2022年11月21日
【3巡目-794】 卯辰越① [2020年8月31日]〈その10〉
車一台走れるくらいの狭い林の中の車道を下って行く。
ほとんど、車は通らない。一ヶ所だけ、下界の集落が見渡せる場所があったろうか。
道路が広くなると、左斜め方向に向かう道路があったが、分かりにくい。ボケっとしていたら、気付かずにそのまま下りて行ってしまっただろう。
振り返って看板をみると、右方向が折野となっている。多分、こっちへ進めば良いのだろう。
レの字のように曲がると、再び上りになってしまった。が、数分で頂上となる。「花折大明神」という、赤い鳥居の神社がある。
道路右側には、ベタノ谷に沿って、延々と青い網が続いている。
何のためにあるのかなあ、と考えていたが、確かどなたかの遍路紀行で、卯辰越には不法投棄が多い、と目にしたのを覚えている。この対策のためなのかも知れない。
網が無かったら、下方の川に向かって簡単に物を捨てられそうで、実際に崖下を見てみると、あちこちに投棄物があった。