2017年07月29日
【3巡目-179】内妻から、海南、海部、宍喰、東洋町生見まで 〈その11〉[2016年8月14日]
宍喰からの最後の丘を越える。
前方にトンネルが見えている。甲浦坂トンネルとなっており、これで上り道は終了だろう。ホッとする。
トンネルを抜け、道を下ると、集落が見えてくる。ようやく目的地にしていた、東洋町生見へと到達した。役場がある集落である。
今日の歩行距離はたった22kmほどとなってしまうが、この体調でここまで歩けたので十分である。
国道沿いには、へんろ地図に掲載されているお馴染みの宿が並んでいた。
集落入口に町営駐車場への看板があったので、立ち寄ってみる。次回の駐車場所を考えておかなければならない。
1回510円となっていた。サーファーが数日、車を止めるのだろう。
少し先に、もう一か所駐車場があるはずなので、そちらも確認して、どちらに駐車するかを決めることにする。
もう一ヶ所の方は1回410円だったので、次回の歩き遍路では、こちらの駐車場に車を止めることにしよう。
余談だが、11月に再び遍路に出た時にこの駐車場を利用したのだが、大幅値上げをしており、何と1日640円、半日320円となっていた。
三日間なら410円で止めることが出来たはずが、1800円以上掛かってしまう計算となる。
前方にトンネルが見えている。甲浦坂トンネルとなっており、これで上り道は終了だろう。ホッとする。
トンネルを抜け、道を下ると、集落が見えてくる。ようやく目的地にしていた、東洋町生見へと到達した。役場がある集落である。
今日の歩行距離はたった22kmほどとなってしまうが、この体調でここまで歩けたので十分である。
国道沿いには、へんろ地図に掲載されているお馴染みの宿が並んでいた。
集落入口に町営駐車場への看板があったので、立ち寄ってみる。次回の駐車場所を考えておかなければならない。
1回510円となっていた。サーファーが数日、車を止めるのだろう。
少し先に、もう一か所駐車場があるはずなので、そちらも確認して、どちらに駐車するかを決めることにする。
もう一ヶ所の方は1回410円だったので、次回の歩き遍路では、こちらの駐車場に車を止めることにしよう。
余談だが、11月に再び遍路に出た時にこの駐車場を利用したのだが、大幅値上げをしており、何と1日640円、半日320円となっていた。
三日間なら410円で止めることが出来たはずが、1800円以上掛かってしまう計算となる。
タグ :歩き遍路
2017年07月26日
【3巡目-178】内妻から、海南、海部、宍喰、東洋町生見まで 〈その10〉[2016年8月14日]
徳島県と高知県の県境となる「水床トンネル」を抜ける。
ガソリンスタンドがある風景は、10年ちょっと前から変わりはない。右方向に行くと、甲浦の市街地となるのだが、そのまま国道を直進する。
歩いていくと、目標にしていた休憩所が変わらずにあり、休ませてもらうことにした。自販機があり、トイレも、建設会社の敷地内にあるものを借りることが出来るようになっている。
4年前に立ち寄った時には、まだ真新しく、管理もしっかりされている印象だったが、少しだけ風化してきただろうか。
それでも、立派な一服処である。
道路は高台を大きな橋で結んでおり、眼下には甲浦集落の家並みが見え、入江には船が並んでいる。
高台を抜け、海岸側まで降りてきた。
まだ地名は甲浦となっている。この辺りは白浜海岸と呼ばれているようで、サーファーよりは一般の海水浴客が、ビーチパラソルやテントを広げていた。
白浜海岸の賑わいを遠くに見ながら、国道をストイックに歩く。また、ゆるやかな上りとなるが、これが今日最後の上りのはず。
バスの時間に間に合うか、気にしながらの歩きを続けていたが、このペースではどうやら余裕で間に合いそうである。
ガソリンスタンドがある風景は、10年ちょっと前から変わりはない。右方向に行くと、甲浦の市街地となるのだが、そのまま国道を直進する。
歩いていくと、目標にしていた休憩所が変わらずにあり、休ませてもらうことにした。自販機があり、トイレも、建設会社の敷地内にあるものを借りることが出来るようになっている。
4年前に立ち寄った時には、まだ真新しく、管理もしっかりされている印象だったが、少しだけ風化してきただろうか。
それでも、立派な一服処である。
道路は高台を大きな橋で結んでおり、眼下には甲浦集落の家並みが見え、入江には船が並んでいる。
高台を抜け、海岸側まで降りてきた。
まだ地名は甲浦となっている。この辺りは白浜海岸と呼ばれているようで、サーファーよりは一般の海水浴客が、ビーチパラソルやテントを広げていた。
白浜海岸の賑わいを遠くに見ながら、国道をストイックに歩く。また、ゆるやかな上りとなるが、これが今日最後の上りのはず。
バスの時間に間に合うか、気にしながらの歩きを続けていたが、このペースではどうやら余裕で間に合いそうである。
2017年07月23日
【3巡目-177】内妻から、海南、海部、宍喰、東洋町生見まで 〈その9〉[2016年8月14日]
昨夏の記事に戻ります。
宍喰のコンビニは海に面していることもあり、海水浴のお客さんで大混雑していた。
狭い駐車場も一杯である。
ぶっかけうどんやアイスコーヒーなど、冷たい飲み物を買い込み、駐車場の隅っこで腰を下ろす。食欲は無く、何とか食べ切った。
人目につかない場所だったので、またも身体を横たえてみるが、体力が回復することは無かった。
生見まではあと少しなので、何とか歩き切りたい。
宍喰の海岸には、お盆休みということもあってか、たくさんのサーファーが海の中で波を待ちながら浮かんでいる姿が見られた。
サーファーはたくさんいるが、歩き遍路をしているのは自分一人とは寂しいものである。もっと全国から歩きに来る人がいないものだろうか。
宍喰から生見までは、あといくつか丘を越えなければならない。
また上りかと戦々恐々だが、もうひと息なので、頑張るしかない。
サーファーを眺めながら海沿いの道を歩き、ゆるやかな上り道を進むと、水床トンネルとなった。このトンネルをくぐれば高知県である。
本当はこのトンネルを使わず、旧道を歩くつもりでいたのだが、もう無理である。四巡目への宿題がまた出来た。
宍喰のコンビニは海に面していることもあり、海水浴のお客さんで大混雑していた。
狭い駐車場も一杯である。
ぶっかけうどんやアイスコーヒーなど、冷たい飲み物を買い込み、駐車場の隅っこで腰を下ろす。食欲は無く、何とか食べ切った。
人目につかない場所だったので、またも身体を横たえてみるが、体力が回復することは無かった。
生見まではあと少しなので、何とか歩き切りたい。
宍喰の海岸には、お盆休みということもあってか、たくさんのサーファーが海の中で波を待ちながら浮かんでいる姿が見られた。
サーファーはたくさんいるが、歩き遍路をしているのは自分一人とは寂しいものである。もっと全国から歩きに来る人がいないものだろうか。
宍喰から生見までは、あといくつか丘を越えなければならない。
また上りかと戦々恐々だが、もうひと息なので、頑張るしかない。
サーファーを眺めながら海沿いの道を歩き、ゆるやかな上り道を進むと、水床トンネルとなった。このトンネルをくぐれば高知県である。
本当はこのトンネルを使わず、旧道を歩くつもりでいたのだが、もう無理である。四巡目への宿題がまた出来た。
2017年07月20日
2017夏 歩き遍路 トピックス(後編)
3日目[7月16日]は、足摺岬の西岸を歩きます。
軽いアップダウンに息が上がり、調子が悪いです。
宿の関係で今日の歩行は20㎞もありません。
三原村の農家民宿の予約が全然取れないのですが・・・もしかして、お遍路さんはダメ?
時間があることから、中浜では、草刈りお接待を30分程、頑張りました。遍路道の整備に少しですが携われて嬉しいです。
大岐の浜では海水浴を楽しみ、夏の遍路を満喫しました。病みつきになりそう
この日は、「民宿くもも」に泊まりました。
4日目[7月17日]の最終日は、三原村を経由して、(39)延光寺を目指します。
少し気持ち悪くて、息も荒れ気味で、不安になります。意地でも平田駅までは歩かないとなりません。
芳井のヘンロ小屋で、冷たいお茶や缶コーヒー、カップ麺のお接待を受け、管理している方と話も出来ました。
ヘンロ小屋を出発すると、不思議なことに、先程までの体調不良がどこかに行ってしまいました。
宿毛駅には、午後6時半過ぎに到着。何と約40kmも歩くことが出来ました。一つのきっかけで変わるものなんですね。
夏遍路は過酷すぎるのですが、楽しみも多く、止められません
一つ気になった事が。。。遍路シール、剝がされてませんか
肝心な場所に目印が見当たらなかったり、目立たなかったり。初めての遍路だったらきっと、違う方向に行ってしまうのでは。
単に薄くなってしまったと思っていたのですが、裏通りに入るとしっかり残っていました。無理矢理剥がした跡も。
軽いアップダウンに息が上がり、調子が悪いです。
宿の関係で今日の歩行は20㎞もありません。
三原村の農家民宿の予約が全然取れないのですが・・・もしかして、お遍路さんはダメ?
時間があることから、中浜では、草刈りお接待を30分程、頑張りました。遍路道の整備に少しですが携われて嬉しいです。
大岐の浜では海水浴を楽しみ、夏の遍路を満喫しました。病みつきになりそう
この日は、「民宿くもも」に泊まりました。
4日目[7月17日]の最終日は、三原村を経由して、(39)延光寺を目指します。
少し気持ち悪くて、息も荒れ気味で、不安になります。意地でも平田駅までは歩かないとなりません。
芳井のヘンロ小屋で、冷たいお茶や缶コーヒー、カップ麺のお接待を受け、管理している方と話も出来ました。
ヘンロ小屋を出発すると、不思議なことに、先程までの体調不良がどこかに行ってしまいました。
宿毛駅には、午後6時半過ぎに到着。何と約40kmも歩くことが出来ました。一つのきっかけで変わるものなんですね。
夏遍路は過酷すぎるのですが、楽しみも多く、止められません
一つ気になった事が。。。遍路シール、剝がされてませんか
肝心な場所に目印が見当たらなかったり、目立たなかったり。初めての遍路だったらきっと、違う方向に行ってしまうのでは。
単に薄くなってしまったと思っていたのですが、裏通りに入るとしっかり残っていました。無理矢理剥がした跡も。
2017年07月18日
2017夏 歩き遍路 トピックス(前編)
7月14日から4日間、真夏の歩き遍路に行って来ました。
炎天下の日々が続き、何人もの地元のおばちゃんから、「暑いですねぇ~」「頑張って」と声を掛けてもらい、熱中症になりかかったものの、何とか歩き切ることが出来ました。
では、今回の遍路旅を、簡単に紹介します。
1日目[7月14日]は、中村駅に車を止めさせてもらい、前回区切った土佐入野駅に移動、歩き始めました。
この日は、「安宿」に泊まりましたが、宿にへんろ地図の初版がありました。27年前の本のようです。
これはなかなか面白いです。
写真は足摺岬、(38)金剛福寺周辺ですが、宿の数が今の倍以上ありました。
(39)延光寺へのルートですが、こんな道が指定されている?、など色々と発見の連続でした。
2日目[7月15日]は、金剛福寺を目指して、あしずり遍路道を丹念に辿ります。
大岐の浜では、裸足になって波打ち際を歩きました。気持ち良かったです。翌日は、海水浴をすることに・・・。
調子が良くて、お昼過ぎには足摺岬に到着。
この日は、「民宿田村」に泊まりました。なかなか良い宿で、お薦めです。
後編へと続きます。
炎天下の日々が続き、何人もの地元のおばちゃんから、「暑いですねぇ~」「頑張って」と声を掛けてもらい、熱中症になりかかったものの、何とか歩き切ることが出来ました。
では、今回の遍路旅を、簡単に紹介します。
1日目[7月14日]は、中村駅に車を止めさせてもらい、前回区切った土佐入野駅に移動、歩き始めました。
この日は、「安宿」に泊まりましたが、宿にへんろ地図の初版がありました。27年前の本のようです。
これはなかなか面白いです。
写真は足摺岬、(38)金剛福寺周辺ですが、宿の数が今の倍以上ありました。
(39)延光寺へのルートですが、こんな道が指定されている?、など色々と発見の連続でした。
2日目[7月15日]は、金剛福寺を目指して、あしずり遍路道を丹念に辿ります。
大岐の浜では、裸足になって波打ち際を歩きました。気持ち良かったです。翌日は、海水浴をすることに・・・。
調子が良くて、お昼過ぎには足摺岬に到着。
この日は、「民宿田村」に泊まりました。なかなか良い宿で、お薦めです。
後編へと続きます。
2017年07月13日
【3巡目-176】内妻から、海南、海部、宍喰、東洋町生見まで 〈その8〉[2016年8月14日]
「海津ミルク」を出発する。
那佐湾を眺めながらの歩きは気持ちが良いのだが、体調は思わしくない。
ゆっくりと休憩したのだが、回復しなかった。
宍喰に向けて、軽い丘を越える。もう息が切れて大変である。これは完全に熱中症なのだろう。
先程休んだばかりだが、再び休憩場所を探す。
頂上らしき場所に近付いた所で、路肩が広くなっている場所があった。一本の木が、わずかに日陰を作っていたので、そこに入り込むように横になった。
遍路中に身体を横にすること自体、滅多になく、道端で寝っ転がってしまうとは、初めてのことである。
国道を走る車の方からも、きっと気付かれていただろう。が、もう歩けないので仕方がない。
15分程横になっていただろうか、それでも調子は良くならない。
1日の歩行距離は22kmと短くはなるが、なんとか東洋町生見まで行き、車を止めてある日和佐へと戻るバスの時間までに歩き通すことを目標に頑張ることにした。
遍路宿になるのだろうか、「はるる亭」を通過、丘を越え、宍喰の街へとやって来た。
この街にはセブンイレブンがあるが、おそらく室戸岬へ向けての最後のコンビニだろう。
那佐湾を眺めながらの歩きは気持ちが良いのだが、体調は思わしくない。
ゆっくりと休憩したのだが、回復しなかった。
宍喰に向けて、軽い丘を越える。もう息が切れて大変である。これは完全に熱中症なのだろう。
先程休んだばかりだが、再び休憩場所を探す。
頂上らしき場所に近付いた所で、路肩が広くなっている場所があった。一本の木が、わずかに日陰を作っていたので、そこに入り込むように横になった。
遍路中に身体を横にすること自体、滅多になく、道端で寝っ転がってしまうとは、初めてのことである。
国道を走る車の方からも、きっと気付かれていただろう。が、もう歩けないので仕方がない。
15分程横になっていただろうか、それでも調子は良くならない。
1日の歩行距離は22kmと短くはなるが、なんとか東洋町生見まで行き、車を止めてある日和佐へと戻るバスの時間までに歩き通すことを目標に頑張ることにした。
遍路宿になるのだろうか、「はるる亭」を通過、丘を越え、宍喰の街へとやって来た。
この街にはセブンイレブンがあるが、おそらく室戸岬へ向けての最後のコンビニだろう。
2017年07月10日
黛まどかの四国歩き遍路 同行二人
地元の地方紙、北陸中日新聞を読んでいましたら、「黛まどかの四国歩き遍路 同行二人」の連載が始まっていました。
東京新聞の夕刊や、中日新聞などで掲載されているようです。
「黛まどか」さんという、俳人の方が通し打ちをされ、その時の出来事を綴られるようで、この時は焼山寺から玉が峠を越えた時の話が記事となっていました。
確定ではないのですが、彼女とこのGWにお会いしているかも知れないです。
←写真のどちらかが、黛まどかさんかも
伊の岬トンネル手前の分岐で初めてお見掛けし、その後、古い遍路道を探索していたこともあり、前になり後になり、最後に見掛けたのは、「道の駅 ビオスおおがた」でした。
この道の駅での様子がFacebookに掲載されていて、彼女では、と思ったのです。
歩いている途中で話す機会があり、雨が激しかったので、「ひどい日になりましたね~」と声を掛け、昨日の宿を聞くと「農家民宿かじか」、今日はどこまで、と聞かれ、「行ける所まで歩いて今日帰る」「入野ね」、とほんの少しですが、話を交わしました。
泊まった宿が合っていれば、彼女に間違いないのですが。
自分の事が、ちょっとだけでも記事に載っていないかな~、と期待しています。
そんな有名人だったとしたら、もう少し話をして、存在アピールしておけば良かったです(笑)
東京新聞の夕刊や、中日新聞などで掲載されているようです。
「黛まどか」さんという、俳人の方が通し打ちをされ、その時の出来事を綴られるようで、この時は焼山寺から玉が峠を越えた時の話が記事となっていました。
確定ではないのですが、彼女とこのGWにお会いしているかも知れないです。
←写真のどちらかが、黛まどかさんかも
伊の岬トンネル手前の分岐で初めてお見掛けし、その後、古い遍路道を探索していたこともあり、前になり後になり、最後に見掛けたのは、「道の駅 ビオスおおがた」でした。
この道の駅での様子がFacebookに掲載されていて、彼女では、と思ったのです。
歩いている途中で話す機会があり、雨が激しかったので、「ひどい日になりましたね~」と声を掛け、昨日の宿を聞くと「農家民宿かじか」、今日はどこまで、と聞かれ、「行ける所まで歩いて今日帰る」「入野ね」、とほんの少しですが、話を交わしました。
泊まった宿が合っていれば、彼女に間違いないのですが。
自分の事が、ちょっとだけでも記事に載っていないかな~、と期待しています。
そんな有名人だったとしたら、もう少し話をして、存在アピールしておけば良かったです(笑)
2017年07月07日
【3巡目-175】内妻から、海南、海部、宍喰、東洋町生見まで 〈その7〉[2016年8月14日]
那佐湾を望みながら歩く。
次の休憩場所にと考えていた、「海津ミルク」を目指す。
前回も休ませてもらった、お遍路さん休憩所である。
その内、前方に歩いているお遍路さんの姿が見えるようになってきた。追いつけるかも知れない、と頑張って歩くが、なかなか差は縮まらない。
服装からすると、昨日、日和佐を出てすぐに見掛けたお遍路さんのようだった。
休憩所までなかなかたどり着けない。場所をはっきりと覚えていなかったので、もしかしたら無くなってしまったのかなあ、と心配になったが、ようやく右手に、海津ミルクの黄色い建物が見えてきた。
中に入って休ませてもらう。無人販売のように牛乳が売られていたので、一本お買い上げした。
ようやく日陰で休むことが出来る。
ふと外を見ると、先程のお遍路さんが、道路向かいの建物の陰で休んでいる姿が見えた。
道端で休まなくても、こちらに屋根付きの休憩所があるのだが。存在に気付いていないのだろうか。
会釈をしてみると、ちゃんと返ってきた。少し距離があったので顔がはっきりと分からなかったのだが、外国の方だったかも知れない。
「海津ミルク」で休ませてもらっていると、軽トラに乗ったおばさんがやって来た。どうやら、この休憩所を開設してくれている方のようである。
配達用のものだろうか、凍った保冷剤を貸してくれたので、火照った身体に当てて、クールダウンした。
次の休憩場所にと考えていた、「海津ミルク」を目指す。
前回も休ませてもらった、お遍路さん休憩所である。
その内、前方に歩いているお遍路さんの姿が見えるようになってきた。追いつけるかも知れない、と頑張って歩くが、なかなか差は縮まらない。
服装からすると、昨日、日和佐を出てすぐに見掛けたお遍路さんのようだった。
休憩所までなかなかたどり着けない。場所をはっきりと覚えていなかったので、もしかしたら無くなってしまったのかなあ、と心配になったが、ようやく右手に、海津ミルクの黄色い建物が見えてきた。
中に入って休ませてもらう。無人販売のように牛乳が売られていたので、一本お買い上げした。
ようやく日陰で休むことが出来る。
ふと外を見ると、先程のお遍路さんが、道路向かいの建物の陰で休んでいる姿が見えた。
道端で休まなくても、こちらに屋根付きの休憩所があるのだが。存在に気付いていないのだろうか。
会釈をしてみると、ちゃんと返ってきた。少し距離があったので顔がはっきりと分からなかったのだが、外国の方だったかも知れない。
「海津ミルク」で休ませてもらっていると、軽トラに乗ったおばさんがやって来た。どうやら、この休憩所を開設してくれている方のようである。
配達用のものだろうか、凍った保冷剤を貸してくれたので、火照った身体に当てて、クールダウンした。
2017年07月04日
【3巡目-174】内妻から、海南、海部、宍喰、東洋町生見まで 〈その6〉[2016年8月14日]
旧海南町のローソンを出発する。
出来るだけ冷たいものを吸収しようとコンビニのアイスコーヒーを片手に歩くが、すぐに氷は溶けてしまった。
新海部川橋を渡る。お盆中のためだろうか、交通量は多い。
車のナンバーを見ていると、神戸や大阪などの県外ナンバーもかなり多い。サーフィンなどの観光や、帰省だろうか。
橋を渡り終えると、旧海部町となる。
左手の大きなスーパーは、11年前に立ち寄ったことがあり、懐かしい。
その時宿泊した「大安食堂」は廃業して大分経つだろうが、まだ建物は残っていた。泊まってみて、驚いた宿だった。
旧海部市街はすぐに終わり、緩やかな上り道となる。
平地なら何とかなるが、ちょっとした上りでさえ、もうつらくて仕方がない。
時刻は10時20分過ぎ。何とか、生見までは頑張って歩きたい。
頂上付近に、ヘンロ小屋が出来ていた。
「ヘンロ小屋第39号NASA」ということだが、真夏のためか、樹木が覆いかぶさってしまっていた。
丘を越えると那佐湾を望む海沿いの道となり、気持ちが良い。
対岸にも陸地が見えているので川のようでもあるが、地図で見ると、海と繋がっている。
出来るだけ冷たいものを吸収しようとコンビニのアイスコーヒーを片手に歩くが、すぐに氷は溶けてしまった。
新海部川橋を渡る。お盆中のためだろうか、交通量は多い。
車のナンバーを見ていると、神戸や大阪などの県外ナンバーもかなり多い。サーフィンなどの観光や、帰省だろうか。
橋を渡り終えると、旧海部町となる。
左手の大きなスーパーは、11年前に立ち寄ったことがあり、懐かしい。
その時宿泊した「大安食堂」は廃業して大分経つだろうが、まだ建物は残っていた。泊まってみて、驚いた宿だった。
旧海部市街はすぐに終わり、緩やかな上り道となる。
平地なら何とかなるが、ちょっとした上りでさえ、もうつらくて仕方がない。
時刻は10時20分過ぎ。何とか、生見までは頑張って歩きたい。
頂上付近に、ヘンロ小屋が出来ていた。
「ヘンロ小屋第39号NASA」ということだが、真夏のためか、樹木が覆いかぶさってしまっていた。
丘を越えると那佐湾を望む海沿いの道となり、気持ちが良い。
対岸にも陸地が見えているので川のようでもあるが、地図で見ると、海と繋がっている。
2017年07月01日
【3巡目-173】内妻から、海南、海部、宍喰、東洋町生見まで 〈その5〉[2016年8月14日]
なぜ、このような場所に大きな休憩所があるのか不思議だが、バブルの遺構ということになるのだろうか。
休憩所は古くなってきていたが、まだ大丈夫。ここで、寝っ転がって休憩した。
遍路中に横になることなどほとんどなく、少しでも体調が回復すれば、と思ったのだが、結局、あまり効果は無かった。
丘を越えると、住宅や商店、田んぼが適度に点在する風景となる。
30分ほどは頑張って歩いただろうか、またまた休みたくなってきた。
お遍路さん休憩所のようなものはこのルートには見当たらず、通りがかりの土建屋さんの一角をちょっと借りて、一休みさせてもらった。お盆なので、人の気配はない。
少し小高い場所から、平地へと下りてきた。
へんろ地図では、左折して海部市街へと入って行く所だが、コンビニに寄りたくて直進し、国道55号線へと出た。
ローソンに入る。おでんが既に販売中で、無性に食べたくなり注文するが、あと30分待って下さいとの事で、泣く泣く諦める。
アイスコーヒーなどを買い込んで、店の裏辺りで腰を下ろした。
休憩しまくりで、時速2kmほどのペースかも知れない。
休憩所は古くなってきていたが、まだ大丈夫。ここで、寝っ転がって休憩した。
遍路中に横になることなどほとんどなく、少しでも体調が回復すれば、と思ったのだが、結局、あまり効果は無かった。
丘を越えると、住宅や商店、田んぼが適度に点在する風景となる。
30分ほどは頑張って歩いただろうか、またまた休みたくなってきた。
お遍路さん休憩所のようなものはこのルートには見当たらず、通りがかりの土建屋さんの一角をちょっと借りて、一休みさせてもらった。お盆なので、人の気配はない。
少し小高い場所から、平地へと下りてきた。
へんろ地図では、左折して海部市街へと入って行く所だが、コンビニに寄りたくて直進し、国道55号線へと出た。
ローソンに入る。おでんが既に販売中で、無性に食べたくなり注文するが、あと30分待って下さいとの事で、泣く泣く諦める。
アイスコーヒーなどを買い込んで、店の裏辺りで腰を下ろした。
休憩しまくりで、時速2kmほどのペースかも知れない。
タグ :歩き遍路