2014年01月07日
【321】歩き遍路37日目〈その4〉[2012年6月18日]
分岐の所に戻って一休みし、出発。四国中央市(旧土居町)へと入って行った。
国道に合流するが、すぐに道しるべに従って、旧街道へと入って行く。
遍路道は右に折れ、小さな橋を渡るのだが、この先しばらくは、食事をする場所はなかったはずである。時間は11時半過ぎということで、お腹がすいてきたこともあり、そのまま直進して再び国道に出ることにした。
1日30㎞ペースで歩く、歩き遍路さんの中で一番多いであろうパターンでは、もう少し先の旧土居町まで足を伸ばすお遍路さんが多いのではないだろうか。
もう少し進むと、「余り店」と書かれた看板のある、お遍路さん休憩所があった。中に入ってみると、壁には落書きがされている。
一般の方が書いたと思われるのだが、お遍路さんに対する中傷的なものばかりだった。不思議と嫌な気分にはならなかった。歩いて遍路をしていると、声を掛けてくれる人たちは親切な方ばかりであるが、お遍路さんを快く思っていない人たちもきっといるに違いない。
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