2014年05月11日

【373】歩き遍路42日目〈その3〉[2012年6月23日]

山門から、きれいな石畳の参道を上って行く。真新しい石柱や像が多い。
本堂と呼ぶのだろうか、建物が現れた。鐘楼があったので、撞かせてもらう。
捨身ヶ嶽へ向かっている時にも鐘の音が聞こえてきていたので、遠くまで響いていることだろう。

境内には、歩いて参拝した人の名前が掲示されていた。(84)屋島寺と似ているが、人数はかなり少ないようだ。最高で20000回となっている。毎日登って60年近くになる計算である。先程すれ違った方々は、この健康登山なのかも知れない。

賽銭箱には「~お大師様の願いも成就なされたパワースポット恭しく祈願されよ」と書いてある。一般的にはパワースポットとなっている場所なのだろうか。

人は常駐していないのか、納経は(73)出釈迦寺で、となっている。納経してもらおうと思っていたのだが、これから山の反対側に下りる予定なので残念なことになった。

建物の右下に「御行場入口」と書かれたトンネル状の通路があり、ここをくぐっていくと岩肌が現れた。これより行場は当山の大霊域により~と看板がある。身が引き締まる。

岩場を、所々にある鎖も利用しながら慎重に登っていく。岩肌には、立派な魔崖仏がある。「捨身誓願之聖地」と古い木の看板があった。ここがお大師様が飛んだ場所ということだろうか。  


Posted by こいったん at 22:22Comments(0)お遍路 第二拝(香川)