2021年09月16日

【3巡目-674】 67番大興寺 [2019年8月6日]〈その4〉

ここからは、遍路石など、昔の名残が多く残されている道となる。
車の通りも無く、のんびりと歩ける区間でもある。

右に左に現れるお地蔵さんを見ながらほぼ一直線に進み、「民宿おおひら」の前までやって来た。お寺はこの裏である。
「へんろ道保存協力会」のHPによると、おおひらさんは廃業されたそうである。

聞きなれた遍路宿の廃業が、実際に起こるような時代になってしまった。

グルっと周って、午前10時を回った頃、(67)大興寺に到着した。

何かお寺から音が聞こえてくるなあ、と思っていたら、ご夫婦だろうか、ほら貝を吹いているお遍路さんがいらっしゃった。

本堂横に、雨のあたっていない古い木のベンチがあり、ここに荷物を下ろさせてもらってお参りをする。

ほら貝のお二人が帰られると、境内は貸切になってしまった。

納経所では、歩きですか、と聞かれ、おまんじゅうなどのおやつを頂いた。偶にお接待してくれる、親切な納経所があるものである。

貼り紙があり、この先のヘンロ小屋は遍路道から外れている、等、あまり快く思っていないようなものだった。無料宿泊所もやっているようで、寺内には宣伝の看板もあったりするのだが、何か経緯がありそうだった。  


Posted by こいったん at 00:02Comments(0)お遍路 第三拝(香川)