2012年12月12日

【186】歩き遍路23日目〈その8〉[2012年4月12日]

国道321号線は、竜串の海岸を左に見ながら続いていく。
海の上に、ピンクと白の変わった建物が立っている。海中展望塔と呼ぶらしく、海の中を歩いているように眺めることが出来るそうである。

観光地の竜串を過ぎると、人家も少なくなり、いよいよ最果て感が漂ってきた。

片粕という集落のバス停で一休みすることにした。海を目の前にした、少し高い所にある、きれいなバス停である。
愛媛のSさん、そして二人連れの旅人が休んでいた。

父と息子風だったが、知人の息子さんだそうで、遍路ではなく、海岸線に沿って四国を一周しているそうである。確かにこの道路は、四国の外周路となる。
お父さんの方は、日本縦断をしたことがあり、メディアにも登場したことがあるそうである。
今日はこの場所にテントを張って、野宿をするとの事だった。

ここからは、トンネルが続く。トンネル脇には、海岸に沿って通じていたのだろう、旧道が続いている。
おそらく、少し前までは、この狭いグネグネ道がメイン道路だったのだろう。今はトンネルが出来て、随分と移動時間が短縮されたに違いない。

トンネルを二つ抜け、貝ノ川という集落に入った。立派な家が多いように感じる。今まで見てきた漁村とは少し違うように思えた。

へんろ地図に「ファミリーマート」と書いてあるので、コンビニがあるのかと思っていたが、先ほどの二人連れから、違うと聞いていた。小さなスーパーである。   


Posted by こいったん at 22:54Comments(0)お遍路 第二拝(高知)