2012年03月03日

【108】歩き遍路15日目〈その1〉[2011年9月10日]

三宮バスターミナルから乗車した国虎号は、8人の客を乗せて、奈半利へと向かった。

土佐山田で1名下車、野市には朝6時に到着し、自分も含めて3名下車した。
野市駅の待合所に向かい、ここで遍路衣装に着替えて、今回の遍路旅を始めた。

つい先日、歩いたばかりの道を進み、(28)大日寺には7時前に到着した。境内に人影は無く、静まり返っていた。参拝しているともう一人、車で来たであろう青年もやって来た。四国霊場を周っている人は、若い人たちも意外といらっしゃる。
奥の院である爪彫薬師堂へも足を伸ばした。今回の旅では、先を急ぐことに気を取られないようにしたい。

(28)大日寺からしばらくは、静かな住宅街の道を歩く。少し下り、交通量の多い道に出ると、右側に天井川とまではいかないが、今にもあふれ出しそうなほど、川床が高い用水沿いを歩いた。この用水は記憶に残っている。
「超カーブ」を曲がると、物部川の長い橋を渡る。渡り切った所に、釣り人用だったろうか、鄙びた商店があり、いい雰囲気だった。ここで休憩したい所だったが、休めそうな場所が見当たらなかったので、そのまま進むことにした。
休憩所マークがある「松本大師堂」まで頑張ることにしよう。

古い集落をかすめ、高知県らしくビニールハウスが並ぶ畑の中を歩き続ける。
この辺りには、ステンレス?で作った独自の遍路マークが所々にあり、我々を案内してくれていた。

パラパラと雨が降り出してきたかなあ、という頃、「松本大師堂」に到着した。(28)大日寺からは、約1時間での到着となった。  


Posted by こいったん at 00:12Comments(0)お遍路 第二拝(高知)