2012年02月09日

【103】歩き遍路14日目〈その7〉[2011年8月16日]

道は静かな旧道から、交通量が多い、片側2車線の国道55号線に出た。一気に都会に出たような印象だ。
日が傾きかけている道を、この5日間を振り返りながらのんびりと歩いた。5日間だが、とても長く感じた。これで通し打ちの40日間を歩き続けたら、どんな気持ちになるのだろうか。

2km弱、国道を歩いて、再び旧道らしき道に入る。左手に高知黒潮ホテルが見える。今日は(28)大日寺を打ったら、夜行バスに乗る前に、ここまで戻ってきて、ホテル併設の「龍馬の湯」に入りたいのだが、歩いて戻ってくる元気はないかな。贅沢にタクシーを使おうか。

野市市街のマルナカというスーパーのベンチで、最後の休憩をした。
(28)大日寺まであと少しという地点で、前方にいきなり軽自動車が止まった。運転していた女性が降りてきて、商品にはならないが、取れたて、というぶどうをお接待してくれた。

一般の方からのお接待は、いつ以来だろうか。一周目の時、愛媛県で現金を頂いて以来となるだろう。
自分は、他の人に比べてあまりお接待を受けないので、とてもうれしくて、手を振ってお見送りした。夕方にトボトボと歩いていたから、かわいそうに思ったのだろうか。

車道を離れ、(28)大日寺への歩きの道に入った所で、頂いたぶどうの記念撮影をした。

夕方6時を少し過ぎた頃、今回最後の礼所、(28)大日寺に到着した。  


Posted by こいったん at 22:05Comments(0)お遍路 第二拝(高知)