2012年06月29日
結願しました。
みなさん、こんにちは。
2012年6月27日に(88)大窪寺を打ち、無事に四国遍路二巡目の結願となりました。
(62)宝寿寺から、別格も周りながらの12日間でした。
台風の影響で激しい雨の日もあり、梅雨らしい毎日でした。
翌日には、四国総奥之院と称されている「與田寺」を参拝し、昔のお遍路さんがここから船に乗ったという、三本松港まで歩いて今回の遍路旅を終えました。
前回同様、トピックス的に少しずつ紹介していきたいと思います。
2012年6月27日に(88)大窪寺を打ち、無事に四国遍路二巡目の結願となりました。
(62)宝寿寺から、別格も周りながらの12日間でした。
台風の影響で激しい雨の日もあり、梅雨らしい毎日でした。
翌日には、四国総奥之院と称されている「與田寺」を参拝し、昔のお遍路さんがここから船に乗ったという、三本松港まで歩いて今回の遍路旅を終えました。
前回同様、トピックス的に少しずつ紹介していきたいと思います。
2012年06月16日
【137】歩き遍路18日目〈その3〉[2012年4月7日]
←巡航船と乗船場所
確か、5分か10分前に船の所にいて下さい、との事だったので、一旦外に出て、缶コーヒーを飲みながら堤防の所で休憩とした。
その内、浦ノ内さんもやって来た。待合室暖かいよ、と声を掛けて頂いたので、中で休むことにした。
雑談をしていると、運転手さんが活動開始、発車時間も近付いてきたので外へ出た。
先程、宇佐大橋で追い越して行った女性二人と、近所の方らしきおばあさんがいた。昨日どこ泊まった?写真撮ってあげる!と陽気で元気なおばあさんである。折角なので、一枚、撮って頂いたのがこの写真である。
浦ノ内さんの話によると、この方が「汐浜荘」の女将さんだそうである。女性二人はお客さんで、見送りに来てくれていたようだ。
このお二人とはすでに何度か顔を合わせているようで、親子かと思ったが、たまたま一緒になったらしく、年配の方はタクシーなども使いながら周っているそうで、自分と年の近い感じの方は、今日、安和まで歩いて帰るそうである。
狭い入口から船に乗り込んだ。お客さんは、われわれ遍路4名のみである。船内で、代金620円を支払った。どこまで乗るか申告しなくても、お遍路さんは横浪まで、と向こうも分かっているようである。
支払いが終わった所で、いよいよ出航となった。ほのかな緊張感に包まれる。
いきなりですが、これから遍路に出掛けます。前回区切った、(62)宝寿寺から歩き始めます。別格にも足を伸ばしながら、一週間程度を予定しています。帰宅しましたら、また報告させて頂きます。
確か、5分か10分前に船の所にいて下さい、との事だったので、一旦外に出て、缶コーヒーを飲みながら堤防の所で休憩とした。
その内、浦ノ内さんもやって来た。待合室暖かいよ、と声を掛けて頂いたので、中で休むことにした。
雑談をしていると、運転手さんが活動開始、発車時間も近付いてきたので外へ出た。
先程、宇佐大橋で追い越して行った女性二人と、近所の方らしきおばあさんがいた。昨日どこ泊まった?写真撮ってあげる!と陽気で元気なおばあさんである。折角なので、一枚、撮って頂いたのがこの写真である。
浦ノ内さんの話によると、この方が「汐浜荘」の女将さんだそうである。女性二人はお客さんで、見送りに来てくれていたようだ。
このお二人とはすでに何度か顔を合わせているようで、親子かと思ったが、たまたま一緒になったらしく、年配の方はタクシーなども使いながら周っているそうで、自分と年の近い感じの方は、今日、安和まで歩いて帰るそうである。
狭い入口から船に乗り込んだ。お客さんは、われわれ遍路4名のみである。船内で、代金620円を支払った。どこまで乗るか申告しなくても、お遍路さんは横浪まで、と向こうも分かっているようである。
支払いが終わった所で、いよいよ出航となった。ほのかな緊張感に包まれる。
いきなりですが、これから遍路に出掛けます。前回区切った、(62)宝寿寺から歩き始めます。別格にも足を伸ばしながら、一週間程度を予定しています。帰宅しましたら、また報告させて頂きます。
2012年06月14日
【136】歩き遍路18日目〈その2〉[2012年4月7日]
旧へんろ道を通り、麓の集落に降りてきたが、一体自分は今どこにいるのか分からなくなってしまった。
T字路となり、とりあえず右に行き道なりに進むと、宇佐大橋の袂に出た。昨日、旧へんろ道の看板を見かけた場所だ。
どうやら、山を下りて、井尻の集落に出たようだった。
欄干が低く少々怖い宇佐大橋を渡る。後から人の気配がし、ドンドン近付いてくるので道を譲った。女性の二人組で、巡航船でも一緒になった。
向かいからは、お遍路さん二人とすれ違った。あいさつを交わしてすれ違う。その内の一人は、必死の形相で歩いている。この方が、明日知り合うことになる和歌山のHさんだ。
巡航船の乗り場がどこか分からないが、へんろ地図の「船付場」というバス停の辺りだろうと見当を付けて、注意深く歩く。
須崎市に入って、バスの出張所を過ぎると程なく、「埋立市営巡航船のりば」という杭が立っているのを発見した。よく見ていないと気付かずに通り過ぎてしまいそうである。
しかしそこは水産工場らしき建物があるだけである。が、よく見ると、敷地の奥に何か張り紙がある。赤い矢印が書いてあり、そこを通るようである。指示通りに進んでみると、ありました!
マッチ箱のようなかわいらしい建物、「埋立市営巡航船待合室」と看板が掛けられているので、どうやらここで間違いないようだ。
おそるおそる扉を開けてみると‥‥野宿のお兄さん? らしき先客の方がいらっしゃる。それにしては荷物が無いなあ、などと考えていたら、その方が乗船の案内をしてくれた。
どうやら、この方が巡航船の運転手さんのようだ。
T字路となり、とりあえず右に行き道なりに進むと、宇佐大橋の袂に出た。昨日、旧へんろ道の看板を見かけた場所だ。
どうやら、山を下りて、井尻の集落に出たようだった。
欄干が低く少々怖い宇佐大橋を渡る。後から人の気配がし、ドンドン近付いてくるので道を譲った。女性の二人組で、巡航船でも一緒になった。
向かいからは、お遍路さん二人とすれ違った。あいさつを交わしてすれ違う。その内の一人は、必死の形相で歩いている。この方が、明日知り合うことになる和歌山のHさんだ。
巡航船の乗り場がどこか分からないが、へんろ地図の「船付場」というバス停の辺りだろうと見当を付けて、注意深く歩く。
須崎市に入って、バスの出張所を過ぎると程なく、「埋立市営巡航船のりば」という杭が立っているのを発見した。よく見ていないと気付かずに通り過ぎてしまいそうである。
しかしそこは水産工場らしき建物があるだけである。が、よく見ると、敷地の奥に何か張り紙がある。赤い矢印が書いてあり、そこを通るようである。指示通りに進んでみると、ありました!
マッチ箱のようなかわいらしい建物、「埋立市営巡航船待合室」と看板が掛けられているので、どうやらここで間違いないようだ。
おそるおそる扉を開けてみると‥‥野宿のお兄さん? らしき先客の方がいらっしゃる。それにしては荷物が無いなあ、などと考えていたら、その方が乗船の案内をしてくれた。
どうやら、この方が巡航船の運転手さんのようだ。
2012年06月12日
【135】歩き遍路18日目〈その1〉[2012年4月7日]
朝食は6時45分からだった。開始早々、次々と宿泊客がやって来た。みなさん、早くから起きているものである。
歩きの人はいるのかどうか分からなかったが、出発の時、ロビーでお一人見かけたので、あいさつをして出発した。
昨日の山道を再び下り、朝の7時半過ぎに(36)青龍寺に到着した。今回初の札所だ。
朝青龍が高校時代にトレーニングしたという、急な長い石段を上って、本堂・大師堂に参拝した。
青龍寺を出発すると、県道に出る前に、旧へんろ道の看板が立っていた。浦ノ内湾の巡航船の出発時刻は10時5分、まだ時間に余裕があるので通ってみることにした。
手作りの素朴な看板が、あちこちに立てられている。きっと地域に、熱心な方がいらっしゃるのだろう。こういった道は、出来るだけ利用していくようにしたい。
この道は山越えをするので、木々の隙間から海沿いの県道が見えたり、もちろん海を眺めることも出来た。
峠を越え、下りになると、向こうから人がやって来てビックリしてしまった。
地元の方で、毎日この道を往復しているそうだ。以前は車道を歩いていたが、今はこの道を通っている、いつもは何人か連れ立って歩いているが、今日はたまたま一人、との事だ。
後で聞いた話では、浦ノ内さんも少し後ろを歩いていたようで、この方に出会ったそうだ。今日は3人もお遍路さんに会った、と驚いていたそうだ。あまりこの道を歩く人はいないのだろうか。自分の前にも女性のお遍路さんが歩いていたらしい。
歩きの人はいるのかどうか分からなかったが、出発の時、ロビーでお一人見かけたので、あいさつをして出発した。
昨日の山道を再び下り、朝の7時半過ぎに(36)青龍寺に到着した。今回初の札所だ。
朝青龍が高校時代にトレーニングしたという、急な長い石段を上って、本堂・大師堂に参拝した。
青龍寺を出発すると、県道に出る前に、旧へんろ道の看板が立っていた。浦ノ内湾の巡航船の出発時刻は10時5分、まだ時間に余裕があるので通ってみることにした。
手作りの素朴な看板が、あちこちに立てられている。きっと地域に、熱心な方がいらっしゃるのだろう。こういった道は、出来るだけ利用していくようにしたい。
この道は山越えをするので、木々の隙間から海沿いの県道が見えたり、もちろん海を眺めることも出来た。
峠を越え、下りになると、向こうから人がやって来てビックリしてしまった。
地元の方で、毎日この道を往復しているそうだ。以前は車道を歩いていたが、今はこの道を通っている、いつもは何人か連れ立って歩いているが、今日はたまたま一人、との事だ。
後で聞いた話では、浦ノ内さんも少し後ろを歩いていたようで、この方に出会ったそうだ。今日は3人もお遍路さんに会った、と驚いていたそうだ。あまりこの道を歩く人はいないのだろうか。自分の前にも女性のお遍路さんが歩いていたらしい。
2012年06月10日
【134】歩き遍路17日目〈その5〉[2012年4月6日]
(36)青龍寺から本日の宿「国民宿舎土佐」までは、あと700メートル。もう一踏ん張りして、山道を上らなければならない。
宿の予約は、出発前にインターネットでしておいたのだが、7年前に電話で予約した時には、連絡をくれれば青龍寺まで迎えに行きます、との事だったので、疲れた時にはお願いしてみたらいいかも知れません。
鬱蒼とした森の中を歩く。もう数十分遅かったら、暗くて道が分からなくなっていたかも知れない。
車道に出ると、まだ空は明るくてホッとする。さらにきつい坂道を上って、「国民宿舎土佐」に到着した。
7年前は、2500円の相部屋をお願いしたが、今回は普通の個室を予約した。
ロビーは新しい感じがするが、部屋はやや古い感じがした。海側の部屋だったので、外の眺めは素晴らしい。
本当はもう少し早く到着して、展望露天風呂に入ろうかと思ったが、ちょっと難しそう。
夕食は19時半がラストオーダーとの事で、風呂は後にして、先に食事をすることにした。
前回は、親しくなった歩きの方と一緒に泊まったので、良い思い出となっていた宿だったが、一人で食事をしたりさみしく過ごすとまた、印象も違ってくる。
国民宿舎土佐:一泊二食 6800円
※洗濯機200円・乾燥機30分100円・洗剤50円。冷蔵庫なし・洗面あり・トイレ共同。自販機・大浴場あり。全室禁煙、ロビーで。朝食は6時45分から。
本日のコースタイム
土佐市役所前バス停14:52→16:26塚地峠→18:09(36)青龍寺→18:24国民宿舎土佐
歩行距離:11.3km
歩数 :27354歩
最高気温:15.6℃
最低気温:10.7℃[須崎市]
宿の予約は、出発前にインターネットでしておいたのだが、7年前に電話で予約した時には、連絡をくれれば青龍寺まで迎えに行きます、との事だったので、疲れた時にはお願いしてみたらいいかも知れません。
鬱蒼とした森の中を歩く。もう数十分遅かったら、暗くて道が分からなくなっていたかも知れない。
車道に出ると、まだ空は明るくてホッとする。さらにきつい坂道を上って、「国民宿舎土佐」に到着した。
7年前は、2500円の相部屋をお願いしたが、今回は普通の個室を予約した。
ロビーは新しい感じがするが、部屋はやや古い感じがした。海側の部屋だったので、外の眺めは素晴らしい。
本当はもう少し早く到着して、展望露天風呂に入ろうかと思ったが、ちょっと難しそう。
夕食は19時半がラストオーダーとの事で、風呂は後にして、先に食事をすることにした。
前回は、親しくなった歩きの方と一緒に泊まったので、良い思い出となっていた宿だったが、一人で食事をしたりさみしく過ごすとまた、印象も違ってくる。
国民宿舎土佐:一泊二食 6800円
※洗濯機200円・乾燥機30分100円・洗剤50円。冷蔵庫なし・洗面あり・トイレ共同。自販機・大浴場あり。全室禁煙、ロビーで。朝食は6時45分から。
本日のコースタイム
土佐市役所前バス停14:52→16:26塚地峠→18:09(36)青龍寺→18:24国民宿舎土佐
歩行距離:11.3km
歩数 :27354歩
最高気温:15.6℃
最低気温:10.7℃[須崎市]
2012年06月08日
【133】歩き遍路17日目〈その4〉[2012年4月6日]
気が付くと、ゆっくり歩いていた浦ノ内さんは、自分と同じペースで歩いている。肉刺の痛みが無くなってきたようだ。肉刺が出来ると、休憩直後が一番痛いが、歩いているうちに段々痛みが麻痺してきて、痛みを感じなくなる。
宇佐大橋を渡り終えるとすぐに、わりと新しい、旧へんろ道への看板が出ていた。急な坂道、と書いてある。今日は時間が押しているので難しいが、こういった道は一度歩かないと気が済まないタイプなので、明日時間があれば、通ってみたい。
明日、浦ノ内さんは浦ノ内湾の巡航船に乗るそうだ。そうそう、巡航船がある事を忘れていた。10時5分の便に乗るとの事。
明朝7時半に宿を出て、(36)青龍寺を参拝し‥‥と時間配分を考えてみると、9時半頃には船着き場に行けそうである。自分も利用させてもらうことにした。
海岸沿いにトイレが見えてきたので、ここで一息つくことにし、「三陽荘」に泊まるという浦ノ内さんとお別れした。既に夕方6時近くとなっているが、今日の宿は「国民宿舎土佐」なので、遅く到着しても大丈夫だろう。
広い道から右折して、(36)青龍寺へ向かう細い道へと入る。
以前とは雰囲気が変わったような気がする。ススキ野原だった池の周りに、舗装路が出来ており、随分と整備されたような感じだ。
少々薄暗くなった頃、青龍寺に到着した。夕方6時を過ぎているので、明日参拝することにしよう。宿は7年前にも泊まった「国民宿舎土佐」。もうひと踏ん張り、山を登らなければならない。
宇佐大橋を渡り終えるとすぐに、わりと新しい、旧へんろ道への看板が出ていた。急な坂道、と書いてある。今日は時間が押しているので難しいが、こういった道は一度歩かないと気が済まないタイプなので、明日時間があれば、通ってみたい。
明日、浦ノ内さんは浦ノ内湾の巡航船に乗るそうだ。そうそう、巡航船がある事を忘れていた。10時5分の便に乗るとの事。
明朝7時半に宿を出て、(36)青龍寺を参拝し‥‥と時間配分を考えてみると、9時半頃には船着き場に行けそうである。自分も利用させてもらうことにした。
海岸沿いにトイレが見えてきたので、ここで一息つくことにし、「三陽荘」に泊まるという浦ノ内さんとお別れした。既に夕方6時近くとなっているが、今日の宿は「国民宿舎土佐」なので、遅く到着しても大丈夫だろう。
広い道から右折して、(36)青龍寺へ向かう細い道へと入る。
以前とは雰囲気が変わったような気がする。ススキ野原だった池の周りに、舗装路が出来ており、随分と整備されたような感じだ。
少々薄暗くなった頃、青龍寺に到着した。夕方6時を過ぎているので、明日参拝することにしよう。宿は7年前にも泊まった「国民宿舎土佐」。もうひと踏ん張り、山を登らなければならない。
2012年06月06日
【132】歩き遍路17日目〈その3〉[2012年4月6日]
焼坂峠を越え、宇佐の町に着くが、道路工事中のため右方向へ迂回、指示通りに進む。
こういった時は、その内、誘導の案内が無くなり、どっちへ進んだらいいのか分からなくなることが多いなあ、と思っていたら、予想通りとなった。
宇佐大橋を通り過ぎたら困るので、適当な場所で左折して、大通りに出た。
もうとっくに先へ進んでいるかと思っていた、浦ノ内さんが前を歩いている姿が見えた。
宇佐大橋に差し掛かった所で追いつき、しばらく同行した。
浦ノ内さんは変わった周り方をしており、基本的には車中泊をしているそうだ。一日歩いた後は、JRなどを使って車を置いてある場所に戻り、再び今日歩き終えた辺りの場所に戻ってきて車中泊。
高知市内からこの辺りに掛けては、並行する交通機関が無かったため、宿に泊まっているそうだ。明日、須崎まで歩いてから、安芸の辺りの道の駅に置いてある車を取りに行くとの事である。
自分も車で四国入りすることが多いので、そういった方法があることも分かっていたが、宿に泊まっての他のお遍路さんとの交流は出来ないし、車を使うことは何となく現実の世界に戻されそうな感じがして、実行していない。
浦ノ内さんは、車を使っているので、毎日お接待のお菓子を配ることが出来ると話していた。ここ何日かは宿に泊まっているので持っていたお菓子もなくなり、反射タスキを買って、お接待していた。
いつもは一日に40㎞ペースで歩いており、たくさんのお遍路さんを追い抜くからお接待が出来る。今回は出来れば88番まで行きたい、と話していた。
こういった時は、その内、誘導の案内が無くなり、どっちへ進んだらいいのか分からなくなることが多いなあ、と思っていたら、予想通りとなった。
宇佐大橋を通り過ぎたら困るので、適当な場所で左折して、大通りに出た。
もうとっくに先へ進んでいるかと思っていた、浦ノ内さんが前を歩いている姿が見えた。
宇佐大橋に差し掛かった所で追いつき、しばらく同行した。
浦ノ内さんは変わった周り方をしており、基本的には車中泊をしているそうだ。一日歩いた後は、JRなどを使って車を置いてある場所に戻り、再び今日歩き終えた辺りの場所に戻ってきて車中泊。
高知市内からこの辺りに掛けては、並行する交通機関が無かったため、宿に泊まっているそうだ。明日、須崎まで歩いてから、安芸の辺りの道の駅に置いてある車を取りに行くとの事である。
自分も車で四国入りすることが多いので、そういった方法があることも分かっていたが、宿に泊まっての他のお遍路さんとの交流は出来ないし、車を使うことは何となく現実の世界に戻されそうな感じがして、実行していない。
浦ノ内さんは、車を使っているので、毎日お接待のお菓子を配ることが出来ると話していた。ここ何日かは宿に泊まっているので持っていたお菓子もなくなり、反射タスキを買って、お接待していた。
いつもは一日に40㎞ペースで歩いており、たくさんのお遍路さんを追い抜くからお接待が出来る。今回は出来れば88番まで行きたい、と話していた。
2012年06月05日
【131】歩き遍路17日目〈その2〉[2012年4月6日]
ゆっくりと歩いている浦ノ内さんと別れ、先に進みました。
塚地峠の手前に休憩所があるので一服です。東屋ではなく、日当たりのよい「大師の水」の辺りの石の上に座って休憩しました。
休んでいると、写真を撮らせて下さい、と車で来ていたおじさんがやって来ました。まあいいか、と被写体となりました。
塚地峠の峠の所からほんのちょっと脇道を上がると、宇佐の町が一望できる眺めのいい場所があるよ、と教えて頂きました。
一巡目の時は塚地峠を歩いたので、今回はトンネルを通ろうかと思っていたのですが、そう聞くと行ってみたくなり、峠越えをすることにしました。
その内、浦ノ内さんもやって来ました。足の調子が悪いので、トンネルを通るそうです。
峠への山道に入ります。途中、石畳になっている所もあり、歴史を感じさせます。
それ程きつい道ではなくスイスイと上り、15分程で峠にたどり着きました。
ここから右へ登っていく道に入ると、すぐに眺めのいい場所に到着しました。遠くに宇佐の町や海、これから渡る宇佐大橋まで見えます。
峠へ戻り、麓へと降りていきます。途中で変な足の動きをしてしまった、というかちょっとした拍子に、左膝の外側に違和感が走りました。この先、足摺辺りまで下り坂になると膝の外側が少々痛むことが数日続いてしまいましたが、いつの間にか痛みも無くなり、一安心でした。膝を痛めると大変、油断大敵です。
塚地峠の手前に休憩所があるので一服です。東屋ではなく、日当たりのよい「大師の水」の辺りの石の上に座って休憩しました。
休んでいると、写真を撮らせて下さい、と車で来ていたおじさんがやって来ました。まあいいか、と被写体となりました。
塚地峠の峠の所からほんのちょっと脇道を上がると、宇佐の町が一望できる眺めのいい場所があるよ、と教えて頂きました。
一巡目の時は塚地峠を歩いたので、今回はトンネルを通ろうかと思っていたのですが、そう聞くと行ってみたくなり、峠越えをすることにしました。
その内、浦ノ内さんもやって来ました。足の調子が悪いので、トンネルを通るそうです。
峠への山道に入ります。途中、石畳になっている所もあり、歴史を感じさせます。
それ程きつい道ではなくスイスイと上り、15分程で峠にたどり着きました。
ここから右へ登っていく道に入ると、すぐに眺めのいい場所に到着しました。遠くに宇佐の町や海、これから渡る宇佐大橋まで見えます。
峠へ戻り、麓へと降りていきます。途中で変な足の動きをしてしまった、というかちょっとした拍子に、左膝の外側に違和感が走りました。この先、足摺辺りまで下り坂になると膝の外側が少々痛むことが数日続いてしまいましたが、いつの間にか痛みも無くなり、一安心でした。膝を痛めると大変、油断大敵です。
2012年06月03日
【130】歩き遍路17日目〈その1〉[2012年4月6日]
土佐市高岡町を出発、用水を見ながら歩きます。この辺り、独特の風景で、何となく記憶に残っており懐かしいです。
歩きだして30分近く経ったでしょうか、川沿いに桜並木が続いていました。高知ではもう桜が咲き始めていました。
金沢では、とても桜が咲くような雰囲気では無かったので、日本列島の細長さを実感しました。
橋を渡り終えると、いきなり前方に歩いているお遍路さんを発見。
今回、初めて見かける歩き遍路さんです。足を痛めているようですぐに追いつきました。
自分より少し年上のまだ若い感じの方でしたが、確か、子供の頃は電化製品が無かったという話をしていた気がするので、ずっと年上の方かも知れません。
四国は何巡か歩かれているようで、今まで肉刺など出来たことが無かったが、今回なぜか出来てしまい痛い、との事でした。
この方とは、一緒に浦ノ内湾の巡航船に乗ることにもなるのですが、どこから来られたのかも、名前も聞いていませんので、「浦ノ内さん」としたいと思います。
先に進もうとすると、出会った歩き遍路さんにお接待をしているそうで、いつもはお菓子の詰め合わせを配っているが、今回は100円ショップで買ったという反射タスキを頂きました。トンネルで使って下さい、との事で、ありがたく頂きました。何ともすごい方がいらっしゃるものです。
歩きだして30分近く経ったでしょうか、川沿いに桜並木が続いていました。高知ではもう桜が咲き始めていました。
金沢では、とても桜が咲くような雰囲気では無かったので、日本列島の細長さを実感しました。
橋を渡り終えると、いきなり前方に歩いているお遍路さんを発見。
今回、初めて見かける歩き遍路さんです。足を痛めているようですぐに追いつきました。
自分より少し年上のまだ若い感じの方でしたが、確か、子供の頃は電化製品が無かったという話をしていた気がするので、ずっと年上の方かも知れません。
四国は何巡か歩かれているようで、今まで肉刺など出来たことが無かったが、今回なぜか出来てしまい痛い、との事でした。
この方とは、一緒に浦ノ内湾の巡航船に乗ることにもなるのですが、どこから来られたのかも、名前も聞いていませんので、「浦ノ内さん」としたいと思います。
先に進もうとすると、出会った歩き遍路さんにお接待をしているそうで、いつもはお菓子の詰め合わせを配っているが、今回は100円ショップで買ったという反射タスキを頂きました。トンネルで使って下さい、との事で、ありがたく頂きました。何ともすごい方がいらっしゃるものです。