2017年02月26日
【3巡目-142】 道の駅わじきから、22番平等寺、国道経由、23番薬王寺まで 〈その4〉[2016年5月9日]
新野にある、小さな食品スーパーに入ってみる。
おばあさんがやっているようで、近所の方も遊びに?来ており、一声掛けてくれる。
昼食になりそうな、パンとちくわを購入する。
ちくわはナイロン袋にはいっており、賞味期限が切れたものを入れ替えたような雰囲気、値段が書いてなかったので安いかなあ、と期待するも、安くはなかった。
11年前に国道経由で(23)薬王寺まで歩いた時には、星越峠の先に「みどり」という食堂があり、利用させてもらったが、食事処としてはそこしか思い浮かばない。今もやっているだろうか。
(20)鶴林寺から(23)薬王寺にかけては、宿も無いが食事にも困る、難関地帯である。
(22)平等寺から「月夜御水庵」の辺りまでは、これまで同様、退屈に感じる。
都会でもなく、田舎という程でもなく、車道を淡々と歩く。
逆打ちの方とすれ違い、あいさつを交わす。やはり今年は、逆打ちの方が多い印象だ。
「月夜御水庵」からは、里の道から山の方へと入って行く。
すっかり人気のなくなった山道であり、不法投棄禁止の看板が目立っている。
道路の法面のコンクリートは、これまで同様、苔で覆われており、それを利用して文字が書かれていた。
「同行二人」と書いてあるように見えるから、きっとお遍路さんが書き残していったものだろう。
2017年02月21日
2017冬 歩き遍路 トピックス
冬遍路に行って来ました。
三日間とも冬らしくない天候が続き、気温は15℃前後もあったようです。
歩くと暑いのですが、風が強くて身体の表面はひんやりとし、汗をかきつつも寒い、といった感じでした。
梅や蝋梅の花を見ることが楽しみな冬の歩き遍路です。
歩いている方は、チラホラと見掛けました。
では、今回の遍路旅を、簡単に紹介します。
1日目[2月18日]は、(27)神峯寺の麓、唐浜駅に車を止めて出発しました。
高知県までとなると、車での移動は時間が掛かり、大変です。
広い駅前広場にポツンと車を置き、盗まれたり、張り紙がされたりしないかと不安でした。
前半は国道歩き、後半はサイクリングロード、とあまり変化のない単調な道が続き、退屈でした。「修行の土佐」です。
この日は、「香南市サイクリングターミナル 海のやどしおや宿」に泊まりました。
2日目[2月19日]は、今回の遍路旅、最初の札所となる(28)大日寺に参拝します。
ここで歩き遍路さんと出会い、翌日にも顔を合わせました。孤独遍路が続いていたので、こういったことは5年ぶりかも。
この日は、一度泊まってみたかった、「サンピア セリーズ」に投宿。とても良いホテルでした。
大浴場では、当日行われていた「高知龍馬マラソン」に参加した方と、楽しい出会いがありました。
宿代が高いなあと思ったら、夕食はウン千円のコース料理で驚きました。こんな豪勢な夕食は初めてです。今回限りの贅沢、という事で。
3日目[2月20日]のメインイベントは、(32)禅師峰寺への遍路道です。
東海図版の地図に掲載されている、昔からの道で、道に迷いやすいと書かれていましたが、すんなりと到着出来ました。
こちらの方が、遍路石もいくつかあって、へんろ道にふさわしい印象でした。
昼前には、峰寺通バス停から、後免町を経て、唐浜駅へと戻りました。車は無事にあり、一安心でした。
三度目の利用となる薬王寺温泉で遍路旅の疲れを癒し、車を走らせ、今日の朝には金沢へと帰ってきました。
三日間とも冬らしくない天候が続き、気温は15℃前後もあったようです。
歩くと暑いのですが、風が強くて身体の表面はひんやりとし、汗をかきつつも寒い、といった感じでした。
梅や蝋梅の花を見ることが楽しみな冬の歩き遍路です。
歩いている方は、チラホラと見掛けました。
では、今回の遍路旅を、簡単に紹介します。
1日目[2月18日]は、(27)神峯寺の麓、唐浜駅に車を止めて出発しました。
高知県までとなると、車での移動は時間が掛かり、大変です。
広い駅前広場にポツンと車を置き、盗まれたり、張り紙がされたりしないかと不安でした。
前半は国道歩き、後半はサイクリングロード、とあまり変化のない単調な道が続き、退屈でした。「修行の土佐」です。
この日は、「香南市サイクリングターミナル 海のやどしおや宿」に泊まりました。
2日目[2月19日]は、今回の遍路旅、最初の札所となる(28)大日寺に参拝します。
ここで歩き遍路さんと出会い、翌日にも顔を合わせました。孤独遍路が続いていたので、こういったことは5年ぶりかも。
この日は、一度泊まってみたかった、「サンピア セリーズ」に投宿。とても良いホテルでした。
大浴場では、当日行われていた「高知龍馬マラソン」に参加した方と、楽しい出会いがありました。
宿代が高いなあと思ったら、夕食はウン千円のコース料理で驚きました。こんな豪勢な夕食は初めてです。今回限りの贅沢、という事で。
3日目[2月20日]のメインイベントは、(32)禅師峰寺への遍路道です。
東海図版の地図に掲載されている、昔からの道で、道に迷いやすいと書かれていましたが、すんなりと到着出来ました。
こちらの方が、遍路石もいくつかあって、へんろ道にふさわしい印象でした。
昼前には、峰寺通バス停から、後免町を経て、唐浜駅へと戻りました。車は無事にあり、一安心でした。
三度目の利用となる薬王寺温泉で遍路旅の疲れを癒し、車を走らせ、今日の朝には金沢へと帰ってきました。
2017年02月17日
【3巡目-141】 道の駅わじきから、22番平等寺、国道経由、23番薬王寺まで 〈その3〉[2016年5月9日]
朝方降っていた雨も上がってくれ、路面は濡れているものの、穏やかな天候となってきた。
「道の駅わじき」から1時間20分ほどで、(22)平等寺に到着した。
境内に入ってすぐにあった休憩所は、販売所になっていて休むことは出来なかったが、軒下にはベンチがあり、60代くらいの歩き遍路さんが休んでいた。
少し話し掛けてみることにした。なぜこの時間に平等寺にいるのか、知りたかったのもある。
大分県から来られたそうで、GW前から歩き始めていたが、熊本地震があって自宅のことが心配になり、一旦帰宅したそうである。
そして今朝、再び歩き始めるために新野駅に到着したばかり、との事であった。今日は由岐まで歩くそうである。
その方は参拝している間に出立して行き、その後会うことはなかった。
記憶があいまいだが、朝から何も食べていなかったはずで、随分とお腹をすかせていた。
この先(23)薬王寺まで、食事処や商店などは無かったと思う。この、新野の町で何か食べ物を調達しなければならない。
納経所の方にダメ元で、この辺りに食事処はないか尋ねてみるが、無いとの返事だった。門前の民宿「山茶花」さんが喫茶となっていたが、現在は営業していないそうである。
少しだけ遍路道を外れた場所に小さな商店があるそうなので、そこへ行ってみることにした。
2017年02月12日
【3巡目-140】 道の駅わじきから、22番平等寺、国道経由、23番薬王寺まで 〈その2〉[2016年5月9日]
幸い、大根峠への道はそれ程きつくはなく、擬木の階段を上り、山道の入口から7分で、薄靄の峠に到達した。
以前は無かった大きな看板があり、ここが大根峠であることが分かるようになっていた。
峠を越えてからが意外と長く感じる。
林の中を歩いていると、大きな声が聞こえてくる。その内、林を抜け、右手の少し離れた場所に牛舎が見えてきた。そこから声が聞こえてきていた。現役の牛舎なのだろうか。
程なくして、新しいヘンロ小屋「第47号大根」があった。中を覗いてみるが、雨で浸水しており、一休み出来そうにはなかった。
それ程激しい雨とはなっていないはずなのだが、壁が無いので、少しの雨風も防げないような造りとなっていた。
ヘンロ小屋を過ぎて間もなく、再び「お遍路さんの休憩所です」の看板があった。
普通のビニールハウスと作業小屋に見えるが、ハウスの中で休めるようになっているのだろうか。
「善人宿」の案内も書かれていたので、その事を指しているのかも知れない。
その少し先に、自由にお飲み下さい、と水道の蛇口があった。ここは、11年前からある、お接待の水場であるが、側にあった建物は消えており、蛇口とベンチだけが残されていた。
2017年02月08日
【3巡目-139】 道の駅わじきから、22番平等寺、国道経由、23番薬王寺まで 〈その1〉[2016年5月9日]
車の中で、6~7時間は寝ただろうか。
翌日は午前7時過ぎに、道の駅「公方の郷なかがわ」を出発した。
シトシトと雨が降る、今一つの天候、GWは昨日で終了し、今日は普通の月曜日である。
予期せぬ渋滞に巻き込まれながらも、(21)太龍寺の麓、阿瀬比の近くにある、道の駅「わじき」に到着した。
第二駐車場の方に車を止めさせてもらい、午前8時前には歩き始めた。
すぐに旧道へと入り、阿瀬比の集落内へ。おなじみのヘンロ小屋があった。誰も休憩していない様子である。
太龍寺麓の宿が無くなったので、この時間にこの辺りにいる人は少ないだろう。
普通の車道から簡易舗装の道に、少しずつ山の方へと入って行く。
何度か歩いている道なのだが、道しるべが少ない所があって、この道で合っているのか、と心配になることもあったが、無事に峠への取り付け場所へとたどり着いた。
「身を灼く炎天の下、肌をさす寒風の中、へんろ道」と書かれた、真新しい貼り紙が、樹木に括ってあった。
最近はそのような時期ばかりに歩いているので、今回のような気候の良い時期の遍路は久し振りである。
薄暗い森の中を歩き、大根峠を目指す。
2017年02月04日
【3巡目-138】 別格3番慈眼寺、20番鶴林寺、かも道、21番太龍寺麓まで 〈その15〉[2016年5月8日]
「山口中」バス停から、やって来たバスに乗り込む。
一人、歩き遍路らしき方が乗車しており、桑野で下車していった。
この辺りの宿に泊まるのか、JRで帰宅なり、移動されるのだろうか。
斜め後ろには、野球部らしき高校生がおり、小松島まで乗車していたから、随分と長距離通学である。
この高校生の話題を出したのは、翌日もまたバス車内で出会う、という面白いことになったからである。
1時間10分程もバスに揺られ、ようやく徳島駅に到着した。
JRに乗り継ぎ、佐古駅で下車、止めて置いた車へと戻って来た。
前回の遍路旅でも利用した、八万温泉で汗を流し、国道沿いの「東大」というラーメン屋で夕食、その先「道の駅 公方の郷なかがわ」で車中泊をすることにした。
道の駅に到着したのは、午後10時を回っていた。お接待を受けなければ、深夜0時近くになっていたことだろう。
本日のコースタイム
ふれあいの里さかもと6:52→8:18[3]慈眼寺9:16→10:27ふれあいの里さかもと→(お接待)→11:00鶴林寺登り口→11:54(20)鶴林寺12:22→13:23大井休憩所13:25→一宿寺14:29→16:06(21)太龍寺17:04→太龍寺麓
太龍寺麓→(お接待)→17:45山口中バス停18:08→→19:15徳島駅19:27→→19:30佐古駅→→22:06道の駅「公方の郷なかがわ」
歩行距離:約22.6km
歩数 :45868歩
最高気温:25.7℃
最低気温:17.2℃[美波町日和佐]