2024年08月10日

【4巡目-107】 星の岩屋から、佛陀石へ [2023年2月19日-その16]

星の岩屋からは、「佛陀石」を目指す。
はっきりと目立つ案内は無かったと思うが、そのまま奥の方へと歩きの道が続いていた。

へんろ地図で見る限りはすぐお隣にある場所のイメージだったが、ひたすら上りの道となり参ってしまう。

行きは、かなり遠回りそうだが、車道を通った方が良かったのだろうか。

峠らしき場所までやって来ると、行こうと考えていた如意輪寺方面への四国のみちの立杭による分岐があった。

そして、何やらトンネルのようになっている不思議な建造物があった。

これは一体、何だろうか。解説板など無く、分からなかった。
トンネルにしては、小さ過ぎてくぐりにくい。

峠付近から、今度は下り一辺倒となり、早々に車道へと出てきた。

案内に従って下方に向かうと、佛陀石があった。

大きな石をイメージしていたが、かつてどこかの遍路記事で見たことがあるもので、これかこれか、といった感じだった。  


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2024年08月06日

【4巡目-106】 星の岩屋 [2023年2月19日-その15]

歩きの道へと入るが、早々に舗装路に再び出てきた。

すこし進むと、星の岩屋の入口らしき場所があった。

そのまま車道を進めば、この後訪問予定の「佛陀石」にも行けるようである。



午後2時を過ぎて、星の岩屋に到着した。

山の斜面に沿って建造物があり、人の姿は無かった。

納経は(20)鶴林寺迄、との貼り紙があり、翌日、お願いすることになった。



「星の岩屋」で知っている事と言えば、裏から見られる滝だろうか。

山の斜面に沿った狭い土地の中、確かに、裏見の滝があった。

この日は水量が少なかったが、雨降りの時などはどんな感じなのだろう。

かつては参拝者が多く訪れていたのだろうが、今では忘れられてしまった霊場、といった印象だった。  


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2024年08月02日

【4巡目-105】 星の岩屋へ③ [2023年2月19日-その14]

集落内を進むと、四国のみちの立杭がある。

はっきりと分からないが、ここが分岐かなあ、という場所が見付かった。

分岐を入って行くと、集落を抜けて山に沿った道を上って行く。

早々に、小さなリュックの男性とすれ違い挨拶を交わす。
この日は日曜日だったから、休日のハイキング的なものだろう。この先、人の姿を見掛けることは無かった。

距離表示の看板が随所にあり、安心である。

山際に沿って民家がポツポツとあり、眺めが良い静かな狭い舗装路が続く。

それにしても、次々と石仏が現れて、写し霊場のようだった。



一旦別の車道に合流、ちょっと左に行ってすぐに右へ入る。
ここは、案内が分かりにくかったような気がする。

薄暗い山の中の、車道のどん詰まりまで進む。

一応、星の岩屋への駐車場の一つになっているようだが、車がUターンするのが精一杯だろうか。ここから小さな橋を渡り、歩きの道となる。  


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2024年07月29日

【4巡目-104】 星の岩屋へ② [2023年2月19日-その13]

時間に余裕があることから、道の駅の後ろの方にあった静かな場所で、ゆっくりと一休みしてから出発する。

道の駅の一角に、「ヘンロ小屋第11号 勝浦」がある。

先程、道端で突っ伏して休んでいた方の荷物が置いてあるのが分かった。
まだ午後1時過ぎだが、(20)鶴林寺に上る体力は無さそうだったから、きっとここで野宿するのだろう。

来た道を少し戻り、先程の遍路石があった場所から、「星の岩屋」と「佛陀石」方面へと向かう。

またも立派な遍路石、そして渋い色をした潜水橋が現れた。色合いが渋く、なかなか格好良い。



事前にへんろ地図で道の確認をしていた所、東海図版や英語版の地図とは微妙にルートが違っていることに気が付いていた。

通常の黄色い地図は、遠回りな車道を通るようになっているが、出来れば昔からの道を歩きたい。

潜水橋を渡って早々に、星の岩屋への道案内のまだ新しい立派な看板があった。

昔からと思われる道も、「道狭い急勾配」となっていたから、多分歩けるのだろう。良かった。



  


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2024年07月25日

【4巡目-103】 道の駅「ひなの里かつうら」 [2023年2月19日-その12]

道の駅「ひなの里かつうら」には、小さな食堂が二つある。

民宿ちばのご主人が話していた通り、やはり旅割のクーポンは使えなかった。

日曜日の午後1時前という事で、お客さんは多かったが、席は確保出来た。
楽しい雰囲気の店内である。

普通に現金で、焼きそば定食(800円)を注文した。

待ち時間に、クーポンが使える道の駅の一角の小さな売店で品定めをした。

基本的にお土産用の物が並んでおり、歩き遍路には荷物となってしまうものばかりである。

自由に1000円分使って良い、など何と贅沢な、と思うのだが、逆にちょっと困ってしまった。

写真の品をチョイスする。

ちなみに、土曜日の宿泊だけが1000円分のクーポンで、明日明後日は2000円分のクーポンが貰える予定です。  


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2024年07月21日

【4巡目-102】 星の岩屋へ① [2023年2月19日-その11]

前方に、白衣を纏った大きなリュックが置いてある。
と思ったら、お遍路さんが突っ伏していたので、ちょっと驚いてしまった。

今回の遍路旅で見掛けた、二人目のお遍路さんである。
挨拶をして、先へと進む。

荷物が多いので職業遍路さんなのかなあ、と思ったら、後で別のお遍路さんに聞いた話では、数日で帰る予定だったが、どこかの札所の住職さんに、せっかく遍路に来たのだからもう少し歩いたら、と説得されて歩き遍路を続けている、との事だった。

(20)鶴林寺の麓、勝浦の市街に向かって歩を進める。

立派な遍路石があり、奥之院は右、を印していた。どこのお寺の奥之院だろうか、立江寺?鶴林寺?と考えてしまった。

奥之院とは、星の岩屋のことだろうか、と知識不足を露呈してみる。

へんろ地図に記載されている道だが、単に指定されているだけかと思っていたが、歴史ある道のようだった。

これから星の岩屋へと向かう予定だが、この道を歩いてみることにする。

まずは、道の駅に立ち寄って、腹ごしらえである。  


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2024年07月17日

【4巡目-101】 「櫛渕へんろ道」から、星の岩屋へ [2023年2月19日-その10]

この辺りを歩いているほとんどの歩き遍路が立ち寄るだろう、ローソンに到着した。

遍路笠をぶら下げた自転車が何台も止まっており、若者グループがイートインコーナーで休んでいた。

トイレを借りようとするが、彼らに待たされたり順番抜かされたりと、5分以上も待たされてしまった。同じお遍路仲間ではあるが、うんざりする。

ローソンを出るとすぐに立派な遍路石がある。

そのまま車道を進むことになるが、左にちょっと下りても行けそうなので、こちらの道を選んでみた。

行儀悪いが、コンビニで買った酎ハイを飲みながら進む。
短い距離ではあったが、車も通らないから、のんびりとした時間を過ごせた。

田園地帯から集落の道となる。

2005年の春にお接待してくれた、前松堂さんの前を通る。

あの時声を掛けてくれたご主人は、今の自分と同じくらいの年齢だったろうか。

なぜ遍路に、と聞かれてドキッとしたものだが、元気にされているだろうか。  


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2024年07月13日

【4巡目-100】 櫛渕へんろ道⑤ [2023年2月19日-その9]

一度下界に下りたが、今度は小さな里山を越える道となる。

確か、果樹園が多かったろうか、開けた感じの山越えで、山頂付近にはお寺らしき建物もあった。

通る車など無いから、車道に座って一休みした。

麓に下りてからも、古い道を探索しながら進んだつもりでいたものの、帰宅してから発見した地図を確認してみると、遍路道を半分位しか辿れていなかった。


ピンクの点線が、「櫛渕へんろ道」の後半部分で、青く引いた線が、実際に歩いた道である。

まさか、ローソンの裏側にまで遍路道が続いているとは思わなかった。

私有地には遍路札を付けられなかった、とあったから、おそらく道標は無かったのだろう。
五巡目があるなら、その時は地図を手にしながら進みたい。  


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2024年07月09日

【4巡目-99】 櫛渕へんろ道④ [2023年2月19日-その8]

お堂には、へんろ道保存協力会の札もあった。

ここで写真を撮っていると、通り掛った軽トラの方が、真念へんろ道ですか、とこの先の道案内をしてくれた。
ため池の横を通り、竹薮の中を進む、との事である。

きっとこの方も、遍路道の整備に関わってくれているのだろう。

古い遍路札があり、もう字が消えかかっていた。

最近復元された道、という訳ではなく、知る人ぞ知る道だったのだろうか。

山裾を進むと、またも大きなお堂があった。

歴史ある遍路道がここにも隠れていたとは。
ここから一山、丘を越える竹薮の道となる。

丘を越えた所で、再び大きなお堂があり、ここには地蔵尊の由来、という説明板があった。

櫛渕町と勝浦方面を結ぶ重要な街道で、四国八十八ヶ所の街道として利用された、多くの墓標や無縁塚が散見される、と書かれていた。  


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2024年07月05日

【4巡目-98】 櫛渕へんろ道③ [2023年2月19日-その7]

県道を歩いていると、遠くの田んぼの中の車道を歩いているお遍路さんの姿があった。

今回、初めて見掛ける歩き遍路さん、かなりゆっくりペースである。




目標にしていた、法泉寺バス停である。
ここにあるトイレを当てにしていた。

その前に、この先はそのまま車道を進むはずだったのだが、「真念へんろ道」右方向へと指示が出ていた。

こんな所に新しい遍路道があるのだろうか。行ってみることにした。

まずはトイレをお借りする。
司東とは何だろうか。









集落内を進むが、名所にもなりそうな、なかなか立派で美しい石垣が続いていた。

村外れまでやって来ると、大きなお地蔵さんのあるお堂があった。
昔からの道という感じである。

  


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2024年07月01日

【4巡目-97】 櫛渕へんろ道② [2023年2月19日-その6]

高速道路だろうか、工事が行われている場所もあったが、案内がしっかりしており、迷う事は無かった。

丘を越えて麓に下りると、田んぼに何やら生き物がいる。ヤギが放し飼いにされていた。雑草対策だろうか。

変化に富んだ道が続き楽しかったのだが、通常の遍路道となっている車道が近付いてきた。

ついに「櫛渕へんろ道」は終わってしまったか、とガッカリしたのだが、その先にまだまだ続くとは、この時は知らなかった。

一旦、県道を進んでいたのだが、後で調べてみると、山手に遍路道があったようで、分岐が私有地のため、遍路札を付けられなかったそうで気が付かなかった。

帰宅してから、へんろ道保存協力会のHPに、櫛渕へんろ道の詳しい地図が掲載されているのを発見した。

地図の真ん中の二つの真念道標の間の所で終了、と勘違いしていた。

https://blog.iyohenro.jp/%e3%80%90%e3%81%b8%e3%82%93%e3%82%8d%e3%81%bf%e3%81%a1%e3%80%91%e7%84%bc%e5%b1%b1%e5%af%ba%e9%81%93%ef%bc%9d%e6%ab%9b%e6%b8%95%e7%9c%9f%e5%bf%b5%e5%8f%a4%e9%81%93%e3%80%80%e8%aa%bf%e6%9f%bb/


  


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2024年06月27日

【4巡目-96】 櫛渕へんろ道① [2023年2月19日-その5]

「櫛渕へんろ道」へと入る。
少し高い場所を、民家の脇を抜けながら進む、といった印象である。

新たに道を開削して復元した、というよりは、これまで地元の方が使っていた道を繋げて遍路道に指定した、という感じだった。

細道を進んでいると、農家の方が作業をしており、挨拶をすると、収穫したばかりのみかんをお接待してくれた。

どっさりと、8個も鞄に入れてくれた。

こんなにたくさん、ではあったが、あの分厚い皮のものではなく、一番良く見掛けるみかんで、食べやすいものだった。
スーパーで買うと、1000円以上はするだろうか、有難く頂き、道々食べさせてもらった。

一箇所だけ、右折のような気もするが道なりか、とちょっと悩む場所があった。

右に行くと、すぐに道しるべが見付かった。

道中、祠はあったものの、丁石等は見当たらなかった。

  


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2024年06月23日

【4巡目-95】 19番立江寺 [2023年2月19日-その4]

境内には、ウメの花が綺麗に咲いていた。
コンパクトだが手入れが行き届いた境内、といった印象のお寺である。

「今こそ四国遍路」によると、「肉付き鐘の緒の黒髪堂」がある。

不義をしたお京という女がこの寺に詣り懺悔すると、髪の毛が逆立ち、鐘の緒に巻き付いて残ったという伝説のお堂、という事である。

この話はもちろん知っていたが、お堂は見た記憶が無かった。

中を覗いてみると、本当に髪の毛が残っていた。
まさか、その時の毛髪ではないだろうが。

先程のヘンロ小屋の京塚庵に、お京さんの位牌が納められていたそうである。

(19)立江寺を出てからが、本日のメインイベントである。

近年復元されたという、「櫛渕へんろ道」を歩いてみたいと思っている。

入口はすぐに見付かった。


  


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2024年06月19日

【4巡目-94】 18番恩山寺から、19番立江寺へ② [2023年2月19日-その3]

(19)立江寺に向かって、県道を進む。
たまに、車が走り過ぎる程度である。

室戸方面へと向かう高速道路の予定地となっている場所を通り掛かるが、今回もまだ工事は進んでいない様子。
看板が古くなっているだけだった。

「ヘンロ小屋第48号京塚庵」を過ぎた辺りから、トイレに行きたくなってしまった。

たくさん食べているから、いつ来るかと心配していた。

立江寺まで何とか持つよう、刺激しないように、静かに進む。


遍路宿「鮒の里」の前を通り掛かる。

ここに泊まらせてもらうことも考えていたが、現在は素泊まりのみのようだったので候補から外れてしまった。

お寺手前の、印象に残る赤い橋は拡幅工事中だった。
どんな形になるのだろうか。

門前の商店街風の道を進み、(18)恩山寺から約1時間で、(19)立江寺に到着した。  


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2024年06月15日

【4巡目-93】 18番恩山寺から、19番立江寺へ① [2023年2月19日-その2]

(18)恩山寺への見落としやすい遍路道へと入り、山門をくぐって土道を上る。

遍路石は、左「井土寺」となっている。
単なる字の間違いなのか、そう呼ばれていた時代があったのか。


境内の様子はもう思い出せなくなったが、入り口のお大師さんは、印象に残っている。

早朝の、静かな恩山寺にて参拝していると、賑やかな声が聞こえてきた。

今日は日曜日、という事もあってか、家族連れがやって来た。姫路ナンバーの車だった。

車道を下って、牛舎のある所を通り抜けさせてもらい、丘を越える歩きの道へと入る。

竹林のフカフカ道の弦巻坂を通り、早々に下界へと下りてくる。



この辺りは、田んぼのあぜ道や、民家の隙間を通り抜けたりと、ちょっと面白い区間である。


  


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2024年06月11日

【4巡目-92】 民宿ちば④ [2023年2月19日-その1]

朝食は何時からでも、と言ってもらえ、それ程急ぐわけではないので、スタンダードに6時半でお願いした。

夕食に続き、朝もご飯を4杯も食べてしまった。
お腹が緩いので、あんまり朝から食べ過ぎると大丈夫か、ちょっと心配になる。

旅行割の紙クーポンを電子クーポンに変換できた事を報告すると、今後のためにも教えて欲しい、との事で、一通り説明する。

後に続く方のお役に立てただろうか。

他にも、年なのでなかなかスマホを使いこなせない、と言った話題などで、楽しい朝食となった。

気さくなご主人に癒される宿でした。

午前7時半過ぎにようやく、「民宿ちば」を出発した。

少し歩いてふと振り返ると、宿の敷地内に、おじいさんの姿があった。
宿ではご主人しか見掛けなかったが、先代の宿主さんとかだろうか。

宿を出てすぐに右手に入るのが、遍路道。

ポールの所に、遍路シールが貼ってあった。

前回だったか、途中から藪漕ぎみたいになってしまったが、今回は草も刈ってあり、何の問題も無く、(18)恩山寺の山門に到達した。  


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2024年06月04日

【4巡目-91】 民宿ちば③ [2023年2月18日-その8]

部屋に戻ってからは、紙クーポンを電子クーポンにする作業に挑戦してみる。

スマホにアプリをダウンロードしてみると、自分でも簡単に登録出来た。

これをしたことで、近くでクーポンを使えるお店が、一覧表ではなく、地図上で分かるようになり、随分と便利になった。

明日の行程で使えるのは、やはり道の駅「ひなの里勝浦」だけだった。
明後日は、同じく道の駅「わじき」のみだった。
2000円のクーポンをドブに捨てる訳にはいかず、立ち寄らなければ。


部屋には遍路ノートがあり、20年位前の文章まで残っていただろうか、じっくりと読ませてもらった。

息子さんは元気にしているのだろうか。  


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2024年05月31日

【4巡目-90】 民宿ちば② [2023年2月18日-その7]

午後6時から夕食だった。

階段を上がり、道路に面した食堂へ。
遍路に関する色々なものが飾られており、さすが「遍路宿」だった。

自宅から予約の連絡をした時に、身分証明書とワクチン接種証明書を持って来てもらえれば、旅行支援の割引が受けられます、との事で持参していた。

食事中に手続きをしてくれ、紙クーポンを発行してくれた。

ただ、明日の行程で利用出来るのは、道の駅「ひなの里勝浦」だけで、ここには食事場所があるが、道の駅とは経営者が違うから恐らく使えないのでは、との話だった。

結果的にはやはりそうで、小さな土産物ブースのみ使用可だった。

有難いクーポンだが、歩き遍路にとっては使用場所が限られてしまう。

途中にあるローソンで使えると良かったのだが、使用不可。店舗によって使える、使えない店があるようである。
  


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2024年05月27日

【4巡目-89】 民宿ちば① [2023年2月18日-その6]

「民宿ちば」と言えば、遍路宿の老舗のイメージがあり、一度泊まってみたいと思っていた。

普通に約30kmペースで歩いていると、どうしてもこの辺りは選択肢に入らない場所となってしまう。

玄関を入ると、明るいご主人が迎えてくれた。

もう少し年配の宿主さんを予想していたが、まだ若そうである。

マスクをずっとされていたのではっきり分からないが、話し振りなどから、まだ還暦過ぎなのではないだろうか。

宿内はリフォームされており、トイレも含め、新築のように綺麗だった。


本日のコースタイム

地蔵橋駅15:11→17:06民宿ちば


歩行距離:8.3km[YAMAP計測]
 歩数  :12963歩
最高気温:14.4℃
最低気温:1.7℃[徳島市]


民宿ちば:一泊二食 7000円→徳島割で5600円  〈杉の間 6畳〉
      ※洗濯機2台 100円・乾燥機2台 60分100円。浴衣・湯茶あり。自販機なし。朝食は希望の時間か。
       宿泊客:歩き遍路1名  


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2024年05月20日

【4巡目-88】 地蔵橋駅から、18番恩山寺へ④ [2023年2月18日-その5]

一旦国道に出て、再び脇道へと入る。

ここからは、いつもの(18)恩山寺への遍路道となる。

特に面白みも無い、集落の中の道が続く。




今日中に恩山寺の納経を済ませる予定で、途中ちょっと急いでいたが、間に合わないと分かり、ゆっくりと進む。

明日は、星の岩屋や佛陀石の他にも、如意輪寺へ足を延ばそうか、という計画だったが、頓挫してしまった。



午後5時を回った頃、恩山寺入口にある、本日の宿「民宿ちば」までやって来た。

中から待ってくれていたのか、宿前を通り掛かると名前を呼ばれ、下から入って下さい、との事だった。

宿は坂の途中にあり、下にも玄関があった。  


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