2019年01月05日

【3巡目-334】 井の岬、大方、土佐入野駅まで 〈その12〉[2017年5月3日]

井の岬温泉ホテルから、海岸沿いの寂しい道を進むと、伊田の集落となる。

狭い道路に沿って住宅や小さなお店が続いている。小さな町にある百貨店もあり、中を覗くと、色々な物が売られているようで面白かった。

「民宿たかはま」が見えてくると、国道56号線に合流する。

有井川の集落となり、四国のみちの石柱が立っていた。旧道があるかも、と入ってみる。土佐くろしお鉄道の高架下をくぐると、田んぼが広がっている。国道に沿った旧道は無さそうである。

高架下で身繕いをし国道に戻ろうとすると、先程の女性二人組もこちらに入ろうか迷っている様子。手招きであっち、とお伝えすると、「ありがとうございます~」と、随分と元気な声が返ってきた。

少し進むと、右手に入る道が。こちらは、すぐ国道に戻れそうである。
入って戻った所で、お二人が立ったまま休憩しているようだった。同世代くらいの二人で、どんなつながりなのかなあ、とこの時は不思議に思った。
雨降りの日となったので、「ひどい日になりましたね~」と声を掛ける。

今日はどこから歩いているのか聞いてみると、「農家民宿かじか」だったそうで、朝食の時間が遅かったのでこの時間になった、との事である。

このお二人の内の一人が、俳人の「黛まどか」さんだったようである。この時は、全く気が付かなかった。  


Posted by こいったん at 00:10Comments(2)お遍路 第三拝(高知)