんの数十mだけ消えていた。その後も、道に迷うほどではないが、拡張工事による、微妙な変化もあったりした。
普通は、納経が待たされるかも、などとあまり良いイメージは無いかも知れないが、どのお寺も静かだったので、賑やかなのは却って喜ばしい。
手水場で手を濯ぐ。水が出たままになっているお寺は、久しぶりのような気がする。衛生的にもうれしい。
先達さんだろうか、石の祠の所で団体客に説明をしている。この祠に頭を入れ、日頃の行いが悪いと扉が閉まって頭が抜けなくなる、というものである。団体客が去った後、ためしてみると、頭は無事に抜けた。
一人で歩いて回るのも良いが、先達さんに話を聞きながら、団体で回るのもまた、楽しいに違いない。
(83)一宮寺を出発する。今回は、高松市内をジグザグと縦断するルートをとる。初めて歩くコースなので楽しみである。
例の如く、初ルートなので、遍路地図の赤い線を探索しながら、忠実に歩いていく。
先にも書いたが、最新版(第10版)のへんろ地図には、このルートは掲載されていない。
調べてみると、初めて買った2004年発行の第6版にも載っていなかった。一時だけ掲載された遍路道ということになるのだろうか。
お寺を出発して早々に、道がほんの数十mだけ消えていた。その後も、道に迷うほどではないが、拡張工事による、微妙な変化もあったりした。
2014年08月05日
【403】歩き遍路45日目〈その2〉[2012年6月26日]
香東川を渡った後も、楽しい道は続く。
前回歩いた時に、冷蔵庫に飲料水がお接待で置いてある休憩所があったはずである。そこで休ませてもらおうと考えていた。
川を渡ってすぐ、国道11号線の手前にその休憩所があったのだが、今回は冷蔵庫に鍵が掛かっていた、残念。開いている時間が決まっているようだった。
こんな道も遍路道なのかと、楽しみながら歩いていく。道しるべ通りに進んでいくと、「西村ジョイ」というホームセンターの駐車場に入っていく。道を間違えたかと思うが、建物の間をすり抜けて行く。
←西村ジョイの遍路道
国道32号線を渡った所で、道しるべを見落とし、へんろ地図の赤い点線の道に入りそびれてしまったようだ。遍路道に戻ろうとウロウロしていると、ランニングをしているおじさんが、道を教えてくれた。
夢中で右左折していると、目の前に見えていた、香川独特の平野にぽっかり浮かんでいるような山が、視界から消えている。いつの間にか、どんどん道を進んでいる。
集落の中や、田園地帯の歩きを繰り返す。住宅が密集してくると、(83)一宮寺の裏だろうか、駐車場らしき場所に着いた。近くの農作業のおじさんに山門の場所を教えてもらい、ぐるりと回る。
JR鬼無駅から1時間45分で、一宮寺に到着した。
前回歩いた時に、冷蔵庫に飲料水がお接待で置いてある休憩所があったはずである。そこで休ませてもらおうと考えていた。
川を渡ってすぐ、国道11号線の手前にその休憩所があったのだが、今回は冷蔵庫に鍵が掛かっていた、残念。開いている時間が決まっているようだった。
こんな道も遍路道なのかと、楽しみながら歩いていく。道しるべ通りに進んでいくと、「西村ジョイ」というホームセンターの駐車場に入っていく。道を間違えたかと思うが、建物の間をすり抜けて行く。
←西村ジョイの遍路道
国道32号線を渡った所で、道しるべを見落とし、へんろ地図の赤い点線の道に入りそびれてしまったようだ。遍路道に戻ろうとウロウロしていると、ランニングをしているおじさんが、道を教えてくれた。
夢中で右左折していると、目の前に見えていた、香川独特の平野にぽっかり浮かんでいるような山が、視界から消えている。いつの間にか、どんどん道を進んでいる。
集落の中や、田園地帯の歩きを繰り返す。住宅が密集してくると、(83)一宮寺の裏だろうか、駐車場らしき場所に着いた。近くの農作業のおじさんに山門の場所を教えてもらい、ぐるりと回る。
JR鬼無駅から1時間45分で、一宮寺に到着した。
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2014年08月02日
【402】歩き遍路45日目〈その1〉[2012年6月26日]
午前6時半に、宿泊した「パレス高松」を出発、JR高松駅から電車に乗り、7時過ぎに前日区切った鬼無駅に到着した。
今日は、ここから歩き始める。
鬼無から(83)一宮寺へは、なぜか道がジグザグしている。また一宮寺から(84)屋島寺までも、真っ直ぐの道と、ジグザグルートがある。まるで、城下町の敵からの攻撃を防ぐための道のようだ。一宮寺を挟んで、ピラミッドのような遍路道となっている。
今回は、両方のジグザグルートを歩いてみるのだが、最新の第10版のへんろ地図では、一宮寺からのジグザグ道の赤い線が消されてしまっている。なぜだろうか。
普通の道もあれば、民家の間を抜けていくあぜ道のような小道、川渡りもあり、変化に富んだ、楽しい道である。
曲がり道ごとに遍路石や遍路シールなどがあるので、確認しながら進んでいく。
一ヶ所、公営住宅だろうか、長屋が並んでいる場所で、遍路シールを見落とし、道しるべが見当たらなくなって間違いに気が付いたことがあった。
香東川を渡る、沈下橋に差し掛かった。
3年前と同じく、通行止の看板が出ている。前回は、増水して少し橋に水が溢れていたにも関わらず、地元のバイクや自転車が横断していた。今回も一台の自転車が走り去っていったこともあり、コッソリと渡らせてもらった。
この風情のある橋を見てしまうと、どうしても渡りたくなってしまう。
今日は、ここから歩き始める。
鬼無から(83)一宮寺へは、なぜか道がジグザグしている。また一宮寺から(84)屋島寺までも、真っ直ぐの道と、ジグザグルートがある。まるで、城下町の敵からの攻撃を防ぐための道のようだ。一宮寺を挟んで、ピラミッドのような遍路道となっている。
今回は、両方のジグザグルートを歩いてみるのだが、最新の第10版のへんろ地図では、一宮寺からのジグザグ道の赤い線が消されてしまっている。なぜだろうか。
普通の道もあれば、民家の間を抜けていくあぜ道のような小道、川渡りもあり、変化に富んだ、楽しい道である。
曲がり道ごとに遍路石や遍路シールなどがあるので、確認しながら進んでいく。
一ヶ所、公営住宅だろうか、長屋が並んでいる場所で、遍路シールを見落とし、道しるべが見当たらなくなって間違いに気が付いたことがあった。
香東川を渡る、沈下橋に差し掛かった。
3年前と同じく、通行止の看板が出ている。前回は、増水して少し橋に水が溢れていたにも関わらず、地元のバイクや自転車が横断していた。今回も一台の自転車が走り去っていったこともあり、コッソリと渡らせてもらった。
この風情のある橋を見てしまうと、どうしても渡りたくなってしまう。