2013年01月30日
【201】歩き遍路25日目〈その3〉[2012年4月14日]
一本向こうの道路が三原方面から延光寺に向かう遍路道となっており、一人のお遍路さんが対向していった。
国道に出て、宿毛市内へと戻る。一旦旧道に入った所で、向こうから見覚えのある方がやって来た。「民宿叶崎」で同宿し、「大島屋旅館」に泊まっていた、福島県喜多方の方だ。
今回は(39)延光寺で区切り、平田駅から帰るそうである。「人生、これからやぞ」と励ましてもらい、お別れした。
後で聞くと、道に迷わないように、念のため遍路道に戻ってきたとの事だった。
丁度午前10時に、宿へと帰り着いた。少し急いで歩き、往復3時間だった。
預かってもらっていたザックを受け取り、「米屋旅館」を出発した。
旅館のあるアーケード街を少し探検してみた。横丁に入ってみると、ほとんどの店が廃業しており、パチンコ屋などの跡が残っていた。郊外大型店が出来る前は、さぞかし賑わっていたのだろう。