2022年02月28日
【3巡目-723】 82番根香寺へ [2020年7月25日]〈その4〉
(82)根香寺までは当分車道を進むかと思っていたら、四国のみちの木柱が山道の方へ指示している。
へんろ地図にも掲載されていないようだが、入ってみることにした。
車道より少し高い所に道が続いており、真夏だったが草ボーボーということはなく、歩きやすかった。
数分で再び車道に出ると、すぐにまた歩きの道への入口となった。今度は、地図にも載っている道である。入口は、草で覆われかけていた。
5分程道を下ると、視界が開けて、ヘンロ小屋第51号「五色台子どもおもてなし処」があった。
こんな山の中に学校がある訳がないし、麓の学校からは距離があるし、なぜ子どもおもてなし処なのかなあ、と思っていた。
帰ってから調べてみると、近くに児童の施設があるようなので、ここの子どもたちが世話をしてくれているのだろう。
中を覗いてみると、室内は綺麗にされており、ここで泊まったであろう人たちの納札がたくさん貼られていた。
へんろ地図にも掲載されていないようだが、入ってみることにした。
車道より少し高い所に道が続いており、真夏だったが草ボーボーということはなく、歩きやすかった。
数分で再び車道に出ると、すぐにまた歩きの道への入口となった。今度は、地図にも載っている道である。入口は、草で覆われかけていた。
5分程道を下ると、視界が開けて、ヘンロ小屋第51号「五色台子どもおもてなし処」があった。
こんな山の中に学校がある訳がないし、麓の学校からは距離があるし、なぜ子どもおもてなし処なのかなあ、と思っていた。
帰ってから調べてみると、近くに児童の施設があるようなので、ここの子どもたちが世話をしてくれているのだろう。
中を覗いてみると、室内は綺麗にされており、ここで泊まったであろう人たちの納札がたくさん貼られていた。
2022年02月25日
【3巡目-722】 白峯寺、82番根香寺へ [2020年7月25日]〈その3〉
十九丁は、順番通りに歩いて来た時にはただの通過点となるが、(81)白峯寺を先に打った場合には、白峯寺・根香寺・国分寺への三差路となっている。
(82)根香寺を打ってからはここに戻って来て、(80)国分寺へと向かうことになる。
木のベンチが並んでいて一休み出来るようになっているが、朽ちかけていたり、日当たりも悪く、あまり休憩したくなるような雰囲気ではない。
ただ、宿から1時間ちょっと歩いて来た頃で、少し荷物を下ろす。
この先、日当たりが良くない道が続くためか、真夏でも草に覆われて歩きにくい、といった区間は無かった。
車道に合流する。すぐに「足尾大明神」という、小さなお寺のような神社があった。
その隣に期せずして、駐車場付きの新築のトイレがあった。一般の観光客向けだろう。利用はしていないが、おそらくまだ新しいものだろう。
少し先には、へんろ地図にも掲載されている「みち草」という、小さな食堂があった。
土曜日だったが営業しており、歩き遍路でも気軽に入れそうな雰囲気だった。宿で朝食をゆっくり嗜んだ後なので、残念ではあるが通過する。
(82)根香寺を打ってからはここに戻って来て、(80)国分寺へと向かうことになる。
木のベンチが並んでいて一休み出来るようになっているが、朽ちかけていたり、日当たりも悪く、あまり休憩したくなるような雰囲気ではない。
ただ、宿から1時間ちょっと歩いて来た頃で、少し荷物を下ろす。
この先、日当たりが良くない道が続くためか、真夏でも草に覆われて歩きにくい、といった区間は無かった。
車道に合流する。すぐに「足尾大明神」という、小さなお寺のような神社があった。
その隣に期せずして、駐車場付きの新築のトイレがあった。一般の観光客向けだろう。利用はしていないが、おそらくまだ新しいものだろう。
少し先には、へんろ地図にも掲載されている「みち草」という、小さな食堂があった。
土曜日だったが営業しており、歩き遍路でも気軽に入れそうな雰囲気だった。宿で朝食をゆっくり嗜んだ後なので、残念ではあるが通過する。
2022年02月22日
【3巡目-721】 白峯寺、82番根香寺、80番国分寺、83番一宮寺、高松市内まで [2020年7月25日]〈その2〉
車道を進むと、平成遍路石がある。ここで、遍路道と合流し、歩きの道へと入る。
自衛隊施設の金網の横の道を通るとT字路となり、左方向が(81)白峯寺となり、右方向の(82)根香寺方面へと進む。
森の中の道が続く、という事で、やぶ蚊が多く、痒みと闘いながらの歩きとなる。
これまでの夏遍路では、それ程、虫に刺されることもなかったように思うが、今回は蚊に刺されてばかりとなってしまった。
次回からは、虫よけスプレーは必ず持っていくことにしたい。
次のT字路となる「十九丁」までは、約40分の歩きの道となる。
きついアップダウンもなく、道も荒れておらず、歩きやすい道が続く。
丁石が何基も残されているから、遍路道らしさが残っている。
途中には、閼伽井という、水の湧いている場所があるようだが、どこに湧いているのかよく分からなかった。
所々に丁石の説明などの案内板があったりするから、時間に余裕があれば、案内板を読みながら、お勉強しつつ進むのも楽しそうである。
歩き遍路となると、ついつい先を急いでしまう習性があるが。
2022年02月19日
【3巡目-720】 「ニューサンピア坂出」② [2020年7月25日]〈その1〉
昨夜は22時半頃に就寝する。夜中少し目が覚めて眠れなくなることもあるが、翌朝は6時ちょっとに起きた。
朝食は一番早い7時からでお願いしてあり、朝6時台に朝風呂に入らせてもらった。他に4人程、利用していた。
歩き遍路の時しかこういった宿に泊まる機会がないから、楽しませてもらう。
7時となり食事場所に向かう。昨晩は暗くて分からなかったのだが、窓を大きくとってあるから、本当に眺めが素晴らしい。
昨日は雨降りだったから、空気も綺麗になったのだろう。
一人で泊まりに来たジジイがこんな良い場所を独り占めしてしまっていいのか、と恐縮してしまう。
瀬戸大橋を眺めながらの朝食となった。
確か、コーヒーや牛乳など、飲み放題だったこともあり、ゆっくりと食事をし、午前8時を過ぎてから宿を出た。
遍路道ではない車道を進み、(82)根香寺を目指す。
緩やかな上りがひたすら続き、朝から息が切れて大変だった。
朝食は一番早い7時からでお願いしてあり、朝6時台に朝風呂に入らせてもらった。他に4人程、利用していた。
歩き遍路の時しかこういった宿に泊まる機会がないから、楽しませてもらう。
7時となり食事場所に向かう。昨晩は暗くて分からなかったのだが、窓を大きくとってあるから、本当に眺めが素晴らしい。
昨日は雨降りだったから、空気も綺麗になったのだろう。
一人で泊まりに来たジジイがこんな良い場所を独り占めしてしまっていいのか、と恐縮してしまう。
瀬戸大橋を眺めながらの朝食となった。
確か、コーヒーや牛乳など、飲み放題だったこともあり、ゆっくりと食事をし、午前8時を過ぎてから宿を出た。
遍路道ではない車道を進み、(82)根香寺を目指す。
緩やかな上りがひたすら続き、朝から息が切れて大変だった。
2022年02月16日
【3巡目-719】 「ニューサンピア坂出」① [2020年7月24日]〈その18〉
平日は8800円で泊まれるようだが、この日は祝日という事で、二食付き13300円だった。
「GoToトラベル」で、申請すれば後日、一部返金されるはずである。
そもそも、かねてから一度泊まってみたいと思っていた宿だったから、宿代が高くても泊まっていただろう。
夕食は、新型コロナ対策で時間ごとに人数制限があり、ちょっと遅い午後7時半からとなった。
一息ついてから、大浴場へと向かう(写真は宿のHPより)。やはりこれがないと、歩き遍路を楽しむことが出来ない。
眼下の平野部の眺めを堪能出来る、雄大なお風呂で、露天風呂もあった。混雑していることもなく、ゆったりと過ごす。
食事場所も夜景を一望出来る、広い空間だった。
コロナ対策で、広いテーブルを一つずつ空ける、という徹底ぶりだった。
期待通りの食事ではあったが、ご飯のお替りは想定していなかったらしく、一杯だけなら出せそう、との事でお願いする。おかずの量が多かったから、空腹にならずに済んだ。
対応してくれた女性は終始丁寧で、遍路に興味がある様子だった。
お風呂でも一緒だったひとつ前のテーブルの一人旅の方は、おそらく車遍路だろうが、黄色いへんろ地図らしき冊子を手にしており、従業員の方と遍路談義をしていた。
白峰温泉 ニューサンピア坂出:一泊二食 13300円 〈103号室 和室8畳〉
※洗濯機4台、200円・乾燥機4台、30分100円・洗剤50円。自販機あり。氷水あり。
宿泊客:一般客多数。
「GoToトラベル」で、申請すれば後日、一部返金されるはずである。
そもそも、かねてから一度泊まってみたいと思っていた宿だったから、宿代が高くても泊まっていただろう。
夕食は、新型コロナ対策で時間ごとに人数制限があり、ちょっと遅い午後7時半からとなった。
一息ついてから、大浴場へと向かう(写真は宿のHPより)。やはりこれがないと、歩き遍路を楽しむことが出来ない。
眼下の平野部の眺めを堪能出来る、雄大なお風呂で、露天風呂もあった。混雑していることもなく、ゆったりと過ごす。
食事場所も夜景を一望出来る、広い空間だった。
コロナ対策で、広いテーブルを一つずつ空ける、という徹底ぶりだった。
期待通りの食事ではあったが、ご飯のお替りは想定していなかったらしく、一杯だけなら出せそう、との事でお願いする。おかずの量が多かったから、空腹にならずに済んだ。
対応してくれた女性は終始丁寧で、遍路に興味がある様子だった。
お風呂でも一緒だったひとつ前のテーブルの一人旅の方は、おそらく車遍路だろうが、黄色いへんろ地図らしき冊子を手にしており、従業員の方と遍路談義をしていた。
白峰温泉 ニューサンピア坂出:一泊二食 13300円 〈103号室 和室8畳〉
※洗濯機4台、200円・乾燥機4台、30分100円・洗剤50円。自販機あり。氷水あり。
宿泊客:一般客多数。
2022年02月13日
【3巡目-718】 81番白峯寺、「ニューサンピア坂出」へ [2020年7月24日]〈その17〉
(81)白峯寺を出立する。
早々に道が二股に分かれる。どちらに行けばいいのか迷うが、(82)根香寺方面の案内に従い、左斜め方面へ。結局は、どちらを選んでも大丈夫だったようである。
県道に出ると、へんろ地図にも掲載されている、白峰パークセンターが正面にある。
小さな建物だが、展望カフェ、となっていた。もちろん、この時間では営業していない。
車道を進むが、ゆるやかに上りが続く。やはり、今日の内に白峯寺を打っておいて良かった。
早々に、宿の建物が見えてきた。
客室が見えている。お客さんの姿があり、こちらに向かって手を挙げてくれたように見えた。こちらも手を振り返す。
午後5時13分、本日の宿「白峰温泉 ニューサンピア坂出」に到着した。
インターネットで予約をしておいたが、満室の日も多くなかなか人気のようだ。この日は運良く泊まることが出来た。
本日のコースタイム
善通寺グランドホテル7:37→8:20(76)金倉寺8:47→9:44(77)道隆寺10:18→12:16(78)郷照寺12:52→(79)高照院14:53→16:39(81)白峯寺16:58→17:13ニューサンピア坂出
歩行距離:27.4km
歩数 :45501歩
最高気温:27.0℃
最低気温:24.3℃[高松市]
早々に道が二股に分かれる。どちらに行けばいいのか迷うが、(82)根香寺方面の案内に従い、左斜め方面へ。結局は、どちらを選んでも大丈夫だったようである。
県道に出ると、へんろ地図にも掲載されている、白峰パークセンターが正面にある。
小さな建物だが、展望カフェ、となっていた。もちろん、この時間では営業していない。
車道を進むが、ゆるやかに上りが続く。やはり、今日の内に白峯寺を打っておいて良かった。
早々に、宿の建物が見えてきた。
客室が見えている。お客さんの姿があり、こちらに向かって手を挙げてくれたように見えた。こちらも手を振り返す。
午後5時13分、本日の宿「白峰温泉 ニューサンピア坂出」に到着した。
インターネットで予約をしておいたが、満室の日も多くなかなか人気のようだ。この日は運良く泊まることが出来た。
本日のコースタイム
善通寺グランドホテル7:37→8:20(76)金倉寺8:47→9:44(77)道隆寺10:18→12:16(78)郷照寺12:52→(79)高照院14:53→16:39(81)白峯寺16:58→17:13ニューサンピア坂出
歩行距離:27.4km
歩数 :45501歩
最高気温:27.0℃
最低気温:24.3℃[高松市]
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2022年02月10日
【3巡目-717】 81番白峯寺 [2020年7月24日]〈その16〉
もうひと踏ん張りして石畳の道を上ると、見覚えのある、(81)白峯寺の駐車場となっているエリアとなった。
午後4時39分、(81)白峯寺に到着である。
以前来た時、屋台のおっちゃんが店を出していて、少し話をしたのだが、今回はいらっしゃらなかった。
門前には、午後5時以降は閉門します、との、一番面白くない看板があった。慌てて参拝する。
さらに追い打ちを掛けるように、夕方4時40分以降のロウソクはご遠慮下さい、とあった。
先程、(79)高照院で参拝を簡略してしまったが、そのお陰と言おうか、白峯寺での納経が間に合ったのは良かったのだが、ここでもゆっくり参拝出来ないことになってしまった。
午後5時にはお寺を出なければならない、と忙しない気持ちになったのだが、もう一組参拝の方がいらっしゃったので、気分的に少し助かった。
慌ただしくお参りをして、午後4時58分に白峯寺を出立した。
頑張って山道を上がったこともあり、もう少しゆっくりとお寺で過ごしたかった。
やはり、17時に固く門を閉ざしてしまうお寺は、ちょっとなあ、と思う。
駐車場にあるトイレをお借りし、本日の宿、「ニューサンピア坂出」へと向かった。
午後4時39分、(81)白峯寺に到着である。
以前来た時、屋台のおっちゃんが店を出していて、少し話をしたのだが、今回はいらっしゃらなかった。
門前には、午後5時以降は閉門します、との、一番面白くない看板があった。慌てて参拝する。
さらに追い打ちを掛けるように、夕方4時40分以降のロウソクはご遠慮下さい、とあった。
先程、(79)高照院で参拝を簡略してしまったが、そのお陰と言おうか、白峯寺での納経が間に合ったのは良かったのだが、ここでもゆっくり参拝出来ないことになってしまった。
午後5時にはお寺を出なければならない、と忙しない気持ちになったのだが、もう一組参拝の方がいらっしゃったので、気分的に少し助かった。
慌ただしくお参りをして、午後4時58分に白峯寺を出立した。
頑張って山道を上がったこともあり、もう少しゆっくりとお寺で過ごしたかった。
やはり、17時に固く門を閉ざしてしまうお寺は、ちょっとなあ、と思う。
駐車場にあるトイレをお借りし、本日の宿、「ニューサンピア坂出」へと向かった。
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2022年02月07日
【3巡目-716】 79番高照院から、81番白峯寺へ [2020年7月24日]〈その15〉
(81)白峯寺への車道を進む。
現代の普通の山道が続くのだが、意外なことに、丁石が次々と現れた。
眼下の眺めも楽しみつつも、時間に追われて急ぎ足で進む。
白峯寺への歩きの道の分岐は、あっさりと見付かった。
徒歩で1km、との新しめの看板もあり、ちょっと入った所に東屋まで設置されていた。
ここからは、献燈が並ぶ立派な参道が続き、驚いてしまった。獣道のような歩きの道を想像していた。
今では、誰も歩いて寺へは上ることもない道だろうが、昔日は頻繁に利用されていたに違いない。
どういった謂れで、こんな立派な参道が作られたのだろうか。献燈はまだ新しいものが多かったように思う。
長い長い石段が続き、息も切れるが、納経時間に追われて、頑張って上る。
約15分で、踊り場に到達出来た。
「崇徳天皇陵」への分岐があり、遍路道はそちらの方に赤い点線が入っているが、何か工事をしているようで、崇徳天皇陵から白峯寺へは行けません、との看板があった。道なりに、そのまま直進する。
現代の普通の山道が続くのだが、意外なことに、丁石が次々と現れた。
眼下の眺めも楽しみつつも、時間に追われて急ぎ足で進む。
白峯寺への歩きの道の分岐は、あっさりと見付かった。
徒歩で1km、との新しめの看板もあり、ちょっと入った所に東屋まで設置されていた。
ここからは、献燈が並ぶ立派な参道が続き、驚いてしまった。獣道のような歩きの道を想像していた。
今では、誰も歩いて寺へは上ることもない道だろうが、昔日は頻繁に利用されていたに違いない。
どういった謂れで、こんな立派な参道が作られたのだろうか。献燈はまだ新しいものが多かったように思う。
長い長い石段が続き、息も切れるが、納経時間に追われて、頑張って上る。
約15分で、踊り場に到達出来た。
「崇徳天皇陵」への分岐があり、遍路道はそちらの方に赤い点線が入っているが、何か工事をしているようで、崇徳天皇陵から白峯寺へは行けません、との看板があった。道なりに、そのまま直進する。
2022年02月04日
【3巡目-715】 79番高照院から、81番白峯寺へ [2020年7月24日]〈その14〉
番外の松浦寺は分からないまま、(81)白峯寺への車道を歩くことになってしまった。
遍路シールは時折残っていたから、指示通りに進む。
いよいよ上り道になりつつある道端に、「杖使って下さい、返さなくてよいです(地元人)」とたくさんの杖が置かれていた。
一般の方でも歩いて白峯寺へ向かう人たちがいるのだろうか、それとも、滅多に通らない歩き遍路向けだろうか。返さなくてもいい、と気遣いもちゃんとしてくれている所も有難い。
一方、これから杖が必要なきつい勾配の山道が続くのだろうか、大丈夫かなあ、と少々不安にもなる。
どこかで歩きの道に入るはずだから、今度は見逃さないように、と注意深く進む。
住宅が途切れるようになると早々に、白峰参道、と大正時代の遍路石のような物を発見した。道も続いている。
へんろ地図ではまだまだ先で分岐となるはずだからおかしいなあ、と少々迷うが、ここはパスすることにした。
それで正解だったのだが、あの標石は何だったのか、別のルートがあったのか、疑問が残っている。廃道があるのかも知れない。
遍路シールは時折残っていたから、指示通りに進む。
いよいよ上り道になりつつある道端に、「杖使って下さい、返さなくてよいです(地元人)」とたくさんの杖が置かれていた。
一般の方でも歩いて白峯寺へ向かう人たちがいるのだろうか、それとも、滅多に通らない歩き遍路向けだろうか。返さなくてもいい、と気遣いもちゃんとしてくれている所も有難い。
一方、これから杖が必要なきつい勾配の山道が続くのだろうか、大丈夫かなあ、と少々不安にもなる。
どこかで歩きの道に入るはずだから、今度は見逃さないように、と注意深く進む。
住宅が途切れるようになると早々に、白峰参道、と大正時代の遍路石のような物を発見した。道も続いている。
へんろ地図ではまだまだ先で分岐となるはずだからおかしいなあ、と少々迷うが、ここはパスすることにした。
それで正解だったのだが、あの標石は何だったのか、別のルートがあったのか、疑問が残っている。廃道があるのかも知れない。
2022年02月01日
【3巡目-714】 79番高照院から、81番白峯寺へ [2020年7月24日]〈その13〉
(79)高照院を出立する。
あと2時間弱で、6.5kmを山道も含めて歩かなければならない。
高架橋の下の踏切がある、(81)白峯寺への分岐までやって来た。
以前歩いた時、ここにへんろ道保存協力会の立杭が、分岐を示しているのをはっきりと覚えていた。左折して白峯寺へと向かえるはずである。
しかし今回は、順番通り、そのまま直進の札だけがあった。別に立杭があったのかどうなのか、じっくり探したかったのだが、たまたま人の乗った車が路駐していて、探せなかった。
写真は、2012年のものであるが、もうこの時点で、ほとんど字がみえなくなっている。
指示は無いものの、ここで通常の遍路道から外れる。
田んぼの中を進むと、へんろ地図にも掲載されているうどん屋さんがあった。看板からして、意外とお洒落な雰囲気である。
道なりに進んで行き、雲井橋を渡ると、住宅や商店が連なるようになった。ちょっとした集落である。
街を抜けると、大きな道路と交差し、コンビニまであった。
へんろ地図では、山の麓で脇道へと入り、番外の松浦寺を通るような形となっている。
注意深く歩いていたのだが、どこが分岐なのか分からなかった。
あと2時間弱で、6.5kmを山道も含めて歩かなければならない。
高架橋の下の踏切がある、(81)白峯寺への分岐までやって来た。
以前歩いた時、ここにへんろ道保存協力会の立杭が、分岐を示しているのをはっきりと覚えていた。左折して白峯寺へと向かえるはずである。
しかし今回は、順番通り、そのまま直進の札だけがあった。別に立杭があったのかどうなのか、じっくり探したかったのだが、たまたま人の乗った車が路駐していて、探せなかった。
写真は、2012年のものであるが、もうこの時点で、ほとんど字がみえなくなっている。
指示は無いものの、ここで通常の遍路道から外れる。
田んぼの中を進むと、へんろ地図にも掲載されているうどん屋さんがあった。看板からして、意外とお洒落な雰囲気である。
道なりに進んで行き、雲井橋を渡ると、住宅や商店が連なるようになった。ちょっとした集落である。
街を抜けると、大きな道路と交差し、コンビニまであった。
へんろ地図では、山の麓で脇道へと入り、番外の松浦寺を通るような形となっている。
注意深く歩いていたのだが、どこが分岐なのか分からなかった。