2019年08月22日

【3巡目-418】 40番観自在寺へ [2017年8月26日]〈その9〉

土手の道に入ってすぐに、大正時代の標石が建っており、平城へ二十二丁、と書かれていた。
昔の橋はここにあったのだろう。

川へと降りる石段に腰掛けて休憩することにした。

川沿いということもあり、風が吹いて心地良い。夏遍路にとって、風はとても重要で、少々気温が高くても風が吹いていればしのぎ易くもなるが、30℃を超えなくても無風であれば、汗が滲み出てくる。

土手沿いの空き地では、小さな子どもを連れた親子が遊んでおり、微笑ましい。
次の遍路でこの街を訪れる頃には、あの子も小学生くらいになっているだろうか。

休憩しながら、明日の宿の予約をする。
二巡目の時には満室で泊まれなかった、「三好旅館」に連絡してみる。

明日は宿を休みにして外出予定、との事で、早い時間の到着でなければ、と泊めて頂けることになった。申し訳ない。
実は、食事が豪華、と聞いていたので、どうしても泊まってみたかったのである。

僧都川に沿って歩き、遍路シールの指示に従って、次の次の橋を渡る。
一直線先に、(40)観自在寺が見えている。

橋を渡り、交差点の信号下に標柱が並んでいるのが印象的である。ここからが門前街となるのだろうか。門前に、以前は無かった喫茶店というか、接待所のような場所が出来ていた。  


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2019年08月20日

【3巡目-417】 40番観自在寺へ [2017年8月26日]〈その8〉

港を過ぎると、国道56号線に向かってゆるやかな上り坂が一直線に続いている。
前を向くと滅入りそうなので、足元だけを見て、今日最後の上りと思い、脚を前に出す。

めでたく国道に出ると、早速、自販機でお茶を買って、喉を潤す。
国道を少し進むと、(40)観自在寺方面への旧道の入口となる。道端の花壇の端っこでちょっとだけ腰を下ろしてから、再び歩き始める。

住宅や小さな商店が並ぶようになる。
宇和島バスの城辺バスターミナルと、へんろ地図にも載っている、「城辺ビジネスホテル」があった。

ホテルの一階には、城辺名店街という昭和な空間があり、シャッターが下りつつ、営業している店も残っているようだった。

しばらくは城辺の市街地を通る。
両側に商店が並んでいるが、遠くのバイパス沿いには、大型店らしき看板がたくさん見えていたから、郊外店に押されて、さぞかし経営は大変だろう。

お遍路さん、休んでいって下さい、と場所を提供してくれているお店もあり、嬉しいものである。

大きな橋の袂に、川沿いの土手を行く、歩きの道がある。本来の遍路道は、旧道をそのまま進む道と思うが、今回はこの川沿いの道を歩くことにした。  
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2019年08月18日

【3巡目-416】 宿毛駅から、海岸廻り、40番観自在寺まで [2017年8月26日]〈その7〉

もうひと踏ん張りして、上り道を進む。休憩したばかりだったので、意外と頑張れた。
眼下には、ゴミ処理場だろうか、緑の森の中にポツンと巨大な施設があり、とても目立っていた。

次の峠らしき場所に到達する。
ここからは急な下りが続くようになる。緩やかな下りがダラダラと続けば嬉しいのだが、そう言う訳にもいかず、脚に力を入れながら山道を降りて行く。

峠から20分程で、ようやく麓の集落が見えてきた。狭い車道に沿って民家が並んでいる。久し振りの自販機があり、アクエリアスを購入した。

ちょうど、町営バスが向こうからやって来た。通り掛かったバス停で時刻表を見てみると、これから町の方へと向かう便がたまたまある。
利用しようか、と少し思ってしまった。

湾に沿った道となり、小舟がたくさん浮いている。この辺り、海は大きく活用されていて、とても賑やかである。
大きな船が泊まっている港が近付いてきた。自動網洗い機のような物もあって、稼働しており面白い。

バス停の丸太のようなベンチに腰掛けて、身体を反らせてリュックの重みを無くし、軽く一休みした。  
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2019年08月16日

【3巡目-415】 宿毛駅から、海岸廻り、40番観自在寺まで [2017年8月26日]〈その6〉

このような辺境の地にも、クロネコさんの宅急便が前方からやって来た。おつかれ様です。

県境から1時間ちょっと歩いて、ようやく眼下に何軒か家が並ぶ集落があった。
小さな校庭らしき場所も見られるので、きっと昔は分校があったのだろう。

ぽつぽつとあった民家も見られなくなり、峠越えとなる。
先日歩いた、三原村への道のように、樹木に覆われて日影が多い道かと思っていたが、全体を通して、真夏の日差しが突き刺す道であった。

上り道を頑張って歩き、ようやく峠らしき場所を通過する。下り道となり、ホッとする。

どこか休憩場所はないかと探し、道路が広くなっている場所の陰の部分で休ませてもらうことにした。

珍しく、三台続けて車が通って行った。子供の姿も見えたから、行楽客だろう。

休憩を終え、出発する。少し進むと、山の上の方に道路が見えている。もしかして、あそこを歩くのだろうか、とゾッとする。
もう上りは終わりかと思っていたが、ダブルトップのようにもう一山越えなければならない、と分かってしまい、げんなりしてしまった。  
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2019年08月14日

【3巡目-414】 宿毛駅から、海岸廻り、40番観自在寺まで [2017年8月26日]〈その5〉

県境付近に水産会社がある。その後は全く人の気配が無い道と想像していたが、民家が1~2軒、忘れた頃に現れる道となる。

道幅は思ったより広く、1.5車線程はあった。少しずつではあるが、拡幅工事もしているようである。ほとんど車は通らないので、海を眺めながら安心して歩く事が出来る。

寂しい道をテクテク歩いていると、犬の散歩をしていた地元の方と出会った。
この道を歩いているお遍路さんは珍しいと言う。
珍しい、という事は、少なからずいるのだろうか。実際にこの道を歩く人を見たことがあるのか、聞いてみればよかった。

工事で片側交互通行区間があり、警備の方に、近くに自販機はないか、尋ねてみる。

たまたま話を聞いていた作業員の方が、車で20分程行ったらあるかなあ、との事だった。歩いたら2~3時間だろうか。
実際に、この場所から3時間弱後だった。

対岸の大月方面になるのだろう、遠くの山には、風力発電の風車が並んでいる。海では何かを養殖しているのか、ブイが浮いていた。

1時間以上歩き続けて、道が広くなっている場所に荷物を広げて休憩した。10分程休んだが、車は一台も通らなかった。  


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2019年08月08日

【3巡目-413】 宿毛駅から、海岸廻り、40番観自在寺まで 〈その4〉[2017年8月26日]

果樹園の休憩所を出発する。
旧道へと戻り、丘を越える。雰囲気があって、良い道である。

次の集落が現れ、港には漁船が密集していた。
海を覗いてみると、水がわりと透き通っている。こういった場所は普通、水は緑にぬかるんでいるはずなので、驚いた。

港に沿って車道を歩くと、地元の方が立ち話をしていた。
挨拶をして、この先進めるか尋ねてみると、工事をしている箇所はあるが、歩きなら通してくれるだろう、との事であった。

郵便局の前を通り、藻津という集落に入る。別の港が現れ、こちらは広々としており、大型トラックの姿も見える。この狭い道を走れるのか、と不思議だった。

町外れまで来ると自販機がある。この先、おそらく自販機はほとんど無いだろうから、ここでミルクティーを買い、立ったまま飲む。

少し進むと、先程の県道と合流する。合流地点に運送会社があり、ここの自販機が最後で次に見掛けるのは3時間後であり、夏場は要注意である。

すぐに愛媛県との県境となった。城辺まで18km、との事である。歩いて5時間くらいだろうか。  


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2019年08月06日

【3巡目-412】 宿毛駅から、海岸廻り、40番観自在寺まで 〈その3〉[2017年8月26日]

県道から脇道が伸びている。
そのまま県道を進むと丘越えで味気無さそう、きっと脇道は旧道になるだろう、と思い、こちらに入ってみることにした。

こちらの道の方は、眺めも良く、味のある道が続き、正解だった。

宇須々木という集落で、海岸に出れそうな所があり行ってみると、港が広がっており、大きな案内板がある。太平洋戦争中にはここに海軍基地があった、との事である。

果樹園らしき場所にベンチがあったので、中に入って一休みさせてもらうことにした。ここで、今日の宿の予約を行う。

まずは、評判良さげな「民宿磯屋」に連絡してみる。お客さんが少ない時期は素泊まりでお願いしている、との事であった。

自分にとって宿に泊まるのは、夕食が目当てであり、貴重な栄養補給の機会でもあるので、お断りすることにした。

あと、知っている宿と言えば、二巡目に泊まった「山代屋旅館」である。電話してみると、今日は団体さんでいっぱい、と残念なお返事だった。

さて、困った。どこにしようか。
写真の、色々な宿で置かれている無料の冊子を持参していたので、ここに掲載されている「ホテルサンパール」に連絡してみた。
一泊二食付、遍路割引で7700円との事で、今日の宿泊をお願いした。泊まる宿が確保出来て良かった。  


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2019年08月04日

【3巡目-411】 宿毛駅から、海岸廻り、40番観自在寺まで 〈その2〉[2017年8月26日]

県道を進むと、片島フェリー乗り場の案内がある。
調べてみると、九州とのフェリーの発着場がここのようであった。

その先、ガソリンスタンドがあり、店員のおばちゃんが大きな声で、県道を行くのか、遍路道は山の方、と教えてくれる。

道を間違えていると思ったようで、山の道は何度か歩いているのでこちらの道を歩いている、とお伝えする。

遍路道を知っているということは、宿毛の方にとって、松尾峠はメジャーなのだろうか。

喉が渇いたので、自販機を見つける。アクエリアスの経口補水液が200円で販売されていた。

経口補水液は、ドラックストアでは見掛けるが、自販機にあるとは思わなかった。一本購入する。
熱中症の防止になることを思い出して、その後何度か購入することになった。

住宅が少なくなってきたな、と思った頃に、小学校が登場してきた。車がたくさん止まっており、家族の姿もたくさんあった。授業参観だろうか。

道路沿いに、ゲストハウスの看板がある。この辺りに宿泊施設があるのか、と帰宅後に調べてみたが、今月中に営業終了となっていた。  
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2019年08月02日

【3巡目-410】 宿毛駅から、海岸廻り、40番観自在寺まで 〈その1〉[2017年8月26日]

宿毛駅から車道を山の方に向かうとすぐに標識があり、県道7号線に出る事が出来た。

今回は、松尾峠でも国道でもなく、この海沿いに続く、県道7号線「宿毛城辺線」を歩くつもりである。

市販の地図を眺めていると、(40)観自在寺まで、細いグネグネ道が続いている。5km位は遠回りになるだろうか。それでも、これまで歩いたことが無い道を選んでみたいし、このグネグネが気になる。

しばらくは、片側一車線の広い道を進む。前回は、この道を少し進んでから松尾峠へと入っており、一度歩いているはずなのだが、ほとんど記憶に残っていない。

郊外の方に向かっていると、ガードレールにこんな手書きの案内が貼ってあった。

貼って日は経っているだろうが、まだ読むことが出来る。ここから、松尾峠への道と合流出来るようである。これは、地元の誰かが書いてくれたのだろうか。
こうした貼り紙は、なぜか嬉しい。もっと増えていかないだろうか。

さらに県道を進むと、遍路シールが右の方に誘導している。この道が二巡目に歩いた道である。
そう言えば確か、ここに来るまでの県道沿いに牛が飼われていたことを思い出したが、途中姿は見えなかった。
そのまま直進する。  


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2019年07月31日

【3巡目-409】 第27回 区切り打ち 出発[2017年8月25・26日]

午後3時半過ぎに金沢を出発。
自宅近くのインターから高速に乗ります。

すぐにペースメーカーのトラックが見付かり、時速90kmくらいで走ってくれるので、後ろを追いかけます。
山陽自動車道に入ってからも、丁度良い速度で走ってくれるトラックと遭遇、後ろに続いて快調に走れました。

気が付けば、一回休憩しただけで瀬戸大橋を渡り、四国に突入。豊浜SAで夕食としました。

今回の遍路旅の開始は宿毛駅ですが、日本地図を眺めていても、高知廻りと愛媛廻りのどちらから行った方が距離が短いのか分かりません。

とりあえず、行きは高知経由、帰りは愛媛経由とすることにしました。

7月と同じく、深夜1時過ぎ「道の駅ビオスおおがた」に到着し、車中泊。

翌日は朝8時過ぎに宿毛駅に到着、駐車場所は難なく確保出来ました。
遍路衣装を身に纏い、出立です。


コースタイム
自宅15:23→icon17→金沢東IC→icon17→(瀬戸大橋)→21:56豊浜SA22:39→icon17→四万十町中央IC→icon17→26日1:08道の駅ビオス大方7:11→icon17→8:10宿毛駅  
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