2013年12月01日
【314】歩き遍路36日目〈その4〉[2012年6月17日]
国道11号線に出ると、道路反対側に細い道が続いている。ここを進むようである。
集落の中の道を進む。ここを歩くお遍路さんは、年に何人くらいいるのだろうか。
所々に「神戸プラタナス育成会」と書かれた看板がある。一体、兵庫県の神戸市とこの集落に何のつながりがあるのだろうか、と思ったが、この辺りの集落名が神戸であり、単に、神戸小学校の親の会の名称のようだった。
道は大きな川にぶつかった。昔はここを渡ったようだが、今は橋が無いので、迂回するために上流の国道の橋に戻った。そこに、(64)前神寺で見かけた、ママチャリのお遍路さんが橋を渡って行く姿が見えた。ママチャリで旅をするのもまた、楽しいかも知れない。
古い石造の遍路石もいくつか見られることから、この道が昔の遍路道であるのは間違いないようだ。なぜ、へんろ地図に赤い線が引かれていないのだろうか。
このまま西条市内の宿に入ることも出来るが、時間はまだ午後3時台、明日の歩行は約36㎞と少々距離があるので、もう少し先に進んで、JRかバスで宿に戻ることにした。事前に調べた所、両者ともそれなりの本数があるはずである。
タグ :歩き遍路東海図版四国遍路地図