2022年08月31日

【3巡目-776】 88番大窪寺へ(旧へんろ道コース) [2020年8月30日]〈その14〉

槇川の集落がある、写真の場所の分岐で国道を離れることになるが、そのちょっと十mほど先に、何やら案内板が立っている。寄ってみることにした。

写真を撮ってなく、何だったか忘れてしまったが、今になってGoogleマップで調べてみると、二十一丁石があったようである。

そこから、ちょっとした土道が続いていて、舗装された遍路道に合流したのを思い出した。

静かな車道を進んで行くが、あまり古の道という感じがせず、退屈だった。昔からの道と現代の道は、何となく感覚で分かってしまうから不思議なものである。

とぼとぼ歩いていると、「十六丁石」右へ、の立杭があった。
この先にもいくつか同じような案内があったから、先程の多和の直売所で見た地図の遍路道が本来の道なのだろう。
今歩いている車道と、何度もクロスしながらの道だった。

さらに先には、遠くの山際に何やら立杭があるのが見えた。
肉眼では全く分からないので、カメラの望遠を最大限にして確認してみると、「←十丁石 十一丁石→」となっていた。別の遍路道があるようであるが、気が付かなかった。今更行ってみることも出来ないから、諦めることになってしまった。  
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2022年08月28日

【3巡目-775】 88番大窪寺へ(旧へんろ道コース) [2020年8月30日]〈その13〉

午後2時過ぎに、多和地区を出発。しばらくは国道377号線を歩くことになる。
交通量は多くは無い。道路改良が進んでいるようで、所々に旧道らしき跡がある。

ちょっと入ってみると、石仏と案内板があり、でべそ石と言って、三十三丁石、という事だった。

少し下った桧林の中に、200年程前のへんろ墓や供養塔が立てられている、と示されていた。
林の中に遺構が埋もれているようで、ちょっと探しに行ってみたい気もしたが、時間がなかった。

やはり、昔からの道は別にあるのだなあ、という事が分かる。が、今回はとりあえず、へんろ地図通りの道を進むしかない。

国道から離れる分岐の所までやって来た。
前回、2014年にここを通った時、遍路犬らしきワンちゃんがいたものだが、残念ながら今回、姿は見られなかった。

ちなみにその時は、別格の大滝寺から、大窪寺は立ち寄らずに白鳥温泉へと向かっている。https://masaushi3975.kitemi.net/e75778.html

過去二巡では女体山経由で歩いているから、ここからは初めて歩く道となる。


  
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2022年08月25日

【3巡目-774】 88番大窪寺へ(旧へんろ道コース) [2020年8月30日]〈その12〉

「結願の郷」と言うだけあって、お遍路さん休憩所もしっかりと設けてくれており、一休みさせてもらった。

建物の一部を利用しているから、雨が降っても問題なく利用出来るようになっている。

土日祝日だけ開いているようだったが、今日は日曜日ということもあって、そこそこ人の姿があった。

天文博物館の方だろうか、複数の方が声を掛けてくれ、ぶどうをお接待で頂いた。ピオーネ、という品種だそうである。

へんろ道の案内板があり、じっくりと見させてもらう。

へんろ地図にも載っている、これから歩く道が昔からの道、と思っていたのだが、遍路道は何度も車道と交差しながら進み、今から歩く道とはほぼ別物、といった感じで記されていた。

どういうことだろうか。とりあえず、行ってみるしかない。

14時過ぎに、旧多和小学校を利用した、「結願の郷」を出発する。
本日の宿は白鳥温泉を予約してあるが、大分遅い到着となりそうである。  


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2022年08月22日

【3巡目-773】 88番大窪寺へ(旧へんろ道コース) [2020年8月30日]〈その11〉

静かな車道に出て上り道を20分弱歩くと、相草東峠となった。一旦、峠となる。案内板を読んでから、先へと進む。

ここまで民家は全く見られなかったが、峠を越えると、見覚えのある廃屋がそのまま健在だった。

さらに道を下って行くと、人の住む民家が見られるようになり、(88)大窪寺方面へと向かう県道に、再び合流した。
ここが額峠と言って、またも峠となっている。

程なくして、史跡になるのだろうか、「細川家住宅」への看板がある。そっちの方が旧道っぽいので、入ってみることにした。行き止まり、とかは無いだろう。

適当に小道を進むと細川家住宅の入口らしき場所はあったが、ちょっと道を入らなければならなそうだったので、ここは通過する。

丁石もあったから、こちらが昔からの道に近いのだろう。

県道に出ると、多和小学校の跡地となった。
6年前に立ち寄った時には、運動場跡にポツンと休憩所があって一休みさせてもらったのだが、今回尋ねてみると、「多和産直 結願の郷」と「世界初の天体望遠鏡博物館」へと生まれ変わっており、全く別の場所にいるかのようだった。  


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2022年08月19日

【3巡目-772】 「花折山へんろ道」、88番大窪寺へ [2020年8月30日]〈その10〉

「花折山へんろ道」に突入する。

いきなり急な上り道が続く。真夏という事もあり、早々にバテバテになってしまう。数歩上がって一休みして、という状態になってしまった。
尾根に到達出来ればきっと楽になるだろう、と思って頑張る。

頂上付近までやって来ると、常夜灯のようなものが建っていた。
これは何の謂れがあるものだろうか。案内板等はなく、分からなかった。
この常夜灯と、途中にあった巨大な石が、この道の名所と言おうか。

ここからはなだらかで、歩きやすい林の中の道が続いた。
要所要所に立派な看板があり、出口までの距離が示されているので安心して歩くことが出来た。

全長2.0kmということだが、入口から1時間5分で、再び静かな車道に戻って来た。

丁石や石仏などは全く見当たらなかったが、しっかりとした看板はあるし、どういった歴史のある道なのだろうか。
調べても、よく分からなかった。  


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2022年08月16日

【3巡目-771】 「おへんろ交流サロン」、88番大窪寺へ [2020年8月30日]〈その9〉

「おへんろ交流サロン」を後にする。
次にここを訪問出来るのはいつになるだろうか。還暦の頃だったりして。

今回は、一巡目・二巡目に選んだ女体山ではなく、昔からの遍路道ルートを歩くことにしている。

お向かいに「道の駅ながお」があるのだが、以前は、道の駅の駐車場から石段を上がって遍路道へと入れる大きな案内板があったはずである。
今回はその道を通ってみようと思っていたのだが、その看板が見当たらなかった。
道は残っているようなので、行ってみることにした。

擁壁の石段を上ると、採石場のような場所が広がっていた。上の写真の場所である。
これが出来て、通れなくなったのだろうか。

この日は特に作業などしておらず、鉄の鎖を跨いで、車道となっている遍路道に出ることが出来た。

ここからの道は、二巡目を終えた後の2014年に番外編のような形で、別格20番の大滝寺を目指したこともあり、一度歩いたことがある。

この時はひどい雪の日だった。「花折山へんろ道」という、山の方へと続く道への案内があったのだが、その時は雪のため諦めた。今回は、ここを歩いてみよう、と考えている。
https://masaushi3975.kitemi.net/e75484.html
その入口までやって来た。草ボーボーという訳ではなく、突入出来そうである。  


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2022年08月13日

【3巡目-770】 「おへんろ交流サロン」 [2020年8月30日]〈その8〉

前山ダム直下の長い石段を上がり、県道を進む。
程なくして、「おへんろ交流サロン」へと到着した。
8年ぶりの訪問となる。

館長さんらしき方や係員は毎年交代するのだろうか、元学校の先生風な感じだが、実際にお相手してくれるおばちゃんは変わらずだった。
前回、一緒に写真を撮ったのでよく覚えている。

話によると、新型コロナの影響で、1日に1~2人しか歩いている人はいないそうである。

早速、「遍路大師任命書」を発行してもらうが、通し番号で98号でした。
多分、7月1日からの通算だったと思うので、2ヶ月で98人目、という事になる。

その内、先程期せずして出会った歩き遍路さんも到着した。

おばちゃんと、再会を喜び合っている。福岡の方で、100回以上も四国を周っている、という凄い方だった。

「おへんろ交流サロン」の常連さん、という事になるのだろうか。100回以上も周れる経済力が羨ましい、と思ってしまった。

余談になるのだが、お金がいっぱいあったら、日本一周徒歩の旅をしてみたいと思う。それも、野宿では無く、宿に泊まりながらの贅沢な旅が夢である。
コツコツと宝くじを買っているのですが、なかなか当たりませんね。  


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2022年08月10日

【3巡目-769】 前山ダム、88番大窪寺へ [2020年8月30日]〈その7〉

しばらくは平地を歩いていたが、徐々に山の方へと入って行く。

民家が途切れ、県道を歩いていると、この先で道路工事が行われているようである。
①そのまま進めるが、待たなければならないこともある、②階段はあるが安全ルート、のどちらかを選べるようになっていた。

②のルートは、前山ダムのすぐ手前まで歩いて、階段を使って車道に出る道のようである。
古くはダムなど無かったから、こちらが昔からの道に近いだろう。②のルートを歩いてみることにした。

車一台がやっと通れるような道を進んで、ダムのすぐ手前までやって来た。

古びたトイレと空き地が広がっている。トイレがあるという事は、恐らく昔は、広場があって人が集まるような場所だったのかも知れない。
今は低木まで生えている、荒れた状態だった。

そこから、ずっと上の車道へと階段が続いている。ヒーコラ何とか上って、通常歩く車道へと出ると休憩スペースがあり、そこに一人のお遍路さんが休んでいて驚いてしまった。ずっと歩き続けているような雰囲気でもある。

普通に県道を歩いて来たそうであるが、前後に歩き遍路の方がいたとは思ってもみなかった。  
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2022年08月07日

【3巡目-768】 87番長尾寺から、88番大窪寺へ [2020年8月30日]〈その6〉

危ない車道から、旧道のような、車も通らない静かな道へと入る。

一軒の鉄板焼き屋さんがあるが、そこにショッキングな貼り紙が。
「新型コロナのため、常連と知人で静かに営業していますので、県外の方はお断りします」と書かれていた。

この、地元密着のお店に来る県外の人と言えば、歩き遍路しかいないだろう。
気を取り直して、遍路道を進む。
この時から二年が経過しているが、今だ状況があまり変わっていないのが悲しい。

この辺りは、遍路石を始めとした、様々な名勝旧跡が残されており、案内板も新しいものが立てられている。

それらをじっくりと読みながら歩いていては、なかなか前に進めなくなりそうである。かと言って、サラッと読んでいては、すぐに忘れてしまう。

元より、神社仏閣関連には疎いので、読んでも頭を通り過ぎていくばかりで、ほとんど記憶に残っていない。

ガイドブックなどあって、それを手にして歩けば、楽しくなりそうだ。という事で、四巡目はそれを実践して歩き始めている。  


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2022年08月04日

【3巡目-767】 87番長尾寺 [2020年8月30日]〈その5〉

(87)長尾寺は、すっきりとした境内のお寺である。地元の方だろうか、ちらほらと参拝客の姿があった。

その境内に並んでいた遍路用品店だったかは、全てシャッターが下りてしまっていた。

新型コロナの影響で休業中なのか、もう廃業してしまっているのか、寂しい光景である。

ただ、その裏側に、ウォッシュレット付きの新しいトイレが完成しており、利用させてもらった。トイレが清潔なのは、気持ちが良い。

(87)長尾寺を出立する。

ちょっと遍路道を外れて、ローソンに立ち寄り、おやつなどを買い込んでから、(88)大窪寺を目指す。

この辺りは、国民民主党の玉木さんの地盤なのだろうか、ポスターが所々に貼ってあった。
わりと田舎の方になると思うのだが、それでも自民党の候補に勝っているという事になるのだろうから、なかなかである。

しばらくは、歩道も無く、路肩も狭い道路を歩くことになり、ちょっと危ない道が続く。  


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2022年08月01日

【3巡目-766】 87番長尾寺へ [2020年8月30日]〈その4〉

広瀬橋の辺りで県道と交差する。
ちょうどそこにあった会社に自販機があったので、紅茶を購入した。

ここから、前回は県道を進んでいるから、通常の遍路道を歩くのは11年振りとなるだろうか。

川沿いののどかな道を進んで行くと、お遍路さん休憩所もある。

この辺りから(88)大窪寺にかけては、町独自の遍路道の案内板があったりして、それを読みながら進むことが出来る。

住宅が増えてきて、さぬき市の旧長尾町の中心部へと入って来る。

へんろ地図では、一直線に歩けば(87)長尾寺に行けそうな印象だが、ちょっとした右左折もあり、少し考えつつ進む。

遍路宿の「あづまや旅館」や「ながお路」がある通りに出ると、程なくして(87)長尾寺に到着となった。

いよいよ、最後から一つ前の札所である。午前8時40分過ぎの到着となった。
すっきりとした境内のお寺である。  


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