2012年09月30日

【162】歩き遍路20日目〈その9〉[2012年4月9日]

部屋に入り荷物を置き、少し休んでから、館内を探検したりして過ごした。

午後7時となりレストランに向かった。他に二組のお客さんがいるが宿泊客だろうか。レストランだけの利用も可能なようである。
店員さんは先程の案内の方といい、ここでもイケメンのお兄さんである。おそらく、採用の条件に容姿も含まれているのだろう。

夕食は洋食をお願いしたのだが、とても美味しかった。リゾートホテルというものに泊まったことがないのだが、こういった料理が出るものなのか。
和歌山のHさんに会えるかなーと思ったのだが、食事時間が違ったのか会えずじまいだった。

食休みをしてから、大浴場へと向かった。

ここは日帰り入浴も受け付けているようで、地元の方たちで結構賑わっており、サウナは社交場のようになっていた。
ただ、好き放題使っている感じで、ちょっとマナーが悪いみなさんでした。
しかし、ゆっくりと足を伸ばせて湯に浸かることが出来るのはうれしいものです。

部屋に戻り、テレビを見たりしてくつろぐ。こんなに清潔な部屋に泊まることが出来てうれしい。

NHKの全国ニュースを見ていると、今泊まっている高知県の黒潮町入野地区が、大きな地震が起こった際に、全国最大の34メートルの津波に襲われる可能性がある、というニュースをやっている。
一時期テレビを賑わせていた話題なので、覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このニュースはこの旅出発前にも報道されていて知っていたのだが、今日は詳細に伝えており、ホテルのある辺りがテレビに映し出されて、赤く塗りつぶされている。現在、この赤い区域に宿泊しているのである。


 ネスト・ウエストガーデン土佐:一泊二食 7000円(お遍路さんプラン) 
 ※備品は一般のホテルと同じ。冷蔵庫あり。朝食は7時から。
   宿泊客:歩き遍路2名、一般客数組?  


Posted by こいったん at 23:30Comments(0)お遍路 第二拝(高知)

2012年09月25日

【161】歩き遍路20日目〈その8〉[2012年4月9日]

松原の中の道を抜けると、芝生の中にポツンと円形の建物が見えてきた。本日の宿「ネスト・ウエストガーデン土佐」である。

(37)岩本寺から30㎞近辺の宿の中では一番遠いこと、平日にはお遍路さんプランでわりと安い値段で泊まれることや、普段泊まれないような宿に泊まってみようという事で、このホテルを選んだ。

中に入りチェックインの手続きをしていると、側にさわやかなお兄さんが控えている。チェックインが終わるとこの方が、わざわざ部屋まで案内してくれた。部屋まで案内してくれるホテルに泊まったのは初めてである。

夕食は洋食か和食、朝食はサンドイッチ・トースト・和食から選択出来るスタイルとなっていた。
希望時間を聞かれ、夕食は8時がオーダーストップだったので、午後7時からとし、朝食は朝7時からとの事で、その時間にお願いした。

夕食前に風呂に入りたかったが、広いお風呂のようだし、後でゆっくりと入ることにした。
お風呂は、一般の外来入浴も受け付けている。

ホテルの外観はやや古くなりつつある感じがしたが、案内された部屋の中は新しく、とてもきれいで清潔だった。


本日のコースタイム
岩本寺宿坊7:30→11:51伊与喜駅12:17→12:53ウマ子の車13:20→16:45道の駅ビオス大方17:17→17:50ネスト・ウエストガーデン土佐

歩行距離:35.0km
 歩数 :52973歩
最高気温:23.6℃
最低気温:3.2℃[四万十町窪川]  


Posted by こいったん at 22:18Comments(0)お遍路 第二拝(高知)

2012年09月20日

【160】歩き遍路20日目〈その7〉[2012年4月9日]

「道の駅ビオスおおがた」に着くと、昨日岩本寺宿坊で同宿した、大きなリュックを背負ったお遍路さんが休んでいた。今日はここで野宿するそうである。

昨日は少しお見かけした程度だったので、ここでゆっくりと話をした。
大阪から来られており、53才との事、丸刈りにしているので、もう少し若く見えた。今回は松山辺りまで行きたいなー、との事だった。仕事はどうしたのだろうか。

何でも、足の裏が冷たくなり、ずっとマッサージをしているそうである。よく話に聞く、足が冷えるというのはこういうことなのかと分かった、と冗談っぽく話していた。ずっと歩いていると、逆に足が火照ってくるのが普通なのだが。
自分も、足に肉刺が出来始めてきたようで、足の裏が少し痛くなってきていた。

同じく岩本寺宿坊で一緒だった和歌山のHさんも、大分前にこの先の宿に向かって出発していったそうなので、同じ宿に泊まることになるようだ。

30分くらい話をしただろうか、既に夕方5時を過ぎているので出発することにした。明日は同じく「下田の渡し」にも乗る予定らしいので、またお会い出来たらいいですね、とお別れした。

この大阪の方とは、明日は会えないが、明後日、足摺岬の手前で再会することになる。

道の駅を出ると、芝生の中に道が伸びている、ちょっと変わった空間を歩く。日が傾きかけているので、いい雰囲気である。のんびりと釣りを楽しんでいる人の姿も見える。

芝生の空間から橋を渡ると、入野の松原と呼ばれている道となり、サイクリングロードのような道が続いている。時折、海を眺めることも出来た。前回も歩いているので、記憶に残っている。
ただ、東海図版の地図を見ると、もう一本、山側の道がへんろ道となっていたから、今回はそちら側を通ってみれば良かった。

  
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Posted by こいったん at 21:30Comments(0)お遍路 第二拝(高知)

2012年09月15日

【159】歩き遍路20日目〈その6〉[2012年4月9日]

この辺りからは、広い海と青い空が展開してくる。最果て感が少しずつ漂ってきた。
土佐西南大規模公園となっており、進行方向左手に公園が広がり、その向こうが海となっている。

佐賀公園の駅から少し行った場所に、少し降りると駐車場とトイレがあったのでお借りした。芝生が植えてあり、海を見ながらのんびり出来そうである。

ここから3~40分進んだ所で、軽く休憩とした。ずっと少し後ろを歩いていた川崎のOさんだったが、ここからは一本道で迷うことも無いだろう、との事で先に進んで行った。今日の宿は「民宿日の出」だそうである。

自分は、もう少し先の、こういった機会でもないと泊まれないであろう「ネスト・ウエストガーデン土佐」に予約をした。お遍路さんプランがあるので、安く泊まることが出来る。
今日はホテル泊まりなので、慌てる必要もなく、のんびりと日暮れ時まで歩きたい。

井の岬トンネルの手前の分岐の辺りに、へんろ地図には載っていないトイレがあったので、ここでも一休みをした。

トンネルを過ぎると、ある程度まとまった集落が見られるようになってくる。上川口ではへんろ道を外れて集落の中を通ったりと、気ままに歩いた。

道端に、記憶のあるアイスクリン屋さんがあった。この辺りを前回歩いたのは、2008年のGWである。

次の休憩場所の目標としていた「道の駅ビオスおおがた」に着いたのは、午後5時近くとなった。  
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Posted by こいったん at 22:07Comments(0)お遍路 第二拝(高知)

2012年09月09日

【158】歩き遍路20日目〈その5〉[2012年4月9日]

店に入ると、お客さんが1名、営業は中年のご夫婦でやっているようで、とても親切な方でした。
焼きそば(350円)と焼きサンド(200円)を注文し、靴下を脱いでゆっくりと休んだ。

外にあるトイレに向かうと、先に進んでいると思っていた川崎のOさんが休んでいた。休憩はしない方のはずだから、どうやら自分のことを待っていてくれているようである。

店内に戻ると、列車の時刻表が貼ってあるのに気が付いた。見ると、アンパンマン列車の時刻が書かれている。ちょうど数分後にこの辺りを通過するようだ。Oさんが、孫のためにこの列車の写真を撮りたい、と前に話していたので、報告をしに行った。店の裏手に線路があるので、撮影に良い場所だった。

列車の写真を撮ったり、追加でコーヒー(200円)を頼んだりゆっくりと過ごした。
出発間際に、道案内をしてくれたお礼に、とOさんがソフトクリームをお接待してくれた。自分の姿を目印に、ここまで歩いていたようである。

旧佐賀町に入る。右手に土佐佐賀駅がある。
福井の方がここの駅から帰ると話していたので、最後のあいさつをしようと、立ち寄ってみた。
少し離れたホームに他のお遍路さんと話しながら座っていた。声を掛けたが聞こえないようなので、そのまま立ち去った。

佐賀町の市街地の外れまでくると、一巡目の時に泊まった「民宿坂上」があった。今は営業していない様子である。

道は少しずつ標高を上げ、海や町をきれいに眺めることが出来るようになってきた。  


Posted by こいったん at 00:05Comments(0)お遍路 第二拝(高知)

2012年09月03日

【157】歩き遍路20日目〈その4〉[2012年4月9日]

国道56号線に戻って少し進むと、土佐くろしお鉄道の伊与喜駅がある。
ここで缶コーヒーでも飲みながら休憩を、と思ったら、駅にも関わらす自販機が無く、100m程来た道を買いに戻り、川崎のOさんと共に一休みとした。

Oさんは通し打ちで、(1)霊山寺から歩いて来ているのだが、こうやって休憩するのは初めてかも知れない、と話されたのでビックリしてしまった。

何でも、普通に休憩するということは無く、出会った地域の人たちと立ち話をすることが多いので、その時に休むくらいかなぁ、との事だった。
歩くペースは自分と同じくらいだが、道を間違えることが多いようなので、この先何度も会うことになるのである。

国道から離れて、熊井隧道に向かう道へと入った。Oさんは、自分の100mほど後ろを歩いている。

一本道ではなく、要所ごとの道しるべに従って歩いていく。少し上り道を進むと、トンネルが現れた。レンガ造りなので、昔の鉄道のトンネル跡かとも思ったが、そうではないようだ。
家田荘子さんの紀行文では、霊がいて怖くて通れなかったとの事だったが、特に何も感じなかったので一安心でした。

丘を越えて、小さな踏切を渡り、再び国道に合流した。
少し進むと「ウマ子の車」という、簡易な造りだが、わりと新しい感じの飲食店があった。所々で宣伝の看板があったのだが、営業しているとは思っていなかった。

メニューを見ると、自分好みだったので、ここで腹ごしらえをしていくことにした。  


Posted by こいったん at 20:33Comments(0)お遍路 第二拝(高知)