2019年10月30日

【3巡目-451】 「道の駅みま」から、41番龍光寺、43番明石寺まで [2017年8月29日]〈その1〉


朝食は6時半から大丈夫だったが、バスの時間が、午前8時ちょうどということもあり、7時頃に食事処へと向かった。
ちらほらと他の宿泊客も食事に来ていた。

今日は遍路旅最終日、歩けるところまで進んでから、宿毛駅までバスを乗り継いで戻る予定である。
大洲まで行ければ次回助かるのだが、今回は無理そう。鳥坂トンネル付近を目標にしている。

身支度を整え、「宇和島リージェントホテル」を出発し、すぐに「宇和島バスセンター」に到着した。
300円の切符を買って、松山行きの、一日一本ある「道の駅みま」経由の特急バスに乗り込み、8時半近くになって、ようやく歩き始めた。

まずは近くのローソンにUターン、冷凍茶を買いにわざわざ立ち寄ったのだが、何と売り切れ。仕方なく、カップに入った氷を買う。

昨日の「窓之峠」への案内図で、通常の遍路道から一本西側、へんろ地図では下側の道をお遍路さんがよく利用していた、という記述があったので、そちらを歩いてみることにする。

入口には、龍光寺への古い案内板があったが、ほとんど消えかかっていた。
特に昔を感じさせる遺構などは無かった。

民家や事業所がぽつぽつとあり、三間盆地の田んぼも広がっていた。
突き当りを右に進み、通常の遍路道と合流する。  


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2019年10月29日

金沢マラソン 2019 [2019年10月27日]

一昨日、10月27日(日)に行われた、
「第5回金沢マラソン2019」
           に参加してきましたicon16

昨年は落選しましたが、今年は倍率3.05倍の抽選倍率を突破しましたicon76

初めてマラソンというものに挑戦した、2016年の金沢マラソンでは13km、2017年は7.5km地点で走れなくなり歩き出しましたicon107
その頃よりもかなり進歩しています5

現在の力では、どれくらいのタイムで走れるのか、どれだけ走り続けられるのか、楽しみにしつつも、いつになく緊張感もありました。

これで8回目のフルマラソンとなります11
これまでのタイムは、6時間57分→6時間26分→5時間25分→5時間37分→4時間58分→4時間44分→6時間40分となっています。

タイムの目標は4時間30分以内。そして、40km以上を歩かないで走り続けること、を目指しました。これまでの最高は、37kmです。

会場へ、自宅から近くのバス停へと小走りしただけで、大きく息が切れてしまいます。こんなことで大丈夫か、と心配になります。

号砲が鳴ってスタートしても、いつものように走ることが出来ません。

それでも頑張っていると、後ろから「ニャーニャー」叫ぶ声が95
ゲストランナーの「猫ひろし」さんに、三回も追い抜かれました。思った以上に小柄でした。


結果は、4時間51分39秒というタイムでした。
目標には届きませんでしたが、あの調子でこのタイムだったら、まずまずかなあ、と思います7

そして、25kmを過ぎた辺りからつらくて、歩いてしまおうかとも思ったのですが、初めて42.195kmを歩かずに走り続けることが出来ました8

二年前には走れなかった坂道のコースも、今回は走り続けられたのは嬉しかったです11


金沢マラソンの良さといえば、たくさんの飲食ブースが出店していることです。これが楽しみで頑張れました。

たくさん食べて、一気にアルコールを飲んでしまったら、苦しくなって会場隅っこで横になって寝てしまい、閉店時間まで過ごしてしまいました。

これだけ賑わっていた会場も、気が付くと、周りにだ~れもいなくなっていましたicon107

今回走って思ったのですが、時間に追われるフルマラソンより、エイドでゆっくり休めるウルトラマラソンの方が楽しいような気がしてきました8  


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2019年10月26日

【3巡目-450】 「道の駅みま」、「宇和島リージェントホテル」へ [2017年8月28日]〈その15〉

「道の駅みま」から、宇和島行きのバスに乗り込む。
一人お客さんが降りてきたから、一日一往復のバスでも利用者がいるようである。

すぐに高速道路に乗り、あっという間に宇和島市内へと戻って来た。バスセンターで下車し、すぐ近くの「宇和島リージェントホテル」にチェックインした。

朝食は6時半からで、二種類選べるようになっており、安い方(500円)でお願いした。
洗濯・入浴を済ませる。


テレビのニュースでは、今日の宇和島市内は33℃もあった事を伝えていた。

夕食は二階にある食事処で、生ビール・ハンバーグ定食・アスパラベーコン(1980円)を頼んだ。

明日は遍路旅最終日、どこまで歩けるか、計画を立てながら夜の時間を過ごす。
帰りのバスの時間との兼ね合いもあり、なかなか難しい。

トイレのウォッシュレットが、ボタン一つ押すのではなく、つまみを捻りながら使うタイプだった。出始めの頃は、このような形式だったのだろうか。


宇和島リージェントホテル:素泊まり 5700円  〈312号室〉
      ※洗濯機1台200円・乾燥機1台30分100円・洗剤50円。自販機あり。朝食は6時半から。  


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2019年10月24日

【3巡目-449】 窓之峠、「道の駅みま」まで [2017年8月28日]〈その14〉

県道を進み、道路が広くなった部分の一角から、窓之峠への歩きの道がある。
入口には、遍路石も置かれていた。

森の中の上り道を少し進むと、すぐに視界が開けた。簡易舗装の道路に突き当たり、前方には麓の集落や三間盆地が眺められる。
少し上がった所に「多福院」があり、少し立ち寄ってから、道路を下る。

そのまま道なりに進むと、「民宿みま」の前に出て来た。途中、左への歩きの道があったが、そこに進むべきだったのだろう、道なりに来てしまったため、先程のヘンロ小屋に貼ってあった地図とは違う場所に出てしまった。

車道を進み、本来出てくるはずの場所を通過、「道の駅みま」までやって来た。

バス停はどこにあるのか探すと、レンタサイクルらしき場所の一角に、目立たないように設置されていた。

時刻は午後5時であり、これにて今日の歩きは終了である。1日1本のバスの時間は、午後5時16分である。
道の駅内を少し散策して過ごす。


本日のコースタイム
三好旅館7:01→7:48満願寺8:10→9:30野井坂(峠)→10:52ジョイフル宇和島祝森店11:34→13:52和霊神社14:28→16:08ヘンロ小屋第21号宇和島光満16:28→16:59道の駅みま
道の駅みま17:22→icon18→17:40宇和島バスセンター→17:43宇和島リージェントホテル


歩行距離:26.7km
 歩数  :43892歩
最高気温:33.5℃
最低気温:25.3℃[宇和島市]  


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2019年10月22日

第8回 能登半島すずウルトラマラソン [2019年10月20日]

http://www.nta.co.jp/sports/marathon/kokunai/suzu/index.html

10月20日(日)に、石川県能登半島の先端、珠洲市を中心に行われた、
「第8回 能登半島すずウルトラマラソン」
                  に参加してきましたicon16

100kmを走る、ウルトラマラソンです。

前回の「南砺100キロマラニック」で完走し、調子に乗ってエントリーしてしまいましたface03

奧能登の海岸線に沿って走ったり歩いたり、里山の小さな峠を越えたりと、楽しそうじゃないですか11

今回の制限時間は、「南砺~」より1時間短い14時間です。
計算してみると、フルマラソンで5時間40分ペースで走らなければならず、とても完走できそうにありませんicon108

能登半島の最先端、禄剛崎灯台のある、第4関門の狼煙エイド(86km)を目標にしました。
さて、どうなるでしょうか。

この大会、面白いことに、ゼッケンが年齢順となっていました8

それも身体の前後に付けて走りますので、自分より年上か年下か、一目で分かります。

番号が近いランナーだと、同じ世代か、と親近感が湧いてきました11

名簿も年齢順となっています。
48才が23人の参加と一番多く、58才が21人、45才と54才が19人です。
1番の81才のランナーとは途中から前後しながらの走りとなりましたが、皆から注目されていました。



結果ですが、86kmの関門でタイムオーバーのため終了、となりましたicon104

想定通り、とは言え、最後まで走り切れなかったのは、とても残念ですface10

面白いこともありまして、第3関門(73km)をギリギリのタイムで通過したのは良かったのですが、その後ビリになってしまいまして、後ろに最後尾車が付いて走ってましたicon17
こんな経験、なかなか出来ないのではないでしょうか86

100キロの部にエントリーしたのは、445人。
完走率は、100キロ男子が74.6%、女子は71.8%、との事でした。
来年は必ず、リベンジしなければなりませんねicon105
ちなみに、今週日曜日は「金沢マラソン」に参加ですicon22  


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2019年10月20日

【3巡目-448】 宇和島、「道の駅みま」へ [2017年8月28日]〈その13〉

県道57号を進み、梅林口というバス停のベンチで一休みし、歩きを続ける。

「松本」という、わりとインパクトがある食堂前を通過する。店の壁面には風鈴らしき物が大量に並んでいる。
営業はしていなかったが、自販機や簡易イスも置かれ、休憩出来るようになっていた。

一ヶ所、旧道らしき道があったので、そちらに入り、気分転換を図ったりする。
郵便配達のバイクが行ったり来たりしており、何度も顔を合わせるのも、退屈感が紛れる。

次の休憩場所に考えていた、「ヘンロ小屋第21号宇和島光満」が見えてきた。手前にあった自販機で缶コーヒーを買って、休ませてもらうことにした。

小屋内には、「弘法大師縁の゛窓之峠”の旧遍路みち案内図」なるものが掲示されていた。かなり詳細に書かれている。

窓之峠の入口は、二巡目の時に発見して気になっていた所だったので、今回は歩いてみることにする。

遍路ノートを読ませてもらったりし、ヘンロ小屋を後にした。  


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2019年10月18日

【3巡目-447】 和霊神社、「道の駅みま」へ [2017年8月28日]〈その12〉

二礼二拍手一礼でお参りする。お守りなどを売っており常時人がいるようで、ご朱印頂けますか、と尋ねると、書いてくれる、との事。

お寺で頼む時は「納経」で、神社だったら「ご朱印」でいいのだろうか。日付を入れてくれる所が嬉しい。
88ヶ所のお寺だったら、お願いしても日付は入れてくれないような気がする。

日影の涼しい休憩所があったので、ここでゆっくりと休ませてもらう。ちらほらと参拝の方が来ていた。「和霊神社」で40分程過ごし、出発する。

国道56号線に出る。郊外型店舗が並び、賑やかである。
通り掛かりの作業服屋で、保冷バックが軒下に並んでいたので購入する。地元では欲しくても見つけられなかったので、丁度良かった。

三間方面への分岐を右折、JRを跨線橋で越えると交差点がある。
標識の支柱に遍路シールが何枚か貼られていた。通常の遍路道と合流したようである。が、東海図版の地図では、左に行く方が旧道のようなので、そちらに入ってみる。

見覚えのあるコインランドリーの場所で、再び遍路道に入った。
向かいには、新築のアミューズメント施設が出来ている。パチンコ屋だろうか。たぶん、「宇和島クアホテル」があった場所である。

ここからは、県道57号線を黙々と歩く。この区間、単調で退屈な道、という印象が大きく残っている。実際はそこまででは無かったのだが、退屈と思い込んでいたせいか、欠伸まで出てきた。
山の方へと向かうような雰囲気の道で、時折、民家や事業所が現れる。  


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2019年10月16日

【3巡目-446】 宇和島市内、和霊神社 [2017年8月28日]〈その11〉

「宇和島リージェントホテル」で予約を済ませる。
素泊まり5700円と高く、大浴場は無さそうだったが、ホテル内に定食が食べられる店があるようなのは良かった。

遍路道沿いにある、宇和島バスセンターに立ち寄り、バス時刻の確認を行う。

務田駅まで歩いてJRで戻ってくる方法もあるが、宿はバスセンターに近いため、バスを利用して宇和島まで戻ってくる方法を考えている。

待合室に入ると、ちょうどテレビでは、羽田孜元首相が亡くなった、というニュースが流れていた。時の流れを感じる。

(42)仏木寺まで行くバスは一日数本あるが、明日の朝のことまで考えると、一日一往復のみ、松山行きの特急バスが「道の駅みま」を通っている。一往復ながら、こちらの方が都合の良い時間に走っており、まだ一日を有効利用出来そうである。今日は道の駅を目標に歩くことにした。

少し時間に余裕がありそうなので、「和霊神社」に寄ってみることにした。結構、大きな神社と聞いている。

遍路道を外れ、大通りをそのまま進む。これまで二度泊まった、「宇和島オリエンタルホテル」の前を通り過ぎると、和霊神社の入口があった。
へんろ地図では川向こうに神社があるが、大通り沿いからもう神社の敷地になっていた。さすが大神社である。  


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2019年10月14日

【3巡目-445】 宇和島市内にて [2017年8月28日]〈その10〉

かつて休憩所があった場所から、右の方へと進むように指示が出ているが、ここからも東海図版の地図で歩いてみる。

左に行ってすぐに橋を渡るようである。マニアックな道にある、緑色のシールもしっかり貼られている。そちらに行ってみる。

地図を片手に歩き、「天赦園」という、国指定名勝を過ぎて、大通りに出た辺りから、道が分からなくなってしまった。
遍路シールもあったので、仕方なく、一般の遍路道に戻ることにした。
少し進むと、へんろ地図にも載っている「宇和島リージェントホテル」がある。

何度か、今日泊まりたいと考えている、「民宿とうべや」さんに電話しているのだが、一向につながらない。
このホテルに着くまでに連絡が取れなかったら、直接、予約をしよう、と歩きながら考えていた。

ホテル前までやって来て、最後にもう一度、民宿に電話してみるが、やはりつながらなかった。タヌキがやって来る、という事で、以前から泊まってみたい宿だったのだが、今回もまたご縁が無かった。

諦めて、ホテルへと入り、フロントの方に今日泊まれるか尋ねる。空きはあるようで、お願いする。
ただ、この時間からでは、との事で、もう少し後に来ることを伝える。元々、行ける所まで歩いてから公共交通機関で戻るつもりだった。  


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2019年10月12日

【3巡目-444】 宇和島市内へ [2017年8月28日]〈その9〉

国道を歩き、おなじみの出口バス停までやって来た。小さなバスターミナルとなっている。

隣にある、スーパーか何かだったかの裏側の道を進むことになるが、お店が無くなっており、新築の会社に変わってしまっていた。
すぐに大通りに戻り、右折する。

「くすりのレディ」という、ドラッグストアがある。北陸では見掛けないが、全国チェーンだろうか。
経口補水液などの飲料、そしてアロンアルファを購入した。
頭陀袋のヒモが、汗のためだろうか、少しずつ取れかかってきている。以前、(22)太龍寺で、突然ブチッと切れて困ってしまったこともあり、補強しておくためである。

通常の遍路道は、もう少し先まで大通りを進むことになっているが、東海図版の地図では、脇道に入ることになっている。

ローソンと石材店の間の道へと進んだ。住宅が密集している場所を歩き、程なくして通常の道に合流した。

「馬目木大師」に立ち寄ってみる。駐車場の一角にお堂があるような印象だった。

車道に戻り突き当たりまで来ると、角地にお遍路さん休憩所があったはずである。そこを次の一休み場所に考えていたのだが、残念ながら閉鎖されてしまっていた。  


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2019年10月10日

【3巡目-443】 野井坂、宇和島市内へ [2017年8月28日]〈その8〉

柿木庚申堂を過ぎ、国道との合流地点の手前に、へんろ地図には赤い線が引いてない旧道があり、そちらの道へと入った。遍路シールも貼られている。
道は狭いが車も通らないので、のんびりと歩くことが出来た。

宇和島市内へと続く国道に合流する。
突き当りにコインランドリーがあり、ここで予約の電話をさせてもらうことにした。

「民宿とうべや」さんに連絡してみるが、留守のようである。この後、何度も電話するが繋がらなかった。
やはり前日までに予約するべきなのだが、真夏の遍路なので致し方ない。

その少し先に、ファミリーレストランのジョイフル祝森店があり、当初の予定通りに立ち寄る。

時間がまだ早くお腹はすいていなかったが、スパゲッティを頼み、スープや水をガブ飲みして、水分補給や塩分補給を行った。

どれだけ飲んでもトイレが近くなるようなことはなく、身体に吸収されてしまうのが夏遍路である。スープは10杯くらい飲んだろうか。

店を出て、国道を進む。沿道には郊外型のお店が並んでいる。無料の高速道路が出来ているはずだが、それでも結構車が走っていた。  


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2019年10月08日

【3巡目-442】 野井坂、宇和島市内へ [2017年8月28日]〈その7〉

「野井坂へんろ道」を歩き、麓へと下りてきた。
前方に高架の道路があり、道に沿って田んぼが並んでいる、狭い谷間である。

あぜ道を通って、高速道路の側道に出た。横の田んぼでは、家族総出といった感じで作業を行っている。今時、珍しい光景である。

休憩したかったので、日陰部分を探しながら歩く。
高速道路の下をくぐり、反対側の側道に出た所で、ちょうど道が日陰になっていたので、ここで一休みすることにした。
冷凍してもらった水を飲む。

時刻は、午前10時過ぎである。
国道との合流地点に10時半過ぎまでに到着出来て、体調不良などなければ、今日は「民宿とうべや」さんにお世話になろうと計画していた。

今のペースでは、何とか(42)仏木寺まで行けそうである。どこか静かな場所で、予約の電話をしてみることにする。

味気ない高速道路の側道を進むと、民家が見られるようになってきた。
松尾峠からの遍路道との合流地点付近に、「柿木庚申堂」の説明板があった。少し土道を進んだ所にあるようである。  


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2019年10月06日

【3巡目-441】 野井坂へんろ道③ [2017年8月28日]〈その6〉

木のベンチがあり、眼下の谷間の風景が眺められる場所があった。

一息つくには良い場所だったのだが、根性で上っている最中である。折角のベンチなので、一瞬腰を下ろして、すぐに出発した。

一休みしたい所を我慢して進み、擁壁の場所から17分で峠らしき場所にたどり着いた。気合で何とかなるものである。

野井坂と言えば主要な道路だったと聞いてはいるが、峠のお地蔵さんのような石仏などが全く見当たらなかった。途中の道沿いにも全く無かったので、本当に昔からの道なのかなあ、という印象だった。

峠らしき場所を下ると、再び炭焼き窯のような遺構がある。

道を5分ほど下ると、下方に簡易トイレがある、少し開けた場所に出てきた。

野井坂へんろ道に関する説明板があり、隅っこに遍路シールも貼られていた。大正時代に今の県道が開通するまでは、重要な生活道路として使われていたそうである。

山道を下る。一か所、巨木が道を塞いでいた。大きく脚を上げて、跨いで通過する。
説明版の場所から15分で、「野井坂登り口」と書かれた新しい看板の所に到達した。  


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2019年10月04日

【3巡目-440】 野井坂へんろ道② [2017年8月28日]〈その5〉

宮崎橋を渡った所に少し草が生えている。その辺り、マムシに気を付けるように、と助言をもらい、軽トラのおじさんは去って行った。

10m程、草が生えている部分があったが、「野井坂へんろ道」で草が生えていたのはここだけで、後は歩きやすい道が続いていた。
その部分に石仏が並んでいた。明治、と周防の文字は読めた。

ジグザグと歩きの道を上る。今回の遍路旅初の山道となる。草はほとんど生えていない。3分程で車道に出てくると、見覚えのある擁壁が現れた。ここの写真は色々な所でよく見掛ける場所である。

道端で一休みする。
野井坂の峠は243mあるとの事で、それ程の高さでは無いのかも知れないが、最近息が続かないし、夏場でもあり、気合を入れなければならない。

ここから峠まで、休憩しないで根性で上ってみることにした。
擁壁を上ると、再び山道となる。
すぐに、炭焼き釜の跡のような、石積みの円形の遺構があった。

上りが続き、すぐに息が荒れてくる。いつもだったら立ち止まって息を整える所だが、そこは根性と自分に言い聞かせて、上り続けることが出来た。気持ちの問題と言うのは、意外と影響があるようである。  


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2019年10月02日

【3巡目-439】 野井坂へんろ道① [2017年8月28日]〈その4〉

満願寺を出て、遍路シールに従い、今来た道を少し戻る形で、集落内の狭い道へと入る。広い通りに出て橋を渡り、道なりに県道を進む。

民家が途切れると、遍路石や石仏などがまとめられている場所があり、雰囲気が出てくる。

ニワトリ小屋を過ぎると谷間が開け、野井の集落となった。意外と民家がある印象だが、人の姿は見られなかった。

集落の外れまで来ると、「おへんろ墓」と新しい木札が立っており、小さなお墓が並んでいた。

山が寄ってきて、木に覆われた道となる。
林の中で分岐となり、県道から分かれることになった。小さな橋を渡り、対岸を遡って行く。

砂利道を上っていくと、向かいから軽トラックがやって来た。除ける場所が無く、ちょっと先の広くなった場所へ小走りする。
ちょうどそこが、「宮崎橋」の入口の所だった。

軽トラックのおじさんが顔を出して、橋渡れるか、と声を掛けてくれる。木は朽ちてきてはいるが、まだ大丈夫そうである。
この先、マムシがいるから気を付けるように、との事だった。白い長靴に二回ほど噛みつかれたことがあるそうで、万が一噛まれたら・・・すぐに救急車を呼ぶことやな、との事だった。
白い靴下にサンダル履きなので、ドキッとする。  


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