2021年03月15日

【3巡目-620】 モエ坂 [2019年3月19日] 〈その12〉

お堂からさらに下へと進んで行く。
時折、コンクリートで固められた道もあった。

道が崩落したのだろう、所々に迂回路らしき道が作られているのが分かった。

そんなに急坂も記憶に無く、脚を踏ん張って下るような場所もなかったように思う。大きな石がゴロゴロしているような所はあったが、適所に踏み石が置いてあった。
現時点では、道自体、歩きにくいようなことは無かった。

星ガ森から1時間10分で、無住の民家が見えてきた。無事、麓に到着で、「モエ坂」制覇である。
虎杖集落だろうか、と言っても、周囲には他に建物は無かった。

帰宅してから調べてみると、民家ではなく、「周桑農協小松支所石鎚出張所」の跡、という事であった。こんな場所に農協があったとは。

色々調べてみると、先程のモエ坂途中の集落跡らしき場所も含め、この辺りは「石鎚村」と言う一つの行政村で、昭和30年代には1000人位の人たちが住んでいたそうである。

平成19年には2人となっている。現在はどうなっているのだろうか。
一つの村が消えるという、信じられない事が起きていた。消えた集落が山の中腹に点在しているようである。
近くに住んでいたら、すぐにでも探索に行く所なのだが。  


Posted by こいったん at 00:08Comments(0)お遍路 第三拝(愛媛)