2024年07月29日

【4巡目-104】 星の岩屋へ② [2023年2月19日-その13]

時間に余裕があることから、道の駅の後ろの方にあった静かな場所で、ゆっくりと一休みしてから出発する。

道の駅の一角に、「ヘンロ小屋第11号 勝浦」がある。

先程、道端で突っ伏して休んでいた方の荷物が置いてあるのが分かった。
まだ午後1時過ぎだが、(20)鶴林寺に上る体力は無さそうだったから、きっとここで野宿するのだろう。

来た道を少し戻り、先程の遍路石があった場所から、「星の岩屋」と「佛陀石」方面へと向かう。

またも立派な遍路石、そして渋い色をした潜水橋が現れた。色合いが渋く、なかなか格好良い。



事前にへんろ地図で道の確認をしていた所、東海図版や英語版の地図とは微妙にルートが違っていることに気が付いていた。

通常の黄色い地図は、遠回りな車道を通るようになっているが、出来れば昔からの道を歩きたい。

潜水橋を渡って早々に、星の岩屋への道案内のまだ新しい立派な看板があった。

昔からと思われる道も、「道狭い急勾配」となっていたから、多分歩けるのだろう。良かった。



  


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2024年07月25日

【4巡目-103】 道の駅「ひなの里かつうら」 [2023年2月19日-その12]

道の駅「ひなの里かつうら」には、小さな食堂が二つある。

民宿ちばのご主人が話していた通り、やはり旅割のクーポンは使えなかった。

日曜日の午後1時前という事で、お客さんは多かったが、席は確保出来た。
楽しい雰囲気の店内である。

普通に現金で、焼きそば定食(800円)を注文した。

待ち時間に、クーポンが使える道の駅の一角の小さな売店で品定めをした。

基本的にお土産用の物が並んでおり、歩き遍路には荷物となってしまうものばかりである。

自由に1000円分使って良い、など何と贅沢な、と思うのだが、逆にちょっと困ってしまった。

写真の品をチョイスする。

ちなみに、土曜日の宿泊だけが1000円分のクーポンで、明日明後日は2000円分のクーポンが貰える予定です。  


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2024年07月21日

【4巡目-102】 星の岩屋へ① [2023年2月19日-その11]

前方に、白衣を纏った大きなリュックが置いてある。
と思ったら、お遍路さんが突っ伏していたので、ちょっと驚いてしまった。

今回の遍路旅で見掛けた、二人目のお遍路さんである。
挨拶をして、先へと進む。

荷物が多いので職業遍路さんなのかなあ、と思ったら、後で別のお遍路さんに聞いた話では、数日で帰る予定だったが、どこかの札所の住職さんに、せっかく遍路に来たのだからもう少し歩いたら、と説得されて歩き遍路を続けている、との事だった。

(20)鶴林寺の麓、勝浦の市街に向かって歩を進める。

立派な遍路石があり、奥之院は右、を印していた。どこのお寺の奥之院だろうか、立江寺?鶴林寺?と考えてしまった。

奥之院とは、星の岩屋のことだろうか、と知識不足を露呈してみる。

へんろ地図に記載されている道だが、単に指定されているだけかと思っていたが、歴史ある道のようだった。

これから星の岩屋へと向かう予定だが、この道を歩いてみることにする。

まずは、道の駅に立ち寄って、腹ごしらえである。  


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2024年07月17日

【4巡目-101】 「櫛渕へんろ道」から、星の岩屋へ [2023年2月19日-その10]

この辺りを歩いているほとんどの歩き遍路が立ち寄るだろう、ローソンに到着した。

遍路笠をぶら下げた自転車が何台も止まっており、若者グループがイートインコーナーで休んでいた。

トイレを借りようとするが、彼らに待たされたり順番抜かされたりと、5分以上も待たされてしまった。同じお遍路仲間ではあるが、うんざりする。

ローソンを出るとすぐに立派な遍路石がある。

そのまま車道を進むことになるが、左にちょっと下りても行けそうなので、こちらの道を選んでみた。

行儀悪いが、コンビニで買った酎ハイを飲みながら進む。
短い距離ではあったが、車も通らないから、のんびりとした時間を過ごせた。

田園地帯から集落の道となる。

2005年の春にお接待してくれた、前松堂さんの前を通る。

あの時声を掛けてくれたご主人は、今の自分と同じくらいの年齢だったろうか。

なぜ遍路に、と聞かれてドキッとしたものだが、元気にされているだろうか。  


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2024年07月13日

【4巡目-100】 櫛渕へんろ道⑤ [2023年2月19日-その9]

一度下界に下りたが、今度は小さな里山を越える道となる。

確か、果樹園が多かったろうか、開けた感じの山越えで、山頂付近にはお寺らしき建物もあった。

通る車など無いから、車道に座って一休みした。

麓に下りてからも、古い道を探索しながら進んだつもりでいたものの、帰宅してから発見した地図を確認してみると、遍路道を半分位しか辿れていなかった。


ピンクの点線が、「櫛渕へんろ道」の後半部分で、青く引いた線が、実際に歩いた道である。

まさか、ローソンの裏側にまで遍路道が続いているとは思わなかった。

私有地には遍路札を付けられなかった、とあったから、おそらく道標は無かったのだろう。
五巡目があるなら、その時は地図を手にしながら進みたい。  


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2024年07月09日

【4巡目-99】 櫛渕へんろ道④ [2023年2月19日-その8]

お堂には、へんろ道保存協力会の札もあった。

ここで写真を撮っていると、通り掛った軽トラの方が、真念へんろ道ですか、とこの先の道案内をしてくれた。
ため池の横を通り、竹薮の中を進む、との事である。

きっとこの方も、遍路道の整備に関わってくれているのだろう。

古い遍路札があり、もう字が消えかかっていた。

最近復元された道、という訳ではなく、知る人ぞ知る道だったのだろうか。

山裾を進むと、またも大きなお堂があった。

歴史ある遍路道がここにも隠れていたとは。
ここから一山、丘を越える竹薮の道となる。

丘を越えた所で、再び大きなお堂があり、ここには地蔵尊の由来、という説明板があった。

櫛渕町と勝浦方面を結ぶ重要な街道で、四国八十八ヶ所の街道として利用された、多くの墓標や無縁塚が散見される、と書かれていた。  


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2024年07月05日

【4巡目-98】 櫛渕へんろ道③ [2023年2月19日-その7]

県道を歩いていると、遠くの田んぼの中の車道を歩いているお遍路さんの姿があった。

今回、初めて見掛ける歩き遍路さん、かなりゆっくりペースである。




目標にしていた、法泉寺バス停である。
ここにあるトイレを当てにしていた。

その前に、この先はそのまま車道を進むはずだったのだが、「真念へんろ道」右方向へと指示が出ていた。

こんな所に新しい遍路道があるのだろうか。行ってみることにした。

まずはトイレをお借りする。
司東とは何だろうか。









集落内を進むが、名所にもなりそうな、なかなか立派で美しい石垣が続いていた。

村外れまでやって来ると、大きなお地蔵さんのあるお堂があった。
昔からの道という感じである。

  


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2024年07月01日

【4巡目-97】 櫛渕へんろ道② [2023年2月19日-その6]

高速道路だろうか、工事が行われている場所もあったが、案内がしっかりしており、迷う事は無かった。

丘を越えて麓に下りると、田んぼに何やら生き物がいる。ヤギが放し飼いにされていた。雑草対策だろうか。

変化に富んだ道が続き楽しかったのだが、通常の遍路道となっている車道が近付いてきた。

ついに「櫛渕へんろ道」は終わってしまったか、とガッカリしたのだが、その先にまだまだ続くとは、この時は知らなかった。

一旦、県道を進んでいたのだが、後で調べてみると、山手に遍路道があったようで、分岐が私有地のため、遍路札を付けられなかったそうで気が付かなかった。

帰宅してから、へんろ道保存協力会のHPに、櫛渕へんろ道の詳しい地図が掲載されているのを発見した。

地図の真ん中の二つの真念道標の間の所で終了、と勘違いしていた。

https://blog.iyohenro.jp/%e3%80%90%e3%81%b8%e3%82%93%e3%82%8d%e3%81%bf%e3%81%a1%e3%80%91%e7%84%bc%e5%b1%b1%e5%af%ba%e9%81%93%ef%bc%9d%e6%ab%9b%e6%b8%95%e7%9c%9f%e5%bf%b5%e5%8f%a4%e9%81%93%e3%80%80%e8%aa%bf%e6%9f%bb/


  


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