2016年10月28日
【3巡目-116】 19番立江寺から、阿千田越え、番外取星寺、坂本まで 〈その8〉[2016年5月7日]
(19)立江寺からの道と合流する。
その先は、5年前の二巡目に歩いた時に工事をしており、狭い道にバイパスを作っていたが、完工して立派な道路となっていた。
時刻はまだ午前10時半過ぎだったが、朝食をしっかり食べていなかったこともあり、お腹がすいていた。
この辺りには、一度寄ってみたいと思っていた、少々古びた飲食店があるはず。
利用してみようか、と思ったが、見当たらなかった。バイパスを歩いたので通り過ぎたのか、無くなってしまったのか。
もう少し先の交差点にあり、これまで二度利用しているコンビニで腹ごしらえすることにした。
途中、古いベンチがある、簡素な休憩所があった。小さな入れ物があったのでフタを開けてみると、手作りのポケットティッシュ入れがあった。
これはおそらく、ご自由に持っていって下さい、ということだろう。せっかくなので、一つ頂いた。
午前11時前になるが、ローソンに到着。ここで、朝・昼食とすることにした。店内に入ると、少々狭い印象。
ここで、携帯電話の充電器を探す。今回、電話やデジタルカメラの充電器の持参をすっかり忘れてしまっていた。
事前の準備不足に、何をやっているのか、と自分自身にあきれていた。
さすがコンビニと言おうか、電池で充電できるものが1000円程で売られていたので購入する。これで、携帯電話の心配は無くなった。
後は、デジカメである。これの充電器はさすがに売っていなかった。予備の電池は持ってきていたのだが、あまり写真を撮り過ぎると充電切れを起こしてしまいそうである。
2016年10月24日
金沢マラソン2016 ~歩き切りました~
先日、記事にしました、「金沢マラソン2016」に参加、無事に完走しました。
制限時間7時間のギリギリ3分前、6時間57分27秒という記録です。
何と、13kmまで走り続けました。その後は全く走れなくなり、速足で歩き続けてゴールしました。
これも全て、歩き遍路で鍛えた脚力の賜物です。
足腰が痛くなったのですが、今日になってさらに悪化。膝が痛くて、遍路を始めた頃のように、立ったり座ったりするのが大変で、懐かしい思いもします。
たくさんのボランティアさんが応援してくれて、ウルッとくることもありました。本当に感謝しています。
来年もぜひ参加したいです。倍率が高いのですが、抽選に当たることを祈りたいと思います。
制限時間7時間のギリギリ3分前、6時間57分27秒という記録です。
何と、13kmまで走り続けました。その後は全く走れなくなり、速足で歩き続けてゴールしました。
これも全て、歩き遍路で鍛えた脚力の賜物です。
足腰が痛くなったのですが、今日になってさらに悪化。膝が痛くて、遍路を始めた頃のように、立ったり座ったりするのが大変で、懐かしい思いもします。
たくさんのボランティアさんが応援してくれて、ウルッとくることもありました。本当に感謝しています。
来年もぜひ参加したいです。倍率が高いのですが、抽選に当たることを祈りたいと思います。
2016年10月20日
【3巡目-115】 19番立江寺から、阿千田越え、番外取星寺、坂本まで 〈その7〉[2016年5月7日]
番外霊場取星寺の境内はわりあい広かったのだが、隣接の神社との境がよく分からなかった。
少しウロウロとしてから出発した。
来た道を下り、県道に出る。山裾に沿って古い住宅が見え、そちらが古い道になるのだろうが、少し遠回りそうだったのでそのまま県道を進んだ。
勢いよく水の流れる、用水沿いの道である。この辺りは歩道があったので、歩きやすかった。
進行方向左手には、突堤のようなものがずっと続いている。大きなため池でもあるのだろうか、と思いつつ進んでいく。
開けた場所が狭まってきて、小さな谷間となってきた。
突堤の向こうには何があるのか、興味津々だったが、ようやく眺めることが出来た。
雄大な那賀川であった。(20)鶴林寺の麓、水井橋を流れている川の下流になるようである。
へんろ地図を見ないで歩いていたので、川が流れていることに気が付かなかった。
歩道が無く、意外と車がやって来るので気を付けて歩き、ようやく(19)立江寺から直行してくる遍路道と合流した。1時間ちょっとの遠回りだった。
2016年10月16日
【3巡目-114】 19番立江寺から、阿千田越え、番外取星寺、坂本まで 〈その6〉[2016年5月7日]
県道に出ると、後方にポールを持ってウォーキングしているおじいさんがいた。
徐々に追い付いてきて、話し掛けてきてくれた。阿千田越えを歩いてきたのか、と尋ねられたので、この峠の知名度はそれなりにあるようである。
取星寺に参拝するのか、との問いには、これからまた山に上がる元気もないので、通過します、と返事をした。
丁度、お寺への入口に差し掛かり、せっかく来たのだから、と半ば強引に誘われて一緒に上がることになった。
この方も、取星寺に行くのだろうか。
車道を上っていくと、それ程時間が掛からずに、(19)立江寺の奥の院となっている、取星寺に到着した。
車が止まっているので住職さんはいらっしゃるだろう、向こうは神社で水洗トイレもある、など、おじいさんが説明をしてくれ、去って行った。取星寺が散歩コースになっているのだろうか。
本堂らしき場所で般若心経を唱える。住職不在時のために、御朱印が用意されていたが、ベルを押してみると住職さんが出てきてくれ、納経してくれた。時間が掛かったので、硯を使って墨を用意してくれたのだろうか。
境内を少し散策してみる。水洗トイレの話をしていたので、立派なトイレがあるのかと思ったが、小の方は昔のコンクリート製の仕切りのない物で、大の方はおそらくボットントイレだったろう。
おじいさんの話は冗談だったのかも知れない。
2016年10月12日
【3巡目-113】 19番立江寺から、阿千田越え、番外取星寺、坂本まで 〈その5〉[2016年5月7日]
阿千田峠には、たくさんの絵馬が掛けられていた。
2~3年前のものが多かった。何かウォーキングのイベントがあった時のもののようだった。
案内版には、西暦600年「阿千田越え 命の道のはじまり」と書かれていた。1400年以上前からの道ということになるのだろうか。
この峠でゆっくりと過ごしてもよかったのだが、急ぎ気味ということもあり、早々に歩を進めた。
竹藪の中の歩きやすい道を下って行く。道しるべが至る所に掲げられていた。
林の中を抜けると、いきなり新興住宅地が現れて、驚いてしまった。麓に降りてきたようである。
特に道しるべも無かったので道なりに下って行くと、県道に出そうになった。
手元に用意した地図では、番外の取星寺へはどこかで右折して、もう少し山手に道があるはずである。
Uターンして、分岐っぽい場所で曲がってみた。道なりに進むと、やはり県道へと出てしまった。
仕方なく、県道を歩くことにした。取星寺は、目の前に見えている丘の上にあるようである。もう一回、山の上に戻る元気も無かったし、阿千田越えを歩けた満足感もあったことから、取星寺への参拝は諦めることにした。
2016年10月08日
【3巡目-112】 19番立江寺から、阿千田越え、番外取星寺、坂本まで 〈その4〉[2016年5月7日]
車道をしばらく進むと分岐があり、右手のあぜ道へと入る。
ここから、小さな山越えの歩きの道となった。
何か作業をしている音が聞こえてくる。少しずつ標高を上げていくと、音が近付いてきた。
竹藪で何か作業をしていた。里山は、しっかりと管理されている様子だった。
歩きの道は、枯れた笹の葉で覆われた、歩きやすい道だった。手作りの丸太橋も作ってくれていた。
整備してくれている人たちがいるのだろう。
せっかくの良い道なのだが、(19)立江寺付近に案内標識が無いことが残念である。普通のお遍路さんは、この道の存在に気付かないだろう。
竹藪の道には、要所に手作り看板があり、峠まであと何メートル、と標示があった。あと少し、と頑張ることが出来た。
立江寺を出立してから40分で、阿千田越えの峠に到着した。
とても変わった峠である。
峠上に車道が通っているのだろうか、峠部分が高架下となっている。
その下に、阿千田越えの歴史が書かれた案内板、そして、たくさんの絵馬がぶら下がっていた。
「峠歩記」と表示があり、それぞれの願い事や、道に対する思いなどが書かれていた。
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2016年10月04日
【3巡目-111】 19番立江寺から、阿千田越え、番外取星寺、坂本まで 〈その3〉[2016年5月7日]
丘の中に道が続いている。
分岐に「阿千田越え」の石碑があり、左方向の土道へと誘導されるが、入口にドーンと軽トラが止まっていた。
横をすり抜けていく。滅多に人が歩かないのだろう。
歩き遍路マークが書かれた標識がぶら下がっていた。指示通りに歩いて行くと、山裾に沿って進む遍路道となった。
右手の田んぼを眺めながら、ほんの少し高い場所を進むので、眺めが良い。
車道に合流した所で、宿へ予約の電話をする。GWはもう終わりだから簡単に予約が取れるだろう。
「ふれあいの里さかもと」さんに連絡してみると、二階の部屋はいっぱいだが、下のお風呂の前の部屋で良ければ空いてますよ、との事だった。
もうお遍路さんは減ってきているだろうと思っていたので意外だったが、とりあえず無事に予約が取れて良かった。
問題は、今日中に、別格3番の慈眼寺を打つかどうかである。急いで歩けば行けそうでもあるが、標高が550mもあり、宿への到着が遅くなりそうである。
その上、今朝四国に着いたばかりで、車中泊をしてあまり眠っていないこともあり、体力が持つかどうか、である。
とりあえず、慈眼寺を目指すつもりで、少々急ぎ気味で歩いて行くことにした。
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