2019年11月29日
【3巡目-465】 卯之町駅から宿毛駅へ 帰宅 [2017年8月29日]〈その15〉
宇和島駅から16:00発のバスに乗車、(40)観自在寺のある街を抜け、一本松まで来ると、車内は貸切となった。
たった一人を乗せて、バスは宿毛駅へと向かった。乗車時間は1時間54分で、運賃は1800円でした。
三日前にここから歩き始めたことが、ずっと昔のことのように思われる。毎度、同じような感覚になる。
駅舎に入ってみると、前回の遍路旅でお金が詰まってしまい慌ててしまった券売機が、変わらずにあり、懐かしかった。
駅に止めさせてもらっていた自家用車に乗り込み、国道へと出る。すぐにジョイフル宿毛店があったので、夕食とすることにした。
行きは高知経由で宿毛へと来たので、帰りは愛媛経由で帰ることにする。
地図で見ると、どちら経由が近いのか分からないが、実際に走ってみると、高知経由の方が45km短かった。
丁度、同距離となる場所に県境があるイメージである。
バスに揺られた国道を逆に戻る。
まずは、初日に宿泊した懐かしの?「ホテルサンパール」に立ち寄り、忘れ物(下着類)を受け取った。
それから、旧内海村にある、「ゆらり内海」で温泉へ。思ったよりもこじんまりとしており、休日などは大混雑しそうであった。
たった一人を乗せて、バスは宿毛駅へと向かった。乗車時間は1時間54分で、運賃は1800円でした。
三日前にここから歩き始めたことが、ずっと昔のことのように思われる。毎度、同じような感覚になる。
駅舎に入ってみると、前回の遍路旅でお金が詰まってしまい慌ててしまった券売機が、変わらずにあり、懐かしかった。
駅に止めさせてもらっていた自家用車に乗り込み、国道へと出る。すぐにジョイフル宿毛店があったので、夕食とすることにした。
行きは高知経由で宿毛へと来たので、帰りは愛媛経由で帰ることにする。
地図で見ると、どちら経由が近いのか分からないが、実際に走ってみると、高知経由の方が45km短かった。
丁度、同距離となる場所に県境があるイメージである。
バスに揺られた国道を逆に戻る。
まずは、初日に宿泊した懐かしの?「ホテルサンパール」に立ち寄り、忘れ物(下着類)を受け取った。
それから、旧内海村にある、「ゆらり内海」で温泉へ。思ったよりもこじんまりとしており、休日などは大混雑しそうであった。
2019年11月27日
【3巡目-464】 卯之町駅から宿毛駅へ 帰宅 [2017年8月29日]〈その14〉
卯之町駅からは、特急宇和海に乗車、車内はガラガラだった。
次の次が、終点の宇和島駅だった。
宿毛行きのバスの時間まではそれ程余裕が無かったため、Kioskで慌てて飲み物を買い、バス停へ。
バス停で待っていると、店員さんが金剛杖を持って渡してくれた。
レジで支払いの時に置いたままにして、忘れてしまったようである。
程なくしてバスがやってきたので、店員さんが持ってきてくれなかったら忘れてしまっていただろう。本当に感謝である。
金剛杖をこのように忘れたのは初めてだろう。急いでいる時こそ、注意しなければならない。
やって来た、宿毛行きのバスに乗り込む。宿毛までは、約2時間の長丁場である。
今回歩いてきた道を、辿るように戻ることになる。
宇和島市内から松尾トンネルに向かう国道で、朝に(41)龍光寺への道ですれ違った、アラブ風の外人さんが津島方面に向かって、逆打ちで歩いていた。
時間的に、もう少し先まで行けているはずなのだが、この暑さで歩行スピードが上がっていないのだろう、お互い様である。
次の次が、終点の宇和島駅だった。
宿毛行きのバスの時間まではそれ程余裕が無かったため、Kioskで慌てて飲み物を買い、バス停へ。
バス停で待っていると、店員さんが金剛杖を持って渡してくれた。
レジで支払いの時に置いたままにして、忘れてしまったようである。
程なくしてバスがやってきたので、店員さんが持ってきてくれなかったら忘れてしまっていただろう。本当に感謝である。
金剛杖をこのように忘れたのは初めてだろう。急いでいる時こそ、注意しなければならない。
やって来た、宿毛行きのバスに乗り込む。宿毛までは、約2時間の長丁場である。
今回歩いてきた道を、辿るように戻ることになる。
宇和島市内から松尾トンネルに向かう国道で、朝に(41)龍光寺への道ですれ違った、アラブ風の外人さんが津島方面に向かって、逆打ちで歩いていた。
時間的に、もう少し先まで行けているはずなのだが、この暑さで歩行スピードが上がっていないのだろう、お互い様である。
タグ :歩き遍路
2019年11月25日
【3巡目-463】 43番明石寺、卯之町駅へ [2017年8月29日]〈その13〉
50分程滞在し、15時過ぎに(43)明石寺を出発した。
境内の一角から丘を越える、歩きの道へと進む。
薄暗い林の中の道となる。
5年前の二巡目の時にはここで、同じ宿となる、愛知の話好きな方と出会ったことを思い出す。
道なりに降りて行くと、大きな施設があったり、町並みが広がるようになる。
そのまま一直線に歩き、国道に出た。歩道を進んでいると、駅の近くで外人さんとすれ違った。先程、(43)明石寺で会った二人組のお遍路さんだったろうか。
程なくして、卯之町駅に到着した。
駅舎内に入ると、もう一人の外人さんがいた。
いきなりこちらにやって来て、外国人向けのへんろ地図を開き、地図を見ながら一生懸命に説明してくれる。
どうやら、内子までJRを使い、そこから歩き出すようであった。
こちらは、遍路を終えて帰ることを伝えるが、伝わっただろうか。
後になって思えば、もう少し話をしてみれば良かったのだが、ほとんど外国の方と話をしたことが無いので、ビビッて逃げ腰になってしまった。
宇和島方面への列車が先に来たので、手を振ってお別れした。
本日のコースタイム
宇和島リージェントホテル7:42→7:45宇和島バスターミナル8:00→→8:24道の駅みま
道の駅みま8:24→8:51(41)龍光寺9:18→10:05(42)仏木寺10:42→11:33歯長隧道11:40→12:13歯長地蔵休憩所12:43→14:07(43)明石寺14:57→15:23卯之町駅
歩行距離:16.3km
歩数 :30008歩
最高気温:33.7℃
最低気温:25.6℃[宇和島市]
境内の一角から丘を越える、歩きの道へと進む。
薄暗い林の中の道となる。
5年前の二巡目の時にはここで、同じ宿となる、愛知の話好きな方と出会ったことを思い出す。
道なりに降りて行くと、大きな施設があったり、町並みが広がるようになる。
そのまま一直線に歩き、国道に出た。歩道を進んでいると、駅の近くで外人さんとすれ違った。先程、(43)明石寺で会った二人組のお遍路さんだったろうか。
程なくして、卯之町駅に到着した。
駅舎内に入ると、もう一人の外人さんがいた。
いきなりこちらにやって来て、外国人向けのへんろ地図を開き、地図を見ながら一生懸命に説明してくれる。
どうやら、内子までJRを使い、そこから歩き出すようであった。
こちらは、遍路を終えて帰ることを伝えるが、伝わっただろうか。
後になって思えば、もう少し話をしてみれば良かったのだが、ほとんど外国の方と話をしたことが無いので、ビビッて逃げ腰になってしまった。
宇和島方面への列車が先に来たので、手を振ってお別れした。
本日のコースタイム
宇和島リージェントホテル7:42→7:45宇和島バスターミナル8:00→→8:24道の駅みま
道の駅みま8:24→8:51(41)龍光寺9:18→10:05(42)仏木寺10:42→11:33歯長隧道11:40→12:13歯長地蔵休憩所12:43→14:07(43)明石寺14:57→15:23卯之町駅
歩行距離:16.3km
歩数 :30008歩
最高気温:33.7℃
最低気温:25.6℃[宇和島市]
2019年11月23日
【3巡目-462】 43番明石寺 [2017年8月29日]〈その12〉
納経してもらおうとした矢先、団体さんがやって来て、どっさりと納経帳を出してしまった。
後ろに順番をつこうとしたが、疲れて立っているのがつらいことから、諦めて先程のベンチで待つことにした。
先にしてもらえないかなあ、と書いて欲しそうに待っていたら、納経所の方が気を利かせて呼んでくれ、割り込ませてくれたので助かった。
宇和島へのバスの時刻が迫っていたので、荷物を背負って出発した。が、最後のお寺で慌てて出立するのもなあ、と考え直し、数歩歩いて、ベンチへと戻った。
調べてみると、少しお金を足してJRの特急に乗っても、宇和島駅から、車を止めてある宿毛駅行きの、予定しているバスに乗ることが出来そうであり、そちらで帰ることにし、もう少しゆっくりお寺で過ごすことにした。
下の売店に行くと、以前と同じく愛想の良い店員さんがいた。飲み物とソフトクリームを買い、ベンチに戻って、遍路旅の余韻に浸りながらゆっくりと休む。
あと少し歩いて、今回の旅は終わる。
三泊四日の遍路旅となったが、短過ぎず長過ぎず、中身の濃い遍路旅が出来るなあ、という感じがした。
後ろに順番をつこうとしたが、疲れて立っているのがつらいことから、諦めて先程のベンチで待つことにした。
先にしてもらえないかなあ、と書いて欲しそうに待っていたら、納経所の方が気を利かせて呼んでくれ、割り込ませてくれたので助かった。
宇和島へのバスの時刻が迫っていたので、荷物を背負って出発した。が、最後のお寺で慌てて出立するのもなあ、と考え直し、数歩歩いて、ベンチへと戻った。
調べてみると、少しお金を足してJRの特急に乗っても、宇和島駅から、車を止めてある宿毛駅行きの、予定しているバスに乗ることが出来そうであり、そちらで帰ることにし、もう少しゆっくりお寺で過ごすことにした。
下の売店に行くと、以前と同じく愛想の良い店員さんがいた。飲み物とソフトクリームを買い、ベンチに戻って、遍路旅の余韻に浸りながらゆっくりと休む。
あと少し歩いて、今回の旅は終わる。
三泊四日の遍路旅となったが、短過ぎず長過ぎず、中身の濃い遍路旅が出来るなあ、という感じがした。
2019年11月21日
【3巡目-461】 43番明石寺へ [2017年8月29日]〈その11〉
お寺が近付いてくると、道は狭くなってくる。民家が道路際までせり出している。
車も通れる車道までやって来ると、(43)明石寺はもうすぐである。
ここからの坂道が結構きつい。踏ん張って一歩一歩進み、駐車場やお店がある一角に到着した。
お腹がすいていたので、以前ランチを食べたことがある食堂が開いていれば入ろうかとも考えていたのだが、営業している様子は無かった。もう辞めてしまったのだろうか。
土産物や遍路用品を売っている方の店は、開店していた。
石段を上り、午後2時を少しまわった頃、(43)明石寺に到着した。
大きな荷物を持った、外国人の二人組が休憩している。彼らが、先程の休憩所で聞いた、フランス人の二人組だろうか。
今日はもう少し先まで歩けるかと考えていたのだが、休憩しすぎたのか、思ったほど前に進めなかった。
今回の遍路旅は、ここで打ち止めにすることとした。
納経所前のベンチで一休みして、息を整えてからお参りする。
車も通れる車道までやって来ると、(43)明石寺はもうすぐである。
ここからの坂道が結構きつい。踏ん張って一歩一歩進み、駐車場やお店がある一角に到着した。
お腹がすいていたので、以前ランチを食べたことがある食堂が開いていれば入ろうかとも考えていたのだが、営業している様子は無かった。もう辞めてしまったのだろうか。
土産物や遍路用品を売っている方の店は、開店していた。
石段を上り、午後2時を少しまわった頃、(43)明石寺に到着した。
大きな荷物を持った、外国人の二人組が休憩している。彼らが、先程の休憩所で聞いた、フランス人の二人組だろうか。
今日はもう少し先まで歩けるかと考えていたのだが、休憩しすぎたのか、思ったほど前に進めなかった。
今回の遍路旅は、ここで打ち止めにすることとした。
納経所前のベンチで一休みして、息を整えてからお参りする。
2019年11月19日
【3巡目-460】 43番明石寺へ [2017年8月29日]〈その10〉
「民宿みやこ」が見えてきた。
宿を少し過ぎた辺りに、右の方へと入る道がある。
通常の遍路道は、もう少し先で右折だが、東海図版の地図に従ってこの道を歩いてみることにした。
少し道を間違えながらも進んで行く。
一ヶ所、道路脇の民家の敷地に、何かのお墓があった。字は読めなかったが、古い道を表すものだったのかも。
一般の遍路道に合流、道しるべがいくつも出ているが、今回は東海図版のルートで歩いてみることにしている。道しるべとは反対方向を歩くことまであった。
見覚えのある場所を通る。
確か二巡目に歩いた、民家の隙間を抜けるような道の入口であった。
ここもパスして、車道を進む。
門のようなものが見えてくる。卯之町の市街地への入口だろうか。
ここを右折して、宇和高校の横を左折、すぐにまた右折して、(43)明石寺へと向かった。
この辺り、色々なルートがあるが、道しるべを探しながら適当に歩いても、お寺へと到着出来そうである。
宿を少し過ぎた辺りに、右の方へと入る道がある。
通常の遍路道は、もう少し先で右折だが、東海図版の地図に従ってこの道を歩いてみることにした。
少し道を間違えながらも進んで行く。
一ヶ所、道路脇の民家の敷地に、何かのお墓があった。字は読めなかったが、古い道を表すものだったのかも。
一般の遍路道に合流、道しるべがいくつも出ているが、今回は東海図版のルートで歩いてみることにしている。道しるべとは反対方向を歩くことまであった。
見覚えのある場所を通る。
確か二巡目に歩いた、民家の隙間を抜けるような道の入口であった。
ここもパスして、車道を進む。
門のようなものが見えてくる。卯之町の市街地への入口だろうか。
ここを右折して、宇和高校の横を左折、すぐにまた右折して、(43)明石寺へと向かった。
この辺り、色々なルートがあるが、道しるべを探しながら適当に歩いても、お寺へと到着出来そうである。
2019年11月17日
【番外】 高速バス 金沢→岡山・広島線
こんばんは。
地元の新聞に、北陸地方と岡山・広島を結ぶ夜行バスが開設される、と記事が出ていました。四国行きに続き、西日本JRバスは積極的ですね。
今まで無かったのが不思議なくらいで、こちらは繁盛しそうな気がします。
よく考えると、四国行きは高松駅に立ち寄らないことから、岡山駅からJRを利用すれば、観音寺や善通寺などの香川県内や、愛媛県内へは、こちらの方が便利そうです。
徳島・高知へは四国行きを、香川・愛媛へは岡山行きを利用、と北陸から四国へ、益々歩き遍路に行きやすくなりました。
また、記事の中に、北陸⇔四国の高速バスの平均乗車率が60~70%、と好調のように書かれているのが嬉しいですね。
https://www.nishinihonjrbus.co.jp/news/11774/
タグ :歩き遍路
2019年11月15日
【3巡目-459】 道引大師、43番明石寺まで [2017年8月29日]〈その9〉
休憩所を出てからは、橋を渡って県道を進むのが一般的だが、東海図版の地図には、橋の手前で左折して、道引大師の前で県道に出るルートに赤い点線がある。
今回は、こちらの道を歩いてみることにした。
川に沿って、のどかな農道が続いていた。こちらを選んだほうが、気持ち良く歩けるだろう。遍路シールも貼ってあった。
橋を渡り県道へ。すぐに道引大師があった。木造の小さな小屋の中に、お大師さんがいるようである。
木の扉を開けてみると、燭台がたくさんあり、遍路ノートも置いてあった。中を見てみると、ここに泊めさせてもらった、という記述がある。
まさか、この小さな小屋に泊まれるはずはなく、どこかに野宿出来る場所があるのだろうか。
見渡した範囲では、どこにあるのか分からなかった。
道しるべに従って、旧道へと入る。
タモを持った小さな子が、一人で歩いている。セミでも捕まえに行くのだろうか。
40数年前の自分の姿のようである。
旧道から再び県道へ。合流地点には東屋があるが、先程休んだばかりなので通過する。
今回は、こちらの道を歩いてみることにした。
川に沿って、のどかな農道が続いていた。こちらを選んだほうが、気持ち良く歩けるだろう。遍路シールも貼ってあった。
橋を渡り県道へ。すぐに道引大師があった。木造の小さな小屋の中に、お大師さんがいるようである。
木の扉を開けてみると、燭台がたくさんあり、遍路ノートも置いてあった。中を見てみると、ここに泊めさせてもらった、という記述がある。
まさか、この小さな小屋に泊まれるはずはなく、どこかに野宿出来る場所があるのだろうか。
見渡した範囲では、どこにあるのか分からなかった。
道しるべに従って、旧道へと入る。
タモを持った小さな子が、一人で歩いている。セミでも捕まえに行くのだろうか。
40数年前の自分の姿のようである。
旧道から再び県道へ。合流地点には東屋があるが、先程休んだばかりなので通過する。
2019年11月13日
【3巡目-458】 歯長隧道、43番明石寺まで [2017年8月29日]〈その8〉
「四国のみち」にもなっている森の中の歩きの道を下り、車道へと出てきた。
砂利採取場のような所に、中学校の跡地の記念碑があった。
家も何も無い一帯で、不思議であった。
幅の広いヘアピンカーブで、歯長峠からの遍路道と合流、さらに下って行くと、橋の袂にお馴染みの東屋があった。
「お遍路さん、お茶どうぞ」と、大きな垂れ幕がぶら下がっていた。ちょうどここで休んでいくつもりだったので、立ち寄ることにした。
50代くらいの地元の方が、缶コーヒーやお茶、羊羹やアメなどを提供してくれていた。
毎週火曜日が仕事の休みとの事で、週に一回、この日にお接待しているそうで、たまたまその日に当たったようである。
今回の遍路旅では、今日の午前中に、逆打ちの外人の歩き遍路さんを見掛けただけである。
この方の話によると、お接待所開設前に1人が通過し、その後大学生の二人組とフランス人の二人組が立ち寄ったそうで、少ないながらも歩きの人はいるようであった。
昨日から誰とも出会っていなかったこともあってか、ペラペラと30分程も話をしてから、休憩所を後にした。
砂利採取場のような所に、中学校の跡地の記念碑があった。
家も何も無い一帯で、不思議であった。
幅の広いヘアピンカーブで、歯長峠からの遍路道と合流、さらに下って行くと、橋の袂にお馴染みの東屋があった。
「お遍路さん、お茶どうぞ」と、大きな垂れ幕がぶら下がっていた。ちょうどここで休んでいくつもりだったので、立ち寄ることにした。
50代くらいの地元の方が、缶コーヒーやお茶、羊羹やアメなどを提供してくれていた。
毎週火曜日が仕事の休みとの事で、週に一回、この日にお接待しているそうで、たまたまその日に当たったようである。
今回の遍路旅では、今日の午前中に、逆打ちの外人の歩き遍路さんを見掛けただけである。
この方の話によると、お接待所開設前に1人が通過し、その後大学生の二人組とフランス人の二人組が立ち寄ったそうで、少ないながらも歩きの人はいるようであった。
昨日から誰とも出会っていなかったこともあってか、ペラペラと30分程も話をしてから、休憩所を後にした。
2019年11月11日
【3巡目-457】 歯長隧道 [2017年8月29日]〈その7〉
しばらくは車道を歩き、歯長峠の入口を目指す。
進んでいるうちに、まさかのトンネルが見えてきた。どうやら、峠への入口を見落としてしまったようである。ボケーッと歩いていたのか。
仕方なく、そのままトンネルへと突入する。幅は狭いが、1.5車線になるように白線が引いてあることから、路側帯は広めである。
そこに前方から車がやって来た。存在に気付いてもらえるよう、道路の真ん中寄りを歩く。気付いてくれたようで、大きく間隔をとって走り去っていった。
歯長隧道を抜けると、工事現場にあるようなプレハブ小屋があり、お遍路さん休憩所となっていた。東屋もある。
辺りをウロウロ探索していると、通り掛かった車が止まり、分かる?、と声を掛けてくれた。迷っていると思ったようである。
ここからは、急な擬木の階段が続いていた。慎重に下る。
側溝に、小さなヘビかマムシらしき生き物がおり、こちらの歩調に合わせ、懸命に逃げ続けている。
急な階段の後も歩きの道が続くが、歩きやすい、とても良い道だった。
昔からの遍路道では無いと思うが、何かで使われた道なのだろうか。
進んでいるうちに、まさかのトンネルが見えてきた。どうやら、峠への入口を見落としてしまったようである。ボケーッと歩いていたのか。
仕方なく、そのままトンネルへと突入する。幅は狭いが、1.5車線になるように白線が引いてあることから、路側帯は広めである。
そこに前方から車がやって来た。存在に気付いてもらえるよう、道路の真ん中寄りを歩く。気付いてくれたようで、大きく間隔をとって走り去っていった。
歯長隧道を抜けると、工事現場にあるようなプレハブ小屋があり、お遍路さん休憩所となっていた。東屋もある。
辺りをウロウロ探索していると、通り掛かった車が止まり、分かる?、と声を掛けてくれた。迷っていると思ったようである。
ここからは、急な擬木の階段が続いていた。慎重に下る。
側溝に、小さなヘビかマムシらしき生き物がおり、こちらの歩調に合わせ、懸命に逃げ続けている。
急な階段の後も歩きの道が続くが、歩きやすい、とても良い道だった。
昔からの遍路道では無いと思うが、何かで使われた道なのだろうか。
2019年11月09日
【3巡目-456】 42番仏木寺、歯長隧道へ [2017年8月29日]〈その6〉
歯長峠方面へと向かう。
分岐には、久しぶりにたくさんの遍路シールが残っていた。
最近では、剥がされてしまったのか、めっきり少なくなってしまっている。
車道から歩きの道となる。勾配もきつくなってきた。
ここから車道に合流するまでは、野井坂でも成功した、根性作戦でいくことにした。
息が切れるのだが、根性で上っていく。
きつい坂の部分には石畳が残っていた。歩きやすい上り道が続くが、下り道になり、おやっと思ったら車道に到達した。
何とか休まずに車道まで出ることが出来た。ここで一休みする。
峠の方から車がやって来て、極端にスピードを落としている。お遍路さんがへばっている、と心配してくれているのだろうか。
ここから、しばらくは車道を進む。
今回は、これまで二度歩いている歯長峠はパスして、歯長隧道を歩くつもりである。
歯長峠は通行止になっていると聞いたような気もするので、入口に表示などあるかなあ、と上り口は確認しておこうと思っている。
分岐には、久しぶりにたくさんの遍路シールが残っていた。
最近では、剥がされてしまったのか、めっきり少なくなってしまっている。
車道から歩きの道となる。勾配もきつくなってきた。
ここから車道に合流するまでは、野井坂でも成功した、根性作戦でいくことにした。
息が切れるのだが、根性で上っていく。
きつい坂の部分には石畳が残っていた。歩きやすい上り道が続くが、下り道になり、おやっと思ったら車道に到達した。
何とか休まずに車道まで出ることが出来た。ここで一休みする。
峠の方から車がやって来て、極端にスピードを落としている。お遍路さんがへばっている、と心配してくれているのだろうか。
ここから、しばらくは車道を進む。
今回は、これまで二度歩いている歯長峠はパスして、歯長隧道を歩くつもりである。
歯長峠は通行止になっていると聞いたような気もするので、入口に表示などあるかなあ、と上り口は確認しておこうと思っている。
2019年11月07日
【3巡目-455】 42番仏木寺、43番明石寺まで [2017年8月29日]〈その5〉
(42)仏木寺に到着、参拝する。
数人の参拝客がお参りしていたが、途中から貸切となった。
誰もいなくなったことから、ふと思いついて、真ん中に立ってお経を唱えてみた。いつもはマナー通り、隅っこでお参りしていたので、たぶん初めてのことである。
納経所の場所が変更になっており、以前は納経所だったであろう古い建物が、再び使われていた。
確かこの建物には、古い写真が飾ってあったように思う。
参拝後は、山門を出てすぐの道路沿いの東屋で、缶コーヒーを飲みながらゆっくりと休憩する。
(42)仏木寺を出ると、そのまま県道を進むのが一般的かと思うが、正面の道を行く方のルートを歩いてみることにした。
高速道路の下をくぐってから、農道へと入る。
のどかな道が続き、少し遠回りになるかも知れないが、県道を歩くよりは楽しむことが出来た。
通常の道との合流地点は、県道のすぐ側だった。ここからは、山の方へと入って行く。
少し標高が上がり、「民宿とうべや」さんのある集落などの農村風景が美しい。しばらく見入ってしまった。
日向ぼっこをしている人の姿も遠目に見えている。
数人の参拝客がお参りしていたが、途中から貸切となった。
誰もいなくなったことから、ふと思いついて、真ん中に立ってお経を唱えてみた。いつもはマナー通り、隅っこでお参りしていたので、たぶん初めてのことである。
納経所の場所が変更になっており、以前は納経所だったであろう古い建物が、再び使われていた。
確かこの建物には、古い写真が飾ってあったように思う。
参拝後は、山門を出てすぐの道路沿いの東屋で、缶コーヒーを飲みながらゆっくりと休憩する。
(42)仏木寺を出ると、そのまま県道を進むのが一般的かと思うが、正面の道を行く方のルートを歩いてみることにした。
高速道路の下をくぐってから、農道へと入る。
のどかな道が続き、少し遠回りになるかも知れないが、県道を歩くよりは楽しむことが出来た。
通常の道との合流地点は、県道のすぐ側だった。ここからは、山の方へと入って行く。
少し標高が上がり、「民宿とうべや」さんのある集落などの農村風景が美しい。しばらく見入ってしまった。
日向ぼっこをしている人の姿も遠目に見えている。
2019年11月05日
【3巡目-454】 41番龍光寺、42番仏木寺へ [2017年8月29日]〈その4〉
(42)仏木寺へ向かう県道から少し外れ、右の方への道に入る。
東海図版の地図には、「分岐多く、県道をたどる方が無難」と書かれている。それなら行ってみよう、という事で、脇道へと入ってみた。
再び分岐があり、ほとんど読めなくなった道路標識があった。よく見ると、「明石寺12km、仏木寺1㎞」と記してあった。
旧道沿いには遍路石も発見、昔はこの道がメインルートだったのだろう。
バス停もあり、仏木寺へと向かうバスは、下の写真の、車のすれ違いも難しそうな狭い道を通るようであった。
道なりに進み、再び県道が見えてきた。
あっさり通過出来たなあ、と地図を確認すると、どこか手前に分岐があったようで、入り損ねてしまっていた。Uターンする。
先程あった、「正地」というバス停まで戻ると、細い脇道がある。地図ではこの辺りを入るようになっているので、行ってみることにした。
この道で合っていたようで、四国のみちの道しるべが見られるようになり、指示に従って分岐を進むと、ちょうど(42)仏木寺の横側に出てきた。
一旦県道に出て、お寺の正面へ。午前10時過ぎ、(42)仏木寺に到着した。
東海図版の地図には、「分岐多く、県道をたどる方が無難」と書かれている。それなら行ってみよう、という事で、脇道へと入ってみた。
再び分岐があり、ほとんど読めなくなった道路標識があった。よく見ると、「明石寺12km、仏木寺1㎞」と記してあった。
旧道沿いには遍路石も発見、昔はこの道がメインルートだったのだろう。
バス停もあり、仏木寺へと向かうバスは、下の写真の、車のすれ違いも難しそうな狭い道を通るようであった。
道なりに進み、再び県道が見えてきた。
あっさり通過出来たなあ、と地図を確認すると、どこか手前に分岐があったようで、入り損ねてしまっていた。Uターンする。
先程あった、「正地」というバス停まで戻ると、細い脇道がある。地図ではこの辺りを入るようになっているので、行ってみることにした。
この道で合っていたようで、四国のみちの道しるべが見られるようになり、指示に従って分岐を進むと、ちょうど(42)仏木寺の横側に出てきた。
一旦県道に出て、お寺の正面へ。午前10時過ぎ、(42)仏木寺に到着した。
2019年11月03日
【3巡目-453】 41番龍光寺、42番仏木寺へ [2017年8月29日]〈その3〉
(41)龍光寺に到着、参拝する。
一組、二組の参拝客が来ていた。納札入に、凄い注意書きが張られている。納札を持ち帰る行為をたしなめていた。
他にもあちこちに注意書きがあり、(80)国分寺を思い出してしまう。
誰でも受け入れてくれるお遍路なので、もう少し大きな心で参拝客を迎えて欲しいなあ、と思うのだが、逆にお遍路さんが、こうしたお寺も温かく受け入れるように、という事だろうか。何か変であるが。
本堂のさらに上にある、稲荷神社にも石段を上り、手を合わせた。こちらが元々、札所だったようである。
(41)龍光寺からは、横の駐車場の一角から小さな山を越える、歩きの道となる。
へんろ地図では、ちょうどページの境目となっていて分かりにくいのだが、二つのルートが書かれていることに、最近気が付いた。
山頂に休憩所があることにもなっている。今歩いている道には休む場所は無かったので、どういったルートなのだろうか、と気になっている。
森の中を通り抜け、麓の県道に下りてきた。そのまま歩いていれば自動的に(42)仏木寺に着くのだが、東海図版の地図に従い、別ルートを進むことにする。
一組、二組の参拝客が来ていた。納札入に、凄い注意書きが張られている。納札を持ち帰る行為をたしなめていた。
他にもあちこちに注意書きがあり、(80)国分寺を思い出してしまう。
誰でも受け入れてくれるお遍路なので、もう少し大きな心で参拝客を迎えて欲しいなあ、と思うのだが、逆にお遍路さんが、こうしたお寺も温かく受け入れるように、という事だろうか。何か変であるが。
本堂のさらに上にある、稲荷神社にも石段を上り、手を合わせた。こちらが元々、札所だったようである。
(41)龍光寺からは、横の駐車場の一角から小さな山を越える、歩きの道となる。
へんろ地図では、ちょうどページの境目となっていて分かりにくいのだが、二つのルートが書かれていることに、最近気が付いた。
山頂に休憩所があることにもなっている。今歩いている道には休む場所は無かったので、どういったルートなのだろうか、と気になっている。
森の中を通り抜け、麓の県道に下りてきた。そのまま歩いていれば自動的に(42)仏木寺に着くのだが、東海図版の地図に従い、別ルートを進むことにする。
2019年11月01日
【3巡目-452】 「道の駅みま」から、41番龍光寺、43番明石寺まで [2017年8月29日]〈その2〉
通常の遍路道との合流地点に、龍光寺への新しい標石が立っている。ここを左折する。
すると、前方からお遍路さんが歩いてくる姿が見えた。逆打ちだろう。
今回の遍路旅、4日目にしてようやく歩き遍路との遭遇である。
挨拶を交わしてすれ違う。髭をたんまり生やした、アラブ系の方だった。
後になって、もしかしたら道を間違えて反対方向に歩いていたのでは、と心配になったが、帰りのバスの車内から、松尾峠方面に向かって歩いている姿を目撃したので、逆打ちで間違いなかったようである。
見覚えのある、(41)龍光寺門前にある、長命水と書かれた大きな看板の店の前までやって来た。
店の壁には、菅直人元首相のお遍路写真が貼ってあった。
先日テレビで見掛けた時には、年を取ったなあ、という印象で、もう歩き遍路は出来そうにも無い雰囲気だった。
小さなお店や作業場が並ぶ門前街を通り、(41)龍光寺に到着となった。