2021年08月11日

【3巡目-663】 曼陀峠、66番雲辺寺へ [2019年8月5日]〈その6〉

車道に出ると、民家や畑があり、四国のみちの立杭もある。
どうやら、七田集落からここまで、この車道が続いていて、草ボーボーが嫌なら、こちらからも上がれるようである。

土の道は10分ちょっとだけで、ここから峠近くまでは、意外なことに舗装路が続くことになる。と言っても、一台も車は通らなかった。急な上りは無く、じわじわと標高を稼いでいく。

麓の七田集落から1時間程歩いた所で分岐となり、林道から離れて歩きの道となる。

5分程で峠となった。小さなお地蔵さんや四国のみち関連の立杭などがある。

へんろ地図では「曼陀峠」となっているが、立っている説明板では「境目」となっており、曼陀の文字はどこにも無い。
どちらが正しいのだろうか。

ここからずっと降りた車道沿いの何でもない場所に「曼陀峠」の説明版があって、どこがどうなっているのか分からなかった。

峠を越えたので、しばらくは歩きの下り道が続く。せっかく稼いできた標高を下げてしまうのが悔しい。
へんろ地図で③番の境目峠かららしき道が合流してくると、再び車道となった。  


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2021年08月08日

【3巡目-662】 曼陀峠、66番雲辺寺へ [2019年8月5日]〈その5〉

(66)雲辺寺への遍路道は3つある。

一般的なのは、「民宿岡田」のある佐野を経由する道だろうと思うが、これまで二度歩いていることから、今回はへんろ地図に本来の遍路道、と書かれている①番の「曼陀峠道」経由で雲辺寺を目指すことにしている。

曼陀峠への分岐の国道沿いに、石川酒店の看板がある。
酒屋はやってないだろうが、自販機くらいはあるだろう、ようやく水分補給が出来る、と喜んで近付いてみると、壊れた自販機が置いてあるだけだった。

水分は持参しているものの、手持ち分だけではちょっと不安である。と言っても、この周囲に自販機は無さそうである。いざとなったら沢水を、の覚悟で、山道に突入することにした。

しばらく狭い車道を進むと、山道への入口となった。突き当りに、随分と大型の遍路石が見えている。松山付近でよく見られるような大きさだった。

最初はコンクリートで固めてあったが、しばらくして土の道となる。
予想通り草ボーボーだったが、覚悟はしていたから草むらに突入する。
一度、小さな林道を横断し、再び山道に入ると、車道に出て来た。  


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2021年08月05日

【3巡目-661】 曼陀峠、66番雲辺寺へ [2019年8月5日]〈その4〉

別格の椿堂付近を過ぎ、ゆるやかな上りが続く国道を進む。
「ヘンロ小屋第37号しんきん庵・法皇」が見えてきた。折角なので、一休みさせてもらう。

高床式倉庫のようになっているので、石段を上がらなければならない。ここに限らないのだが、脚が疲れている歩き遍路に、なぜ階段のある休憩所を造るのだろうか、とかねがね疑問に思っていた。

ヘンロ小屋プロジェクトの紹介によると、国道の騒音を避けるように中二階の構造です、と書かれていた。野宿をするお遍路さんのために高い所に休憩所があるのだろうか。

遍路ノートが置いてあり、一筆書かせてもらった。前の書き込みは8月○日となっていた。歩いている方を全く見掛けないが、少なからずいらっしゃるようである。

ヘンロ小屋を出発し、山の方に向かって国道を進む。分岐があり、左の方が旧道で、七田の集落を通って曼陀峠への道っぽくみえる。
しかし、遍路シールなど何も無い。剥がされたのかなあなどと思いつつ、左の方へと入ってみた。

何軒かの民家を過ぎると、再び国道が近付いてきた。
ここにちゃんとへんろ道保存協力会の立杭があり、曼陀峠への案内もあった。もう案内も無い廃道になってしまったのかと思ってしまった。  


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2021年08月02日

【3巡目-660】 曼陀峠、66番雲辺寺、「民宿青空屋」まで [2019年8月5日]〈その3〉

国道を延々と進む。太陽が照り付け、暑さでだんだんとバテてくるが、まだまだ元気である。

国道沿いにバス停がある。
先程、朝のラッシュ時間にも関わらず空っぽのバスが通り過ぎていったのが気になっていたのだが、時刻表を見てみると、一日一本しかないバスだった。それでも誰も乗っていなかったのだろうか。

以前は、「民宿岡田」のある佐野集落を通って徳島の池田まで走っていたはずだが、手前の七田までとなっていたから、県境で運行打ち切りとなってしまっているようである。一日一本では、区切り打ちに使うのも難しい。

へんろ地図にも載っている「しのはらストア」を過ぎると、民家も少なくなり、次第に田舎風になってきた。

少しずつ道に勾配もついてくるようになった。

ホテルから1時間40分程で、別格14番の常福寺(椿堂)のある辺りまでやって来た。自販機が並んでおり、大きな木の木陰で一休みすることにした。

ここの自販機で予備の水分を買っておくべきだったのだが、その後自販機が見付からなくなり、(66)雲辺寺への山道で苦労することになってしまう。  


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2021年07月30日

【3巡目-659】 「スーパーホテル四国中央」、曼陀峠、66番雲辺寺、「民宿青空屋」 [2019年8月5日]〈その2〉


ホテルを出発する。
昨日の内に(65)三角寺は打っているから、直接(66)雲辺寺へと向かう。今日は、「民宿青空屋」まで、約25kmの予定である。

もし、三角寺に寄らなければならなかったら厳しい一日になる所だったが、のんびり行っても大丈夫だろう、とちょっと余裕に感じてしまったために、後々大変な目に遭うことになる。

県道124号から、国道192号に入る。
朝の通勤ラッシュで車が多い。上分という場所になるが、まだまだ都会である。太陽の光が照り付け、とても暑い。

国道を進むが、この辺りにへんろ地図に掲載されている「一野屋旅館」があるはずである。

どんな宿なのかなあ、と気になっていたこともあり、事前に何となく場所は調べておいた。
国道から裏道へと入ってみると、住宅街の中に宿があった。古めかしい看板が掲げられている。

再び国道へと戻る。金田集落で、「土佐北街道」の看板があり、旧道へと入ってみる。古い商店がある旧道を進むが距離は短く、すぐに国道に合流となった。

国道沿いにファミリーマートがあるのが見えていたので、少し戻って立ち寄り、おむすびなどを購入した。  


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2021年07月27日

【3巡目-658】 「スーパーホテル四国中央」③ [2019年8月5日]〈その1〉

翌朝は6時5分に起床、食事の前に朝風呂を楽しませてもらう。4人ほどお客さんが入っていた。

朝食はバイキング形式、飲料は自販機が無料になっていた。種類も多く、たらふく、飲み食いする。

フロントにて、冷凍水を受け取る。昨夜の内に、2リットルのペットボトルの水を凍らせてもらえないか、とお願いしてみた所、承諾してくれていた。
昨日に続き、今日も道中、冷たい水を補給出来ることになり、とても助かった。

食事に時間が掛かり、午前7時20分過ぎ、ホテルを出発する。

鍵は無く、暗証番号で部屋へと出入りする形式だったため、チェックアウトはフロントにあいさつせずご自由に、ということだった。

今日も、予想最高気温が34℃と、暑い一日になる予報。

(66)雲辺寺へと向かうから、標高が高い分、少々気温は低いかも知れないが、上り道は身体に応えそうである。熱中症気味にならないことを願うのみである。  


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2021年07月21日

【3巡目-657】 「スーパーホテル四国中央」② [2019年8月4日]〈その16〉

部屋に入り一息ついてから、ホテル内を探検してみる。
コインランドリーは、まだ奇麗な洗濯機、乾燥機が3台ずつあり、申し分ない。洗剤は無料である。

自販機も十分で、アルコールもある。製氷機も設置してあり、夏場には有難い。

案内によると、朝食は6時半から8時半まで、と歩き遍路でも利用出来る時間設定であった。


大浴場があり、男女入れ替え制、と時間制限があり少々不便ではあるものの、無いよりはずっと良い。

早速、お風呂に入らせてもらい、今日一日の頑張りを労わせてもらう。

洗い場が5つ程の小さめではあったが、清潔感はあるしそれ程混雑しておらず、ゆっくりと浸かることが出来た。
朝風呂も楽しめるようになっている。





スーパーホテル四国中央:素泊まり(朝食無料) 6180円 *事前にネット予約  〈418号室〉
      ※洗濯機3台、100円・乾燥機3台、10分100円・洗剤、無料。
        自販機あり。朝食は6時半から。
    宿泊客:一般客、団体客多数。  


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2021年07月18日

【3巡目-656】 「スーパーホテル四国中央」① [2019年8月4日]〈その15〉

本日の宿「スーパーホテル四国中央」にチェックインした。

建物は大きく見えたが、ロビーはちょっと狭かった。
まだ新築で、清潔感がある。

奧の方に朝食のレストランに自販機、給水機などがあり、手前にエレベーターと階段、インターネットコーナーや自由に使える枕が置いてあった。

ちょうど、女子高生の団体が来てしまい、狭いロビーは大賑わいとなってしまった。チェックイン出来ず、しばらくパソコンを使わせてもらい時間を潰す。

予約状況を見ても空室がなかなか無いようで、かなりの人気ホテルのようであった。
こうした団体さんや、製紙工場への出張の方などが利用しているのだろうか、と想像してみる。

エレベーターがなかなか来ないので、4階の部屋まで階段を使う。炎天下の中を40km近く歩いて来たというのに、なかなか元気なものである。





本日のコースタイム
西条セントラルホテル5:59→6:02西条駅6:14→19→6:20中萩駅→山根ファミリーマート7:46→10:24土居・国道合流→15:03(65)三角寺15:49→16:31ジョイフル川之江店17:34→17:44スーパーホテル四国中央


歩行距離:38.9km
 歩数  :58411歩
最高気温:33.0℃
最低気温:25.1℃[新居浜市]  


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2021年07月15日

【3巡目-655】 65番三角寺、川之江へ [2019年8月4日]〈その14〉

高速バス停の立杭に従って進んで行くと、三島川之江インターバス停があった。

今回、ハービス大阪から乗車した高速バスがここに停車していたから、四国外からの区切り打ちには便利なバス停になるのだろう。

そして遠くに、今日の宿「スーパーホテル四国中央」が見えている。

大きな道路に沿って進み、宿の前までやって来た。午後4時半過ぎ、その向かいにある「ジョイフル川之江店」に入り、ようやくひと心地つく。
途中、自分にしては速いペースで歩き続けていたからか、早めの到着となった。

早速、生ビールを注文する。
大食いなので、ハンバーグ、サイコロステーキ、ライス大盛、納豆、サラダとたっぷり食べて、今日一日の空腹を満たした。

足の小指の裏がチクチクしていたのだが、靴下を脱ぐと、肉刺っぽくなっていた。最近の遍路では珍しい。

日曜日なので、どんどんお客さんが増えてくる。1時間程滞在して店を後にした。

宿に入る前に補食を買うためコンビニを探す。ホテルの周りをウロウロと探して歩いてみるが、ありそうで無かった。

大きな道路向かいにはイオンがあるが、さすがに遍路姿で入る勇気も無いし、駐車場が広くて、店の入口まで距離もある。諦めて、宿にチェックインすることにした。  
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2021年07月12日

【3巡目-654】 65番三角寺 [2019年8月4日]〈その13〉

(65)三角寺での参拝後、東屋で休んでいると、小さなリュックの持ち主がやって来た。

70才くらいのおじさんで、三島に住んでおり、毎日歩いて三角寺に通っているそうである。健康のためだろうか。
3年前の10月には通し打ちをした、との事で、しばし遍路談義を楽しんだ。

しばらく休憩してから、本堂からの別格13番仙龍寺への遍路道の入口を確認してみる。
以前あったはずの古い看板が消えており、ますます分かりづらくなっていた。この道も消えてしまう運命なのだろうか、と寂しくなった。

(65)三角寺を出立する。
途中まで来た道を戻り、高速インターの近くにある本日の宿「スーパーホテル四国中央」へと向かう。

宿の向かいにジョイフルがあるはずなので、ビールを飲んで腹いっぱい食べるのを楽しみに、もうひと踏ん張りする。

トコトコと山道を下り、来る時には30分以上掛かった道も、20分と掛からずに、太陽の家近くの分岐まで戻って来た。

「高速バス停」の立杭があちこちにあって、宿へはバス停を通るはずで指示に従う。この立杭は、区切り打ちするお遍路さん用なのだろうか、誰が設置してくれたのだろうか、と気になっている。  


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2021年07月09日

【3巡目-653】 65番三角寺へ [2019年8月4日]〈その12〉

車道を進むと、四国のみちの木杭があり、椿堂への道を案内していた。
(65)三角寺は直進だが、左折するように指示が出ている。

常福寺(椿堂)へは、確かこちらの方が昔からのルートになるはずだが、へんろ地図からも抹消され、歩くお遍路さんはほとんどいないのではないだろうか。
四巡目にはこちらの道を歩いてみよう、と考えている。

坂道が続く。手持ちの水分が少なくなっており、のどが渇いて大変である。水を飲みたいが、万が一に備え我慢する。あまり汗をかかないように、ペースを落としてゆっくりと進むようにした。

やはり夏場は、荷物になってでも水分をかなり多めに持参しなければならなかった。どこかに自販機くらいはあるだろうと、油断していた。
何とか坂道を歩き続け、午後3時過ぎに(65)三角寺に到着した。土道は無く、全て舗装路だった。

真っ先に、石段横の自販機に駆け寄ってアクエリアスを購入する。かなり危なかった。

すぐにお参りする元気も無く、石段の下の横の所で休憩する。
駐車場には観光バスが止まっている。団体さんを見掛けるのは、最近では結構珍しい。

5分程休憩して石段を上がって山門をくぐり、(65)三角寺の境内へと入った。

境内の東屋に荷物を下ろす。もう一つ、小さなリュックが置いてあった。歩き遍路さんがいるのだろうか。  


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2021年07月06日

【3巡目-652】 65番三角寺へ [2019年8月4日]〈その11〉

山道への分岐には、しっかりと目印があった。ここで腰を下ろして一休みすることにした。

遠くに見えている新しい住宅では、若そうなお父さんと小さな子供が触れ合っている。微笑ましい。

(65)三角寺に向かって山道になることもあり、水分を補給しておかねば、と自販機くらいはあるだろうと探しながら歩いていたのだが、一向に見付からなかった。

大きなペットボトルを持ってはいるものの、量は減ってきており、このままでは足りなくなりそうである。
Uターンして自販機探しをする気力も無く、不安になりながらも山道に突入した。

簡易舗装の道がグネグネと続いている。
へんろ地図ではきれいなUの字になっているが、実際はもっとくねった道が続いており、少し地図が違っているようであった。

十数分進むと、広めの車道に出て来た。
その車道を歩いていると、観光バスが通過していったのには驚いてしまった。
どうやら、この道は車遍路用の道だったようである。

歩き遍路の道の事しか頭に無かったが、よく考えてみれば車遍路の道があるはずで、それがこの道だったようである。  


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2021年06月30日

【3巡目-651】 65番三角寺へ [2019年8月4日]〈その10〉

(65)三角寺への分岐までやって来た。

へんろ地図ではここから二通りのルートがあり、ここで右折するのが本流なのだろうが、今回は「太陽の家」を通る方の道を歩いてみることにしている。

こちらを歩くお遍路さんはあまりいないだろう。一体、どんな道なのだろうか。
遍路シールの矢印は全て右に行くようになっているが、無視してそのまま直進する。

分岐がいくつかあるが、何とか遍路シールが残っていたりして、分かりにくい場所もありつつ、迷わずに進むことが出来た。

へんろ地図で「契橋」となっている場所辺りも、ちょっと気を付けないといけない場所だろうか。

何か由来のある橋かと思っていたが、普通の小さな橋のようである。

ここを渡ってちょっと行ってすぐ左折なのだが、曲がる場所に目印は無く、少し見渡すと協力会の立杭があって、こっちの道か、と分かった。

黒波瀬池に沿って進むと、太陽の家があった。周囲には、県営住宅のようなアパートや民家がポツポツとある場所である。
分岐があり、ここから少し山道へと入って行く。  


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2021年06月27日

【3巡目-650】 中萩駅から、松山自動車道側道経由、65番三角寺へ⑨ [2019年8月4日]〈その9〉


アップダウンのある側道に、午前中はわりと平気だったのだが、段々、堪えるようになってきていた。

少し高い所を歩いているから、眺めはまずまずだった。三島らしく、エルモアと大きな看板のある製紙会社の工場が見えている。

一旦、国道319号線に出る。国道を横切るとは思ってもみなかったので、ちょっと驚いた。と言っても、ほとんど車は通らなかったが。
数十m進んで、再び静かな側道となる。

三島公園の入口を過ぎ、坂を下ると、通常の遍路道に合流となった。
高速下をくぐると、T字路になっていて突き当りに立派な遍路石がある、お馴染みの場所である。

丁度、高架下のトンネルから、風が吹き抜けていて気持ちが良い。車道上ではあるが人影も無いので、ここで一休みさせてもらってから、また歩き出す。

早々に、墓地があって、「真念ゆかりの遍路道しるべ」の案内板があった。何でも、元の遍路道はこの墓地を入って行くそうであり、遍路シールも貼られていた。

こんな道があったとは知らなかった。通常の遍路道を歩くなら、ためしに通ってみてもよかったのだが、今回は、「福祉施設太陽の家」がある方の道を歩いてみるつもりだったことから、気になりながらもそのまま通過する。  
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2021年06月24日

【3巡目-649】 中萩駅から、松山自動車道側道経由、65番三角寺へ⑧ [2019年8月4日]〈その8〉


今日は日曜日、混雑する前に食事処に入りたい、と早めの速度で歩き続ける。

今だったらスマホで検索して間違いに気が付けたのだが、この頃はガラケー所持で、検索すると莫大な料金が掛かることから、どうにもならなかった。

国道沿いには、スーパーやコンビニなどが並んでいたが、一向にファミレスは見付からないまま、土居の市街地を抜けてしまった。

土居インター付近まで来ると、再び郊外型店舗が見られるようになってきたが、それでも見当たらなかった。

諦めて、これからの行程を考える。
三島まで頑張って歩いて食事をし、一旦、ホテルに立ち寄って荷物を置いてから(63)三角寺に向かう方法も考えたが、予定通り松山自動車道の側道に戻り、三角寺を打ってから、昼食と夕食を兼ねて豪勢に食事をすることにした。
今日泊まる、「スーパーホテル四国中央」の向かいに、ジョイフルがあるはずである。

「ロケットうどん」なるお店があり、バイクが団体で止まっている。もう正午過ぎとなってしまい、遍路姿一人で飲食店に入る勇気も無い。

コンビニに立ち寄って、パンやおにぎりを買って軽くお腹を満たしながら、国道をひたすら歩く。

寒川付近で再び旧道へと入り、遍路道に戻る。
前方からリュックを背負った歩きの方とすれ違う。お遍路さんなのかどうか分からなかった。

一番、高速道路と接近している場所で脇道へと入り、再び、松山自動車道の側道に戻って来た。

約9kmは側道を歩きそびれてしまった。四巡目には、残りの区間を歩くことにしたいなあ、と思う。  


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2021年06月21日

【3巡目-648】 中萩駅から、松山自動車道側道経由、65番三角寺へ⑦ [2019年8月4日]〈その7〉


標石はあったものの、何気ない小さな交差点だったが、そのまま高速道路の側道を進むには道なりでは無く、一旦右に入ってすぐに左へと行かなければならなかった。
ここが間違えやすい地点だろうか。へんろ地図の27.1K地点である。

遍路シールはあったものの、分かりにくい場所に貼ってあり、気付きにくかった。
そのまま道なりに進むと、へんろ地図の赤い点線の道となり、別格の延命寺への道となる。

実は、当初の計画では、高速道路の側道を延々と進むつもりだったのだが、行きの高速バスからこの側道を見ていたら、結構なアップダウンがある様子が窺えた。

この灼熱の時期に、ここを歩くのは不安になってしまい、一旦、途中で街に下りることにして、食料もそれ程持たずに歩いていた。

どこかお店で、生ビールを飲みながらゆっくり休憩したかったこともあり、側道から離れ、土居の市街へと向かうことにした。そのまま道なりに進む。

国道に出れば、食事場所はあるだろう。腹ごしらえをしてすぐに、適当な所で、松山自動車道の側道に戻る計画に変更する。

集落内を通り抜け、国道11号線に出て来た。午前10時半前である。

ここからはひたすら、国道歩きとなる。事前に調べた所では、土居付近にファミリーレストランがあるはずである。と思っていたら、勘違いしていたようだった。  
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2021年06月18日

【3巡目-647】 中萩駅から、松山自動車道側道経由、65番三角寺へ⑥ [2019年8月4日]〈その6〉


関の戸付近の写真の分岐で、一旦左方向に進んだが、引き返して、右側の高速道路に沿った道を選ぶ。

坂道を進むと、程なくして四国中央市に入ったようで、高速上に看板が出ているのが見えた。

先程までわりと貼ってあった遍路シールも、こちらの道に入ってからしばらくは見られなくなる。歩き遍路は関の戸付近で通常の遍路道に合流する、といったルート設定なのだろう。

もう少しすると、車遍路シールが登場するようになってくるから、この先のへんろ地図に引いてある、高速道路の側道の赤い線は、歩き遍路よりも車遍路のためのものではないだろうか。

と言っても、このような細道を通って(65)三角寺へ向かう車遍路さんなどいるとは思われず、何か理由があるはずなので、知りたい所である。

へんろ道保存協力会のいつもの立杭に、車遍路シールが貼ったものまで設置してあった。

適度にアップダウンを繰り返し、何度か高速道路の上や下を横断しながら進むと、広いグラウンドのある「やまじ風公園」が見えてくる。
ここから高度をグッと下げ、住宅街へと入って来た。

遍路石では無いが、標石があり、「左 伊予鉱山を経て別子山村道」とはっきりと読める。今はただの四つ角に見えるが、古くからの道の交差点だったようである。


  
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2021年06月15日

【3巡目-646】 中萩駅から、松山自動車道側道経由、65番三角寺へ⑤ [2019年8月4日]〈その5〉

農村部となり、視界が開けてきた。地元の方が集まって作業をしており、挨拶を交わす。へんろ地図では、ため池がある場所である。

お遍路さんの登場に、特に驚いている様子は無かった。この道を歩くお遍路さんはいるのかどうか、気になっている。

しばらくで再び、写真の通り、人の気配があまりしない側道となる。意外なことに、一部砂利道区間があった。

坂道を上りきると、高速道路を横断する別の車道と合流した。眺めが良く、景色を堪能しながら少し息を整える。

道は二方向に分かれ、一方はゴルフ場の入口となっており、ちょうど高級車が中へと走っていった。
こちらは「関の戸」方面の看板がある方に進む。

道を横断するようにレールが設置してあり、ちょうど、おもちゃのようなケーブルカーが、ゴルフをする人を乗せて通って行った。なかなか面白い。

ゴルフはしたことが無いので分からないが、ゴルフ場にはこういった乗り物があるものなのだろうか。

新居浜CCを過ぎ、しばらく歩くと、分岐があり、遍路シールは高速道路から離れ、内陸の方へと矢印が向いていた。指示に従うが、どうやらこのまま進むと、国道に出てしまい、通常の遍路道と合流してしまいそうである。引き返すことにした。  
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2021年06月12日

【3巡目-645】 中萩駅から、松山自動車道側道経由、65番三角寺へ④ [2019年8月4日]〈その4〉


松山自動車道の静かな側道を、へんろ地図を片手にのんびりと歩く。

遍路シールの指示に従って右折、高速道路の高架下をくぐると、わりと新しい家が立ち並ぶ住宅街となっていた。
久し振りに街中にやって来た印象である。

遍路シールはまたも右へ行くように貼られている。ずっと左、左へと進んで行くはずなのでおかしいなあ、間違いでは、としばらく悩んでしまう。

取り敢えず、指示通りに右方向に行ってみることにした。上り坂となっており、引き返すのは嫌だなあ、とトボトボ進んでみる。

へんろ地図を確認してみると、いつの間にか歩く方向が変わっていたようで、新居浜ICの取付道路の下をくぐり抜けていただけで、こちらの道で合っていたようである。

再び、人の気配がしない道となり、へんろ地図を片手に進んでいく。単調で退屈な道行を想像していたが、こっちかな、あっちかなと、道を探索しながら歩いているから、結構楽しかった。  
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2021年06月09日

【3巡目-644】 中萩駅から、松山自動車道側道経由、65番三角寺へ③ [2019年8月4日]〈その3〉


サイクリングロードは、へんろ地図で生協のスーパーがある所で終了となった。
この辺りに別子鉱山鉄道の山根駅があった、と説明版があった。

ここからは、そこそこ交通量のある道をしばらく進む。国領川の袂に、へんろ地図には載っていないファミリーマートがあり、ここのイートインにて腹ごしらえと少し休憩をさせてもらった。

国領川を渡ると、へんろ地図ではそのまま車道が続いているようになっているが、実際には車止めがあり、山根公園の中を通り抜ける形となっている。

何かイベントがあるのか、公園入口には人がたくさんおり、少々気恥ずかしかった。

広々とした公園の中を通り抜けると、集落の中を通り抜ける道となる。
そのまま道なりに進むと、右の方の道へと入るようにと、遍路シールが何枚か貼ってあった。

ここからは人気のない道となった。
全く車が通らない道かと思っていたら、偶に軽トラが走り去っていく。
高速道路は見えないが、走り去る車の音が響いており、後ろからの車の音が聞こえにくいので、注意が必要かも。  
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